UGMKM

Unraveling Genius: Music, Knowledge, Madness

Jersey - Future 【和訳・解説】

Artist: Future

Album: What a Time To Be Alive

Song Title: Jersey

概要

「Jersey」は、DrakeとFutureによる2015年の歴史的ジョイント・ミックステープ『What a Time To Be Alive』に収録された、Futureの単独トラックである。本プロジェクトにおいて、Drakeが内省的な単独曲「30 for 30 Freestyle」でアルバムを締めくくったのに対し、Futureはこの「Jersey」で、彼自身の根幹であるアトランタのストリートとドラッグカルチャーを極限まで濃縮して提示している。サウス・サイドとメトロ・ブーミンが手掛けた重厚なトラップ・ビートに乗せ、金と「ダーティ(リーン)」への病的な愛、そして自分のクルー(Freebandz)への絶対的な忠誠心を、スポーツチームの「ジャージ」を着るような連帯感に例えて歌い上げる。圧倒的な成功を収めて何でも許される身分(Poppin')になった反面、ドレスコードのある高級な世界には馴染めず、カップにシロップを注ぎ続ける悲哀と狂気。Drakeの「Sad Boy」的ペルソナとは対極にある、トラップ・スターの退廃的でリアルなライフスタイルが刻まれた一曲である。

和訳

[Chorus]

First I got married to money
俺は最初に金と結婚して

Then I fell in love with that dirty
それからあのダーティに恋をしたんだ
※「Dirty」は咳止めシロップを炭酸で割ったドラッグ「ダーティ・スプライト(リーン)」。金銭的成功の後にドラッグ中毒に陥った現実を、皮肉にもロマンチックな愛(結婚と恋)に例えている。

First I got married to money
最初に金と結婚して

Then I fell in love with that dirty
それからあのダーティに恋をしたんだ

Extendo, extendo, extendo
エクステンド、エクステンド、エクステンド
※「Extendo」は装弾数を拡張した銃のマガジン(弾倉)を指すストリート・スラング。

The clip gotta hold like a thirty
クリップ(弾倉)には30発は入ってなきゃならない

I got my clique and they represent this
俺には仲間がいて、奴らは俺たちの看板(セット)を背負ってる

Like a nigga wearin' jerseys
まるでジャージを着たスポーツ選手みたいにな
※タイトルの回収。クルーの強い結束力と連帯感を、同じチームのユニフォーム(ジャージ)を着ることに例えている。

Like a nigga wearin' jerseys
まるでジャージを着たスポーツ選手みたいにな

I get love way in Jersey
俺ははるか遠くのニュージャージーでも愛されてるぜ
※着る「ジャージ」と、地名の「ニュージャージー州」を掛けた巧みなワードプレイ。

Crime rate's goin' crazy, crazy
犯罪発生率がとんでもないことになってる

'Cause my young niggas so thirsty
俺の若い仲間たちが、死ぬほど飢えてるからな

Couple commas, made a purchase
カンマをいくつか使って、買い物をした
※「Couple commas」は金額の桁区切りのカンマ。つまり数百万ドル(ミリオン)単位の散財を意味する。

Caught the wave, I ain't surfin'
波に乗ったが、サーフィンをしてるわけじゃないぜ
※ヒップホップのトレンド(波)の頂点に立っているが、他人の流行に便乗(サーフィン)しているわけではなく、自分が波を作っているというプライド。

Caught the wave, I ain't surfin'
波に乗ったが、サーフィンをしてるわけじゃない

You do what you want when you poppin', yeah
人気絶頂の時は、何をしても許されるんだ

You do what you want when you poppin'
人気絶頂の時は、好きにすればいい

You do what you want once you cop it
一度手に入れたら、好きにすればいい

You do what you want when you got it, yeah
持っているなら、好きにすればいいのさ

You do what you want when you poppin'
人気絶頂の時は、何をしても許される

You do what you want when you got it, huh
持っているなら、好きにすればいいのさ

[Refrain]

I be on syrup, they know it, huh
俺がシロップ(リーン)をキメてるのは、誰もが知ってる

Stack up some money, then blow it, huh
金を積み上げて、そして一気に吹き飛ばす(散財する)んだ

I do what I want and I spazz
俺はやりたいようにやって、狂ったように暴れまわる

Take the Styrofoam, pour the syrup up
発泡スチロールのカップを手に取り、シロップを注ぎ込む
※リーンを飲む際の定番である、重ねた発泡スチロールのカップ。

It's a dress code, but that ain't for us
ドレスコードはあるが、俺たちには関係ないね
※高級クラブやレストランのルールに従わず、ストリートの服装や態度のまま上流階級に乗り込むというMob Boss的アティチュード。

[Verse 1]

Do what you want when you poppin', don't fold up
人気絶頂なら好きにしろ、絶対に屈するな

When I'm feelin' the stress, then I pour up
ストレスを感じたら、酒を注ぐんだ

Reppin' the set like a soldier
兵士のように自分のセット(フッド)を背負って立つ

Hop out a Benz when I roll up
現場に乗り込む時はベンツから飛び出すぜ

I wasn't splurging on purpose
わざと無駄遣いしていたわけじゃないんだ

You lame niggas makin' me nervous
お前らみたいなダサい奴らを見てるとイライラするんだよ

I keep me a banger like Birdie
バーディーみたいに、俺は常に銃(バンガー)を持ち歩いてる
※1994年の映画『Above the Rim(ビート・オブ・ダンク)』で、2Pacが演じた冷酷なギャングのボス「Birdie」のリファレンス。自らの危険性を映画のヴィランに重ねている。

Sip out my cup and it's dirty
俺のカップからすする、そいつはダーティ(リーン)だ

[Chorus]

First I got married to money
俺は最初に金と結婚して

Then I fell in love with that dirty
それからあのダーティに恋をしたんだ

First I got married to money
最初に金と結婚して

Then I fell in love with that dirty
それからあのダーティに恋をしたんだ

Extendo, extendo, extendo
エクステンド、エクステンド、エクステンド

The clip gotta hold like a thirty
クリップには30発は入ってなきゃならない

I got my clique and they represent this
俺には仲間がいて、奴らは俺たちの看板を背負ってる

Like a nigga wearin' jerseys
まるでジャージを着たスポーツ選手みたいにな

Like a nigga wearin' jerseys
まるでジャージを着たスポーツ選手みたいにな

I get love way in Jersey
俺ははるか遠くのニュージャージーでも愛されてるぜ

Crime rate's goin' crazy, crazy
犯罪発生率がとんでもないことになってる

'Cause my young niggas so thirsty
俺の若い仲間たちが、死ぬほど飢えてるからな

Couple commas, made a purchase
カンマをいくつか使って、買い物をした

Caught the wave, I ain't surfin'
波に乗ったが、サーフィンをしてるわけじゃないぜ

Caught the wave, I ain't surfin'
波に乗ったが、サーフィンをしてるわけじゃない

You do what you want when you poppin', yeah
人気絶頂の時は、何をしても許されるんだ

You do what you want when you poppin'
人気絶頂の時は、好きにすればいい

You do what you want once you cop it
一度手に入れたら、好きにすればいい

You do what you want when you got it, yeah
持っているなら、好きにすればいいのさ

You do what you want when you poppin'
人気絶頂の時は、何をしても許される

You do what you want when you got it, huh
持っているなら、好きにすればいいのさ

[Verse 2]

Like the smell of that money when it burn
金が燃える時のあの匂いが好きなんだ
※ストリップクラブなどで大金を使い果たす(燃やす)快感。

Bitch, you know a nigga poppin', wait your turn
ビッチ、俺が絶好調なのは知ってるだろ、自分の番をおとなしく待ってな

I make so much money, it's got me delirious
金を稼ぎすぎて、頭がおかしくなりそうだ

When your gang-gang in the chain gang, shit serious
お前の仲間がチェイン・ギャング(囚人部隊)に入れられちまったら、事態は深刻だぜ
※「Chain gang」は鎖で繋がれた囚人たちの労働部隊。フッドの仲間が投獄されるストリートの過酷な現実。

I gotta maintain, I'm superior, nigga
俺はこの地位を維持しなきゃならない、俺は優れているんだからな

I rep the same gang on account of my niggas
俺のダチたちのために、俺はずっと同じギャングをレペゼンしてる

We fill up two planes on account of these riches
この莫大な富のおかげで、俺たちは飛行機を2機も貸し切れるんだ

I fuck up some loose change on account of these bitches
このビッチどものために、小銭を少しばかり無駄遣いしてやるか

[Refrain]

I be on syrup, they know it, huh
俺がシロップをキメてるのは、誰もが知ってる

Stack up some money, then blow it, huh
金を積み上げて、そして一気に吹き飛ばすんだ

I do what I want and I spazz
俺はやりたいようにやって、狂ったように暴れまわる

Take the Styrofoam, pour the syrup up
発泡スチロールのカップを手に取り、シロップを注ぎ込む

It's a dress code, but that ain't for us
ドレスコードはあるが、俺たちには関係ないね

[Chorus]

First I got married to money
俺は最初に金と結婚して

Then I fell in love with that dirty
それからあのダーティに恋をしたんだ

First I got married to money
最初に金と結婚して

Then I fell in love with that dirty
それからあのダーティに恋をしたんだ

Extendo, extendo, extendo
エクステンド、エクステンド、エクステンド

The clip gotta hold like a thirty
クリップには30発は入ってなきゃならない

I got my clique and they represent this
俺には仲間がいて、奴らは俺たちの看板を背負ってる

Like a nigga wearin' jerseys
まるでジャージを着たスポーツ選手みたいにな

Like a nigga wearin' jerseys
まるでジャージを着たスポーツ選手みたいにな

I get love way in Jersey
俺ははるか遠くのニュージャージーでも愛されてるぜ

Crime rate's goin' crazy, crazy
犯罪発生率がとんでもないことになってる

'Cause my young niggas so thirsty
俺の若い仲間たちが、死ぬほど飢えてるからな

Couple commas, made a purchase
カンマをいくつか使って、買い物をした

Caught the wave, I ain't surfin'
波に乗ったが、サーフィンをしてるわけじゃないぜ

Caught the wave, I ain't surfin'
波に乗ったが、サーフィンをしてるわけじゃない

You do what you want when you poppin'
人気絶頂の時は、何をしても許されるんだ