Artist: PARTYNEXTDOOR
Album: PARTYNEXTDOOR TWO
Song Title: Bout It
概要
PARTYNEXTDOORの2ndプロジェクト『PARTYNEXTDOOR TWO』(2014年)に収録された本作は、OVO Soundが提示した「トロント・サウンド」の退廃的で官能的な魅力を凝縮した一曲である。タイトルの「Bout It」は、90年代にMaster P(No Limit Records)が流行らせたサザン・ヒップホップのアイコニックなスラング「Bout It, Bout It(覚悟ができているか、本気か)」を借用したものだ。PNDはこのストリートの言葉を、ベッドルームでの性的な覚悟や、Toxic(有毒)なライフスタイルについてこれるかという文脈に変換している。PND自身が手掛けた、重低音が響くトラップ・ビートと浮遊感のあるシンセサイザーに乗せ、ドラッグ(ピル)に溺れる女性たちや、誠実さを信じられない冷え切った人間関係といった、夜の街のアンダーグラウンドなリアルを極めてパーソナルな視点で描き出している。
和訳
[Intro]
Swear to God, might fuck with this new OVO shit
神に誓って、この新しいOVOのサウンドに夢中になっちまうかもしれない
※OVO SoundはPNDが所属するDrakeのレーベル。自分たちの生み出す最先端の音楽に対する絶大な自信。
Swear to God, hallelujah to the under lords
神に誓って、アンダーグラウンドのボスたちにハレルヤ(賛美)を
How we ride when we ride
俺たちが車で流す時、どんな風に流すか
East niggas tell how we ride out Sauga city trip
サウガ・シティへの旅で俺たちがどうやって流すか、イーストの野郎どもが教えてくれるさ
※Sauga city(サウガ・シティ)はカナダのオンタリオ州ミシサガのこと。PNDの地元であり、トロント(イースト)の連中にも自分たちのフッドでの遊び方が知れ渡っているというフレックス。
[Verse 1]
She call me like she can't wait, she want it now, now, now
彼女は待ちきれないって感じで俺に電話してくる、今すぐそれが欲しいんだと
I give it to her that way, right now, now, now
彼女の望み通りに与えてやるよ、今すぐにな
We pop and roll to the strip, grind on that dick
俺たちはクスリをキメてストリップクラブに繰り出し、このイチモツにすり寄ってくる
※「pop and roll」はMDMA(エクスタシー)などのピルを飲み、ハイになって楽しむ(roll)ことのストリート・スラング。
I brought her back to the crib, skipped the foreplay
彼女を俺の家に連れ帰り、前戯はすっ飛ばした
She's laying down edge to edge
彼女は端から端まで横たわっている
Right on my bed, blonde bitch with her blue eyes
俺のベッドのど真ん中にな、青い目をしたブロンドのビッチさ
Like butter the way she spread
まるでバターみたいに、彼女はなめらかに脚を広げるんだ
Oh man, I love my lil' chicka
ああ、俺の可愛い女の子を愛してるぜ
My Nina, Melina, Aurona, Melauna
俺のニーナ、メリーナ、アウロナ、メラウナ
She want the anaconda right? (yah)
彼女はアナコンダが欲しいんだろ?(yah)
※「anaconda」は巨大な蛇であり、男性器のメタファー(Sir Mix-A-Lotのクラシック「Baby Got Back」などでも使われる有名なスラング)。
[Chorus]
Is you 'bout it, 'bout it?
お前はその気があるのか?
Is you 'bout it, 'bout it?
本気でヤる気があるのか?
※Master Pのクラシック曲「Bout It, Bout It」からの引用。「Bout It」は元々「ギャングとしての覚悟があるか」という意味だが、ここでは「俺のハードなライフスタイルやセックスについてこれるか」と女性を挑発している。
'Bout it, 'bout it
その気があるのか
Your body, your body is pure gold
君の体、君の体は純金みたいだ
Is you 'bout it, 'bout it?
お前はその気があるのか?
Is you 'bout it, 'bout it
本気でヤる気があるのか?
'Bout it, 'bout it
その気があるのか
The way you prove you're 'bout it, girl
君が本気だってことを証明するやり方さ、ガール
[Verse 2]
She loves my style, love the way I sound
彼女は俺のスタイルを愛し、俺のサウンドを愛している
Love the way I talk, love the way I hang
俺の話し方を愛し、俺の遊び方を愛している
God made no mistake, I done came a long way
神は間違いを犯さなかった、俺は長い道のりを乗り越えてきたんだ
So don't mind me if I don't mind you
だから、俺が君を気にしなくても、君も俺を気にするなよ
Nigga, I got pill poppin' bitches in the back, of the Cherokee
なあ、俺のチェロキーの後部座席には、ピルをキメてるビッチたちが乗ってるぜ
※「Cherokee」はジープ・チェロキー(SUV)。ドラッグに溺れる女性たちを侍らせている、OVO特有の退廃的でダークな日常風景。
Bitches still don't know how to react, to sincerity
ビッチどもはいまだに、誠実さにどう反応していいか分かっちゃいないのさ
※Toxicな関係性に慣れきっているため、本当の「誠実さ(sincerity)」を見せられても困惑してしまうというストリートの女性たちの悲哀を突いている。
[Chorus]
Is you 'bout it, 'bout it?
お前はその気があるのか?
Is you 'bout it, 'bout it?
本気でヤる気があるのか?
'Bout it, 'bout it
その気があるのか
Your body, your body is pure gold
君の体、君の体は純金みたいだ
Is you 'bout it, 'bout it?
お前はその気があるのか?
Is you 'bout it, 'bout it
本気でヤる気があるのか?
'Bout it, 'bout it
その気があるのか
The way you prove you're 'bout it, girl
君が本気だってことを証明するやり方さ、ガール
[Outro]
Stop telling those lies about me, girl
俺に関する嘘を言いふらすのはやめろよ、ガール
And I just might call you back some time
そしたら、そのうち折り返し電話してやるかもしれないからな
A nigga might just holla back some time
俺から連絡してやるかもしれないぜ
I might just hit you back like
こんな風に返事をするかもしれない
Stop telling those lies about me, girl
俺に関する嘘を言いふらすのはやめろよ、ガール
I might just call you back one day
いつか折り返し電話してやるかもしれない
I might just call you back one day
いつか折り返し電話してやるかもしれない
(Might just call you back)
(折り返し電話するかもな)
(Sex on the couch, don't pull out)
(カウチの上でのセックス、途中で抜かないでくれよ)
※「don't pull out」は避妊をせずにそのまま果てる(中出しする)こと。女性側からの極めて生々しく性的な要求。
(Sex on the couch, don't pull out)
(カウチの上でのセックス、途中で抜かないでくれよ)
Yeah, yeah
