Artist: Lil Wayne
Album: Tha Carter III
Song Title: DontGetIt
概要
歴史的なメガヒットアルバム『Tha Carter III』(2008年)の終盤を飾る、Lil Wayneのキャリアにおいて最も社会的かつ個人的な思索に満ちたトラックである。Nina Simoneの不朽の名曲「Don't Let Me Be Misunderstood(悲しき願い)」を重厚にサンプリングし、Wayneは自身に対する世間の誤解、黒人コミュニティが直面する構造的差別、そして過剰な自己防衛のメカニズムについて語り尽くす。特に、曲の半分以上を占める長大なスポークン・ワード(語り)のセクションでは、アメリカの偏ったドラッグ法(コカインとクラック・コカインの量刑の格差)による黒人の大量投獄システムを鋭く批判し、さらには「道徳的な警察」としてヒップホップを批判していた黒人公民権運動家アル・シャープトンを「パーマをかけたドン・キング」と痛烈に非難している。スーパースターとしての孤独と、抑圧されたストリートの代弁者としての顔が交錯する、極めて重要でポリティカルなマスターピースである。
和訳
[Intro: Nina Simone]
Baby, you understand me now
ベイビー、あなたは今、私を理解してくれている
If, sometimes, you see that I'm mad
もし時々、私が怒っているように見えても
Don't you know no one alive can always be an angel?
生きている誰もが、いつも天使でいられるわけじゃないって分かっているでしょ?
When everything goes wrong, you see some bad
すべてが上手くいかない時、あなたは私の悪い部分を見るかもしれない
[Chorus: Nina Simone]
But I'm just a soul whose intentions are good
でも、私はただ善意を持った一つの魂にすぎないの
Oh, Lord, please don't let me be misunderstood
ああ、神様、どうか私を誤解されたままにしないで
[Verse 1: Lil Wayne]
Uh, what's understood ain't gotta be explained
アー、すでに理解されてることは、説明する必要なんてない
But you don't understand me, so let me explain
だがお前らは俺を理解してないから、俺に説明させろ
Huh, stood in the heat, the flame
ハッ、熱と炎の中に立ってきた
The snow, "Please, slow down, hurricane"
雪の中も、「頼む、勢いを弱めてくれ、ハリケーン」と祈りながらな
※出身地ニューオーリンズを襲ったハリケーン・カトリーナのメタファーであり、彼が経験したストリートの過酷な環境(Heat=銃撃戦、Snow=コカイン)を指す。
The wind blow, my dreads swang
風が吹き、俺のドレッドヘアが揺れる
"He had hair like wool, like Wayne"
「彼の髪は羊毛のようだった、ウェインみたいにな」
※新約聖書の「ヨハネの黙示録」1章14節にある、キリストの姿を描写した「その頭と髪の毛は、白い羊毛のように…」という一節の引用。自身のドレッドヘアをキリストの姿に重ね合わせ、神格化している。
Huh, droppin' ashes in the Bible
ハッ、聖書の中にタバコ(ウィード)の灰を落としちまった
I shake 'em out, and they fall on the rifle
それを振り払うと、灰はライフル(銃)の上に落ちた
※信仰心(Bible)とストリートの暴力(Rifle)という、彼の人生に内在する二面性と矛盾を完璧な映像的メタファーで表現している。
Scary, Hail Mary, no tale-fairy
恐ろしいぜ、アヴェ・マリア(祈り)、おとぎ話(お花畑)じゃねぇんだ
All real, very extraordinary
すべてが現実だ、最高に常軌を逸してる(エクストラオーディナリー)
Perry Mason facin' the barrel if he tattle
ペリー・メイスンでさえ、もし密告(タトル)するなら銃口(バレル)を突きつけられるぜ
※「ペリー・メイスン」はアメリカの有名な法廷ドラマの有能な弁護士。どんなに優秀な法曹界の人間であっても、ストリートの「密告者(Snitch)は死ぬ」という掟からは逃れられないという脅し。
My God is my judge, no gown, no gavel
俺の神様が俺の裁判官だ、法衣(ガウン)も小槌(ガベル)も必要ねぇ
※人間の法律や裁判所(Tupacの「Only God Can Judge Me」の精神)を否定し、神のみが自分を裁けるという信念。
A hound, a rebel, down to battle
俺は猟犬だ、反逆者だ、いつだって戦いの準備はできてる
Now or never, or whenever, and the F for
今すぐでも、いつだって構わねぇ、そして俺の名前の「F」は
"Fucking fantastic," fuck if you agree
「クソ最高(ファッキング・ファンタスティック)」って意味だ、お前が同意しようがしまいがどうでもいい
※Wayneの定番のシグネチャーフレーズ「Weezy F. Baby」の「F」の意味合い。普段は「Phenomenal」などと言うが、ここでは攻撃的に言い放っている。
I'm bright, but I don't give a fuck if you see me
俺は輝いてる(賢い)が、お前らに俺の姿が見えようが見えまいが、知ったこっちゃねぇ
[Chorus: Nina Simone]
I'm just a soul whose intentions are good
私はただ善意を持った一つの魂にすぎないの
Oh, Lord, please don't let me be misunderstood
ああ、神様、どうか私を誤解されたままにしないで
[Verse 2: Lil Wayne]
Uh, what's understood ain't gotta be explained
アー、すでに理解されてることは、説明する必要なんてない
So for those who understand, meet Dwayne
だから、理解してくれてる奴らへ、ドウェイン(俺の本当の姿)に会ってくれ
※Lil Wayneというアーティストとしてのペルソナではなく、本名のDwayne Michael Carter Jr.としての素顔を見せるという宣言。
For eight and a half months I gave Miss Cita pain
8ヶ月半の間、俺はミシータ(お袋)に苦痛を与え続けた
Now it's Young Money, baby, keep the change
だが今は「ヤング・マネー」だぜ、ベイビー、お釣りは取っときな
※Miss Citaは母親の愛称。未熟児として生まれ、腹を痛めて産んでくれた母への感謝と、大金持ち(Young Money)になった今、存分に恩返しをしているという誇示。
My mama say, "Fuck 'em," and we the same
お袋は「奴らなんてクソ食らえ」って言う、俺たち親子は同じなんだ
So hello, motherfucker, you got some sheets to change
だからハロー、クソ野郎ども、お前らはシーツを取り替える(お漏らしする)ことになるぜ
And ain't it funny how people change like Easter Sunday?
イースター(復活祭)の日曜みたいに、人がコロッと変わるのって滑稽だと思わねぇか?
You know, church fit, then out-fit
教会の礼拝(チャーチ)に行き、それから外(アウト)で遊ぶ服に着替える
※普段は罪深い生活をしているのに、イースター(復活祭)の時だけ敬虔なキリスト教徒のフリをして正装する人々の偽善を皮肉っている。
Bright pink and green chest look house-lit
鮮やかなピンクとグリーンの胸元、家がライトアップされてるみたいにな
Bright pinky rings, but that ain't about this, what you 'bout, bitch?
輝くピンキーリング、だがそんなのはどうでもいい、お前は何者なんだ、ビッチ?
Excuse my French emotion and my passion
俺の「フランス語(汚い言葉)」と情熱を許してくれ
But I wear my heart on my sleeve like it's the new fashion
だが俺は、新しいファッションみたいに、自分の心を袖に付けて(感情を剥き出しにして)生きてるんだ
※「Wear one's heart on one's sleeve(自分の感情を隠さず表に出す)」というイディオムを、ファッションのメタファーとして使っている。
What are you askin'? If I don't have the answer
何を聞いてるんだ? もし俺に答えがないなら
It's probably on the web, like I'm a damn tarantula
たぶん「ウェブ(Web)」にあるはずさ、俺がクソみたいなタランチュラ(蜘蛛)みたいにな
※「Web」に「インターネット」と「蜘蛛の巣」のダブルミーニングを持たせている。
But I know you don't understand
でも、お前らが理解してないのは分かってる
'Cause you thought Little Wayne was Weezy, but Weezy is Wayne
だってお前らは「リル・ウェイン」が「ウィージー」だと思ってたんだろ、だが「ウィージー」こそが「ウェイン」なんだよ
※「Lil Wayne」はラッパーとしての表向きの名前、「Weezy」は彼の真のキャラクター(ストリートの顔)。世間は表面しか見ていないという指摘。
[Chorus: Nina Simone]
I'm just a soul whose intentions are good
私はただ善意を持った一つの魂にすぎないの
Oh, Lord, please don't let me be misunderstood
ああ、神様、どうか私を誤解されたままにしないで
[Interlude: Lil Wayne]
I'm watchin' TV the other day, right
こないだテレビを見てたんだ、いいか
Got this white guy on there talkin' 'bout Black guys
そこに出てる白人の男が、黒人たちについて語ってた
Talking about how young Black guys are targeted
若い黒人たちが、いかに「ターゲット(標的)」にされているかってな
Targeted by who? America
誰にターゲットにされてる? アメリカにだよ
You see, one in every one hundred Americans are locked up
ほら、アメリカ人の100人に1人が刑務所にぶち込まれてる
One in every nine Black Americans are locked up
そして、黒人のアメリカ人に限れば「9人に1人」がぶち込まれてるんだ
And see, what the white guy was trying to stress was that
で、その白人の男が強調しようとしてたのは
The money that we spend on sending a motherfucker to jail, a young motherfucker to jail, would be less to send his or her young ass to college, huh
若者たちを刑務所に送るために国が使ってる金は、あいつらを大学に行かせる費用よりも高くついてるってことさ、ハッ
※アメリカの「産軍複合体」ならぬ「刑務所産複合体(Prison-industrial complex)」への批判。若者を教育するよりも、囚人を増やすことで利益を得る民営刑務所ビジネスの異常性を突いている。
See, and another thing the white guy was stressin' was that our jails are populated with drug dealers
そしてもう一つ、その白人の男が強調してたのは、俺たちの刑務所は「麻薬の売人」で溢れかえってるってことだ
You know, crack cocaine? Yeah, stuff like that
分かるだろ、クラック・コカインとかな? ああ、そういうやつだ
Meanin', due to the laws we have on crack cocaine and regular cocaine
つまり、クラック・コカインと、普通のコカイン(粉末)に関する法律のせいでな
※1986年の反薬物乱用法の「100対1の量刑格差」への言及。貧しい黒人が吸う「クラック(固形)」は、富裕層の白人が吸う「粉末コカイン」と同じ量でも100倍重い刑罰が科されていた。この制度的差別が黒人の大量投獄の元凶であるという、非常に高度な政治的指摘。
The police are only, I don't want to say only right, but, shit
警察はただ…「正しい」とは言いたくないが、クソ
Only logic by riding around in the hood all day
一日中フッド(貧困街)をパトロールして回るのが、唯一の論理なんだ
And not in the suburbs because crack cocaine is mostly found in the hood
郊外(サバーブ=白人の居住区)には行かない。なぜならクラック・コカインは主にフッドで見つかるからさ
And um, you know, the other thing is mostly found, you know where I'm goin'
そして、えーと、もう一つのやつ(粉末コカイン)はどこで主に見つかるか…言いたいことは分かるだろ?
※粉末コカインは白人の住む高級住宅街(サバーブ)に蔓延しているが、警察はそこは狙わないというあからさまな人種差別の告発。
But why bring a motherfucker to jail if it's not gon' stand up in court?
だが、裁判で有罪にならないような奴を、なんでわざわざ刑務所に連れて行くんだ?
Because this drug ain't that drug
なぜなら、「こっちのドラッグ(クラック)」と「あっちのドラッグ(粉末)」は違うからさ
You know, level three, level four, drugs, shit like that, haha
レベル3、レベル4のドラッグだとか、そんなクソみたいな理由でな、ハハ
Mhm, I guess it's all a misunderstandin'
ンーフー、たぶん全部「誤解(ミスアンダスタンディング)」なんだろうな
And um, I sit back and think, well, shit, us young motherfuckers, you know, that one in every nine
で、えーと、俺は座って考えるんだ。クソ、俺たち若い奴ら、あの「9人に1人」の奴らは
We probably only sellin' the crack cocaine just because we in the hood, and it's not like your suburbs
たぶん、俺たちがクラックを売ってるのは、ただフッドにいるからってだけなんだ。お前らの郊外とは違うからな
We don't have the things that you have
俺たちには、お前らが持ってるようなモノ(特権や選択肢)がないんだよ
Why? I really don't want to know the answer
なぜかって? 俺は本当はその答えを知りたくない
But, I guess we just misunderstood, huh? Hahaha, yeah
でも、たぶん俺たちはただ「誤解」されてるだけなんだろ? ハハハ、ああ
You know, we don't have room in the jail now for the real motherfuckers, the real criminals, you know
分かるか、今じゃ刑務所に、本物のクソ野郎ども、本物の犯罪者を入れるスペースがないんだ
Sex offenders, rapists, serial killers, shit like that
性犯罪者、レイプ魔、連続殺人鬼、そういう奴らを入れるスペースがな
Oh, don't get scared, don't get scared
おっと、ビビるなよ、怖がることはねぇ
I know you saw one of them sex offender papers
あの「性犯罪者情報」のチラシを見たことあるだろ
※アメリカのメーガン法(性犯罪者の居住地を地域住民に公開する法律)への言及。
Don't trip, he live right on the end of your block, mhm
パニクるなよ、あいつはお前のブロック(区画)のすぐ端に住んでるんだからな、ンーフー
Yeah, that nigga live right down the street from you
ああ、その野郎はお前の家のすぐそこの通りに住んでるぜ
Sex offender, on the level three drug
性犯罪者で、レベル3のドラッグもやってる
Convicted, ex-con, yeah, check him out
有罪判決を受けた前科者(エックス・コン)だ、ああ、あいつをチェックしてみな
And what you got, you got daughters, son, what you got? Hahaha
で、お前には何がいる? 娘か、息子か、何がいる? ハハハ
Yeah, well you know what?
ああ、まあいいか、分かるか?
Don't stop the track, that's the good weed
トラック(曲)を止めるなよ、こいつは上等なウィード(マリファナ)だ
You know what? I have a fucking daughter, you understand me?
あのな、俺にも愛する娘がいるんだ、分かるか?
And why the fuck would you bring my neighbor to jail just because
なのになんで、俺の隣人(フッドの黒人)を刑務所にぶち込むんだ?
The reason why he live next door to me ain't the reason why I live next door to him?
あいつが俺の隣に住んでる理由と、俺があいつの隣に住んでる理由は違うんだぜ?
Meanin', he didn't rap his way to my fuckin' neighborhood
つまり、あいつは俺の住んでる高級住宅街に「ラップ(才能)」でのし上がってきたわけじゃない
He sold crack cocaine to get to my neighborhood
あいつは俺の住む街(成功者のエリア)に来るために、クラック・コカインを売るしかなかったんだよ
※貧しい黒人が富を得て郊外へ脱出する手段が、ラップ(スポーツ)かドラッグディールの二択しか用意されていないという社会構造の悲劇。
You move him out, bring him to jail for life, and then, you move in a sex offender, hahaha
お前ら(権力)はそいつを追い出して終身刑にし、その代わりに、性犯罪者を(俺の近所に)引っ越させるんだ、ハハハ
Then give me a paper, haha
そして俺に(性犯罪者が来ましたよという)チラシを寄越すんだ、ハハ
Is that a misunderstandin'? 'Cause I don't understand it
これが「誤解」だってのか? 俺には理解できねぇよ
Another thing, let me take my glasses off 'cause I want to see the reaction on the faces when I say this
もう一つある。サングラスを外させろ、俺がこれを言う時の、奴らの顔のリアクションが見たいからな
Uh, Mr. Al Sharpton, here's why I don't respect you, and nobody like you
アー、ミスター・アル・シャープトン。俺があんたをリスペクトしない理由、そしてあんたのような人間を誰も好きじゃない理由を教えてやる
※アル・シャープトン(Al Sharpton)はアメリカの有名な黒人公民権運動家・牧師。彼は2000年代、ヒップホップにおける女性蔑視や暴力的な表現(NワードやBワードの使用)を厳しく糾弾し、ラップ音楽をスケープゴートにしていた。Wayneからの彼に対する強烈な反撃。
Mhm, see, you're the type that gets off on gettin' on other people, haha
ンーフー、いいか、あんたは他人を攻撃する(踏み台にする)ことで興奮する(ゲット・オフする)タイプなんだよ、ハハ
That's not good, no homo, and rather un-human, I should say
それは良くないぜ、ノー・ホモだがな。むしろ「非人間的(アンヒューマン)」だと言うべきだ
I mean, given the fact that humanity, well, good humanity, rather
つまり、人間性というものを考えれば、いや、むしろ「良き人間性」とは
To me, is helping one another, no matter your color or race
俺にとって、肌の色や人種に関係なく、お互いに助け合うことだからな
But this guy, and people like him, they'd rather speculate before they informate, if that's a word, haha
だがこの男や彼のような連中は、情報を得る(インフォメイトする)前に、推測(スペキュレイト)したがるんだ。「インフォメイト」なんて言葉があるか知らねぇがな、ハハ
※「Informate」はWayneの造語。事実を知る前に偏見でラッパーを非難するシャープトンの姿勢を批判している。
You know, 'spec before check, anyway
分かるだろ、チェック(確認)する前にスペク(推測)するってやつだ、ともかくな
Meanin', I'd much rather you talk to me first and see if you can learn an opinion before you make one
つまり、意見をでっち上げる前に、まず俺と直接話して、そこから何かを学べるかどうか確かめてほしかったってことさ
Just my thought of good humanity, Mr. Sharpton, haha
これが俺の考える「良き人間性」だよ、ミスター・シャープトン、ハハ
Hold on, I ain't finished with you man
待てよ、あんたへの説教はまだ終わってねぇぜ
Gotta pluck the ashes, mhm, hold on, um
タバコの灰を落とさねぇと。ンーフー、ちょっと待て、えーと
Mr. Sharpton, and anyone like you, you don't know me
ミスター・シャープトン、そしてあんたみたいな連中。あんたたちは俺のことを分かっちゃいない
So, if you're not gonna try to, then what you say or think about me, or whatever I do, is totally Casper the Friendly Ghost to me
だから、理解しようとすらしない奴らが、俺について何を言い、何を考え、俺が何をしようと、俺にとっては「キャスパー(幽霊)」みたいなもんさ
※透明な幽霊のように、自分には全く見えないし、何の影響も与えない(どうでもいい存在だ)という皮肉。
And, it doesn't make you a good person to criticize before you improvise
それに、即興で何かを生み出す(インプロバイズする)前に、ただ批判(クリティサイズ)するだけじゃ、あんたは「良い人間」にはなれないぜ
Doesn't necessarily make you a bad person neither, but the characteristics fall heavily into bad's way, haha
必ずしも「悪い人間」になるってわけじゃないが、その性質はかなり「悪い方向」に傾いてるよな、ハハ
But, since I am human, I am good and bad as well
だが、俺も人間だから、良い部分もあれば悪い部分もある
But I try my hardest to stay good
でも俺は、善良であろうと一生懸命努力してるんだ
And some of the things I do and say may be bad, or just not too good, haha
俺のやる事や言う事の中には、悪いことや、あまり褒められたもんじゃないこともあるかもしれない、ハハ
But I do try, so with that said, I don't fault you
でも俺は努力してる。だからそう言った上で、俺はあんたを責めないよ
I mean, you're only human, good or bad
つまり、あんたもただの人間だ、良くも悪くもな
But I also don't respect you, and I don't care if that's good or bad, haha
だが同時に、俺はあんたをリスペクトしない。それが良い事だろうが悪い事だろうが、知ったこっちゃねぇ、ハハ
You see, you are no MLK, you are no Jesse Jackson
いいか、あんたはマーティン・ルーサー・キング(MLK)じゃないし、ジェシー・ジャクソンでもない
You are nobody to me
俺にとって、あんたは「何者でもない」んだ
You're just another Don King with a perm, hahahaha
あんたはただの「パーマをかけたドン・キング」にすぎないのさ、ハハハハ
※ドン・キングはボクシング界の悪名高いプロモーター。シャープトンもドン・キングと同じように、黒人の権利をダシにしてメディアを操り、私腹を肥やす「髪型の変なペテン師」にすぎないという、ヒップホップ史に残る最強のディス。
Just a little more political and that just means you're a little un-human than us humans
ドン・キングより少しだけ「政治的」なだけで、それはつまり、あんたが俺たち人間よりも少し「非人間的」だってことさ
And now, let me be human, by sayin', fuck Al Sharpton, and anyone like him
だから今、一人の人間として言わせてもらう。「アル・シャープトンと、あんな連中はクソ食らえだ」と
Fuck if you understand me
俺を理解しようがしまいが、どうでもいい
I love bein' misunderstood, haha, why?
俺は「誤解」されるのが大好きなんだよ、ハハ。なぜかって?
'Cause I live in the suburbs, but I come from the hood
なぜなら、俺は今、郊外(高級住宅地)に住んでるが、生まれはフッド(貧困街)だからさ
※白人が住む郊外に住みながら、魂はストリートのままであるという矛盾。世間(白人社会や保守的な黒人)から誤解されることこそが、自分がリアルである証明だという鮮やかな幕引き。
Bring the hook in
フック(サビ)を戻してくれ
[Chorus: Nina Simone]
I'm just a soul whose intentions are good
私はただ善意を持った一つの魂にすぎないの
Oh, Lord, please don't let me be misunderstood
ああ、神様、どうか私を誤解されたままにしないで
![Tha Carter III [Explicit] Tha Carter III [Explicit]](https://m.media-amazon.com/images/I/51E7A-blFzL._SL500_.jpg)