Artist: Roddy Ricch (feat. Meek Mill)
Album: Please Excuse Me for Being Antisocial
Song Title: Peta
概要
2019年にリリースされたRoddy Ricchのメガヒット・デビューアルバム『Please Excuse Me for Being Antisocial』に収録されたバンガー。プロデュースはOZとNilsが手掛けており、フルートのメロディとタイトなトラップビートが特徴的だ。フィラデルフィアのストリートの重鎮であり、数々の試練を乗り越えてきたMeek Millを客演に迎え、ストリートでの過酷なハッスルからプライベートジェットで豪遊する成功への道のりを力強くスピットしている。タイトル「Peta」は動物愛護団体PETA(People for the Ethical Treatment of Animals)のこと。本物の毛皮(Furs)を何重にも着込むほどの富を得たため、毛皮反対派のPETAから抗議(ビーフ)されるだろうという、ヒップホップ特有のブラックジョークを交えた極端なフレックスが楽曲のフックとなっている。コンプトンとフィリーのリアルなハスラーによる、泥臭くも華やかな成功のアンセムである。
和訳
[Intro: Meek Mill]
Yeah, yeah
[Chorus: Meek Mill]
I used to fuck up my re-up
昔は仕入れ(リーアップ)の金をよく飛ばしちまったもんだ
※re-upは麻薬の再仕入れのこと。かつてはドラッグの売買で失敗し、資金を失うこともあったというストリートの過去。
Now, it's the jet with my feet up
今じゃジェット機の中で足を投げ出してるぜ
I got the money and power
金も権力も手に入れたんだ
Now none of these niggas can see us
今じゃこの野郎どもは誰一人、俺らの姿を捉えられねえよ
※see usは「レベルが高すぎて手が届かない/姿すら見えない」という比喩。
I'm rocking furs on furs (Furs)
俺は毛皮の上に毛皮を重ね着してるぜ (毛皮をな)
I'm probably beefing with PETA
おそらくPETAと揉める(ビーフする)ことになるだろうな
※PETA(動物愛護団体)は毛皮の着用に激しく抗議することで知られる。それほど本物の動物の毛皮(高級品)を身に纏っているというフレックス。
I gotta pay her to leave her
あいつと別れるには金を払わなきゃならねえ
It's probably cheaper to keep her
手元に置いておく方が、おそらく安上がりだろうな
※「Cheaper to Keep Her」というジョンニー・テイラーの古いソウル曲の引用。離婚や別れ際の慰謝料を払うより、関係を続けた方がマシだという金持ち特有の悩み。
[Post-Chorus: Roddy Ricch]
I keep 'bout twenty racks inside the Lam' truck, a nigga slidin', dawg
ランボルギーニのトラックの中に2万ドルの束を常備してる、野郎が街を流してるぜ、ダチよ
※Lam' truckはランボルギーニ・ウルス(SUV)。racksは千ドル。
I just put twenty racks on his head, the young nigga slidin', dawg
あいつの首に2万ドルの懸賞金を懸けたところだ、若い野郎(ヒットマン)が滑り込んでいくぜ、ダチよ
※slidin'は車で街を流すことと、ドライブバイ(襲撃)に向かうことのダブルミーニング。
I get a bag, then double it (Double it)
金(バッグ)を稼いで、さらにそれを倍にする (倍にな)
All of that talk, it ain't adding up (Adding up)
お前らのその戯言は、全然計算が合わねえよ (合わねえ)
※adding upは計算が合う、つじつまが合うこと。口先だけで金や実績が伴っていないフェイクな奴らをディスっている。
These niggas calling a peace treaty
この野郎どもは平和条約(手打ち)を求めてきやがる
Bitch, I've been turning the static up
ビッチ、俺はずっと揉め事(ノイズ)を激しくしてるんだよ
※staticは無線のノイズ、転じてストリートでの揉め事や抗争(ビーフ)のこと。相手が降参しても攻撃の手を緩めないという冷酷な姿勢。
[Verse 1: Roddy Ricch]
Nigga, I'm turning the savage up (Savage up)
野郎、俺はサヴェージ(野蛮さ)のレベルを上げてるんだ (サヴェージにな)
Bentley, Rolls Royce in the fleet, ayy
ベントレー、ロールスロイスが俺の車列に並んでるぜ、ayy
I bet that cannon got reach
あのキャノン(大砲)は間違いなく遠くまで届くぜ
※cannonは大型の銃器。遠距離の敵も確実に仕留めるという脅し。
I still keep it under the seat
今でもシートの下に隠し持ってるんだ
I pop them rubber bands for a living, I might keep the racks in a mink (Mink)
俺は札束の輪ゴムを弾くのが仕事だ、毛皮(ミンク)のコートの中に札束を隠し持ってるかもな (ミンクにな)
And I got Fiji on me, she mistake my Patek for the sink
それにフィジーウォーターを身につけてる、あいつは俺のパテックをシンク(流し台)だと勘違いしやがった
※Fiji Waterは高級ミネラルウォーター。パテック・フィリップの時計に敷き詰められたダイヤモンドが、あまりにも澄んだ水(Water/Ice)のように輝いているため、水回り(シンク)と間違えたという比喩。
I was in Dallas at V-Live, honeycomb settings in the chain like a beehive
ダラスのV-Liveにいた、チェーンのダイヤは蜂の巣(ビーハイブ)みたいなハニカムセッティングだ
※V-Liveは有名なストリップクラブ。ハニカムセッティングはダイヤモンドを隙間なく蜂の巣状に敷き詰める高度なジュエリーの技法。
He say he want the static with a nigga, seen him in the streets, he ain't tryna be 'bout it, ayy
あいつは俺と揉めたい(スタティック)なんて言ってたが、ストリートで見かけた時、そんな素振りは微塵も見せなかったぜ、ayy
※ネットや曲の中では強がるが、実際にストリートで直面すると何もできない臆病者を嘲笑している。
They know the Crippin' is serious, ayy
俺のクリップとしての生き方が本物(シリアス)だってことは分かってるだろ、ayy
※Roddy RicchはコンプトンのCrips(ギャング)のバックグラウンドを持つ。
Blue faces in my Amiris
アミリのジーンズの中には青い顔の札束だ
※Blue facesは新しい100ドル紙幣(青いリボンが入っている)。Cripsの象徴カラーである青(Blue)とも掛けている。
We got a Sprinter of hoes coming in, I like my bad bitches curious
女どもを乗せたスプリンター(バン)が到着する、好奇心旺盛な極上のビッチが好みなのさ
I just ordered up a Rolls Royce truck with the Gucci interior (Interior), ayy
グッチの内装のロールスロイスのトラックを注文したところだ (内装だ)、ayy
When I was bending the block with the lasers out, they thought it was Christmas
俺がレーザーポインターを出してブロックを曲がった時、奴らはクリスマスだと思っただろうな
※レーザーサイト付きの銃で敵の縄張り(ブロック)を襲撃した際、赤い光が飛び交う様をクリスマスのイルミネーションに例えた冷酷なライン。
Up the block and knock his braces out, we caught 'em slipping
ブロックを上ってあいつの歯列矯正を吹き飛ばしてやった、奴らが油断してる(スリッピン)ところを捕まえたんだ
We was working out that vacant house, God, forgive me (Forgive me)
俺らはあの空き家(トラップハウス)からビジネスを仕切ってた、神よ、俺を許してくれ (許してくれ)
※生き残るために犯罪に手を染めていた過去に対する懺悔。
[Chorus: Meek Mill]
I used to fuck up my re-up
昔は仕入れ(リーアップ)の金をよく飛ばしちまったもんだ
Now, it's the jet with my feet up
今じゃジェット機の中で足を投げ出してるぜ
I got the money and power
金も権力も手に入れたんだ
Now none of these niggas can see us
今じゃこの野郎どもは誰一人、俺らの姿を捉えられねえよ
I'm rocking furs on furs (Furs)
俺は毛皮の上に毛皮を重ね着してるぜ (毛皮をな)
I'm probably beefing with PETA
おそらくPETAと揉めることになるだろうな
I gotta pay her to leave her
あいつと別れるには金を払わなきゃならねえ
It's probably cheaper to keep her
手元に置いておく方が、おそらく安上がりだろうな
[Post-Chorus: Roddy Ricch]
I keep 'bout twenty racks inside the Lam' truck, a nigga slidin', dawg
ランボルギーニのトラックの中に2万ドルの束を常備してる、野郎が街を流してるぜ、ダチよ
I just put twenty racks on his head, the young nigga slidin', dawg
あいつの首に2万ドルの懸賞金を懸けたところだ、若い野郎(ヒットマン)が滑り込んでいくぜ、ダチよ
I get a bag, then double it (Double it)
金(バッグ)を稼いで、さらにそれを倍にする (倍にな)
All of that talk, it ain't adding up (Adding up)
お前らのその戯言は、全然計算が合わねえよ (合わねえ)
These niggas calling a peace treaty
この野郎どもは平和条約(手打ち)を求めてきやがる
Bitch, I've been turning the static up
ビッチ、俺はずっと揉め事(ノイズ)を激しくしてるんだよ
[Verse 2: Meek Mill]
Uh, they was wondering what Meek'd do
Uh、奴らはミークがどう出るか気にしてたみたいだな
Yellow Lamb', look like Pikachu
黄色いランボルギーニ、ピカチュウみたいだろ
※派手な黄色いスーパーカーをポケモンのピカチュウに例えるヒップホップ定番のライン。
Back to back in them Roll Royce, jumpin' out them Ghosts playing peekaboo
ロールスロイスを連ねて、ゴーストから飛び出して「いないいないばあ」をしてるぜ
※Rolls-Royce Ghost(高級車)。Ghost(幽霊)と「いないいないばあ(peekaboo)」を掛けた言葉遊び。
Eenie, meenie, miney, moe, see a bad bitch, I could peek-a-boo
どれにしようかな(イーニー・ミーニー・マイニー・モー)、極上のビッチを見つけたら、すぐに姿を現す(覗き込む)ぜ
Rolls Royce to the chopper, chopper to the jet, Cali', a week or two
ロールスロイスからヘリコプターへ、ヘリからジェット機へ、カリフォルニアに1〜2週間滞在するんだ
※chopperはヘリコプター。陸路、空路を乗り継ぐ超VIPな移動手段。
Ayy, all of that talk, it ain't addin' up
Ayy、お前らのその戯言は、全然計算が合わねえよ
I've just been loadin' them ladders up
俺はただハシゴ(拡張マガジン)を装填し続けてるだけだ
※ladderは形状がハシゴに似ている長く伸びた拡張マガジンのスラング。
I heard they say they gon' rob me
奴らが俺を強盗するって言ってるのを耳にしたぜ
I hope them niggas can back it up (Back it up)
あいつらがその言葉を行動で証明(バックアップ)できることを願うよ (証明してみろ)
Nigga, just quit all that actin' tough
野郎、タフぶった演技はもうやめにしな
See you, we turning our savage up (Savage up)
お前を見つけたら、俺らはサヴェージのレベルを上げるぜ (サヴェージにな)
Swim in the racks, drip or drown, nigga
札束の中で泳ぐ、ドリップするか溺れるかだ、野郎
※Gunnaのミックステープ『Drip or Drown』からの引用。
Fuck it, I'm floodin' the Patek up (Patek up)
クソ食らえ、俺はパテックを大洪水(ダイヤまみれ)にしてやるよ (パテックだ)
Fuckin' that bitch like I'm mad at her
あいつに腹を立ててるみたいに、激しくヤッてやる
I never play with that pussy (Pussy)
俺は絶対にアソコ(臆病者)と遊び半分で関わったりはしねえ (臆病者とな)
I keep some hittas with rachets tucked
俺はラチェット(銃)を隠し持ったヒットマンたちを連れてるんだ
※ratchetは銃器のスラング。
All of them killers, don't push me (Push me)
あいつらは全員殺し屋だ、俺を怒らせる(追い詰める)なよ (怒らせるな)
Nigga, you balling on rookie (Rookie)
野郎、お前はルーキーレベルでイキってるだけだろ (ルーキーだ)
This shit is hall of fame (Fame)
こっちは殿堂入り(ホール・オブ・フェイム)レベルの凄まじさだぜ (名声だ)
I got 2 K's, they jealous of each other, I'm treatin' them all the same (Same)
俺には2丁のKがある、互いに嫉妬しあってるが、俺はどっちも同じように扱って(撃って)やるぜ (同じようにな)
※K'sはAK-47アサルトライフル。2丁の銃を嫉妬し合う女に例えている。
I got too many bitches that I'm takin' care of and they all complain (Complain)
面倒を見てるビッチが多すぎるんだ、しかもあいつらは全員文句ばかり言い上がる (文句ばかりな)
I'm never trippin' 'bout none of these bitches 'cause I know it's all a game (Game)
俺はこいつらの誰にも振り回されたりしねえ、すべてはゲームだって分かってるからな (ゲームだ)
I paid the cost for fame, I even seen my dawg show fangs
俺は名声のための代償を払った、自分のダチが牙を剥く(裏切る)のすら見てきたんだ
Just for the love of the money and chains
ただ金やチェーン(ジュエリー)への欲望のためだけにな
'Member we said that we never would change
「俺らは絶対に変わらない」って言ってたのを覚えてるか
'Member we said that we never would switch
「俺らは絶対に寝返らない」って言ってたのを覚えてるか
I made the call, let 'em get hit
俺は電話を一本入れた、奴らを始末させたんだ
※裏切り者に対してヒットマンを送り込んだ描写。
Way that I'm built, never could snitch
俺の骨の髄まで、絶対に密告(スニッチ)なんてできないようにできてるんだ
※Meek Millは何度も不当な投獄や警察とのトラブルを経験しているが、決してストリートの掟を破って誰かを売ることはしなかった。
Niggas get killed fuckin' with this
これに手を出した野郎は殺されることになるぜ
Fucking with us, I took my re-up and doubled it up
俺らに逆らうなんてな、俺は仕入れの金を取り返して、さらに倍にしてやったんだ
Baking soda started bubbling up
重曹が泡立ち始めたぜ
※コカインに重曹(Baking soda)を混ぜて煮詰め、クラックを精製する過程。
They tried to throw the kid under the bus, now I'm running it up
奴らはこのガキ(俺)をバスの下に突き飛ばそう(裏切って犠牲にしよう)としたが、今じゃ俺が金を稼ぎまくってるんだ
※throw someone under the busは「責任を押し付ける、見捨てる」という慣用句。
[Chorus: Meek Mill]
I used to fuck up my re-up
昔は仕入れ(リーアップ)の金をよく飛ばしちまったもんだ
Now, it's the jet with my feet up
今じゃジェット機の中で足を投げ出してるぜ
I got the money and power
金も権力も手に入れたんだ
Now none of these niggas can see us
今じゃこの野郎どもは誰一人、俺らの姿を捉えられねえよ
I'm rocking furs on furs (Furs)
俺は毛皮の上に毛皮を重ね着してるぜ (毛皮をな)
I'm probably beefing with PETA
おそらくPETAと揉めることになるだろうな
I gotta pay her to leave her
あいつと別れるには金を払わなきゃならねえ
It's probably cheaper to keep her
手元に置いておく方が、おそらく安上がりだろうな
[Post-Chorus: Roddy Ricch]
I keep 'bout twenty racks inside the Lam' truck, a nigga slidin', dawg
ランボルギーニのトラックの中に2万ドルの束を常備してる、野郎が街を流してるぜ、ダチよ
I just put twenty racks on his head, the young nigga slidin', dawg
あいつの首に2万ドルの懸賞金を懸けたところだ、若い野郎(ヒットマン)が滑り込んでいくぜ、ダチよ
I get a bag, then double it (Double it)
金(バッグ)を稼いで、さらにそれを倍にする (倍にな)
All of that talk, it ain't adding up (Adding up)
お前らのその戯言は、全然計算が合わねえよ (合わねえ)
These niggas calling a peace treaty
この野郎どもは平和条約(手打ち)を求めてきやがる
Bitch, I've been turning the static up
ビッチ、俺はずっと揉め事(ノイズ)を激しくしてるんだよ
