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Can I Kick It? (J. Cole Remix) - A Tribe Called Quest 【和訳・解説】

Artist: A Tribe Called Quest

Album: People’s Instinctive Travels and the Paths of Rhythm: 25th Anniversary Edition

Song Title: Can I Kick It? (J. Cole Remix)

概要

2015年にリリースされた、A Tribe Called Questの歴史的デビューアルバム『People's Instinctive Travels and the Paths of Rhythm』の25周年記念エディションに収録されたリミックス・トラックだ。ノースカロライナ出身で現代ヒップホップの最高峰に君臨するJ. Coleがプロデュースを担当している。オリジナルのLou Reed「Walk on the Wild Side」を使用したアイコニックなビートから大胆に離れ、J. Cole自身の持ち味であるソウルフルで温かみのあるメロウなサウンドスケープへと完全に再構築している。原曲が持つ無邪気なエネルギーを、少しメランコリックでレイドバックした大人のヴァイブスへと変換させているのが特徴だ。新録のラップではなく当時のアカペラを使用しているが、偉大な先人たちのクラシックなリリックと次世代を担う天才プロデューサーのビートが見事に調和しており、ヒップホップにおける世代を超えた深いリスペクトと魂の継承を証明する珠玉のリミックスである。

和訳

[Hook: Q-Tip]

Can I kick it? (Yes, you can!)
俺がかましていいか?(ああ、かましてこい!)
※「kick it」は「リラックスして楽しむ」「ラップをかます」「遊ぶ」などを意味するストリートスラング。ヒップホップ史上最も有名なコール&レスポンスの一つであり、J. Coleのメロウなビートに乗ることで、オリジナルとはまた違ったチルな響きを持っている。

Can I kick it? (Yes, you can!)
俺がかましていいか?(ああ、かましてこい!)

Can I kick it? (Yes, you can!)
俺がかましていいか?(ああ、かましてこい!)

Can I kick it? (Yes, you can!)
俺がかましていいか?(ああ、かましてこい!)

Can I kick it? (Yes, you can!)
俺がかましていいか?(ああ、かましてこい!)

Can I kick it? (Yes, you can!)
俺がかましていいか?(ああ、かましてこい!)

Can I kick it? (Yes, you can!)
俺がかましていいか?(ああ、かましてこい!)

Well, I'm gone (Go on then!)
じゃあ、俺は行くぜ(じゃあ行けよ!)

[Verse 1: Q-Tip]

Can I kick it? To all the people who can Quest like A Tribe does
俺がかましていいか?トライブみたいに探求の旅ができるすべての奴らに向けて

Before this, did you really know what live was?
これ以前に、お前らは本当に「生きてる」ってのがどういうことか分かってたか?

Comprehend to the track, for it's why cuz
このトラックを理解しろ、それがすべての理由だからだ

Gettin measures on the tip of the vibers
ヴァイバーたちの先端でリズムを刻んでいく

Rock and roll to the beat of the funk fuzz
ファンクのファズが効いたビートに合わせてロックンロールしな

Wipe your feet really good on the rhythm rug
リズムの絨毯でしっかりと足を拭けよ
※彼らの音楽という家(土俵)に上がる前に、しっかりと準備をして敬意を払えというポエティックなメタファー。

If you feel the urge to freak, do the jitterbug
もし狂いたい衝動に駆られたら、ジルバでも踊りな

Come and spread your arms if you really need a hug
本当にハグが必要なら、両腕を広げてこっちへ来いよ

Afrocentric living is a big shrug
アフロセントリックな生き方なんて、肩をすくめるくらい当たり前のことさ
※当時流行していたアフリカ回帰主義に対し、気負うものではなく自分たちにとってはごく自然なライフスタイルであるというクールなスタンスを示している。

A life filled with fun that's what I love
楽しさに満ちた人生、それが俺の愛するもの

A lower plateau is what we're above
低い次元の台地なんて、俺たちはとうの昔に越えている

If you diss us, we won't even think of
俺たちをディスったところで、気にも留めないぜ

Will Nipper the doggy give a big shove?
ニッパー犬が力強く背中を押してくれるかな?
※「Nipper」はRCAビクターの蓄音機に耳を傾ける有名な犬のロゴ。当時所属していたJive RecordsはRCAと配給関係にあったため、レコード会社からのプロモーションの後押しを皮肉交じりに表現したインサイダー向けのライン。

This rhythm really fits like a snug glove
このリズムはぴったりなグローブみたいにフィットする

Like a box of positives it's a plus, love
ポジティブが詰まった箱みたいに、それはプラスなんだよ、愛さ

As the Tribe flies high like a dove
トライブが鳩のように高く飛び立つように

[Hook: Phife Dawg]

Can I kick it? (Yes, you can!)
俺がかましていいか?(ああ、かましてこい!)

Can I kick it? (Yes, you can!)
俺がかましていいか?(ああ、かましてこい!)

Can I kick it? (Yes, you can!)
俺がかましていいか?(ああ、かましてこい!)

Can I kick it? (Yes, you can!)
俺がかましていいか?(ああ、かましてこい!)

Can I kick it? (Yes, you can!)
俺がかましていいか?(ああ、かましてこい!)

Can I kick it? (Yes, you can!)
俺がかましていいか?(ああ、かましてこい!)

Can I kick it? (Yes, you can!)
俺がかましていいか?(ああ、かましてこい!)

Well, I'm gone (Go on then!)
じゃあ、俺は行くぜ(じゃあ行けよ!)

[Verse 2: Phife Dawg]

Can I kick it? To my Tribe that flows in layers
俺がかましていいか?何層にも重なってフロウする俺のトライブに向けて

Right now, Phife is a poem sayer
今この瞬間、ファイフは詩の朗読者だ

At times, I'm a studio conveyor
時には、スタジオの機材を運ぶ運搬人にもなる

Mr. Dinkins, would you please be my mayor?
ディンキンズ氏、どうか俺の市長になってくれないか?
※David Dinkinsは1989年の選挙でニューヨーク市史上初のアフリカ系アメリカ人市長に当選した人物。オリジナルの録音時は選挙期間中であり、黒人コミュニティの政治的希望を織り込んだコンシャスな一節。

You'll be doing us a really big favor
あんたがなってくれれば、俺たちにとって本当にデカい恩恵になるんだ

Boy this track really has a lot of flavor
なあ、このトラックは本当に極上のフレイバーに溢れてるぜ

When it comes to rhythms, Quest is your savior
リズムに関して言えば、クエストがお前らの救世主さ

Follow us for the funky behavior
このファンキーな振る舞いについてきな

Make a note on the rhythm we gave ya
俺たちが与えたリズムをしっかりメモしておけよ

Feel free, drop your pants, check your ha-ir
遠慮すんな、パンツを下ろして、髪型をチェックしな
※「Hair」を「ha-ir(ヘイヤー)」と発音し、前後の「mayor」「favor」「flavor」などと韻を踏ませるPhifeのユーモラスな言葉遊び。「パンツを下ろす」は家でくつろぐように音楽を楽しめという意味。

Do you like the garments that we wear?
俺たちが着てる服はお気に召したか?

I instruct you to be the obeyer
俺に従うように指示するぜ

A rhythm recipe that you'll savor
お前がじっくりと味わうことになるリズムのレシピさ

Doesn't matter if you're minor or major
マイナーだろうがメジャーだろうが関係ない

Yes, the Tribe of the game we're a player
そうさ、このゲームのトライブ、俺たちがプレイヤーだ

As you inhale like a breath of fresh air
新鮮な空気みたいにお前が吸い込むようにな