Artist: Travis Scott (feat. Rob49 & 21 Savage)
Album: UTOPIA
Song Title: TOPIA TWINS
概要
トラヴィス・スコットの4thアルバム『UTOPIA』(2023年)に収録された、極めてストレートで享楽的なサザン・ヒップホップ/ストリップクラブ・アンセム。ニューオーリンズの気鋭ラッパーRob49の荒々しいフロウと、アトランタの21 Savageの冷徹なラップをフィーチャーしている。重厚でバウンシーなトラップビート(Wheezy, Cadenzaらがプロデュース)の上で、「双子のビッチ(Twin bitches)」との豪遊やプライベートジェット、カスタムカーといった規格外の富と性的嗜好を歌う。アルバム全体を覆う哲学的でダークなトーンから一転、純粋に首を振らせるための強烈なバンガーであり、ライブやクラブで絶大な熱狂を生み出す一曲である。
和訳
[Intro: Travis Scott & Rob49]
Twin bitches, twin bitches
双子のビッチ、双子のビッチ
Twin bitches hoppin' off a jetski (Yeah)
双子のビッチが、ジェットスキーから飛び降りる(イェー)
※富裕層の象徴であるジェットスキーでの豪遊と、見た目がそっくりな二人の女性(双子/親友同士)を侍らせるというフレックス。
(Ayy, what we doin'?)
(エイ、俺たちは何してるんだ?)
Twin bitches, twin bitches (Yeah)
双子のビッチ、双子のビッチ(イェー)
Twin bitches hoppin' off a jetski (Yeah, yeah)
双子のビッチが、ジェットスキーから飛び降りる(イェー、イェー)
[Verse 1: Rob49]
It's so hard to hide I'm a dawg, nigga, I make a mistake and show it
俺が「犬(女好き/ギャング)」だってことを隠すのは難しいぜ、なぁ、ついミスって本性を出しちまう
※ここからRob49のヴァース。「dawg(犬)」はストリートの仲間を指すと同時に、女性に対してだらしない(発情した犬)という意味。
Way I shoot my shot at all these hoes, I fuck my shoulder up
このビッチ共全員にシュートを打つ(口説きまくる)から、肩を壊しちまったよ
※バスケットボールのシュート(shoot a shot)と、女性にアプローチするスラングを掛けている。
Travis, what if they twins and they Siamese, but they wanna fuck us both? (Yeah)
トラヴィス、もしそいつらがシャム双生児(結合双生児)で、俺たち両方とヤリたがってたらどうする?(イェー)
※強烈でグロテスクな性的なジョーク。いかなる状況でも女を抱くというストリートのユーモア。
Buy her what she want and suck her toes, I'm tryna make her cum
彼女が欲しいモノを買ってやって、つま先を舐める、彼女をイカせようとしてるんだ
Told her throw it back and put that pussy on me (Yeah)
彼女に「ケツを押し付けて(スロー・イット・バック)、そのプッシーを俺に乗せろ」って言ったのさ(イェー)
[Verse 2: Travis Scott & Rob49]
Told her sit it on this dick, I took the glizzy off me
彼女に「このイチモツの上に座れ」って言った、俺はグリジー(銃)を外したぜ
※「glizzy」はGlock(拳銃)のスラング。セックスのために武装を解除した状態。
And you know this life been busy, man, I'm Bizzy, homie
俺の人生が忙しい(ビジー)ってのは分かってるだろ、なぁ、俺はビジーさ、ホーミー
※伝説的ラップグループBone Thugs-N-Harmonyのメンバー「Bizzy Bone」と掛けている。
And I come through, throw a pack, she never leave me lonely (Yeah, yeah)
俺がやって来て、札束(パック)を投げる、彼女は絶対に俺を一人にしない(イェー、イェー)
I can't do no cuddles, can't stay 'til the mornin' (Can't stay 'til the mornin')
イチャイチャ(カドル)なんてできねえ、朝まで一緒にいることもできねえよ(朝までは無理だ)
※ストリート特有の、セックス後に愛情を示さずすぐに立ち去る冷徹なスタンス。
She an angel in the streets, a demon undercover (Yeah)
彼女はストリートじゃ天使だが、ベッドの中(アンダーカバー)じゃ悪魔さ(イェー)
※「undercover(潜入捜査/シーツの下)」のダブルミーニング。昼と夜で態度が豹変する女性の描写。
Lie to shorty like I hate her, fuck her like I love her (Fuck her like I love her)
あの子には「嫌いだ」って嘘をついて、愛してるみたいに激しくヤるのさ(愛してるみたいにヤる)
I be stuntin' like my daddy, I'm from New Orleans project (From New Orleans project)
俺の親父みたいにフレックス(スタント)してるぜ、俺はニューオーリンズの団地(プロジェクト)の出身だからな
※ニューオーリンズのCash Money Recordsのボス、Birdman(別名Stunna)の口癖や、Lil Wayneの楽曲「Stuntin' Like My Daddy」へのシャウトアウト。
Yeah
イェー
[Chorus: Travis Scott]
Sittin' sideways with a drink while I think
考え事をしながら、ドリンク(リーン)を片手に横向き(シッティン・サイドウェイズ)に座る
※テキサスのラッパーPaul Wallのクラシック「Sittin' Sidewayz」へのオマージュ。体を斜めにしてカスタムカーを運転するヒューストンスタイル。
Bitches get cold in the summer, keep a mink
ビッチ共は夏でも寒がるからな、ミンクのコートを持っておけ
※高級車や豪邸のクーラーが効きすぎている、あるいは「cold(冷酷)」になる女性への防衛策として高級なミンクを与えるという成金フレックス。
Tell me what you doin' for her, better not think
お前が彼女のために何をしてるか教えてみろ、考えない方がいいぜ
※相手の男(金のない男)に対する見下し。
Another nigga do it for her before you blink
お前が瞬きする前に、別の野郎(俺)が彼女のためにやって(買っ)てやるからな
Highway movin' right behind me, a fleet
高速道路を走る、俺のすぐ後ろには車列(フリート)が続いてる
※トラヴィスの取り巻き(セキュリティや仲間)が乗る高級車の車列。
If she get too annoyin', find a beach
もし彼女が鬱陶しくなったら、ビーチ(海)でも見つけな
※「find a beach(ビーチに行け=どっか行け)」と「bitch(ビッチ)」を掛けた言葉遊び。
Twin bitches, twin bitches
双子のビッチ、双子のビッチ
Twin bitches hoppin' off a jetski (Perfect)
双子のビッチが、ジェットスキーから飛び降りる(完璧だ)
[Verse 3: 21 Savage & Travis Scott]
Twin bitches (21), twin Dracs
双子のビッチ(21)、双子のドレイコ(AK-47)
※ここから21 Savageのヴァース。「Draco」はルーマニア製のAKピストル。
Twin Glocks, twin jets (21)
双子のグロック、双子のプライベートジェット(21)
Charter planes, I don't ride prop
チャーター機さ、プロペラ機なんかには乗らねえよ
※同じプライベート飛行機でも、安価なプロペラ機ではなく最高級のジェット機に乗るというマウント。
Slow stroke (Yeah, perfect) from the back, I been drinkin' Wock'
後ろからゆっくり突く(イェー、完璧だ)、ウォック(リーン)を飲んでるからな
※「Wockhardt(ウォックハルト)」はコデイン入り咳止めシロップの高級ブランド。薬の作用で動作が遅くなっている状態での性行為。
X-rays, CAT scans, nigga, ask my opps (21)
レントゲンにCTスキャンだ、なぁ、俺の敵(オップス)に聞いてみな(21)
※21 Savageに撃たれた敵たちは、病院送りにされてレントゲンやCTスキャンを受けるハメになるという残酷な脅し。
Ten bad bitches in the studio, they all props (Perfect)
スタジオには10人のイケてるビッチがいるが、あいつらは全員「小道具(プロップス)」さ(完璧だ)
※女性を単なる背景やアクセサリーとして扱う冷徹なスタンス。
Treat them niggas like rhythmic radio, they all pop
あの野郎共をリズミック・ラジオみたいに扱ってやる、奴らは全員「ポップ(大衆向け/撃たれる)」だからな
※「Rhythmic radio(ヒップホップとポップスを流すラジオ局)」と「pop(撃つ)」のダブルミーニング。ストリートのリアルさがないフェイクなラッパーたちを撃ち殺すという宣言。
Should've got some lipo', she got shots, now her ass dropped
脂肪吸引(リポ)にしとくべきだったな、彼女は注射(豊胸/尻)を打ったせいで、今じゃケツが垂れ下がっちまった
※安価な美容整形(シリコン注射)に失敗した女性への皮肉。
Slime sittin' in the cell, I bet he comin' home like Pac (On God, perfect)
スライム(兄弟)が独房(セル)に座ってる、あいつは2Pacみたいに帰ってくる(釈放される)と賭けるぜ(神に誓って、完璧だ)
※「Slime」はYSL Recordsのボスであり、RICO法違反で収監中の盟友Young Thugのこと。彼が2Pacのように刑務所から復活し、伝説になるという願い。
She give me wet mouth, I need a mop
彼女が濡れた口(フェラチオ)をしてくれる、モップが必要だぜ
I don't want that clean head, lil' bitch, I want that slop (21)
お上品(クリーン)なフェラなんか求めてねえよ、ビッチ、俺は下品でずさん(スロップ)なやつが欲しいんだ(21)
She can't bring her phone, ain't no givin' out my drop
彼女は携帯を持ち込めない、俺の居場所(ドロップ)をバラさせるわけにはいかねえからな
※敵に位置情報を漏らされないためのギャングのセキュリティ対策。
Rockin' Lanvins when I step on niggas' blocks (On God)
野郎共のブロック(シマ)に足を踏み入れる時は、ランバンを履いてるぜ(神に誓って)
※フランスの高級ブランド「Lanvin(ランバン)」の分厚いスニーカー。敵の陣地に高級な靴で乗り込むという肝の据わったフレックス。
Need a dealer license, all these cars I done copped
これだけ車を買ったんだから、ディーラー(販売業者)の免許が必要だな
They keep lookin' for her head, but it's goin' down like Joc (21)
奴らは彼女の頭(フェラ)を探し続けてるが、こいつはジョックみたいに「ゴーイン・ダウン」するんだぜ(21)
※アトランタのラッパーYung Jocの2006年の大ヒット曲「It's Goin' Down」へのシャウトアウトと、フェラチオ(頭を下げる=go down)を掛けたワードプレイ。
Oh, he think he tough? He just actin', he The Rock (Yeah)
オー、あいつは自分がタフだと思ってるのか? ただの演技さ、ザ・ロック(ドウェイン・ジョンソン)みたいにな(イェー)
※プロレスラー/俳優の「The Rock(ドウェイン・ジョンソン)」を引き合いに出し、タフぶっている敵はただの役者(フェイク)だと見下している。
Amazon Prime, give me two days, I bet he drop (Pussy)
Amazonプライムさ、2日だけ猶予をくれ、あいつが落ちる(死ぬ)方に賭けるぜ(クソ野郎)
※「Amazon Prime」の2日間配送(当時)に掛け、敵を暗殺するのに2日もあれば十分だという極めて現代的で恐ろしいパンチライン。
[Chorus: Travis Scott]
Sittin' sideways with a drink while I think
考え事をしながら、ドリンクを片手に横向きに座る
Bitches get cold in the summer, keep a mink
ビッチ共は夏でも寒がるからな、ミンクのコートを持っておけ
Tell me what you doin' for her, better not think
お前が彼女のために何をしてるか教えてみろ、考えない方がいいぜ
Another nigga do it for her before you blink
お前が瞬きする前に、別の野郎が彼女のためにやってやるからな
Highway movin' right behind me, a fleet
高速道路を走る、俺のすぐ後ろには車列が続いてる
If she get too annoyin', find a beach
もし彼女が鬱陶しくなったら、ビーチ(海)でも見つけな
Twin bitches, twin bitches
双子のビッチ、双子のビッチ
Twin bitches hoppin' off a jetski
双子のビッチが、ジェットスキーから飛び降りる
[Verse 4: Travis Scott & 21 Savage]
It's not electric, this shit gassed up, can you catch it? (Skrrt, skrrt)
こいつは電気(EV)じゃねえ、ガソリン(ガス)満タンのシットだ、お前は追いつけるか?(スキール音)
※流行りの電気自動車(テスラ等)ではなく、大排気量のガソリン車に乗っていること。「gassed up」は「ハイになっている/最高に盛り上がっている」状態も意味する。
The Virgil jetski one of one-fifty, check the leverage (Pussy)
ヴァージルのジェットスキー、150台限定の1台だ、このレバレッジ(権力)をチェックしな(クソ野郎)
※故ヴァージル・アブローがデザインしたMaybachの超限定ジェットスキーへの言及。
Got two twins, they top tier, that's my favorite fetish
双子を2人(計4人/または極上の双子)連れてる、あいつらはトップティア(最高級)だ、それが俺のお気に入りのフェティッシュさ
Deep in her throat 'til she tear, I'm her favorite beverage (Straight up)
涙を流すまで喉の奥深くに突っ込む、俺は彼女のお気に入りの飲み物(飲料)なのさ(間違いないぜ)
※オーラルセックスと精液(beverage)の露骨なメタファー。
Ran out of time, made ten APs, man, I can't retire
時間が足りねえよ、10個のAP(オーデマ・ピゲ)を作ったが、なぁ、俺はまだ引退できねえんだ
Been on the road collectin' rubber bands to match attire (Yeah)
ずっとツアー(ロード)に出て、服装(アタイア)に合わせるために輪ゴム(ラバーバンド)を集めてたんだ(イェー)
※「rubber bands」は札束を束ねる輪ゴム。服のコーディネートと同じくらい、大量の札束(金)を集めているというフレックス。
I got the vision, ain't no dippin' in that ayahuasca
俺にはビジョンがある、アヤワスカ(幻覚剤)なんかに浸る必要はねえよ
※アマゾンのシャーマンが使う強力な幻覚剤アヤワスカ。そんな薬物に頼らなくても、俺には生まれつき未来を見通すビジョンがあるという自負。
This shit get thicker than a bitch with stripes, LSU Tigers (Pussy)
このシットは、ストライプ柄のビッチ、LSUタイガースよりも分厚い(シック)ぜ(クソ野郎)
※ルイジアナ州立大学(LSU)のスポーツチーム「Tigers(虎のストライプ)」と、「thick(ケツがデカい/内容が濃い)」を掛けた言葉遊び。
Ayy, twin, call up twin, tell her I'm in town now (21)
エイ、双子の片割れ、もう一人の双子に電話して、「俺が街(タウン)に来た」って伝えろ(21)
London bitch, she wanna link, she dropped the pin to pound town (21)
ロンドンのビッチ、彼女は俺と会いた(リンクした)がってる、パウンド・タウン(ヤる場所)へのピン(位置情報)を送ってきたぜ(21)
※「pound town」は激しいセックスをするという意味のスラング。
Ass thick, when she walk, it got its own surround sound (Yeah)
ケツがデカい(シック)、彼女が歩くと、それ自体がサラウンド・サウンド(立体音響)を放つんだ(イェー)
※肉付きの良いお尻が歩くたびに揺れて音を立てる様子。
And she tryna ride me like a wave, I'ma drown, drown
そして彼女は波(ウェーブ)みたいに俺に乗り(騎乗位し)たがる、俺は溺れちまう、溺れちまうよ
She say she like the way the soul chop, it make her bounce, bounce (21)
彼女は「ソウルのサンプリング(チョップ)が好き」って言うんだ、それが彼女をバウンス(トワーク)させるのさ(21)
※カニエ・ウェストが得意とするような「ソウル・チョップ(古いソウル音源を切り刻んでビートを作る手法)」と、ベッドでのバウンスを掛けている。
She from the west, but when she with me, she from down south
彼女は西海岸(ウェスト)の出身だが、俺と一緒にいる時は、南部の女(ダウン・サウス)になるんだ
※カリフォルニアの女性(カイリー・ジェンナー等)が、テキサス(南部)出身のトラヴィスの影響で南部のストリートカルチャーに染まる様子、またはオーラルセックス(go down south)の暗喩。
Flew into town, not to hotel, but to the town house
街へ飛んでいく、ホテルじゃなく、タウンハウス(貸切の豪邸)へな
I send the drop, they hit the drop, we brought the drops out (On God)
俺が位置情報(ドロップ)を送ると、奴らがそこ(ドロップ)にやって来る、俺たちはドロップトップ(オープンカー)を持ち出すのさ(神に誓って)
※「Drop(位置情報/合流場所/オープンカー)」という同じ単語を3つの異なる意味で使用したワードプレイ。
[Chorus: Travis Scott & 21 Savage]
Sittin' sideways with a drink while I think
考え事をしながら、ドリンクを片手に横向きに座る
Bitches get cold in the summer, keep a mink
ビッチ共は夏でも寒がるからな、ミンクのコートを持っておけ
Tell me what you doin' for her, better not think
お前が彼女のために何をしてるか教えてみろ、考えない方がいいぜ
Another nigga do it for her before you blink (On God)
お前が瞬きする前に、別の野郎が彼女のためにやってやるからな(神に誓って)
Highway movin' right behind me, a fleet
高速道路を走る、俺のすぐ後ろには車列が続いてる
If she get too annoyin', find a beach (21)
もし彼女が鬱陶しくなったら、ビーチ(海)でも見つけな(21)
Twin bitches, twin bitches (Yeah)
双子のビッチ、双子のビッチ(イェー)
Twin bitches hoppin' off a jetski
双子のビッチが、ジェットスキーから飛び降りる
