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Unraveling Genius: Music, Knowledge, Madness

CELIBACY - PARTYNEXTDOOR & Drake 【和訳・解説】

Artist: PARTYNEXTDOOR & Drake

Album: $ome $exy $ongs 4 U

Song Title: CELIBACY

概要

本作「CELIBACY」は、前曲「SOMEBODY LOVES ME」のアウトロでPARTYNEXTDOORが放った「たった1週間の男断ちを禁欲(Celibacy)と呼ぶな」という痛烈な批判をそのままタイトルとテーマに昇華させた、アルバムのコンセプチュアルな核を成す楽曲だ。Part IではDrakeが、数ヶ月間「禁欲」を続けているという女性に対し、異常なまでの正確さで日数を数え上げながら「その記録を俺に破らせてくれ」と懇願する、特有の「Sad Boy」的かつストーカー気質とも言える執着を見せる。一方で、酒を注がせて彼女の強がり(Bluff)を見透かすような「Mob Boss」的な余裕も忘れない。Part IIではPARTYNEXTDOORが引き継ぎ、過去の恋愛での失敗(子供を巡る争いなど)を教訓にしつつも、結局は肉体的な快楽(Toxicな愛)に溺れていく様子を官能的に歌い上げる。OVO Soundが描く、現代のSNS世代の女性たちの虚栄心と、それに振り回されながらも利用する男たちの退廃的な関係性が見事に表現されたR&Bトラックである。

和訳

[Part I]

[Chorus: Drake]

It's been too long, celibacy
長すぎたな、君のその禁欲期間も

What do you want? Tell it to me
本当は何が欲しいんだ? 俺に言ってみろよ

[Verse: Drake]

Dropped to my knees
両膝をついてやるよ

Let me break your streak, I'm begging you, please
君のその禁欲記録を俺に破らせてくれ、頼むから
※「streak」はSnapchatなどで途切れずに続く記録のこと。女性が掲げている「禁欲」のルールを自分が最初に破りたいという、男の征服欲と執着心。

'Cause it's been four months and two weeks and thirty-six hours
だって、4ヶ月と2週間、それに36時間と

And eight minutes since you've been pleased
8分が経ってるんだぜ、君が最後に満たされてから
※相手の女性が最後に性行為をしてからの期間を、分単位で異常なほど正確に数え上げている。Drakeの「重すぎるSad Boy」のペルソナが極まった狂気的なパンチライン。

So please, please give me that opportunity
だからお願いだ、どうか俺にそのチャンスをくれないか

To get you right where you need to be
君がいるべき最高の場所へ、俺が連れて行ってやるから

Is this what you want? Is this what you want?
これが君の望みなのか? 本当にこれでいいのか?

Is this what you want? Is this what you want?
君が欲しいのはこういうことなのか? これが望みなのか?

Is this what you want?
これが君の望みなんだろ?

I'm on call for these type of things
こういう事なら、俺はいつでも呼び出しに応じるぜ

Pour me a shotty, let it flow through my body
ショットを注いでくれ、俺の身体中に流し込むんだ

Flow through my body, flow through my body
身体中に流し込むんだ、身体中に

Is this what you want?
これが君の望みなんだろ?

Audemus is all in our cup
俺たちのグラスにはオデムスがなみなみと注がれてる
※「Audemus」はフランスの高級クラフトジン・ブランド「Audemus Spirits」。高級酒で互いの理性を飛ばそうとしている。

We got a lot of things to discuss
俺たちには話し合わなきゃならないことが山ほどある

Like these men you know you can't trust
君が信用できないと分かっている、他の男たちのことや

Or these girls that just don't give mе enough
俺をちっとも満たしてくれない、他の女たちのこととかな

Fuck, I guess it's up and it's stuck
クソッ、もう後戻りはできない、やるしかないみたいだな
※「it's up and it's stuck」は、事態が動き出して(テンションが上がって)もう後戻りできない状況を指すストリートスラング。

We'rе not like them, baby, and they're not like us, either one
俺たちはあいつらとは違うんだ、ベイビー。あいつらも俺たちみたいにはなれないさ、どっちにしてもな

Raj keeps on bringing that bottle and topping you up (Showtime)
ラージが次々とボトルを運んできては、君のグラスを満たしていく(ショータイムだ)
※「Raj」はOVO周辺の関係者、あるいはVIPテーブル担当のホスト/バーテンダー。酒を注ぎ続けて彼女を酔わせ、本音を引き出そうとする巧妙な手口。

Got you talking so tough while I'm calling your bluff
君は強がった口を利いてるけど、俺には君のハッタリなんてお見通しだぜ
※「call your bluff」はポーカー用語で相手のブラフ(嘘・強がり)を見破ること。「禁欲している」という彼女の態度が、実はただの強がりであることを見透かしている。

[Chorus: Drake]

It's been too long, celibacy
長すぎたな、君のその禁欲期間も

What do you want? Tell it to me
本当は何が欲しいんだ? 俺に言ってみろよ

[Part II]

[Intro: PARTYNEXTDOOR]

Yeah (Uh)

[Verse: PARTYNEXTDOOR]

The concept of you and I (I)
君と俺というこの概念

Take it one night at a time (A time)
一晩ずつ、ゆっくり進めていこう

Heart, body, and your mind (Oh, ooh)
心も、身体も、そして君の精神も

I love that we're intertwined
俺たちが深く絡み合っているのがたまらなく好きなんだ

And I learned from mistakes I made with girls that made it worse (Come on now)
事態を悪化させた過去の女たちとの過ちから、俺も学んだのさ(さあ、おいで)

You'll never take our kids away from me, we'd make it work
君は俺から子供たちを奪ったりしないよな、俺たちなら上手くやれるはずだ
※ファンの間では、PNDやDrake自身が過去の恋愛関係や親権問題(ベビーママとの関係)で経験したトラブルやトラウマが投影されていると考察されている。単なる遊びの枠を超え、家庭や子供を見据えた関係への切実な願い。

Girl, I'm focused and I'm mesmerized (Mesmerized)
なぁ、俺は君に夢中だし、完全に魅了されてるんだ

Eyes starin' at the prize (The prize)
俺の目は、目の前の極上のご褒美に釘付けさ

Life is good between your thighs (Between your thighs)
君の太ももの間にいる時が、人生で最高に素晴らしい瞬間だ

Shake 'til you're paralyzed (Paralyzed, uh)
麻痺して動けなくなるまで、身体を震わせてくれ

I'm rocking you straight to sleep (Okay, to sleep)
そのまま君を深い眠りへと揺すってあげるよ

Love having you so weak (So weak, oh my)
君が俺の前でそんなに無防備で弱くなっているのが、愛おしいんだ

I know what you really like (What you like)
君が本当は何を求めているか、俺は分かってる

I know what you really like (What you like)
君が本当は何を好きなのか、俺は分かってるんだ

I know what you really like
君の本当の欲望を知っているのは俺だけさ

I know
分かってるんだ

[Outro: PARTYNEXTDOOR]

Ayy, ayy