Artist: Polo G (feat. Young Thug)
Album: Hall of Fame
Song Title: Losses
概要
Polo Gの3rdアルバム『Hall of Fame』(2021年)に収録された「Losses」は、アトランタの巨匠でありYSL Recordsの創設者であるYoung Thugをフィーチャーした楽曲だ。敏腕プロデューサーWheezyが手掛けた哀愁漂うギターとトラップビートが融合したトラックの上で、Polo Gはタイトルが示す通り、過去に失った仲間(Losses)への癒えない悲しみと、現在の圧倒的な物質的成功の間のコントラストを歌う。「ベンジャミン(100ドル札)を吐き出す札束数え機の音」を「悪魔とのダンス」と表現する彼の内省的なリリシズムは、成功の代償を深く抉り出している。一方のYoung Thugは、独特のメロディックなフロウで自身の這い上がってきた道のりと周囲からの嫉妬、そしてストリートの絆(Mob ties)を綴る。シカゴの「Sad Boy」トラップとアトランタの「Slime」カルチャーが交差する、ハードでありながらもメランコリックな名曲である。
和訳
[Intro: Future]
(Wheezy outta here)
(ウィージー・アウタ・ヒア)
※プロデューサーWheezyのビートタグ。声はアトランタのラッパーFuture。
[Verse 1: Polo G]
In Bentley trucks, with semis tucked
ベントレーのトラックに乗って、セミオートを隠し持つ
※「semis」は半自動拳銃(セミオートマチック)。
Lil' hot 'nem turn the city up
リル・ホットたちが街を盛り上げる
※「hot 'nem」はPolo Gの親しい仲間たち(Hotなど)。
We wildin', don't give any fucks
俺たちは暴れまわる、誰のことも気にしちゃいない
We block stars, they envy us
俺たちはブロックのスターだ、奴らは俺たちを妬んでいる
A broken child with stingy trust
けち臭い信頼しか持たない壊れた子供
This greatness can't be in a rush
この偉大さは急いで手に入れられるものじゃない
Lil Capalot get plenty bucks
リル・キャパロットはたっぷり金を稼ぐ
※「Capalot」はPolo Gの別名。
Girl, this ain't love, just empty lust
ガール、これは愛じゃない、ただの空虚な欲望だ
Just spoil her, go shop and keep her ass rubbed and her titties sucked
彼女を甘やかし、買い物に行き、ケツを撫でて胸を吸い続けるだけだ
Benjamin after Benjamin, what that money counter keep spittin' out
ベンジャミンの次にまたベンジャミン、あの札束数え機が吐き出し続けるもの
※「Benjamin」はベンジャミン・フランクリンが描かれた100ドル紙幣のこと。
And that's music to my ears and I'm dancin' with the devil
それが俺の耳には音楽のように響き、俺は悪魔と踊っているんだ
Forbes list, I'm tryna be one of the richest, I can't settle
フォーブス誌のリスト、俺は最も裕福な一人になろうとしている、立ち止まることはできない
Rockstar lifestyle, grip a heavy metal
ロックスターのライフスタイル、ヘヴィメタルを握りしめる
※音楽ジャンルの「ヘヴィメタル」と、重い金属でできた銃器(heavy metal)を掛けたワードプレイ。
I put my bros on my Patek, got hood angels in my bezel
俺の兄弟たちをパテックに刻む、ベゼルの中にフッドの天使たちがいるんだ
※「Patek」は最高級時計ブランドのパテック・フィリップ。亡くなった仲間たちの顔を時計に刻み、彼らを天使として身につけている。
Yeah, yeah, we paid, foreign cars, I got several
ああ、俺たちは稼いだ、外国車なら何台も持っている
Shinin' to the grave, tell The Undertaker, "Bust down my shovel"
墓場まで輝き続ける、ジ・アンダーテイカーに「俺のシャベルをバストダウンにしろ」と伝えてくれ
※「The Undertaker」は葬儀屋のギミックで有名な伝説的プロレスラー。「Bust down」はダイヤモンドで埋め尽くすこと。自分が死んで墓を掘られる時のシャベルすらダイヤまみれにしてくれという強烈なフレックス。
[Chorus: Polo G & Young Thug]
I hate that summer that I lost bro-oh
俺の兄弟を失ったあの夏が憎い
They ain't cut from my cloth, no-oh
奴らは俺と同じ布地から切り出されたわけじゃない
※「cut from the same cloth(同じ類の人間)」ではない、つまり自分たちのようなリアルな人間ではないフェイクな連中だという意味。
Nothing but bad bitches and boss ho-ohs
極上のビッチとボスの娼婦たちばかりだ
Whole gang lit, that's squad goal-ohs
ギャング全体がキマってる、それがスクワッドの目標だ
Jumped off the porch when I was like thirteen
13歳くらいの頃にポーチから飛び降りた
※「Jumped off the porch」は家のポーチから離れる、つまりストリート(ギャングライフ)に足を踏み入れること。
Fell in a Rolls Royce and it's slime green
ロールス・ロイスに乗り込んだ、色はスライム・グリーンだ
※「slime green」は客演のYoung Thugが率いるレーベルYSL(Slime)を象徴する鮮やかな緑色へのシャウトアウト。
I state the truancy, got time seen, yeah (Yeah)
俺は無断欠席を宣言する、ストリートで時間を過ごしたぜ、ああ (Yeah)
[Verse 2: Young Thug]
I upgrade everything that come with my dawgs
俺のダチにまつわるすべてのものをアップグレードする
Sometimes they love me, then hate me, they wished it all (Yeah, yeah)
時々奴らは俺を愛し、そして憎む、奴らはそのすべてを望んだんだ (Yeah, yeah)
They wish I was broke and didn't have none of these cars (Ah)
奴らは俺が一文無しで、こんな車なんて一台も持っていないことを願っている (Ah)
I'm so above your climate, I'm in the stars
俺はお前らの気候よりずっと上にいる、俺は星々の中にいるんだ
I built this shit from the ground and I took it far
俺はゼロからこのクソを築き上げ、遠くまで持ってきた
I caught that bitch at the counter, took care of her charge
カウンターであのビッチを捕まえ、彼女の支払いの面倒を見てやった
She picked me up in a Uber, then we had went to eat
彼女はウーバーで俺を迎えに来て、それから俺たちはメシを食いに行った
She sucked that dick, and I had asked, "Do she got missin' teeth?"
彼女はあのディックをしゃぶった、それで俺は「歯が抜けてるのか?」と聞いたんだ
※フェラチオのスキルが良すぎて(歯が当たらないため)、歯がないのかと疑うほどだったという下品なボースト。
We had departed in the streets, and then they miss me
俺たちはストリートで別れた、そして奴らは俺を恋しがる
I told 'em, "When I come back, I'ma buy the whole street"
俺は奴らに言った、「戻ってきたら、ストリートごと買い取ってやる」とな
My homie hit the bitch, but act like he don't know a thing
俺のダチがあのビッチとヤったが、あいつは何も知らないフリをする
That's that mob tie, that's that mob life, yeah
それがモブの絆、それがモブの人生ってやつさ、ああ
[Chorus: Polo G & Young Thug]
I hate that summer that I lost bro-oh
俺の兄弟を失ったあの夏が憎い
They ain't cut from my cloth, no-oh
奴らは俺と同じ布地から切り出されたわけじゃない
Nothing but bad bitches and boss ho-ohs
極上のビッチとボスの娼婦たちばかりだ
Whole gang lit, that's squad goal-ohs
ギャング全体がキマってる、それがスクワッドの目標だ
Jumped off the porch when I was like thirteen
13歳くらいの頃にポーチから飛び降りた
Fell in a Rolls Royce and it's slime green
ロールス・ロイスに乗り込んだ、色はスライム・グリーンだ
I state the truancy, got time seen, yeah (Yeah)
俺は無断欠席を宣言する、ストリートで時間を過ごしたぜ、ああ (Yeah)
