Artist: A$AP Rocky
Album: LIVE.LOVE.A$AP
Song Title: Wassup
概要
2011年にリリースされたA$AP Rockyのミックステープ『LIVE.LOVE.A$AP』に収録された「Wassup」は、プロデューサーのClams Casinoが手掛けた幽玄でアンビエントなビートが特徴的な、クラウド・ラップの金字塔的トラックである。この楽曲は、当時ヒップホップシーンに彗星の如く現れたRockyの「Pretty Flacko(美しきハスラー)」という唯一無二のペルソナを決定づけた。ミュージックビデオでは、映画『スカーフェイス』や『ブレイド』、The Notorious B.I.G.の「Warning」など、ストリートカルチャーのアイコニックな映像表現をオマージュし、彼自身の卓越したヴィジュアル・ディレクション能力を見せつけている。歌詞においては、ハイエンドなファッションやサウスのカルチャー(リーンや金歯)を取り入れつつも、地元ハーレムのハードコアなギャングスタたちから確かなリスペクト(プロップス)を得ているという、ストリートにおける彼の特異な立ち位置を見事に表現している。
和訳
[Intro]
Clams Casino, A$AP (Wassup)
クラムス・カジノ、A$APだ、調子はどうだ
See me in the hood, the gangstas saying, "Wassup" (Wassup, hey)
フッドで俺を見かけると、ギャングスタたちが「調子どうだ?」って声をかけてくる
※ハイファッションに身を包み、前衛的なスタイルを貫くRockyが、地元ハーレムのストリートにおいて異端扱いされるどころか、ハードコアなギャングたちから確固たるリスペクト(プロップス)を得ていることを示している。
See me in the hood, the gangstas saying, "Wassup" (Wassup, hey)
フッドで俺を見かけると、ギャングスタたちが「調子どうだ?」って声をかけてくる
[Verse 1]
Back once again, sipping Henn', mixed with juice and gin
また戻ってきたぜ、ジュースとジンで割ったヘネシーをすすりながら
Bitches in, couple lady friends countin' Benjamins
女たちもいる、何人かのイイ女たちがベンジャミンを数えてる
※「Benjamins」は100ドル札(ベンジャミン・フランクリンの肖像が印刷されているため)を指すストリートスラング。
Spinners spin on them twenty twins, that Mercedes Benz
22インチのスピナーが回転してる、あのメルセデス・ベンツでな
※「twenty twins」は22インチのホイールのこと。「Spinners(回転し続けるホイールキャップ)」を含め、ヒューストンやメンフィスなど南部ヒップホップのカー・カルチャーへの強いリファレンス。
Dividends made a change of plans, well that all depends
配当金が計画を変更させた、まあそれは状況次第だけどな
Shout-out my parolees and I smoke that OG
仮釈放中のダチたちにシャウトアウト、俺はOGクッシュを吸う
※「parolees」は仮釈放中の受刑者。フッドで法と闘いながら生きる仲間たちへの連帯を示している。
Kush motherfuck' the police, all my niggas rock gold teeth
クッシュを吸いながらサツをくそったれと罵る、俺の仲間はみんな金歯をつけてるぜ
※「gold teeth(グリルズ)」は主にサウスの象徴的なスタイルだが、ニューヨークを拠点とするA$AP Mobがいち早くこれを取り入れ、東西のスタイルの境界線を破壊したことを誇示している。
So hood and we so street, sippin' on that codeine
超フッドで超ストリートだ、あのコデインをすすりながらな
※「codeine」は咳止めシロップ(パープル・ドランク / リーン)の主成分。
We hustle hard, no sleep, your bitch loose, that's no leash
俺たちは眠らずにハードにハスリングする、お前の女は緩いな、首輪がついてないぜ
※「loose」は性的に奔放で誰とでも寝るという意味。
I ain't talking 'bout no money, I ain't talking 'bout no cars
金の話をしてるんじゃない、車の話をしてるんじゃない
Talking 'bout no diamonds 'cause that shit is a façade
ダイヤの話をしてるんじゃない、そんなものはただの表面的な飾りにすぎないからな
※一般的なラッパーが誇示する物質的な豊かさ(金、車、宝石)よりも、自分たちが持っているストリートのカリスマ性やアティチュードこそが本物であるという美学の提示。
Times is really hard, I fucked a couple broads
時代は本当に厳しいぜ、何人かの女とヤッた
Smoked some purple out the jars, let me tell you who we are
瓶から出したパープルを吸った、俺たちが何者か教えてやるよ
※「purple」は上質な大麻(パープル・クッシュ)と、リーンの両方を指すダブルミーニング。
[Pre-Chorus]
I be that pretty motherfucker, Harlem's what I'm reppin'
俺があのイケてるヤバい奴だ、ハーレムを背負ってる
※同アルバムのブレイクスルー曲「Peso」のアイコニックなラインをセルフサンプリング。「Pretty Flacko」としてのアイデンティティを再度強調している。
Tell 'em quit the bitchin', we gon' make it in a second
文句を言うのはやめろと伝えてくれ、俺たちはすぐに成功を掴むんだからな
Pretty motherfucker, Harlem's what I'm reppin'
イケてるヤバい奴だ、ハーレムを背負ってる
Tell 'em quit the bitchin', we gon' make it in a second
文句を言うのはやめろと伝えてくれ、俺たちはすぐに成功を掴むんだからな
[Chorus]
See me in the hood, the gangstas saying, "Wassup" (Wassup)
フッドで俺を見かけると、ギャングスタたちが「調子どうだ?」って声をかけてくる
See me in the hood, the gangstas saying, "Wassup" (Wassup)
フッドで俺を見かけると、ギャングスタたちが「調子どうだ?」って声をかけてくる
See me in the hood, the gangstas saying, "Wassup" (Wassup)
フッドで俺を見かけると、ギャングスタたちが「調子どうだ?」って声をかけてくる
See me in the hood (Uh), the gangstas saying, "Wassup" (Wassup)
フッドで俺を見かけると、ギャングスタたちが「調子どうだ?」って声をかけてくる
Uh
[Verse 2]
Pretty nigga in some shit you never hear of
誰も聞いたことがないような服を着こなすイケてる男だ
※当時のヒップホップシーンではまだ主流ではなかった、前衛的なヨーロッパのデザイナーズブランド(Rick OwensやRaf Simonsなど)をいち早く発掘して着こなす、ファッション・パイオニアとしての自負。
Only thing bigger than my ego is my mirror (Uh)
俺のエゴよりデカいのは俺の鏡くらいだぜ
※ヒップホップ特有のマチズモ(男らしさ)を、「自分の美しさを確認する巨大な鏡」という究極のナルシシズムにフリップした天才的なパンチライン。
Clothes getting weirder
服はどんどん奇抜になっていく
※典型的なBボーイのスタイルから脱却し、モードやアバンギャルドへと傾倒していく自身のスタイルを「weirder(変、奇妙)」と自己言及的に表現している。
Money get longer, pretty nigga pin your hair up (Uh)
金はどんどん増えていく、イケてる男は髪をピンで留めるんだ
The nerve of this dude
こいつの度胸といったらな
But I'm cool as a vent, 40 ounce full of brew
でも俺は通気口みたいにクールだぜ、40オンスのビールで満たされてる
※「vent(通気口)」と「cool(涼しい/イケてる)」をかけたワードプレイ。「40 ounce」はストリートの若者たちが安く酔うために飲む40オンスのモルトリカーのこと。ハイブランドを着ていても、根底にあるのはストリートのカルチャーであることを示している。
[Pre-Chorus]
I be that pretty motherfucker, Harlem's what I'm reppin'
俺があのイケてるヤバい奴だ、ハーレムを背負ってる
Tell 'em quit the bitchin', we gon' make it in a second
文句を言うのはやめろと伝えてくれ、俺たちはすぐに成功を掴むんだからな
Pretty motherfucker, Harlem's what I'm reppin'
イケてるヤバい奴だ、ハーレムを背負ってる
Tell 'em quit the bitchin', we gon' make it in a second
文句を言うのはやめろと伝えてくれ、俺たちはすぐに成功を掴むんだからな
I be that pretty motherfucker, Harlem's what I'm reppin'
俺があのイケてるヤバい奴だ、ハーレムを背負ってる
Tell 'em quit the bitchin', we gon' make it in a second
文句を言うのはやめろと伝えてくれ、俺たちはすぐに成功を掴むんだからな
Pretty motherfucker, Harlem's what I'm reppin'
イケてるヤバい奴だ、ハーレムを背負ってる
Tell 'em quit the bitchin', we gon' make it in a second
文句を言うのはやめろと伝えてくれ、俺たちはすぐに成功を掴むんだからな
[Chorus]
See me in the hood, the gangstas saying, "Wassup" (Wassup)
フッドで俺を見かけると、ギャングスタたちが「調子どうだ?」って声をかけてくる
See me in the hood, the gangstas saying, "Wassup" (Wassup)
フッドで俺を見かけると、ギャングスタたちが「調子どうだ?」って声をかけてくる
See me in the hood, the gangstas saying, "Wassup" (Wassup)
フッドで俺を見かけると、ギャングスタたちが「調子どうだ?」って声をかけてくる
See me in the hood, the gangstas saying, "Wassup" (Wassup)
フッドで俺を見かけると、ギャングスタたちが「調子どうだ?」って声をかけてくる
