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Triple Threat - Freddie Gibbs 【和訳・解説】

Artist: Freddie Gibbs

Album: Freddie

Song Title: Triple Threat

概要

本作「Triple Threat」は、Freddie Gibbsが2018年にサプライズリリースしたプロジェクト『Freddie』に収録されたハードコアなトラップ・バンガーだ。このアルバムはヒップホップ・シーンのトレンドセッターであるKenny Beatsらが大半のプロデュースを手掛け、重厚な808ベースとスピーディーなハイハットが特徴的なサウンドを展開している。タイトル「Triple Threat(三拍子揃った脅威)」が示す通り、Gibbsはドラッグディーラーとしての圧倒的な財力、冷酷なギャングスタとしての暴力性、そして女たちを魅了するプレイボーイとしての側面を、一切の妥協なくリリックに叩き込んでいる。特にR&B的な「告白する(I must confess)」という甘いフレーズを逆手に取り、最終的に「警察に100年の刑期を提示されても絶対に自白しない(I won't confess)」とストリートの掟(No Snitching)を宣言する展開は、彼の絶対的なハスラー・ペルソナを証明するヒップホップ史に残る名パンチラインである。

和訳

[Intro: Freddie Gibbs + Sample]

Till we get it right, baby, yah
完璧なブツに仕上がるまでやるんだ、ベイビー、yah
※コカインを調理して極上のクラック(麻薬)を精製する作業を示唆している。

Mix it up till we get it right, yah
完璧になるまで混ぜ合わせるんだ、yah

If anything stay in your lane, you in my city now
いいか、自分の分をわきまえて大人しくしてな、お前は今俺のシマにいるんだぜ
※「stay in your lane」は「自分の車線を走る=出しゃばらず自分の立場を守る」という意味のスラング。

Put diamonds on me and my riders on me
俺の体にダイヤを纏い、俺の背後には武装した仲間たちがついてる

Came like LeBron, only trill niggas doing this shit
レブロンのように君臨する、こんな真似ができるのは本物のニガだけだ
※NBAのキングであるLeBron James(レブロン・ジェームズ)のように、圧倒的な実力でシーンの頂点に立つというフレックス。「trill」はtrue(真実)とreal(本物)を合わせたサザン・ヒップホップ発祥のスラング。

Ridin' on 'em, never dyin' on em
奴らを襲撃し、俺たちが死ぬことは決してない
※「Ridin'」は敵対するギャングへのドライブバイ(車からの銃撃)や襲撃に向かうこと。

("Man, you can't tell me a motherfuckin' thing, bruh")
(「なぁ、お前ら俺に指図なんて一切できねえんだよ、ブラザー」)

Yeah, yeah
(Yeah, yeah)

[Verse 1]

Triple-threat, triple-black the 'Vette—left it drippin' wet
トリプル・スレット、トリプル・ブラックのコルベット、滴るほど濡らしたままにしてやったぜ
※「Triple-threat」はバスケットボール用語(ドリブル・パス・シュートの3つができる体勢)から転じて「3つの才能を持つ脅威」。「triple-black」は外装・内装・ルーフのすべてが黒塗りの高級車。「'Vette」はシボレー・コルベット。塗装の艶(ドリップ)と、後述するドラッグや血、女性の濡れ具合をかけている。

Drippin' wet, whip that chicken wet, I just trippled that
滴るほど濡れている、そのチキンを液状に調理して、利益を3倍に膨らませたのさ
※「chicken」は1キロのコカインのこと。コカインを重曹と水で調理(whip)して量を増し、売上を増大させるハスラーの手腕。

Trip with that, bitch, I'm whipping wet, put that on the set
それでトリップしな、ビッチ、俺はドロドロに調理してる、地元のセットに誓ってな
※「set」は自身が所属するギャングのセットやフッド(地元)。「put that on the set」で「ギャングの名にかけて誓う」という意味。

On the set, I iced up the set, put that on my neck
俺のセットに誓うぜ、稼いだ金でセットのロゴをダイヤで埋め尽くし、俺の首にぶら下げたんだ
※「iced up」はジュエリー(ダイヤモンド=Ice)で装飾すること。

On my neck, stay in your lane, this game'll lay you down
俺の首で光ってるだろ、自分の分をわきまえな、このゲームはお前を容赦なく死体にして横たえるぜ
※「game」はストリートの麻薬ビジネスやギャングの抗争。「lay you down」は殺害して地面に横たえること。

Bentley thang, last night, Mulsanne, today, Mercedes down
ベントレーを乗り回す、昨晩はミュルザンヌ、今日はメルセデスを乗り回すのさ

Pinky ring, ice diamond chain, these hoes can't pay me now
小指のリング、総ダイヤのチェーン、あのビッチどもじゃもう俺には到底払いきれねえよ

Bentley thang, last night, Mulsanne, today, Mercedes down
ベントレーを乗り回す、昨晩はミュルザンヌ、今日はメルセデスを乗り回すのさ

[Pre-Chorus]

Fuck your convo, bitch, I'm here for the sex—I must confess
お前の無駄話なんてどうでもいい、ビッチ、俺はヤるためにここに来たんだ、正直に告白するとな

Hit your ho and left that shit drippin' wet—I must confess
お前の女を抱いて、あのプッシーをビショ濡れのまま放置してやった、正直に告白するとな

Fuck this rap shit, I'm just here for the check—I must confess
ラップゲームなんてクソ食らえだ、俺はただ小切手(金)のためにここにいる、正直に告白するとな

Po-po throw the hundred years on the desk—I won't confess
サツが机の上に100年の刑期を突きつけてきやがった、だが俺は絶対に自白なんてしねえよ
※直前までの「告白する(I must confess)」という甘い韻の繰り返しから一転、取調室で警察(Po-po)から終身刑レベルの脅しを受けても、絶対に密告(Snitching)や自白(confess)はしないというストリートの掟を突きつける強烈なパンチライン。

[Chorus]

Roll my dope to smoke like ain't no tomorrow, yo, that's my motto
明日なんて来ないかのように極上の葉っぱを巻いて吸う、ヨォ、それが俺のモットーさ

Fuck your homies, make you po' out the bottle, bitch, I'm a rider
お前の仲間どもをブチ殺し、お前にボトルから酒をこぼさせてやるよ、ビッチ、俺はライディングする男だからな
※「po' out the bottle (pour out the bottle)」は、死んだ仲間を追悼して地面に酒を撒くストリートの儀式。つまり、Freddie Gibbsが「お前の仲間を殺す」ため、残されたお前が「彼らを追悼して酒を撒く羽目になる」という残虐な宣告。「rider」は銃撃戦や殺しを厭わないギャングスタのこと。

Roll my dope to smoke like ain't no tomorrow, yo, that's my motto
明日なんて来ないかのように極上の葉っぱを巻いて吸う、ヨォ、それが俺のモットーさ

Fuck your homies, make you po' out the bottle, bitch, I'm a rider
お前の仲間どもをブチ殺し、お前にボトルから酒をこぼさせてやるよ、ビッチ、俺はライディングする男だからな

[Verse 2]

Triple-threat, chipped 'em with the TEC, left 'em drippin' wet
トリプル・スレット、TEC-9で奴らを削り取り、血でビショ濡れのまま放置してやったぜ
※「TEC」はストリートで悪名高い短機関銃(TEC-9)。銃撃で敵を血の海に沈めた(drippin' wet)ことを表す。

Triple-threat, she a triple-threat; booty, pussy, neck
トリプル・スレット、あの女も三拍子揃ってるぜ、ケツ、プッシー、そしてフェラテクの三つがな
※「neck」はオーラルセックス(フェラチオ)を意味するスラング。

Pussy, neck, papers, pussy wet, guess who pushin' that?
プッシー、フェラ、札束、濡れたプッシー、誰がそれを突き動かしてるか分かるか?

Pushin' that, I crossed out the set, left 'em drippin' wet
突き動かしてるんだ、俺は敵対するセットを名簿から消し去り、血の海に沈めてやった
※「crossed out the set」は、敵のギャング(セット)のタグをスプレーでバツ印にして塗りつぶす(=宣戦布告)、あるいは抗争で相手の組織を壊滅させること。

Drippin' wet, stay in your lane, this game will lay you down
血でビショ濡れさ、自分の分をわきまえな、このゲームはお前を容赦なく死体にして横たえるぜ

Bentley thang, no wedding rang, ten different ladies now
ベントレーを乗り回す、結婚指輪はしてねえ、今じゃ10人の違う女を抱いてるぜ

What you claim? I bang the same, we straight gang gangin' now
お前の所属はどこだ? 俺も同じようにギャングバンギングしてる、俺たちはマジなギャングの活動中だぜ
※「claim」は自分の所属するギャングやセットを主張すること。「bang」はギャングとしての活動(抗争や誇示)を行うこと。

Package cain, hard white cocaine, I'm whippin' babies now
コカインをパッキングする、固形の白いコカイン、俺は今新しい赤ん坊たちを調理して生み出してるんだ
※「cain」はコカイン。「whippin' babies」はコカインを精製してクラックの小さな塊(babies)を作り出すことを指す隠語。

[Pre-Chorus]

Fuck your convo, bitch, I'm here for the sex—I must confess
お前の無駄話なんてどうでもいい、ビッチ、俺はヤるためにここに来たんだ、正直に告白するとな

Hit your ho and left that shit drippin' wet—I must confess
お前の女を抱いて、あのプッシーをビショ濡れのまま放置してやった、正直に告白するとな

Fuck this rap shit, I'm just here for the check—I must confess
ラップゲームなんてクソ食らえだ、俺はただ小切手(金)のためにここにいる、正直に告白するとな

Po-po throw the hundred years on the desk—I won't confess
サツが机の上に100年の刑期を突きつけてきやがった、だが俺は絶対に自白なんてしねえよ

[Chorus]

Roll my dope to smoke like ain't no tomorrow, yo, that's my motto
明日なんて来ないかのように極上の葉っぱを巻いて吸う、ヨォ、それが俺のモットーさ

Fuck your homies, make you po' out the bottle, bitch, I'm a rider
お前の仲間どもをブチ殺し、お前にボトルから酒をこぼさせてやるよ、ビッチ、俺はライディングする男だからな

Roll my dope to smoke like ain't no tomorrow, yo, that's my motto
明日なんて来ないかのように極上の葉っぱを巻いて吸う、ヨォ、それが俺のモットーさ

Fuck your homies, make you po' out the bottle, bitch, I'm a rider
お前の仲間どもをブチ殺し、お前にボトルから酒をこぼさせてやるよ、ビッチ、俺はライディングする男だからな

[Outro]

My diamonds on me and my riders on me, yeah
俺の体にダイヤを纏い、俺の背後には武装した仲間たちがついてる、yeah

Ridin' on 'em, never dyin' on em, yeah
奴らを襲撃し、俺たちが死ぬことは決してない、yeah

My diamonds on me and my riders on me, yeah
俺の体にダイヤを纏い、俺の背後には武装した仲間たちがついてる、yeah

Ridin' on 'em, never dyin' on em, yeah
奴らを襲撃し、俺たちが死ぬことは決してない、yeah

What?
なんだ?