Artist: Roddy Ricch
Album: Feed Tha Streets II
Song Title: Die Young
概要
「Die Young」は、Roddy Ricchが2018年にリリースしたミックステープ『Feed Tha Streets II』のリードシングルであり、彼を一躍トップスターに押し上げた記念碑的楽曲である。アトランタを代表するプロデューサーLondon on da Trackが手掛けた哀愁漂うビートに乗せ、ストリートの過酷な現実と「若くして死にたくない」という切実な願いを歌い上げている。この曲は、リリース直前に若くして命を落としたラッパー、XXXTentacionやLil Peep、Fredo Santanaらへの追悼の意を込めて書かれた(後に彼自身の友人であったNipsey Hussleも凶弾に倒れることになる)。「12人(陪審員)に裁かれる方が、6人(棺桶を担ぐ人)に運ばれるよりマシだ」というヒップホップの古典的なパンチラインを引用しつつ、鬱病やドラッグ(リーン)への依存、そして身を守るために銃を手放せない悲痛なパラノイアが、彼特有のメロディックでSad Boy的なボーカルで表現された、現代ヒップホップ屈指のコンシャス・アンセムだ。
和訳
[Intro]
(We got London on the track)
(ロンドン・オン・ダ・トラックだぜ)
※プロデューサー、London on da Trackのボイスタグ。
(I'm in London, got my beat from London)
(俺はロンドンにいる、ロンドンからビートをもらったんだ)
※Roddy Ricch自身がイギリスのロンドン滞在中にこの曲を制作したことと、プロデューサーの名前をかけた言葉遊び。
[Chorus]
I ain't tryna die young, so I gotta ride with one
若くして死にたくない、だから俺は「一つ」を持ち歩かなきゃならないんだ
※「one」は銃器(拳銃)のこと。
Stood ten toes down in my Balenciaga, ayy
バレンシアガを履いて、両足(10本の指)をしっかり地につけて立ってきた、ayy
※「ten toes down」はどんな困難にも屈せず、確固たる信念を持って立ち向かう(忠誠を誓う)こと。
He ran down on a nigga, that’s a shotta, shotta
あいつは人を襲撃した、本物のシャタ(殺し屋)だ
※「ran down」は敵を追い詰めて襲撃すること。「shotta」はパトワ(ジャマイカ英語)由来のスラングで、ギャングや冷酷な殺し屋のこと。
Cold-hearted nigga, with the blocka-blocka
冷酷な野郎、ブラッカ・ブラッカ(銃の乱射)と共にな
※「blocka-blocka」は銃声の擬音語。
Gotta keep it on me, I don't wanna die young
肌身離さず銃を持っておかなきゃならない、若くして死にたくはないからな
I rather be judged by twelve, than carried by six
6人に運ばれるくらいなら、12人に裁かれる方がマシだ
※ヒップホップの超定番パンチライン。「6人に運ばれる」は棺桶を担がれる(死ぬ)こと。「12人に裁かれる」は法廷で12人の陪審員に有罪判決を下される(刑務所に入る)こと。殺されて死ぬくらいなら、敵を撃ち殺してムショに入る方がマシだというストリートの過酷な掟。
How am I gon' post bail? Just look at my wrist
どうやって保釈金を払うかって? 俺の手首を見てみろよ
※手首には保釈金を軽く払えるほどの超高級時計(パテックやロレックス)が輝いているというフレックス。
Tell me, why the legends always gotta die quick?
教えてくれ、なんでレジェンドたちはいつも早く死んじまうんだ?
※当時相次いで亡くなったXXXTentacionやLil Peepなどの若きアーティストへの哀悼。
[Verse 1]
When I'm in traffic gotta slide with the beam on me
車で渋滞にいる時も、レーザーサイト(銃)を持ち歩かなきゃならない
'Cause I keep 'bout ten racks bussin' out the jeans on me
だって俺のジーンズからは、1万ドルほどの札束がはみ出してるからな
※「ten racks」は10,000ドル。
Niggas be hatin', I'm rich, it's all about the cream, homie
野郎どもは嫉妬してる、俺は金持ちだ、全ては金(クリーム)のためなんだよ、ホーミー
※「cream」はWu-Tang Clanの「C.R.E.A.M. (Cash Rules Everything Around Me)」に由来する金(Cash)のスラング。
If I ever get caught lackin', they gon' slide
もし俺が油断してる(ラッキン)のを悟られたら、奴らは襲撃してくるだろう
Ever since I got the Rollie, I ain't got the time
ロレックスを手に入れてから、俺には全く時間(暇)がなくなった
※「高級時計」と「時間」をかけた言葉遊び。成功して忙しくなったことと、敵に構う暇はないというダブルミーニング。
Flawless diamonds, niggas can't never block the shine
フローレス(無傷)のダイヤモンド、誰にもこの輝きを遮ることはできねえ
They know I'm ballin' in the city like DeRozan
俺がこの街でデローザンのようにプレイしてる(大金を稼いでる)のを、奴らは知ってるのさ
※デマー・デローザン(DeMar DeRozan)はコンプトン出身のNBAスター選手。「ballin'」はバスケをすることと、金持ちのように派手に遊ぶことのダブルミーニング。
Gotta keep my niggas 'round me, I can't do the wrong friends
信頼できる仲間を周りに置いておくんだ、間違った友達とつるむわけにはいかないからな
I was knockin' down walls, now they closin' in
俺は壁をぶち壊してきたのに、今じゃその壁が俺に迫ってきている
※成功への障壁を壊してきたが、今度は名声やパラノイア(閉塞感)に押し潰されそうになっているという心情。
Hopped off the porch, and then I hopped inside the Porsche, ayy
実家のポーチ(玄関先)から飛び出して、そして今じゃポルシェの中に飛び乗ってる、ayy
※「hopped off the porch」はストリートの世界に足を踏み入れること。「porch(ポーチ)」と「Porsche(ポルシェ)」の踏み韻。
Fuck being the side nigga, I'ma be the main course
前座(サイド・ニガ)なんてクソ食らえだ、俺はメインコース(主役)になるんだ
Whipped the Rolls like a young nigga made for it
若い俺が乗るために作られたかのように、ロールス・ロイスを乗りこなす
[Chorus]
I ain't tryna die young, so I gotta ride with one
若くして死にたくない、だから俺は「一つ」を持ち歩かなきゃならないんだ
Stood ten toes down in my Balenciaga, ayy
バレンシアガを履いて、両足をしっかり地につけて立ってきた、ayy
He ran down on a nigga, that’s a shotta, shotta
あいつは人を襲撃した、本物のシャタ(殺し屋)だ
Cold-hearted nigga, with the blocka-blocka
冷酷な野郎、ブラッカ・ブラッカ(銃の乱射)と共にな
Gotta keep it on me, I don't wanna die young
肌身離さず銃を持っておかなきゃならない、若くして死にたくはないからな
I rather be judged by twelve, than carried by six
6人に運ばれるくらいなら、12人に裁かれる方がマシだ
How am I gon' post bail? Just look at my wrist
どうやって保釈金を払うかって? 俺の手首を見てみろよ
Tell me, why the legends always gotta die quick?
教えてくれ、なんでレジェンドたちはいつも早く死んじまうんだ?
[Verse 2]
Tryna get my bag, I had to go and make it happen
大金(バッグ)を手に入れるため、俺は自ら行動を起こして実現させなきゃならなかった
Me and my dogs, we was bussin' out them bandos
俺と仲間たちは、あの廃屋(バンドー)から飛び出してきたんだ
※「bando」はabandoned house(廃屋)。ドラッグ密売の拠点。
Count out them hunnids, then we throw it in the mattress
100ドル札を数え終えたら、それをマットレスの中に放り込む
Wrap it in plastic, and throw it in the attic
プラスチックで包んで、屋根裏部屋に隠すんだ
I be in the streets, nigga, I stand ten toes
俺はストリートにいるぜ、両足をしっかり地につけて立ってる
Any nigga in my situation would've been fold
俺と同じ状況なら、どんな奴だってプレッシャーで折れて(屈して)いただろうな
We was trappin' out the basement, made it back tenfold
俺たちは地下室でトラップ(密売)して、10倍にして取り戻したんだ
Gotta stay out the way, that's why I'm always behind the tint for
目立たないように(道を外れて)いなきゃならない、だから俺はいつもスモークガラス(ティント)の後ろに隠れてるんだ
We was fightin' fed cases, 'member I was 2 and 0
俺たちは連邦の裁判で闘ってた、俺が2戦2勝(無罪)だったのを覚えてるか?
Nigga was fightin' depression, sippin' syrup, I was movin' slow
鬱病と闘いながら、シロップ(リーン)をすすって、スローモーションで動いてたんだ
I was down below, but still, I always kept my head up
俺はどん底にいたが、それでも常に顔を上げて(誇りを持って)生きてきた
Nigga gotta get my bread up, I don't wanna die young
金を稼ぎまくらなきゃならないんだ、俺は若くして死にたくない
No, no, no
[Chorus]
I ain't tryna die young, so I gotta ride with one
若くして死にたくない、だから俺は「一つ」を持ち歩かなきゃならないんだ
Stood ten toes down in my Balenciaga
バレンシアガを履いて、両足をしっかり地につけて立ってきた
He ran down on a nigga, that’s a shotta, shotta
あいつは人を襲撃した、本物のシャタ(殺し屋)だ
Cold-hearted nigga, with the blocka-blocka
冷酷な野郎、ブラッカ・ブラッカ(銃の乱射)と共にな
Gotta keep it on me, I don't wanna die young
肌身離さず銃を持っておかなきゃならない、若くして死にたくはないからな
I rather be judged by twelve, than carried by six
6人に運ばれるくらいなら、12人に裁かれる方がマシだ
How am I gon' post bail? Just look at my wrist
どうやって保釈金を払うかって? 俺の手首を見てみろよ
Tell me, why the legends always gotta die quick?
教えてくれ、なんでレジェンドたちはいつも早く死んじまうんだ?
