Artist: Lil Baby (feat. Gunna)
Album: Street Gossip
Song Title: Ready
概要
2018年11月にリリースされたLil Babyのミックステープ『Street Gossip』に収録された「Ready」は、アトランタの新たな黄金期を牽引するLil BabyとGunnaという最強のデュオによるトラップ・バンガーである。直前の同年10月にリリースされた彼らのコラボプロジェクト『Drip Harder』の大ヒットの熱冷めやらぬ中でドロップされた本作は、天才プロデューサーMetro Boominがビートを手掛けている。彼のアイコニックなプロデューサータグから幕を開け、ダークで浮遊感のあるシンセと重厚な808ベースの上で、二人がストリートでの成功、莫大な富、そしてこれからの更なる飛躍に対する「準備(Ready)」が完全に整っていることを証明する。アトランタ特有のスラングや、過去のラップシーンへのリスペクトを交えた巧みなワードプレイが光る、トラップミュージックの最前線を提示した一曲だ。
和訳
[Intro]
Metro Boomin want some more, nigga
メトロ・ブーミンがもっと欲しがってるぜ
※プロデューサーであるMetro Boominのシグネチャータグ。Young Thugの音声が使われている。
[Chorus: Gunna]
In that fast thing, speedin' through the city (Skrrt, skrrt)
あの速い車で、街を猛スピードで駆け抜ける (Skrrt, skrrt)
Panoramic brain, and my dash digi' (Dash digi')
パノラマの脳ミソ、そしてダッシュボードはデジタルだ (Dash digi')
※「panoramic brain」はパノラマルーフ(車の屋根)が開いている状態を、頭(脳)が吹き飛んでいる(オープンになっている)様子に例えた表現。「dash digi'」はデジタルメーターのこと。
Motherfuck the fame, all my niggas litty (Lit)
名声なんてクソ食らえだ、俺の仲間たちは全員キマってる (Lit)
Backwood to the face, I don't smoke no Philly (Nah)
バックウッズを顔に近づける、俺はフィリーなんて吸わない (Nah)
※「Backwoods」と「Philly Blunts」はどちらも大麻を巻くための葉巻(ブラント)のブランド。より高価で巻きにくいが風味の強いバックウッズを好むというストリートのステータス。
Drip, drippin' sauce like I'm chili (Sauce)
チリみたいにソースを滴らせる (Sauce)
Let that mink hang to the floor when it's chilly (It's chilly)
肌寒い時は、ミンクのコートを床まで垂らすのさ (It's chilly)
I got three big booty broads at the Telly (The Telly)
ホテルにはデカいケツの女が3人いる (The Telly)
※「Telly」はHotelのスラング。
And they know from the start who was ready
そして彼女たちは最初から、誰の準備ができているか分かってるんだ
[Verse 1: Lil Baby]
I can't fuck with none of y'all niggas, y'all disgust me
俺はお前らみたいな連中とは関われない、お前らには吐き気がするよ
When you with your maggot ass friends, don't discuss me
ウジ虫みたいな友達と一緒にいる時に、俺の話題を出すな
FN with extended clip, I hope them try to rush me
拡張マガジン付きのFNだ、奴らが俺を襲撃してくればいいのにな
※「FN」はFNハースタル社製の拳銃(Five-seveNなど)。返り討ちにしてやるという挑発。
I hear 'em sayin' such and such, a nigga ain't gon' touch me
奴らがああだこうだ言ってるのは聞こえるが、俺には指一本触れられないぜ
Big body Benz, 'member I used to be dusty
デカい車体のベンツに乗ってる、昔は薄汚れていたのを覚えてるか?
Now I want my money all hundreds in a rush please
今じゃ俺は自分の金をすべて100ドル札で、大至急持ってきてほしいんだ
I was sellin' weed when they came out with White T
連中が『White Tee』を出した頃、俺はウィードを売っていた
※アトランタのラップグループDem Franchize Boyzの2004年のヒット曲「White Tee」への言及。まだ幼かった頃からストリートのハスラーとして活動していたことを示唆している。
Now I put a whole half a ticket on my white tee
今じゃ俺は無地の白Tシャツの上に、50万ドルを乗せている
※「ticket」は100万ドルのスラング。「half a ticket」で50万ドル。安価な白Tシャツに50万ドル相当のダイヤモンドチェーンを合わせる圧倒的なフレックス。
Whole hood poppin', other niggas, they don't like me
フッド全体が盛り上がってる、他の連中は俺のことが気に入らないんだ
Made her eat it up, she told her friend, "He gon' wife me"
あいつに全部飲み込ませたら、彼女は友達に「彼が私を妻にしてくれる」なんて言ってやがる
All my niggas thoroughbred, I don't fuck with crossbreeds
俺の仲間たちは全員純血種だ、俺は交雑種とは関わらない
※「thoroughbred」は生粋のストリートの仲間、「crossbreeds」は信用ならない裏切り者やフェイクな連中の比喩。
Free all of the bros down the road and on Rice Street
刑務所やライス・ストリートにいる兄弟たちを全員解放してやってくれ
※「Rice Street」はアトランタにあるフルトン郡拘置所(Fulton County Jail)の所在地。服役中の地元の仲間たちへのシャウトアウト。
[Chorus: Gunna]
In that fast thing, speedin' through the city (Skrrt, skrrt)
あの速い車で、街を猛スピードで駆け抜ける (Skrrt, skrrt)
Panoramic brain, and my dash digi' (Dash digi')
パノラマの脳ミソ、そしてダッシュボードはデジタルだ (Dash digi')
Motherfuck the fame, all my niggas litty (Lit)
名声なんてクソ食らえだ、俺の仲間たちは全員キマってる (Lit)
Backwood to the face, I don't smoke no Philly (Nah)
バックウッズを顔に近づける、俺はフィリーなんて吸わない (Nah)
Drip, drippin' sauce like I'm chili (Sauce)
チリみたいにソースを滴らせる (Sauce)
Let that mink hang to the floor when it's chilly (It's chilly)
肌寒い時は、ミンクのコートを床まで垂らすのさ (It's chilly)
I got three big booty broads at the Telly (The Telly)
ホテルにはデカいケツの女が3人いる (The Telly)
And they know from the start who was ready (Ready)
そして彼女たちは最初から、誰の準備ができているか分かってるんだ (Ready)
[Verse 2: Gunna]
Put some fine bitches in Margiel-y's (Margiel-y)
イイ女たちにマルジェラを着させてやる (Margiel-y)
※高級ブランドのMaison Margielaのこと。
Two new glass tinted, these baguette-y's (Baguette-y)
色付きの新しいグラスを2つ、これはバゲットカットだ (Baguette-y)
※カルティエなどの高級サングラスに、長方形のバゲットカット・ダイヤモンドを埋め込んでいる状態。
Ain't gon' bash you bitches, I ain't petty (Nah)
お前らビッチどもを貶したりはしない、俺は器が小さくないからな (Nah)
Just know we fuckin', we ain't goin' steady (Goin' steady)
ただヤってるだけだ、俺たちは真剣な交際なんてしてないってことだけは分かっておけ (Goin' steady)
I don't wanna sleep, I need more Addys (Need more Addy)
眠りたくないんだ、もっとアデロールが必要だ (Need more Addy)
※「Addys」はADHD治療薬アデロール(Adderall)。覚醒作用があり、ストリートや音楽制作の現場で乱用されることが多い。
I ain't have no kid but I'm her daddy (I'm her daddy)
俺に子供はいないが、俺はあの女のダディさ (I'm her daddy)
※経済的に面倒を見るシュガーダディ、あるいは寝室におけるパトロン的な意味。
Better shake her ass like it's Magic (Like it's Magic)
マジックにいるみたいに、そのケツを振った方がいいぜ (Like it's Magic)
※「Magic」はアトランタの伝説的なストリップクラブ「Magic City」のこと。
Twenties in my pocket look like cabbage (Yeah)
ポケットの中の20ドル札の束が、キャベツみたいに見える (Yeah)
※「cabbage」は緑色の紙幣の束(金)を指すスラング。
Carats everywhere, I'm a rabbit (I'm a rabbit)
至る所にカラットがある、俺はウサギさ (I'm a rabbit)
※ダイヤモンドの「Carats(カラット)」とウサギの好物である「Carrots(ニンジン)」の同音異義語を使った巧みなワードプレイ。
I ain't Shawty Lo, but what's happenin'? (What's happenin'?)
俺はショーティ・ローじゃないが、調子はどうだ? (What's happenin'?)
※アトランタのラッパーShawty LoとそのクルーD4Lの口癖であり、楽曲名でもある「What's happenin'(Dey Know)」を引用したローカルなシャウトアウト。
We was taught to go, keep that cannon (That cannon)
俺たちは進み続けるように教わった、あのキャノン(銃)はキープしておけ (That cannon)
I'm on fuckin go, I can't panic (I can't panic)
俺はクソみたいに動き続けてる、パニックになってる暇はねえんだ (I can't panic)
[Chorus: Gunna]
In that fast thing, speedin' through the city (Skrrt, skrrt)
あの速い車で、街を猛スピードで駆け抜ける (Skrrt, skrrt)
Panoramic brain, and my dash digi' (Dash digi')
パノラマの脳ミソ、そしてダッシュボードはデジタルだ (Dash digi')
Motherfuck the fame, all my niggas litty (Lit)
名声なんてクソ食らえだ、俺の仲間たちは全員キマってる (Lit)
Backwood to the face, I don't smoke no Philly (Nah)
バックウッズを顔に近づける、俺はフィリーなんて吸わない (Nah)
Drip, drippin' sauce like I'm chili (Sauce)
チリみたいにソースを滴らせる (Sauce)
Let that mink hang to the floor when it's chilly (It's chilly)
肌寒い時は、ミンクのコートを床まで垂らすのさ (It's chilly)
I got three big booty broads at the Telly (The Telly)
ホテルにはデカいケツの女が3人いる (The Telly)
And they know from the start who was ready
そして彼女たちは最初から、誰の準備ができているか分かってるんだ
[Outro: Lil Baby]
Money conversations, check my feng shui
金の話ばかりだ、俺の風水をチェックしてみな
※「feng shui(風水)」は気の流れや運気のこと。自分には常に金が流れ込んでくる完璧な運気があるという表現。
I buy Dolce Gabbana, Chanel a month straight
ドルチェ&ガッバーナやシャネルを1ヶ月ぶっ続けで買い漁る
Supermodel, her body gon' be my entree
スーパーモデル、彼女の体が俺のメインディッシュになる
I been runnin' with hitters, my youngins gun slang
俺はヒットマンたちとつるんできた、俺の若い衆は銃を振り回してるぜ
Cars up to date, brand new Wraith
車は最新モデルだ、新品のレイスさ
※ロールス・ロイス・レイス。
My life circle, mines ain't straight
俺の人生は円(サイクル)だ、俺のものは直線じゃない
※ストリートのサイクル(ハッスルが延々と続くこと)と、真っ当な(straight)生き方ではないという事実のコントラスト。
Bills ain't late, paid no notes
請求書は遅れないし、ローンなんて払わない
※「notes」は車のローンなどの分割払い。すべて現金一括で支払っているという財力の誇示。
I ain't no joke, they want smoke
俺は冗談じゃねえぞ、奴らが煙(揉め事)を望むなら
We exotic, start a riot, we gon' ride
俺たちはエキゾチックだ、暴動を起こし、俺たちは乗り込むぜ
.223's, drakes outside
.223口径、ドレイコを持って外に出る
※「.223」はAR-15などのアサルトライフルの弾薬。「drakes(Draco)」はAK-47のピストル版。ストリートの抗争における重火器。
We don't get tired, we gon' die
俺たちは疲れたりしない、俺たちは死ぬまでやり続けるんだ
