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Off Deez - JID & J. Cole 【和訳・解説】

Artist: JID & J. Cole

Album: DiCaprio 2

Song Title: Off Deez

概要

JIDの2ndアルバム『DiCaprio 2』(2018年)に収録された本作は、ヒップホップシーンにおける新旧の天才肌リリシストによる超絶スキル・リレーである。タイトル「Off Deez」はストリートスラング「Get off deez nuts(俺のディックから離れろ=媚びを売るな、邪魔をするな)」に由来し、群がるヘイターやフェイクな同業者を一蹴するバンガーとなっている。プロデュースはシカゴ出身のヒットメーカーChaseTheMoneyが手掛け、彼の代名詞である不穏なベースラインと高速でチキチキと鳴るハイハットのトラップビートが、2人の変幻自在なファスト・ラップを見事に引き立てている。特にJ. Coleのヴァースは、The Lox(Styles P, Sheek Louch, Jadakiss)の名前を織り交ぜた秀逸なワードプレイや、アーノルド・シュワルツェネッガーの映画群を引用した比喩など、ラップゲームの頂点に君臨するボスとしての圧倒的な格の違いを見せつけており、同時にJIDを「自分に最も近い存在」としてシャウトアウトするDreamvilleレーベルの師弟愛も垣間見える重要曲だ。

和訳

[Intro: JID, Lil Jon & Valee]

(Gangsta, gangsta, gangsta)
(ギャングスタ、ギャングスタ、ギャングスタ)

J.I.D, woah, shit, woah, shit, woah, shit
J.I.Dだ、ウォウ、クソッ、ウォウ、クソッ、ウォウ、クソッ

(ChaseTheMoney, ChaseTheMoney)
(チェイス・ザ・マネー、チェイス・ザ・マネー)
※シカゴ出身のプロデューサー、ChaseTheMoneyのシグネチャータグ。声の主はラッパーのValeeである。

Please, please
頼むぜ、おい

[Chorus: JID]

Get off my dick, get off my dick
俺のディックから離れろ(俺に媚びてくんな)、俺にまとわりつくな
※「Get off my dick(直訳:俺の陰茎から降りろ)」は、「俺に構うな」「俺の真似をするな」「的外れな批判をするな」など、ウザい相手をあしらう際によく使われるヒップホップ特有のフレーズ。

Forty my hip, loadin' my clip
腰には40口径、マガジンに弾を装填する

Cannabis, cannabis, rollin' my spliff
カナビス(大麻)、カナビス、スプリフ(ジョイント)を巻くぜ

Hannibal, Hannibal, look what I did
ハンニバル、ハンニバル、俺のやったことを見ろよ
※歴史上最強の戦術家と称されるカルタゴの将軍「ハンニバル・バルカ」と、映画『羊たちの沈黙』の猟奇殺人鬼「ハンニバル・レクター」のダブルミーニング。知略でラップゲームを制圧し、同時に他のラッパーを食い殺す(圧倒する)というメタファー。

Edible, edible, got the munchies
エディブル(大麻入り菓子)、エディブル、マンチー(空腹感)が襲ってくる

But I got the bungees, I'ma jump off this shit
だが俺にはバンジーの紐がある、このクソみたいな状況から飛び降りてやる
※現状に安住せず、常にリスクを取って新しいビートやフロウに「飛び込む(Jump off)」という意思表示。

But I bet he get whipped with the pistol grip
けどな、アイツは絶対にピストルのグリップでボコボコにされるぜ
※「Pistol whip(銃の持ち手部分で相手を殴打すること)」というストリートの暴力的な制裁描写。

Nigga talkin' that shit, now I'm talkin' my shit
あいつらがクソみたいな陰口を叩いてるから、今度は俺が俺のヤバい話を(ラップで)カマす番だ

Get off my dick, get off my dick
俺に媚びてくんな、まとわりつくな

Forty my hip, loadin' my clip
腰には40口径、マガジンに弾を装填する

Cannabis, cannabis, rollin' my spliff
カナビス、カナビス、スプリフを巻くぜ

Hannibal, Hannibal, look what I did
ハンニバル、ハンニバル、俺のやったことを見ろよ

Edible, edible, got the munchies
エディブル、エディブル、マンチーが襲ってくる

But I got the bungees, I'ma jump off this shit
だが俺にはバンジーの紐がある、このクソみたいな状況から飛び降りてやる

But I bet he get whipped with the pistol grip
けどな、アイツは絶対にピストルのグリップでボコボコにされるぜ

Nigga talkin' that shit, now I'm talkin' my shit (Woah)
あいつらがクソみたいな陰口を叩いてるから、今度は俺が俺のヤバい話をカマす番だ(ウォウ)

[Verse 1: JID]

Okay, East Atlanta playboy
よし、イースト・アトランタのプレイボーイのお出ましだ

Don't got much to say, boy
お前らにガタガタ言うことは特にねえよ、ボウヤ

Cradle to the grave, and it's been like that since a slave, boy
ゆりかごから墓場まで、俺たち黒人が奴隷だった時代からずっとそうやって生きてきたんだ
※黒人コミュニティが歴史的に背負わされてきた過酷な運命(生まれてから死ぬまで苦難が続くこと)をサラリと言及し、ストリートのハードな現実とリンクさせている。

It ain't shit to pull up, pick the fucking tool up
車で乗り込んで、クソみたいな銃(ツール)を拾い上げるのなんて造作もない

Screaming hallelujah, pushing daisies and some tulips (Hi guys, hi, hi, hi)
ハレルヤと叫びながら、デイジーやチューリップの花を押し上げるハメになるぜ(やあみんな、やあ、やあ、やあ)
※「Pushing daisies(デイジーを押し上げる)」は、土に埋められて死んでいる状態を指す英語の有名なイディオム。相手を墓場へ送るという冷酷な表現の後に、不気味で無邪気な挨拶を挿入している。

Itty bitty bitch, niggas in the city with it
ちっぽけなビッチ野郎ども、俺の街のダチはみんな武装してる

Pull up with a stick, thirty with the dick
銃(スティック)を持って乗り込む、ディック付きの30発マガジンだ
※「Stick」はアサルトライフルなどの銃。「Dick」は、弾倉が長く突き出た形状の拡張マガジン(Extended clip)を男性器に例えたヒップホップ・スラング。

Seen you in a minute, nigga, put you in cement
お前の姿を一瞬でも見かけたら、セメントの中に沈めてやる
※イタリアン・マフィアの伝統的な処刑方法「コンクリート詰めにされて川に沈められる」ことを引き合いに出した脅し。

Anybody get a nigga, anybody get
誰でもかかってこい、誰でも血祭りに上げてやる

Shot to the top, nigga poppin' this shit
頂点まで一気に駆け上がる、俺がこのクソヤバい曲を鳴らすんだ

Got the drop in your crib, in the spot where you live
お前の家(クリブ)、お前が住んでる場所の情報(ドロップ)は掴んでるぜ
※「Get the drop on 〜(〜の居場所を突き止める、優位に立つ)」というストリートの表現。

If you talking that shit, nigga, stop it
もし舐めた口を叩いてるなら、今のうちにやめとけ

I'm a god, I'm a king, I'm a giant
俺は神だ、王だ、巨人(ジャイアント)だ

Nigga not trying, .40 my side
誰も俺に挑もうとはしねえ、腰には40口径があるからな

Eastside guy, but I been worldwide
アトランタ東部の男だが、俺は世界中を飛び回ってる

D.I.Y, T.I.Y, I'ma try, I'ma die for what I believe in
D.I.Y(自分でやれ)、T.I.Y(自分で試せ)、俺は挑戦し、自分の信じるもののために死ぬぜ

We like to feast and I try to eat, cannibal meat
俺らはご馳走を食うのが好きだ、俺は同業者(カニバル・ミート)を食らおうとしてる

I am not an animal, a beast
俺は単なる動物(アニマル)じゃねえ、野獣(ビースト)だ

Riding with the hammer on the seat (Oh)
助手席にハンマー(銃)を置いてドライブする(オー)

Shotgun, shotgun, hand on my heat
ショットガン、ショットガン、銃(ヒート)に手をかける

Badmon, badmon, land of my freedom
バッドマン、バッドマン、ここは俺の自由の国だ
※「Badmon」はジャマイカのパトワ語で「恐れ知らずのタフな男、ギャング」を意味する。

Nigga get life, let the white folks be
黒人は終身刑(ライフ)を食らうからな、白人どもは放っておけ
※米国の司法制度における人種的偏見(黒人の方が重い刑罰を受けやすい現実)への痛烈な皮肉。白人と揉めても自分たちが損をするだけだというストリートの冷徹な知恵。

Online beef, not my motif
ネット上のビーフ(言い争い)なんて、俺のスタイル(モチーフ)じゃねえ

.45 me, ta-ta, go sleep
45口径が俺のスタイルだ。バイバイ(タ・タ)、永遠に眠りな

Don't mind little old me, lil' OG
ちっぽけな昔の俺のことは気にするな、小さなOG(オリジナル・ギャングスタ)さ

J.I.D, I came in on the boat, see
J.I.Dだ、俺はボートに乗ってここまで来たんだよ、分かるか
※「ボートに乗ってきた」は、祖先が奴隷船でアメリカに連れてこられた歴史的背景と、ドラッグの密輸ルート(ボート)の隠喩、さらに「ゼロからの過酷な成り上がり」を示すトリプル・ミーニング。

May I be the cold nigga with the most heat
俺が一番熱い(最高のスキル/銃を持つ)のに、一番冷酷な男であってもいいだろ

Niggas know bro, you don't know me
皆は俺の兄弟たちを知ってるが、お前は本当の俺を知らねえよ

[Chorus: JID & J. Cole]

Get off my dick, get off my dick
俺のディックから離れろ、俺にまとわりつくな

Forty my hip, loadin' my clip
腰には40口径、マガジンに弾を装填する

Cannabis, cannabis, rollin' my spliff
カナビス、カナビス、スプリフを巻くぜ

Hannibal, Hannibal, look what I did
ハンニバル、ハンニバル、俺のやったことを見ろよ

Edible, edible, got the munchies
エディブル、エディブル、マンチーが襲ってくる

But I got the bungees, I'ma jump off this shit
だが俺にはバンジーの紐がある、このクソみたいな状況から飛び降りてやる

But I bet he get whipped with the pistol grip
けどな、アイツは絶対にピストルのグリップでボコボコにされるぜ

Nigga talkin' that shit, now I'm talkin' my shit
あいつらがクソみたいな陰口を叩いてるから、今度は俺が俺のヤバい話をカマす番だ

Get off my dick, get off my dick
俺のディックから離れろ、俺にまとわりつくな

Forty my hip, loadin' my clip
腰には40口径、マガジンに弾を装填する

Cannabis, cannabis, rollin' my spliff
カナビス、カナビス、スプリフを巻くぜ

Hannibal, Hannibal, look what I did
ハンニバル、ハンニバル、俺のやったことを見ろよ

Edible, edible, got the munchies
エディブル、エディブル、マンチーが襲ってくる

But I got the bungees, I'ma jump off this shit (Hey)
だが俺にはバンジーの紐がある、このクソみたいな状況から飛び降りてやる(ヘイ)

But I bet he get whipped with the pistol grip (Okay, okay)
けどな、アイツは絶対にピストルのグリップでボコボコにされるぜ(オーケー、オーケー)

Nigga talkin' that shit, now I'm talkin' my shit (Okay, okay, okay)
あいつらがクソみたいな陰口を叩いてるから、今度は俺が俺のヤバい話をカマす番だ(オーケー、オーケー、よし行くぜ)

[Verse 2: J. Cole]

Legend out the 2-6 (Woah)
「2-6」から現れた生ける伝説のお出ましだ(ウォウ)
※J. Coleの地元であるノースカロライナ州ファイエットビルの別称。エリアコード「910」から派生し、彼らのコミュニティでは「2-6(Two-Six)」と呼ばれる。

Y'all know who the truth is (Woah)
誰が「本物(真実)」か、お前ら分かってんだろ(ウォウ)

Crazy like a movie by that nigga Stanley Kubrick (Woah)
あのスタンリー・キューブリックの映画みたいにイカれてるぜ(ウォウ)
※『シャイニング』や『時計じかけのオレンジ』など、狂気的で完璧主義な作風で知られる伝説的映画監督スタンリー・キューブリック。Cole自身のラップに対する異常なまでの完璧主義を重ね合わせている。

Perfect time to pop up (Woah)
姿を現す(ポップアップする)には完璧なタイミングだな(ウォウ)

Wet you like the hot tub (Woah)
お前をジャグジーみたいに濡らしてやるよ(ウォウ)
※「Wet(濡らす)」はストリートスラングで「銃撃して血まみれにする」という意味。ジャグジー(温水)のように生温かい血で染めるという残酷な比喩。

Clean up Aisle seven, damn, somebody gettin' mopped up (Woah)
「7番通路を清掃しろ」、くそっ、誰かがモップで拭き取られてるぜ(ウォウ)
※スーパーマーケットの店内放送のパロディ。「Mop up」は掃除することだが、ここでは「機関銃(モップ)で一掃される」「血だまりを掃除される=殺される」というスラング。7番通路は銃弾(7mmなど)や、天国(7th Heaven)に由来すると推測される。

Pull up on the block, eeny, meeny, miny, moe
ブロックに乗り込んで、「どれにしようかな(イーニー・ミーニー・マイニー・モー)」って選ぶんだ

You and every nigga that you know is getting popped
お前と、お前が知ってるダチ全員が撃ち抜かれるのさ
※「Eeny, meeny, miny, moe」は子供の数え歌。誰を撃つか無作為に選ぶほど、敵を人間として扱っていない冷酷さを表現している。

Fuckin' with a nigga, ass sitting in the box
俺を怒らせたら、棺桶(ボックス)の中に収まるハメになるぜ

Tryna sneak diss, then I'm pickin' up the Glock
コソコソとディス(スニーク・ディス)しようとするなら、俺はグロック(銃)を手に取る

I squeeze this, they be pickin' up the top
俺がこいつの引き金を絞れば、奴らは飛び散ったお前の脳天(トップ)を拾い集めることになる

Styles, Sheek, Kiss, yeah, I'm pickin' all the locks
スタイルズ、シーク、キス、そうさ、俺はすべての錠前(ロックス)をこじ開ける
※このヴァース最大の超絶技巧ワードプレイ。NYの伝説的ラップグループ「The LOX」のメンバーであるStyles P、Sheek Louch、Jadakissの名前を羅列し、「picking all the locks(すべての鍵を開ける=あらゆる障壁を突破する)」というフレーズの「locks」とグループ名「LOX」を完璧に掛けている。ラップオタクを唸らせるJ. Coleの真骨頂。

Pickin' on a nigga way bigger, then I got
俺よりずっとデカい奴に喧嘩を売ってみな、そしたら俺は手に入れる

Bigger than the nigga that was Kindergarten Cop
『キンダガートン・コップ』に出てたアイツよりもデカいものをな
※1990年の映画『キンダガートン・コップ(幼稚園児の警官)』に主演した、ボディビルダー出身の屈強な俳優アーノルド・シュワルツェネッガーのこと。彼よりも大きな存在(あるいは大きな銃)を取り出すという宣言。

Terminator shit, I'm a robot
『ターミネーター』ばりのヤバさだ、俺は冷酷なロボットさ
※前のラインのシュワルツェネッガーから連想し、彼の代表作『ターミネーター』へ繋げる見事なライム展開。

With the chrome .45 that most don't got
誰も持ってないような、クロムメッキの45口径を構えてな

One false move, get your moto shot
一歩でも間違った動きをすれば、お前の原付(モト)ごと撃ち抜くぜ

Turn a nigga whip to a photo op
お前の車(ウィップ)を、ニュースの撮影現場(フォト・オプ)に変えてやるよ
※銃撃戦で穴だらけになった車が、凄惨な事件現場として報道陣の絶好の被写体(Photo opportunity)になるという恐ろしい描写。

Click, click, click, and the flows don't stop
カチッ、カチッ、カチッ(銃の撃鉄の音)、俺のフロウは止まらねえ

'Til I got more cream than Cold Stone got
『コールド・ストーン』が持ってるよりも多くのクリーム(金)を手に入れるまでな
※大人気アイスクリームチェーン「Cold Stone Creamery」と、ヒップホップスラングの「Cream(金)」を掛けたワードプレイ。

Like a boatload, nigga I'ma float on top
船の積み荷(ボートロード=大量の金)みたいに、俺は一番上で浮かび続けるぜ

'Til the grass don't grow and the wind don't blow
草が育たなくなり、風が吹かなくなるまで

And the po-po don't kill niggas no more
そして、サツ(警察)がこれ以上黒人を殺さなくなる日までな
※突然、現実の社会問題(警察による黒人への過剰暴力問題)を鋭く差し込む。Coleの社会的意識の高さが光るライン。

I bought a forty round extendo
俺は40発入りの拡張マガジンを買った

If a nigga wanna duck, then I'm playing Duck Hunt
もし奴らがしゃがんで避ける(ダック)なら、俺は『ダックハント』をプレイしてやるよ

In real life, not on Nintendo
現実世界でな、任天堂のゲーム機の上じゃねえぞ
※任天堂のファミコン用シューティングゲーム『ダックハント』を引用し、「Duck(アヒル/しゃがむ)」という言葉を掛けている。

Looking out the window like Malcolm X with the rifle
ライフルを持ったマルコムXみたいに、窓の外を見張ってるんだ
※黒人解放指導者マルコムXの最も有名な写真の1つである、自宅が爆破された後にM1カービン銃を持って窓の外を警戒する姿をサンプリング。常にヘイターや敵から身を守るために警戒している状況の比喩。

Climb the steps up the Eiffel
エッフェル塔の階段を登り詰める

Barely broke a bead of sweat, woah
それでも汗一滴すらかいてねえよ、ウォウ
※ラップゲームの頂点に立つことは、彼にとって全く苦労を伴わない余裕の作業であることのアピール。

Many hope to be the best, oh
多くの奴らがトップになりたがる、あぁ

Cannot fuck with me just yet, though
だが、まだ俺の足元にも及ばねえよ

JID the closest thing to me
JIDこそが、俺に一番近い存在だ
※Geniusでも大いに沸いたライン。数多くのフォロワーや若手ラッパーがいる中で、Cole自身がJIDの圧倒的なリリシズムとポテンシャルを「自分の正統後継者」として公に認めた歴史的瞬間である。

C'est la vie, my vocal range putting
セラヴィ(それが人生さ)。俺のボーカルレンジ(声域/射程距離)は

Blood stains on Notre Dame hoodies
ノートルダム大学のパーカーに、血痕をこびりつかせる
※ノートルダム大学のスポーツチームの愛称が「Fighting Irish(戦うアイルランド人)」であり、パーカーの色がネイビーやグリーンであることから、血の赤(血痕)が際立つという鮮烈な色彩的メタファー。

Hello fiends, I brought novocaine plus dopamine
やあ、中毒者ども。麻酔薬(ノボカイン)とドーパミンを持ってきたぜ

You can load your veins with the product I slang
俺が売りさばくブツ(音楽)を、お前らの静脈にブチ込みな
※自分のラップが、痛みを麻痺させ(麻酔)、快楽をもたらす(ドーパミン)最高級のドラッグであるというストリート・メタファー。

Niggas gon' honor my name, boy, I'm a god in this game
奴らは俺の名前を讃えることになる。ボウヤ、俺はこのゲームの神なんだ

Y'all niggas homonyms, sounding the same
お前らラッパーは全員「同音異義語(ホモニム)」だ、揃いも揃って同じサウンドしか出せねえ
※昨今のトラップシーンにおける、同じフロウと同工異曲のビートばかりを使う量産型ラッパーたちを「同音異義語」という知的な単語で一刀両断している。

Not in my lane so I can't complain
俺の走る車線(レベル)にはいねえから、文句は言えねえがな

Me and Ben Frank got a damn good thing goin' on
俺とベン・フランクの仲は、最高に上手くいってるぜ
※「Ben Frank(ベンジャミン・フランクリン)」は100ドル札の肖像。つまり、金とは相思相愛(圧倒的に稼いでいる)という意味。

Way more than a random fling
その辺の行きずりの恋(一時の金儲け)なんかより、ずっと深い関係さ

Cole and JID with a tandem, niggas can't stand 'em
コールとJIDのタンデム(タッグ)だ、奴らには到底太刀打ちできねえ

Got a new anthem, look at my whip
新たなアンセムの誕生だ、俺の車(ウィップ)を見てみな

Slit on my wrist, suicide, suicide doors on my Phantom
手首を切る(スリット)、自殺(スーサイド)、俺のファントムのスーサイド・ドアだ
※ロールス・ロイス・ファントムの観音開きドア(Suicide doors)と、手首を切る「自殺行為(Suicide)」を掛けた秀逸なパンチラインでヴァースを締めくくる。

[Chorus: JID & J. Cole]

Get off my dick, get off my dick
俺のディックから離れろ、俺にまとわりつくな

Forty my hip, loadin' my clip
腰には40口径、マガジンに弾を装填する

Cannabis, cannabis, rollin' my spliff
カナビス、カナビス、スプリフを巻くぜ

Hannibal, Hannibal, look what I did
ハンニバル、ハンニバル、俺のやったことを見ろよ

Edible, edible, got the munchies
エディブル、エディブル、マンチーが襲ってくる

But I got the bungees, I'ma jump off this shit
だが俺にはバンジーの紐がある、このクソみたいな状況から飛び降りてやる

But I bet he get whipped with the pistol grip
けどな、アイツは絶対にピストルのグリップでボコボコにされるぜ

Nigga talkin' that shit, now I'm talkin' my shit
あいつらがクソみたいな陰口を叩いてるから、今度は俺が俺のヤバい話をカマす番だ

[Outro: JID, DJ Drama & Valee]

Get off my dick (Yeah), get off my dick (Woah)
俺から離れろ(イェー)、まとわりつくな(ウォウ)

Get off my dick (Yeah), get off my dick (Woah)
俺から離れろ(イェー)、まとわりつくな(ウォウ)

Get off my dick (Yeah), get off my dick (Yeah)
俺から離れろ(イェー)、まとわりつくな(イェー)

Get off my dick (Yeah), get off my dick (Yeah)
俺から離れろ(イェー)、まとわりつくな(イェー)

Get off my dick (Woah), get off my dick (Uh)
俺から離れろ(ウォウ)、まとわりつくな(アー)

Get off my dick (Yeah), get off my dick (Get off my)
俺から離れろ(イェー)、まとわりつくな(離れろ)

Get off my dick (Yeah), get off my dick (Woah)
俺から離れろ(イェー)、まとわりつくな(ウォウ)

Get off my dick (Yeah), get off my dick (Woah)
俺から離れろ(イェー)、まとわりつくな(ウォウ)

Okay (Sucka)
オーケー(サッカ野郎ども)

Something special
何か特別なものをくれてやる

J.I.D
J.I.Dだ

Cole
コールだ

Drama
ドラマだ
※伝説的ミックステープ・ホスト、DJ Dramaによるシャウトアウト。

Dreamville (ChaseTheMoney, ChaseTheMoney)
ドリームヴィルだ(チェイス・ザ・マネー、チェイス・ザ・マネー)