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Unraveling Genius: Music, Knowledge, Madness

Hate Me Now - Nas (feat. Diddy) 【和訳・解説】

Artist: Nas (feat. Diddy)

Album: I Am...

Song Title: Hate Me Now

概要

本作は、1999年にリリースされたNasの3rdアルバム『I Am...』のセカンドシングルであり、ヒップホップ史に残る「成功への嫉妬に対する強烈なアンサーソング」である。1stアルバム『Illmatic』のストリートの代弁者から、2ndアルバム『It Was Written』以降マフィオソ・ラップの体現者「Nas Escobar」へと変貌を遂げたNasは、商業的成功と引き換えにアンダーグラウンドのコアなヘッズから「セルアウト(魂を売った)」という猛烈な批判を浴びていた。本作は、カール・オルフのカンタータ『カルミナ・ブラーナ』の「おお、運命の女神よ(O Fortuna)」を彷彿とさせる壮大で威圧的なオーケストラ・ビート上で、その批判を真っ向から受け止め、「憎むなら憎め」とアンチをねじ伏せる宣言となっている。客演には、当時バッド・ボーイ・レコードを率いて「商業主義の権化」としてアンダーグラウンドから最も嫌悪されていたPuff Daddy(Diddy)をあえて起用しており、アンチへの意図的かつ最大限の挑発となっている。また、十字架を背負うミュージックビデオの演出を巡り、Puff DaddyがNasのマネージャー(スティーブ・スタウト)をシャンパンボトルで殴打するという流血騒動が勃発したことでも知られる、90年代ヒップホップの光と影を象徴するいわくつきのクラシックである。

和訳

[Intro: Nas & Puff Daddy]

Escobar Season has returned (Has returned)
エスコバルの季節が戻ってきたぜ(戻ってきたぜ)
※「Escobar」はNasのもう一つのペルソナ「Nas Escobar」のこと。コロンビアの麻薬王パブロ・エスコバルに由来し、富と権力を手にしたドンとしての姿を象徴している。

It's been a long time. Been a long time comin'
ずいぶん長く待たせちまったな。ここまで来るのに随分かかった

It's life or death for me now
今の俺にとっては、生きるか死ぬかの瀬戸際なんだよ

But you know, there's no turnin' back now
だがよ、もう後戻りはできねえんだ

This is what makes me. This is what I am... (Feel me?)
これが俺を形作ってるものさ。これが今の「俺(I Am...)」なんだよ(分かるか?)
※アルバムタイトル『I Am...』を引用し、神童からスターへと変貌を遂げた現在の自分を偽りなく肯定する力強い宣言。

(Let's go)
(行くぞ)

[Chorus: Puff Daddy & Nas]

You can hate me now (QB)
俺を憎みたいなら憎めばいいさ(クイーンズブリッジ)

But I won't stop now (Real niggas)
だが俺は今さら止まらねえぞ(リアルな奴ら)

'Cause I can't stop now (Bravehearts)
もう止まることなんてできねえんだよ(ブレイブハーツ)
※「Bravehearts」はNasの実弟Jungleらが結成し、NasがフックアップしたQBのヒップホップ・グループ。

You can hate me now (C'mon!)
俺を憎みたきゃ憎め(来いよ!)

But I won't stop now (Uh) (Well, you hate me, I'm gon' hate you too. It's as simple as that)
だが俺は止まらねえ(お前らが俺を憎むなら、俺もお前らを憎む。ただそれだけのシンプルな話だ)

'Cause I can't stop now (Die, motherfucker! Die, motherfucker! Die!)
俺は止まれねえんだよ(死ね、クソ野郎ども!くたばっちまえ!)

You can hate me now (You don't give a fuck, I don't give a fuck)
いくらでも憎むがいい(お前らが知ったこっちゃないように、俺も知ったこっちゃねえんだ)

You can hate me now (Go down any way you want it to go down)
俺を憎んでみろよ(お前らが望むなら、どんな結末にだってしてやるぜ)

[Interlude: Nas & Puff Daddy]

Do it now
今すぐやれ

(Weak, jealous motherfuckers!) Do it now. Do it now!
(弱虫で嫉妬深いクソ野郎ども!)今すぐ憎んでみろ!

[Verse 1: Nas & Puff Daddy]

Don't hate me. Hate the money I see (Yeah). Clothes that I buy (Uh-huh)
俺を憎むなよ。俺が稼ぐ大金(Yeah)や、俺が買う高級な服(Uh-huh)を憎め

Ice that I wear, flows that I try (C'mon)
俺が身につけてるダイヤ(Ice)、俺が繰り出すフロウを憎みな(来いよ)

Close your eyes (That's right), picture me rollin'. Sixes, money foldin'
目を閉じて(その通り)、俺が車を走らせてる姿を想像してみな。600番台のベンツ、折り重なる札束
※「picture me rollin'」は、2Pacの1996年の名曲「Picture Me Rollin'」からの引用。刑務所から出所し、アンチを尻目に高級車で街を流す2Pacの姿を自身の成功に重ね合わせている。「Sixes」はメルセデス・ベンツの600シリーズ(S600など)を指すハスラーの成功の象徴。

Bitches. Honeys that's swollen. The riches. Nas get in ya
極上の女たち、グラマラスなハニーたち。有り余る富。Nasがお前らの心に突き刺さるぜ

Most critically acclaimed, Pulitzer Prize winner
批評家から最も絶賛された、ピューリッツァー賞受賞者レベルの男さ
※ストリートの過酷な現実を文学的なレベルで描写する自身の才能を、ジャーナリズムや文学の最高峰であるピューリッツァー賞に例えている。のちの2018年にKendrick Lamarが『DAMN.』で実際に同賞を受賞することになるが、Nasは90年代の時点で既にヒップホップ・リリックの文学的価値を自負していた。

Best storyteller, thug narrator, my style's greater (You the best, that's right)
最高のストーリーテラー、サグの語り部、俺のスタイルは誰よりも偉大だ(お前が最高だ、その通り)

Model dater. Big threat to a lot of you haters (Haha)
モデルとデートする男。お前らヘイターどもにとっては最大の脅威だろ(ハハッ)

Commentators ringside try watchin' my paper (Watch this)
リングサイドの解説者どもは、俺の金回りを監視しようと必死だ(見とけよ)
※「Commentators」は、雑誌のライターやゴシップ好きの連中を指す。彼らがリングの外から安全な場所でとやかく言うのを、リングで戦うボクサーの視点から見下している。

Almost a decade; quite impressive
もうすぐシーンに登場して10年か、大したもんだろ
※1991年のMain Source「Live at the Barbeque」での衝撃的なデビューから本作のリリース(1999年)までのキャリアの長さと、トップを走り続けている事実を誇示している。

Most of the best is in the essence, for this rap shit that I stand for
俺がレペゼンするこのラップってやつは、その本質にこそ最高のものが詰まってるんだ

Expandin' more to the big screen; Bill Gate dreams
映画の大スクリーンへと活動を広げ、ビル・ゲイツ級の富を夢見てるのさ
※映画『Belly』(1998年)でDMXと共に主演を務めたことへの言及。「ストリートのラッパー」という枠を超え、俳優業やビジネスマンとして巨万の富(Bill Gate dreams)を目指すという野心。

But it seems you'd rather see me in jail with state greens (Hah! Picture that)
だが、お前らは俺が州立刑務所の緑の囚人服を着てブチ込まれてる姿を見たいらしいな(ハッ!想像してみな)
※「state greens」はNY州立刑務所の緑色の囚人服。黒人ラッパーが成功することを素直に喜べず、彼らが法を犯して没落し、刑務所に逆戻りすることを無意識に望んでいる社会やアンチの歪んだ心理を突いている。

Want me off the scene fast, but good things last
俺に早くシーンから消えてほしいんだろうが、本物(良いもの)ってのは生き残るんだよ

Like your favorite MC still makin' some mean cash
お前らのお気に入りのこのMCが、今でもヤバい大金を稼ぎ出してるようにな

First rapper to bring a platinum plaque back to the projects
プロジェクト(公営住宅)に初めてプラチナ・ディスクを持ち帰ったラッパーだぜ
※クイーンズブリッジ団地出身のラッパー(Marley MarlやMC Shanなど)は過去にもいたが、ミリオンセールス(プラチナ)を達成し、圧倒的な商業的成功をフッドに持ち帰ったのは自分が最初であるという強烈な自負。

But you still wanna hate? Be my guest. I suggest–
それでもまだ俺を憎むってか? ご勝手にどうぞ。俺からの提案だが――

[Interlude: Puff Daddy & Nas]

Money is power, motherfucker. I got millions of thugs on salary!
金は力なんだよ、クソ野郎ども。俺は数百万人のサグどもを雇って給料を払ってんだ!
※Puff Daddyによる極端な資本主義的フレックス。音楽業界を牛耳るCEOとしての絶大な権力を誇示している。

Do it now!
今すぐやってみろ!

[Chorus: Puff Daddy & Nas]

You can hate me now (I won't stop)
俺を憎みたいなら憎めばいい(俺は止まらねえ)

But I won't stop now (I can't stop)
だが俺は今さら止まらねえぞ(止まれないんだよ)

'Cause I can't stop now (Now) (You can hate me)
もう止まることなんてできねえんだ(今さらな)(憎むがいいさ)

You can hate me now (Do it now) (I hate you too)
俺を憎みたきゃ憎め(今すぐやれ)(俺もお前らを憎んでやる)

But I won't stop now (C'mon) (You can hate me now)
だが俺は止まらねえ(来いよ)(俺を憎むがいい)

'Cause I can't stop now (C'mon)
俺は止まれねえんだよ(来いよ)

You can hate me now (Do it now) (You can hate me now)
いくらでも憎むがいい(今すぐやれ)(俺を憎んでみろ)

You can hate me now
憎むなら憎め

[Interlude: Nas & Puff Daddy]

Do it now! I told you, do it now!
今すぐやれ!言っただろ、かかってこい!

Let's go
行くぞ

[Verse 2: Nas]

You wanna hate me, then hate me. What can I do
俺を憎みたいなら、憎めばいい。俺に何ができるってんだ?

But keep gettin' money? Funny; I was just like you
金を稼ぎ続けること以外にな。笑えるぜ、昔は俺もお前らと同じ(持たざる者)だったんだ

I had to hustle hard, never give up. Until I made it
必死にハスリングして、絶対に諦めなかった。成功を掴むその日までな

Now, y'all sayin', "That's a clever nigga. Nothin' to play with"
今じゃお前らは「あいつは賢い野郎だ。絶対に手を出しちゃならねえ」なんて言ってやがる

Hate on me. I blew, but I'm the same OG
俺を憎みな。俺はデカく当てたが、中身は昔と同じOG(オリジナル・ギャングスタ)のままだ

People warned me: "When you on top, there's envy"
昔、人に忠告されたぜ。「トップに立てば、嫉妬が付きまとう」ってな

Took my niggas out the hood, but you doubt on us
仲間たちをフッドから引き上げてやったのに、お前らは俺たちを疑い(批判し)やがる
※Nasは成功後、地元の仲間をフックアップし、安全な生活を提供した。しかしアンチは「お前はもうゲットーの住人じゃない」「リアルさを失った」と彼を非難した。その不条理に対する怒り。

Sayin' we left the hood, but can't get it out of us
「あいつらはフッドを捨てた」なんて言うがな、俺たちの魂からフッドを抜き取ることはできねえんだよ
※ストリートで古くから言われる「You can take the boy out the hood, but you can't take the hood out the boy(少年をゲットーから連れ出すことはできても、少年の心からゲットーを消し去ることはできない)」という格言をなぞっている。

My bad. Should I step out my shoes, give 'em to you?
俺が悪かったよ。俺が履いてるこの靴を脱いで、お前にくれてやれば満足か?
※「walk in my shoes(他人の立場に立つ、苦労を経験する)」という慣用句と、物理的な高級スニーカーや立場を掛けている。俺の成功が気に入らないなら、お前が俺の重圧や苦労を背負ってみるか?という皮肉。

Here's my cars and my house. You can live in that too
ほら、俺の車も家もくれてやる。お前がそこに住めばいいだろ

Criticize when I flow for the street. Hate my dress code
俺がストリートに向けてラップすりゃ批判し、俺の服装の趣味まで憎みやがる

Gucci this, Fendi that – what you expect, hoe?
「グッチだ、フェンディだ」って騒ぐが、俺に何を期待してんだ、ビッチめ?
※1stアルバム時のティンバーランドに軍モノのジャケットという「泥臭い」ストリート・ファッションから、ハイブランドを着こなす成功者へ変化したことに対するコアなファンからの「ポップになった」という批判を一蹴している。成功したのだから良い服を着て何が悪い、という当然の主張である。

Nickname Esco. Took this game to its threshold
ニックネームはエスコ(Escobar)。このラップゲームを限界の閾値まで押し上げてやったぜ

Best flow, I bet the whole U.S. know
最高のフロウさ、全米中が知ってるはずだぜ

Try to make it like you the realest, but who the illest?
自分こそが一番リアルな気取ってるようだが、誰が一番ヤバい(illest)んだ?

Think we all know the answer to that. 'Cause niggas feel this, right?
その答えはもうみんな分かってるはずだ。だってヘッズたちはこのヤバさを感じてんだろ?

[Interlude: Puff Daddy & Nas]

You think I'mma come this far and let you niggas stop me now?
俺がここまで登りつめておきながら、お前らごときに止められると思ってるのか?

I hate you too! (Do it now!)
俺だってお前らが大嫌いだぜ!(今すぐやれ!)

[Chorus: Puff Daddy & Nas]

You can hate me now (I won't stop)
俺を憎みたいなら憎めばいい(俺は止まらねえ)

But I won't stop now (Now) (I can't stop)
だが俺は今さら止まらねえぞ(今さらな)(止まれないんだよ)

'Cause I can't stop now (Do it now) (You can hate me)
もう止まることなんてできねえんだ(今すぐやれ)(憎むがいいさ)

You can hate me now (C'mon) (I hate you too)
俺を憎みたきゃ憎め(来いよ)(俺もお前らを憎んでやる)

But I won't stop now (Uh) (You can hate me now)
だが俺は止まらねえ(Uh)(俺を憎むがいい)

'Cause I can't stop now (Uh, uh)
俺は止まれねえんだよ(Uh, uh)

You can hate me now (Do it now) (You can hate me now)
いくらでも憎むがいい(今すぐやれ)(俺を憎んでみろ)

You can hate me now (Do it now)
憎むなら憎め(今すぐやれ)

[Interlude: Puff Daddy]

I like this
この感じ、気に入ったぜ

I like the way this feels (Let's go)
このバイブス、最高じゃねえか(行くぞ)

[Verse 3: Nas & Puff Daddy]

It's a thin line between paper and hate
金(ペーパー)を稼ぐことと、憎まれることは紙一重なんだよ

Friends and snakes. Nine milli's and thirty-eights
友達と裏切り者(スネーク)。9ミリ拳銃と38口径のようにな
※紙一重の存在を羅列する言葉遊び。「金を持てば友が裏切る」というストリートの真理。9mmパラベラム弾(自動拳銃)と.38スペシャル弾(リボルバー)は、どちらもストリートで最も一般的な殺しの道具であり、死が常に隣り合わせであることを示唆している。

Hell or the Pearly Gates? I was destined to come
地獄行きか、それとも天国の真珠の門(Pearly Gates)か? 俺がここへ来るのは運命づけられていたのさ

Predicted. Blame God; He blew breath in my lungs
予言されていたんだよ。文句があるなら神を恨みな、俺の肺に呼吸(命とラップの才能)を吹き込んだのは神だからな

Second to none. Wicked, turn wives to widows (Yeah)
誰にも負けねえ。凶悪だぜ、妻たちを未亡人に変えてやる(Yeah)
※リリックの破壊力が、ライバルのMCたちを「殺し」、彼らの女を未亡人にするほど強力であるという誇張表現。

Shoot through satin pillows. The desolate one (Right)
サテンの枕ごと撃ち抜いてやる。俺は孤独な男さ(その通りだ)

Took a little time to claim my spot
自分の王座を主張するのに少しばかり時間がかかっちまったが

Chairman of the board until this game stop, and I side with the Lord
このラップゲームが終わるまで、俺が取締役会の議長(トップ)だ、そして俺は神の側に立つ
※「Chairman of the Board」は伝説的シンガー、フランク・シナトラの異名。マフィアとの繋がりも噂されたシナトラの絶対的な権力を、マフィオソ・ラップの頂点に立つ自身と重ね合わせている。

Ride for the cause. My driver, niggas shot up my doors (That's right)
大義のために車を走らせる。俺の運転手よ、連中が俺の車のドアを蜂の巣にしやがったぜ(その通りだ)

Plottin' I'm sure, to catch me with they Glocks to my jaws
間違いない、あいつら俺の顎にグロックを突きつけてやろうと企んでやがるんだ

Tried stickin' me up, but I flipped on these ducks (You tried?)
俺をホールドアップ(強盗)しようとしたが、俺は逆にこのカモ(ducks)どもを返り討ちにしてやったぜ(やってみろ?)

Instead of me, ambulances were pickin' 'em up (That's what you get)
俺の代わりに、救急車が連中を回収するハメになったのさ(自業自得だぜ)

Niggas fear what they don't understand
人間ってのは、自分が理解できないものを恐れる

Hate what they can't conquer. Guess it's just the Theory of Man
自分が征服(コントロール)できないものを憎むんだ。人間って生き物の普遍的な法則(セオリー)なんだろうな
※Nasの文学的才能が爆発した曲中屈指のパンチライン。ヘイズたちがNasを「セルアウトした」と憎むのは、彼の進化や商業的スケールを「理解」できず、自分たちの手の届かない(アンダーグラウンドの枠に収まらない)存在になってしまったことへの「恐れ」と「嫉妬」に過ぎない、という冷酷なまでの心理分析。

Became a monster. Atop of the world, never fallin'
俺はモンスターになっちまったんだ。世界の頂点に立ち、決して墜ちることはねえ

I'm as real as they come. From day one, forever ballin'. C'mon!
俺は誰よりもリアルな存在だ。最初の日(Day One)から、永遠にのし上がり続けるぜ。来いよ!

[Interlude: Puff Daddy & Nas]

(It won't stop) You will never seen a nigga like me (It won't stop) ever in your life (You can hate me) (Never!)
(絶対に止まらねえ)お前らの人生で、俺みたいな野郎を見ることは二度とねえぞ(止まらねえんだよ)(俺を憎めばいいさ)(絶対にな!)

And that's what you can't understand!
それが、お前らには理解できないことなんだよ!

[Chorus: Puff Daddy & Nas]

You can hate me now (C'mon) (I won't stop)
俺を憎みたいなら憎めばいい(来いよ)(俺は止まらねえ)

But I won't stop now (I can't stop)
だが俺は今さら止まらねえぞ(止まれないんだよ)

'Cause I can't stop now (Do it now, do it now) (You can hate me)
もう止まることなんてできねえんだ(今すぐやれ、今すぐ)(憎むがいいさ)

You can hate me now (Do it now, do it now, niggas) (I hate you too)
俺を憎みたきゃ憎め(今すぐやれ、やってみろよ)(俺もお前らを憎んでやる)

But I won't stop now (C'mon) (You can hate me now)
だが俺は止まらねえ(来いよ)(俺を憎むがいい)

'Cause I can't stop now (Hate me now)
俺は止まれねえんだよ(俺を憎め)

You can hate me now (You can hate me now) (Hate me now)
いくらでも憎むがいい(俺を憎めばいい)(俺を憎みな)

You can hate me now (C'mon, niggas!) (You can hate me now)
憎むなら憎め(来いよ、お前ら!)(いくらでも憎むがいい)

[Outro: Puff Daddy & Nas]

You can hate me now (C'mon, niggas!) (You can hate me now)
俺を憎みたいなら憎めばいい(来いよ、お前ら!)(いくらでも憎むがいい)

But I won't stop now (Do it now! Get this shit over with!)
だが俺は今さら止まらねえぞ(今すぐやれ!さっさと終わらせてやる!)
※ちなみに本作のMVでは、NasとDiddyが十字架に磔にされるという過激なキリスト教的メタファーが用いられた。しかし、宗教界からの反発や自身のパブリックイメージの悪化を恐れたDiddyは、編集段階で自身の磔シーンのカットを要求。しかし手違いで未編集版がMTV「TRL」で放送されてしまい、激怒したDiddyがボディーガードを引き連れてNasのマネージャーであったスティーブ・スタウトのオフィスに乱入、シャンパンボトルでスタウトの頭を殴打して大怪我を負わせるという、文字通り「憎悪(Hate)」にまみれたヒップホップ史に残る大事件(逮捕劇)へと発展した。楽曲の強烈なエネルギーが現実の暴力事件を呼んでしまったという、皮肉なエピソードである。

(But I won't stop now)
(だが俺は今さら止まらねえぞ)

It ain't gon' never stop, niggas! (I can't stop, I can't stop)
絶対に止まることなんてねえんだよ、お前ら!(止まれないんだ、止まるわけにはいかねえ)