Artist: Lil Wayne
Album: Tha Carter III
Song Title: Pussy Monster
概要
本作は、2008年のメガヒットアルバム『Tha Carter III』に収録された、オーラルセックスへの異常なまでの執着をテーマにした極めて露骨な性愛アンセムである。元々はオリジナル盤には収録されておらず、著作権問題で差し替えとなった「Playing with Fire」の代わりに後発のプレス盤やデジタル版に収録されたという数奇な背景を持つ。プロデューサーのDavid Bannerが手掛けた、南部特有のバウンシーで奇妙なスロー・ビートに乗せ、Wayneは自身を「プッシー・モンスター(女性器を食い尽くす怪物)」と名乗り、ユーモアと下品さが紙一重で交錯する過激なワードプレイを連発する。彼のラップスタイルにおいて、女性器を「食べ物(甘いお菓子やシチュー)」に例える比喩は頻出するが、本作はそのフェティシズムの頂点(あるいはどん底)を極めた、彼のリリカルな狂気を象徴するカルト的な一曲である。
和訳
[Intro]
Uh, uh, uh
アー、アー、アー
David Banner on the beat, bitch
ビート上にはデヴィッド・バナーだぜ、ビッチ
※本作のプロデューサーであるサザン・ヒップホップの重鎮、David Bannerへのシャウトアウト。
Uh, uh
アー、アー
I got a, I got a, I got a, I got a
俺には、俺には…
I got a sweet tooth, I got a sweet tooth
俺は甘党(スウィート・トゥース)なんだ、甘党なのさ
I got a sweet tooth, I got a sweet tooth
俺は甘党なんだ、甘いものが大好きなのさ
Now can I eat you? Now can I eat you? Mmm
なあ、お前を食べてもいいか? 食っちまってもいいか? ンー
[Verse 1]
I gotta taste for you, now what you wanna do?
お前を味わう準備はできてるぜ、さあどうしたい?
Girl, you cold, let me suck out your flu
ガール、君は「冷たい(風邪を引いてる)」みたいだな、そのインフルエンザ(フラ)を吸い出してやるよ
※「Cold(最高にイケてる)」と「風邪(Cold)」のダブルミーニング。風邪のウイルスを吸い出すように、彼女のアソコの汁を吸い尽くしてやるという変態的なジョーク。
Girl, you cold, girl, you cool
ガール、君は冷たい、君はクールだ
You heard of Salt N' Pepa? Well, girl, you food
「ソルトン・ペパ」って知ってるか? つまり、君は俺の「食べ物」ってことさ
※80〜90年代の伝説的女性ラップグループ「Salt-N-Pepa(塩と胡椒)」を引き合いに出し、塩コショウで味付けされた極上の料理のように彼女を平らげるという言葉遊び。
Girl, you hot like a bowl of hot stew
ガール、君は熱々のシチューのボウルみたいにホットだぜ
And I just stood over my stew and just blew
だから俺はシチューの上に立って、ただフーフーと息を吹きかけたんだ
※「Blow(息を吹きかける/フェラチオをする)」の過去形「Blew」。熱々の女性器(シチュー)を冷ますように息を吹きかけ、オーラルセックスの準備をしている様子。
And when there is no more you in the soup
そして、スープの中に君のエキスがもう一滴も残らなくなったら
I remove my spoon and drink your juice
俺はスプーンをどけて、君のジュース(愛液)を飲み干すのさ
You wanna do me? Do what you wanna do
俺とヤりたいか? 好きなようにしていいぜ
And if her job is to blow, you could bet she blew
もし彼女の仕事が「ブロー(フェラ)」なら、完璧にやってのけるって賭けてもいいぜ
Mic check, one, two, how's about one, two
マイクチェック、ワン、ツー、ワン・ツーはどうだ?
※女性の胸(2つの乳房)をテストするように揉んだり吸ったりしている様子の隠喩。
P-L-A-Y because I don't have a clue
「プレイ(P-L-A-Y)」するのさ、俺には見当もつかないからな
※「Play」には「遊ぶ/音楽を再生する」という意味がある。女性の体を楽器のように、あるいはゲームのように探りながらプレイするという意味合い。
But when I find out, I'ma show and tell you
でも答え(クリトリス)を見つけたら、ちゃんと教えて(ショウ・アンド・テル)やるよ
※「Show and Tell」はアメリカの小学校などで、自分の宝物をみんなに見せて説明する授業のこと。彼女の「宝物」の扱い方を教えてやるという、下品だがウィットに富んだ表現。
When I lift my top lip, I could still smell you
上唇をめくると、未だに君の匂いがするんだ
When I swallow my spit, I could still taste you
唾を飲み込むと、未だに君の味がするんだよ
Put that pussy in my face every time I face you
お前と顔を合わせる(フェイス)時は毎回、そのプッシーを俺の顔(フェイス)に押し当てろ
It go P-U-S-S-Y
P-U-S-S-Y(プッシー)だ
Because it's the reason I am alive
だって、それが俺が生きている理由なんだからな
Mama, I need it to stay alive
ママ、俺が生き延びるにはそれが必要なんだ
It's like I gotta eat it just to survive
生き残る(サバイブする)ためには、それを食うしかないんだよ
[Chorus]
Hi, I'm the pussy monster, the pussy monster
やあ、俺はプッシー・モンスター、プッシー・モンスターだ
The pussy monster, the pussy monster
プッシー・モンスター、プッシー・モンスターさ
And you gotta feed me
だから俺に餌(プッシー)を与えなきゃダメだぜ
Pussy, pussy-pussy, pussy-pussy
プッシー、プッシー、プッシーをな
Pussy, pussy-pussy, pussy-pussy
プッシー、プッシー、プッシーをな
I got a, I got a, I got a, I got a (Pussy, pussy-pussy, pussy-pussy)
俺には、俺には…(プッシー、プッシー、プッシー)
I got a sweet tooth, I got a sweet tooth
俺は甘党なんだ、甘党なのさ
I got a sweet tooth, I got a sweet tooth
俺は甘党なんだ、甘党なのさ
Now can I eat you? Now can I eat you?
さあ、お前を食べてもいいか? 食っちまってもいいか?
[Verse 2]
Now let me get back to her
さて、あの子の話に戻ろうか
She call me Dracula, and I'll vacuum her
あの子は俺を「ドラキュラ」って呼ぶ、俺は掃除機(バキューム)みたいに吸い尽くしてやるんだ
※吸血鬼ドラキュラのように彼女の血(生理のメタファー、あるいは単なる愛液)を吸い尽くすという、過激でグロテスクなセックスの描写。
Catfish, catfish, that cat, tuna
ナマズ(キャットフィッシュ)、ナマズ、あの猫(キャット)、ツナ(マグロ)だ
※「Cat(猫)」はスラングで「女性器」のこと。女性器の匂い(魚の生臭さ)をCatfishやTunaといった魚の名前に掛けた、ヒップホップにおける古典的かつ下品なワードプレイ。
I'll smack it up flip it like a spatula
思いきり叩いて、フライ返し(スパチュラ)みたいにひっくり返してやるよ
※1990年代に大ヒットしたR&BグループBell Biv DeVoeの「Poison」の有名なフレーズ「Smack it up, flip it, rub it down」へのオマージュ。
Lil' Chris said 'Run It' and I tackled ya'
リル・クリスが「ラン・イット」って言ったから、俺はお前にタックルしたのさ
※R&BシンガーのChris Brown(クリス・ブラウン)の2005年のデビュー曲「Run It!」への言及。「Run it」には「ダンスフロアを揺らせ」という意味があるが、アメフトの文脈(ボールを持って走る)と掛け、猛烈な勢いで女性に襲いかかる(タックルする)様子を描いている。
Baby, can I be the worm in ya apple butt?
ベイビー、君の「アップル・バット(リンゴみたいな尻)」に潜む芋虫になってもいいか?
Now go and back it up, and if you back it up
さあ、後ろに下がってこい、もしお前がバックしてくるなら
I'll suck the front of that pussy from the back of ya
俺はお前の後ろ(バック)から、そのプッシーの「前(クリトリス)」を吸ってやるぜ
※女性が後背位で突き出してきた状態のまま、顔を股の下から潜り込ませて前側をオーラルする(シックスティナインに近いアクロバティックな体位)という、具体的な性行為の描写。
And I'm a urban legend like a black Acura
俺は「黒いアキュラ(ホンダの高級車)」みたいな都市伝説(アーバン・レジェンド)さ
※90年代から00年代初頭のストリートにおいて、NSXなどの黒いAcuraは麻薬の売人(D-boy)が好んで乗る成功の象徴として半ば「都市伝説化」していた。自分の存在がストリートの神話レベルであることを示している。
My taste buds set on a black actress
俺の味蕾(舌)は、黒人の女優(アクトレス)にセットされてるぜ
(Action) The cameras is lookin'
(アクション!)カメラが回ってるぞ
And I hope she make me eat my words 'cause my words is
そして俺は、あの子が俺に「言葉を飲ませて(前言撤回させて)」くれることを望んでる、だって俺の言葉(Words)ってのは…
※「Eat my words(自分の言ったことを撤回する、屈辱を味わう)」という慣用句の「Eat(食べる)」という部分を使い、自分がずっと口にしている「ある言葉(=プッシー)」を文字通り「食べさせて」ほしいという、天才的な言葉遊びのブリッジ。
Pussy, pussy-pussy, pussy-pussy, pussy, pussy-pussy
プッシー、プッシー、プッシーだからな
[Chorus]
Yeah, and I'm the pussy monster, the pussy monster
ああ、俺はプッシー・モンスター、プッシー・モンスターだ
The pussy monster, the pussy monster
プッシー・モンスター、プッシー・モンスターさ
And you gotta feed me
だから俺に餌(プッシー)を与えなきゃダメだぜ
Pussy, pussy-pussy, pussy-pussy
プッシー、プッシー、プッシーをな
I got a sweet tooth, I got a sweet tooth
俺は甘党なんだ、甘党なのさ
I got a sweet tooth, I got a sweet tooth
俺は甘党なんだ、甘党なのさ
Now can I eat you? Can I eat you?
さあ、お前を食べてもいいか? 食っちまってもいいか?
[Verse 3]
I got pussy comin' to me, pussy comin' to me, pussy
プッシーの方から俺に向かってくる、プッシーが俺に向かってくるんだ
Now show me that pussy, I'ma show you where to put it
さあ、そのプッシーを見せてみろ、どこに置けばいいか教えてやるよ(俺の顔の上だ)
And I could make it rain, I'm the hurricane, son
俺は雨(愛液)を降らせてやる、俺はハリケーンだからな、坊主
Say I could make it rain, wit' my hurricane tongue
俺の「ハリケーンの舌(凄まじいオーラルのテクニック)」で、雨を降らせてやるって言ってんだ
※自身の出身地ニューオーリンズを襲った「ハリケーン」を、激しく渦巻く舌の動きになぞらえている。
Like la-la-la-la-la-la-la-la-la-la-la-la-la
レロレロレロレロレロ…ってな
※舌を高速で動かす音のオノマトペ。
Imagine if I did that with your pearl on my tongue, aha
俺の舌の上で、君の「真珠(クリトリス)」にこれをやったらどうなるか想像してみな、アハ
I could make that pussy talk to me (Yeah)
俺はそのプッシーに、俺に向かって喋らせ(喘がせ)てやれるぜ(イェー)
I could make that thing jump off of you and walk to me
そのアソコが君の体から飛び出して、俺のところまで歩いてくるくらいにな
Now walk it out, girl, walk it out, girl, walk it out, girl
さあ「ウォーク・イット・アウト」だ、ガール、歩いてこい、ガール
※アトランタのラッパーUnkの2006年の大ヒットダンス曲「Walk It Out」からの引用。女性器が意志を持って自分の方へ歩いてくるという、漫画のようにシュールでフェティッシュな妄想。
Pussy, pussy
プッシー、プッシー
[Bridge]
I can make that pussy start crying, baby (Ayy)
俺はそのプッシーを「泣かせる(潮を吹かせる)」ことができるんだ、ベイビー(エイ)
And if you on fire, you know the fireman can put out the fire, baby, baby
もし君が火照って(オン・ファイア)いるなら、「消防士(俺)」がその火を消し止めてやるって分かってるだろ、ベイビー
※Lil Wayne自身の2005年のヒット曲「Fireman」からのセルフ・オマージュ。「火消し=欲求を満たす」というメタファー。
Probably 'cause it's the reason I am alive
たぶん、それが俺の生きる理由だからな
Mama, I need it to stay alive
ママ、俺が生き延びるにはそれが必要なんだ
It's like I gotta eat it just to survive
生き残るためには、それを食うしかないんだよ
[Chorus]
Hi, I'm the pussy monster, the pussy monster
やあ、俺はプッシー・モンスター、プッシー・モンスターだ
The pussy monster, the pussy monster
プッシー・モンスター、プッシー・モンスターさ
And you gotta feed me
だから俺に餌(プッシー)を与えなきゃダメだぜ
Pussy, pussy-pussy, pussy-pussy
プッシー、プッシー、プッシーをな
Pussy, pussy-pussy, pussy-pussy
プッシー、プッシー、プッシーをな
I got a, I got a, I got a, I got a
俺には、俺には…
I got a sweet tooth, I got a sweet tooth
俺は甘党なんだ、甘党なのさ
I got a sweet tooth, I got a sweet tooth
俺は甘党なんだ、甘党なのさ
Now can I eat you? Can I eat you?
さあ、お前を食べてもいいか? 食っちまってもいいか?
[Outro]
I don't know what she thought, I don't know what she thought
あの子がどう思ったかは知らねぇ、どう思ったかはな
I don't know what she thought, I don't know what she thought
あの子がどう思ったかは知らねぇ、どう思ったかはな
I could play wit' that pussy like I play my guitar
俺はギターを弾くみたいに、そのプッシーを「プレイ」できるぜ
※当時、Wayneがライブパフォーマンスなどで度々ギターを演奏していたこと(後のロックアルバム『Rebirth』への布石)に引っ掛け、指のテクニックを楽器の演奏に例えている。なお、この曲が差し替えられる前のオリジナル曲のタイトルは「Playing with Fire(火遊び/ギターを激しく弾く)」であった。
I could play wit' that pussy like I play my guitar
俺はギターを弾くみたいに、そのプッシーをプレイできるんだ
I could play wit' that pussy like I play my guitar
俺はギターを弾くみたいに、そのプッシーをプレイできるんだ
I could play wit' that pussy like I play my guitar
俺はギターを弾くみたいに、そのプッシーをプレイできるんだ
Yeah, yeah, yeah, yeah
イェー、イェー、イェー、イェー
Pussy, pussy-pussy, pussy-pussy
プッシー、プッシー、プッシー
Pussy-pussy, pussy-pussy
プッシー、プッシー
Pussy-pussy, pussy-pussy
プッシー、プッシー
Yeah, play wit' that pussy like I play my guitar, ow
ああ、ギターを弾くみたいに、そのプッシーをプレイするのさ、アウ
Yeah, David Banner on the beat, bitch
ああ、ビート上にはデヴィッド・バナーだぜ、ビッチ
Young Mula, baby
ヤング・ムーラ(ヤング・マネー)、ベイビー
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