Artist: Playboi Carti
Album: Whole Lotta Red
Song Title: New Tank
概要
2020年にリリースされたPlayboi Cartiの歴史的2ndアルバム『Whole Lotta Red』に収録された「New Tank」は、彼の追求するパンク・トラップの美学が極限まで凝縮された1分半の凶悪なバンガーである。プロデューサーのF1LTHYが手掛けた、鼓膜を劈くようなディストーション・シンセと破壊的な808ベースの上で、Cartiはヴァンパイアのペルソナを纏い、暴力とドラッグにまみれたストリートの現実をシャウトする。本楽曲で最も象徴的な「奴らは俺をゲイだと思っていた」というラインは、彼が好んで着用するRick OwensやGivenchyなどのタイトでジェンダーレスなハイファッションに対する世間の偏見と噂を真っ向から一蹴するものである。紫色のランボルギーニを乗り回し、ロックスターとして我が道を突き進むその姿は、ヒップホップにおける伝統的な男らしさの概念を破壊し、新たなカリスマ像を決定づけた。
和訳
[Intro]
(Wake up, F1LTHY)
(目を覚ませ、フィルシー)
※プロデューサーF1LTHYのシグネチャータグ。
[Chorus]
Yeah, I'm in the coupe with a cutter, yeah, sippin' on Wock' (What?)
あぁ、俺はクーペの中でカッターを持って、ウォックをすすってるぜ (What?)
※「cutter」はAK-47のような強力なアサルトライフル、あるいはナイフなどの刃物。「Wock'」は製薬会社Wockhardtのプロメタジン・コデイン・シロップ(リーン)のこと。
Yeah, posted with my brother, yeah, he got a mop (What? Yeah)
俺の兄弟とたむろしてる、あいつはモップを持ってるぜ (What? Yeah)
※「mop」は長い拡張マガジンを取り付けた大型の自動小銃。
Posted with my brother, yeah, he got a mop (What? Yeah)
俺の兄弟とたむろしてる、あいつはモップを持ってるぜ (What? Yeah)
Posted with my brother (Brother), yeah, he got a mop (What? Slatt)
俺の兄弟とたむろしてる(兄弟)、あいつはモップを持ってるぜ (What? Slatt)
※「Slatt」はSlime Love All The Timeの略。Bloodsギャングや親しい仲間への挨拶。
Posted with my brother, yeah, he got a mop
俺の兄弟とたむろしてる、あいつはモップを持ってるぜ
[Verse]
I'm robbin' the bank (Bank, yeah)
俺は銀行を襲う (Bank, yeah)
I'm robbin' the bank (Bank, yeah)
俺は銀行を襲う (Bank, yeah)
I ride in the tank (Tank, yeah)
俺はタンクに乗るぜ (Tank, yeah)
※「tank(戦車)」は防弾仕様の巨大なSUVや、メルセデス・ベンツのGクラスのような重厚な高級車を指すストリート・スラング。
I ride in the tank (Tank, yeah)
俺はタンクに乗るぜ (Tank, yeah)
My bitch, she got cake (Cake, what?)
俺の女、あいつはケツがデカい (Cake, what?)
※「cake」は女性の大きくて魅力的なお尻のこと。
My bitch, she got cake (Cake, what?)
俺の女、あいつはケツがデカい (Cake, what?)
Wе stay in the house, uh
俺たちは家の中に留まるんだ
Can't leavе out the place (Slatt, slatt)
この場所から離れることはできない (Slatt, slatt)
※警察に目をつけられて身を隠している、あるいはギャングの抗争で外出が危険なパラノイア状態。
I just caught a case (Slatt, what?)
俺は事件を起こしたばかりだからな (Slatt, what?)
※「caught a case」は逮捕されたり、刑事事件で起訴されること。
Got dirt on my face (Slatt)
俺の顔には汚れがついてる (Slatt)
Got tats on my face (Slatt, slatt)
俺の顔にはタトゥーが入ってる (Slatt, slatt)
※顔のタトゥーは、ストリートで生きていく覚悟や、一般社会には戻らないという反逆の証。
I'm servin' that base (Yeah)
俺はベースを売りさばいてる (Yeah)
※「base」はフリーベース(クラック・コカイン)のこと。ドラッグディーラーとしてのハッスル。
I'm servin' that base (Base, yeah)
俺はベースを売りさばいてる (Base, yeah)
I'm servin' that base (Base, yeah)
俺はベースを売りさばいてる (Base, yeah)
I got me some thots (Thots, thots)
俺には何人かヤリマンがいるんだ (Thots, thots)
They thought I was gay (Slatt, woah)
奴らは俺をゲイだと思ってたんだぜ (Slatt, woah)
※Cartiのスキニーパンツやシースルー、ヴァンパイアのような中性的なハイファッションに対する世間のヘイターたちの噂を一蹴し、実際には複数の女性(thots)と遊んでいるという強烈なカウンターパンチ。
Lamborghini parked outside, it's purple like lean (Woah, woah)
外に停めてあるランボルギーニ、リーンみたいに紫色だぜ (Woah, woah)
※彼が実際に所有している紫色のランボルギーニと、愛飲するコデインシロップ(リーン)の色を掛け合わせたフレックス。
Lamborghini parked outside, it's purple like lean (Woah, yeah)
外に停めてあるランボルギーニ、リーンみたいに紫色だぜ (Woah, yeah)
I'm tryna fuck on a thot and sip on some lean (Lean, blatt, what?)
ヤリマンとヤッて、リーンをすするんだ (Lean, blatt, what?)
I'm tryna fuck on a thot and sip on some lean (What?)
ヤリマンとヤッて、リーンをすするんだ (What?)
I love all my thots and codeine (Thots, codeine)
俺のヤリマンたちとコデインを愛してるぜ (Thots, codeine)
I love all my thots and codeine (Yeah, yeah)
俺のヤリマンたちとコデインを愛してるぜ (Yeah, yeah)
I'm a rockstar, bitch, this what I bleed
俺はロックスターだ、ビッチ、これが俺の流す血だ
※アルバムのテーマである「赤(Red)」にちなみ、生まれながらのロックスターの血が流れているという宣言。
Nigga tryna play me, I'ma make him bleed
俺をナメようとする野郎には、血を流させてやるぜ
※敵対する者には容赦なく報復するというギャングスタのルール。
[Chorus]
Yeah, I'm in the coupe with a cutter, yeah, sippin' on Wock' (What?)
あぁ、俺はクーペの中でカッターを持って、ウォックをすすってるぜ (What?)
Yeah, posted with my brother, yeah, he got a mop (What? What?)
俺の兄弟とたむろしてる、あいつはモップを持ってるぜ (What? What?)
Posted with my brother, yeah, he got a mop (What?)
俺の兄弟とたむろしてる、あいつはモップを持ってるぜ (What?)
Posted with my brother, yeah, he got a mop (What? Slatt)
俺の兄弟とたむろしてる、あいつはモップを持ってるぜ (What? Slatt)
