Artist: Larry June , Curren$y & The Alchemist
Album: Spiral Staircases
Song Title: Spiral Staircases
概要
西海岸のヘルシーなハスラーことラリー・ジューン(Larry June)と、ニューオーリンズのドン、カレンシー(Curren$y)が、ヒップホップ界最高峰のプロデューサー、ジ・アルケミスト(The Alchemist)のビートの上で再び交わった。コラボレーションアルバムのタイトルトラックでもある「Spiral Staircases」は、彼らがストリートの過酷なゲームを勝ち抜き、手に入れたラグジュアリーな成功をテーマにしている。「螺旋階段」や「本物の絵画」といったモチーフは、成り上がった者だけが到達できる邸宅の優雅さを象徴している。アルケミストによるジャズライクでレイドバックした上質なループに乗せ、カレンシーは成功者の達観した視点から言葉の重みを語り、ラリー・ジューンは彼ならではのオーガニックな食事や筋トレ、そしてビジネスの成功を軽快に描写する。アウトロのパロサント(香木)に関するサンプリングも相まって、ストリートのハードさと洗練された大人の余裕が見事に調和した、彼らの美学が凝縮されたマスターピースである。
和訳
[Intro: Curren$y & Larry June]
Yeah, yeah, yeah
Ayy-ayy-ayy-ayy-ayy-ayy-ayy-ayy-ayy-ayy
Huh
[Verse 1: Curren$y & Larry June]
Spiral staircases
螺旋階段
No prints, these the actual paintings
プリントじゃない、本物の絵画だ
※豪邸の様子を描写。複製されたポスターではなく、本物の高価なアートを飾るほどの成功を意味する。
'Cause we actually made it
だって俺たちは本当に成功を掴んだんだから
Bitch, we actually players
ビッチ、俺たちは本物のプレイヤーなんだよ
(Ayy-ayy-ayy-ayy-ayy-ayy)
Be careful what you saying
口にする言葉には気をつけろ
Could leave a man hanging
男を吊るし上げることになりかねない
Words too loose could quickly form into a noose
不用意な言葉は、すぐに絞首縄へと姿を変える
※「loose(緩い)」と「noose(絞首縄)」のライム。ストリートでは軽はずみな発言が命取りになるという教訓。
Photoshoot at the horse stables, me and baby drove the coupe
馬小屋での写真撮影、俺とベイビーでクーペを走らせた
355 Burlinetta, that's short cheddar (Uh)
355ベルリネッタ、あんなの端金さ
※「355 Burlinetta」はフェラーリF355のこと。「short cheddar」は少ない金、つまりフェラーリ程度は彼らにとって小銭で買える安物だというフレックス。
The sun was leaking through the blinds while I was writing rhymes
ライムを書き留めている間、ブラインドから太陽の光が漏れていた
Soft lighting as I reflect on them harder times
柔らかな光の中で、あのもっと過酷だった時代を振り返る
You're all invited on this quest, I'm out here getting mine
お前ら全員をこの探求に招待する、俺はここで自分の分を手に入れてるんだ
And whoever don't want theirs, oh, I got big eyes
自分の分がいらない奴がいるなら、あぁ、俺は欲張りだからな
I seen it, said, "I gotta have it," I mean it, I'll be right back
それを見て、「これは手に入れないと」と言った。本気だ、すぐに戻ってくるぜ
Next week, you seen me on the street in that, leanin' back (Uh)
来週には、お前はストリートでそれに乗ってふんぞり返る俺の姿を見るのさ
Seats reclined but the truck was sitting up
シートは倒しているが、トラックは高くそびえ立っている
G 63 make them bitches wan' sightsee, who sick as us?
G63がビッチどもに観光したいと思わせる、俺たちほどヤバい奴がいるか?
※「G 63」はメルセデス・ベンツ G63 AMG。高級車に乗っていることで女たちが集まってくる様子。
(Shit, goddamn)
Yeah (Ayy-ayy-ayy-ayy-ayy-ayy)
[Chorus: Curren$y & Larry June]
Spiral staircases (Yeah)
螺旋階段
No prints, these the actual paintings
プリントじゃない、本物の絵画だ
'Cause we actually made it (Actually made it)
だって俺たちは本当に成功を掴んだんだから
Bitch, we actually players
ビッチ、俺たちは本物のプレイヤーなんだよ
(Numbers, uh, ayy-ayy-ayy-ayy-ayy-ayy)
Uh, spiral staircases (Yeah)
螺旋階段
No prints, these the actual paintings
プリントじゃない、本物の絵画だ
'Cause we actually made it (Uh)
だって俺たちは本当に成功を掴んだんだから
Bitch, we actually players
ビッチ、俺たちは本物のプレイヤーなんだよ
(Damn, yeah, ayy-ayy-ayy-ayy-ayy-ayy)
[Verse 2: Larry June]
Forty-mile drive out the way (Uh), got the stash spot (Damn)
40マイルの道のりを外れてドライブ、隠し場所がある
556 in the roof case it get hot (Yeah)
熱くなった時のために、ルーフには5.56ミリ弾を積んである
※「556」はアサルトライフル等で使われる5.56x45mm NATO弾。「get hot」は警察の捜査が迫る、あるいは敵との抗争が激化すること。
Documented miles on the drop, running red lights (Damn)
オープンカーでの記録された走行距離、赤信号を突っ走る
One-point-two on renovations got my land right (Numbers)
リノベーションに120万ドルかけて、俺の土地を完璧に仕上げた
※「Numbers」はラリー・ジューン特有のアドリブで、ビジネスがうまくいき数字が出ていることを表す。
Fly little chick from the east (Uh) just to kick it light (Ayy-ayy-ayy-ayy)
イーストコーストからイケてる女を呼び寄せる、軽く遊ぶためにな
Grab a little sushi light, see a little movie light (Yeah)
軽く寿司をつまみ、軽く映画を観る
Maybe if the conversation cool (Uh), I might kick it light (Man)
会話が弾めば、軽くヤるかもしれないな
Hot tub on the deck, filet mignon grillin' right (Numbers)
デッキにはホットタブ、フィレミニョンが絶妙に焼かれている
Latex gloves in the kitchen (Uh), I count a hundred fast (Ayy-ayy-ayy-ayy)
キッチンでラテックスの手袋をはめ、素早く100数える
※料理をしている描写にも見えるが、ラテックス手袋をして指紋を残さずにドラッグの計量や大金を数えるハスラーの暗喩。
Herbal tea in the morning, twenty-four-hour fast (Yeah)
朝はハーブティー、24時間の断食だ
※ストリートの描写から一転して、ラリー・ジューンの「ヘルシーなハスラー」としての健康的なルーティンを語る彼らしいギャップ。
I'm on the money like "In God We Trust" (In God We Trust)
俺は「我ら神を信ず」って言葉みたいに金に密着している
※「In God We Trust」はアメリカの紙幣に印刷されている国の標語。自分が常に金とともにあることの秀逸な比喩。
I know they play a lot of games, love, but not with us (Uh)
連中が色んな駆け引きをしてるのは知ってるが、俺たちには通用しないぜ
I'm off the grid, don't smoke, but I got the SIG (Got the SIG)
俺はオフグリッドだ、煙は出さないがSIGは持ってるぜ
※「don't smoke」は大麻やタバコを吸わない、または目立つ行動を避けること。「SIG」はスイスの銃器メーカーSIG Sauerのこと。目立たず静かにしているが武装はしているという警告。
I'm 'bout to reload, you trolls better tuck and dip (Uh)
リロードするところだ、お前ら荒らしどもは身を隠して逃げた方がいいぜ
My money is long like flights out to Asia and shit (Asia and shit)
俺の金は、アジアへ飛ぶフライトみたいに果てしなく長いんだ
Spiral staircases and caters and shit
螺旋階段に、ケータリングとかそんな感じだ
[Chorus: Curren$y & Larry June]
Spiral staircases
螺旋階段
No prints, these the actual paintings
プリントじゃない、本物の絵画だ
'Cause we actually made it
だって俺たちは本当に成功を掴んだんだから
Bitch, we actually players
ビッチ、俺たちは本物のプレイヤーなんだよ
(This shit way too motherfuckin' easy, P, you know what I'm talkin' about?
(こんなのマザーファッキンなほど楽勝だぜ、P、俺の言ってること分かるか?
I got spots like a cheetah)
俺にはチーターみたいにスポットがあるんだ)
※「spots」はチーターの斑点と、「自分の場所(高級物件や拠点)」を掛けている。
Uh, spiral staircases
螺旋階段
No prints, these the actual paintings
プリントじゃない、本物の絵画だ
'Cause we actually made it
だって俺たちは本当に成功を掴んだんだから
Bitch, we actually players
ビッチ、俺たちは本物のプレイヤーなんだよ
(Better believe it, uh, TFM, Jet Life, ALC, numbers
(信じた方がいいぜ、TFM、Jet Life、ALC、ナンバーズ
※「TFM」はラリー・ジューンのレーベルThe Freeminded、「Jet Life」はカレンシーのレーベル、「ALC」はThe Alchemist。3者の完璧なタッグを誇示している。
Ayy-ayy-ayy-ayy-ayy-ayy-ayy-ayy-ayy-ayy, good job
エイエイエイエイ、よくやった
Damn, shit, sock it to me)
クソッ、ブチかましてくれ)
[Outro]
Johnny's family has been collecting palo santo for generations
ジョニーの家族は何世代にもわたってパロサントを採取してきた
In the old days, they combined wood collection with other activities
昔は、木材の収集と他の活動を組み合わせていたんだ
Por ese palo santo no se puede, instalar, no sirve para nada
そのパロサントでは設置できない、何の役にも立たない
※パロサントは場を浄化するために焚かれる香木。オーガニックでスピリチュアルな雰囲気を好むラリー・ジューンの美学を体現するサンプリングであり、偽物(質の悪い香木)は役に立たないという本物志向のメッセージにも繋がっている。
