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STICKS AND STONES (INTRO) - DaBaby 【和訳・解説】

Artist: DaBaby

Album: BE MORE GRATEFUL

Song Title: STICKS AND STONES (INTRO)

概要

ノースカロライナ州シャーロットを代表するラッパー、DaBabyのプロジェクト『BE MORE GRATEFUL』の幕開けを飾るイントロトラックである。過去数年間にわたり、舌禍事件や暴力沙汰によってSNSやメディアから激しいキャンセルカルチャーの標的となってきた彼だが、本作では英語圏の伝統的なことわざ「Sticks and stones」を引用し、ヘイターたちの言葉による攻撃が彼自身には全く効いていないことを堂々と宣言している。ビート上でロールスロイスをホンダ車のように荒く乗り回すストリートのハスラーとしての攻撃性と、愛娘に対する父親としての深い愛情という二面性を提示している点が非常に興味深い。曲を通して彼自身の人間的な成熟を証明しつつも、手放すことのない「40口径」や「サイバートラック」といったアイコンを散りばめることで、コアなヒップホップファンに対するサグな美学を堅持している。シーンにおける自身の不動の地位を再確認させる強力なステートメントだ。

和訳

[Intro]

That ain't DaBaby, that's my baby
それはDaBabyじゃない、私のベイビーよ
※プロデューサータグ、または彼のシグネチャー的なイントロフレーズ。

[Chorus]

Sticks and stones'll break my bones, but words'll never hurt a nigga
棒や石は俺の骨を折るだろうが、言葉で俺が傷つくことは絶対にない
※英語圏の古いことわざ「Sticks and stones may break my bones, but words will never hurt me」からの引用。キャンセルカルチャーやSNS上の激しいバッシングに対する直接的な返答であり、どれだけ批判されてもノーダメージであるというスタンスを示している。

Baby like a oven, better not touch him, I'ma burn a nigga
Babyはオーブンみたいなもんだ、触らない方がいい、相手を焼き尽くすぜ
※自身のラップネーム「Baby」とオーブンの熱をかけたライン。ストリートでの抗争やビーフにおいて、安易に彼に手を出せば致命傷を負うという警告。

I know it's a Phantom and I'm supposed to have a driver
これがファントムだって分かってるし、運転手をつけるべきなんだろうが
※ロールスロイス・ファントムは通常お抱え運転手に運転させる最高級車である。

But I whip it like a Honda and I'm outchea and I'm swervin' in it
俺はホンダ車みたいにこいつを乗り回して、街に出て蛇行運転してるぜ
※超高級車をあえて大衆車のように荒く乗り回すことで、ゲットーから這い上がったハスラーとしての破天荒なメンタリティとフレックスを表現している。

[Verse 1]

Whippin' 'round somebody at the light, ain't see the curb, I hit it
信号で誰かを追い越すようにかっ飛ばし、縁石が見えずにぶつかった

'Bout to fuck the tires up
タイヤをオシャカにするところだったぜ

And she just wanna spend some time with me, but I been locked in in that mode
あの子は俺と過ごしたがってるが、俺はあのモードに完全に没入してるんだ

And by the time that I get home, I'm gon' be burnt out
家に帰る頃には、俺は完全に燃え尽きてるだろうな

Probably hollerin' 'bout, "I'm tired as fuck"
たぶん「クソ疲れた」って叫んでるはずさ

Any nigga think that I'm a ho, just tell him try his luck
俺をビッチだと思ってる奴がいるなら、運試ししてみろって伝えておけ
※ヒップホップにおける「ho」は臆病者や女々しい奴を指す蔑称。自分を甘く見ているヘイターに対する挑発。

The first nigga that jump off in that water probably die a duck
あの水の中に最初に飛び込んだ奴は、たぶんアヒルのように死ぬだろうな
※「water」はストリートの抗争や危険な領域を意味するスラング。飛び込んでくる(挑んでくる)敵が溺れ死ぬ様と、カモ(duck)になることを掛けた言葉遊び。

I'm starin' at the ceiling overnight 'cause I got monеy on my mind
一晩中天井を見つめてる、頭の中は金でいっぱいだからな

And I ain't havin' too much time, you on your grind or what?
俺にはあまり時間がないんだ、お前は必死に稼いでるのか、それとも違うのか?

Tryna get some mothеrfuckin' money, nigga, sign me up
クソみたいな大金を稼ごうとしてるなら、ニガー、俺を登録してくれ

Can't go against this shit, if niggas want, a nigga line it up
この流れには逆らえない、もし奴らが望むなら、俺が段取りをつけてやる

'Cause every time a nigga press my button, then I'm goin' up
奴らが俺のボタンを押すたびに、俺はさらに上へ行くからな
※「press my button」はキレさせる、怒りのスイッチを押すという意味。批判や挑発をエネルギーに変えて成功(goin' up)するという意味と、発砲に踏み切るというダブルミーニングが込められている。

Strapped up every day, they better not fuck with me, I'll blow it up
毎日武装してるんだ、俺には関わらない方がいい、ぶっ飛ばすぜ
※「Strapped up」は銃を携帯している状態を示すストリートスラング。

The fuck with niggas? Wanna see what's up with me, they know what's up
あいつら一体何なんだ?俺の状況を知りたがるが、奴らはもう分かってるはずだ

She know that I don't like expressin' feelings, told me, "Open up"
俺が感情を表に出すのが好きじゃないと知ってて、女は「心を開いて」と言ってきた

This younger bitch was lookin' at me googly-eyed, don't know if she confused or not
この若い女が目を丸くして俺を見ていた、混乱してるのかどうかは分からないが

The fuck up out my face, she wasn't old enough
俺の目の前から消え失せろ、あの子はまだ若すぎたんだ
※未成年とのスキャンダルや倫理的なトラブルを意図的に回避するスタンスを強調し、自分には確固たるルールがあることを示している。

The fuck say I couldn't go and do a show? Damn, bitch, I'm showin' up
俺がショーをやれないなんてほざいたのは誰だ?クソ、ビッチ、俺は姿を見せるぜ
※過去の不適切発言によるフェス出演の相次ぐキャンセル(キャンセルカルチャー)に対する反発。どれだけ干されようと現場に立ち続けるという強烈な宣戦布告。

Them him and hers just touched down in the city, nigga, roll it up
あいつと彼女がこの街に降り立ったところだ、ニガー、巻いてくれ

You tryna get a hundred bags of more, you get it half the price
もし100袋以上買おうとするなら、半額にしてやるよ
※ドラッグディール(バルク買いでの割引)のメタファーを用いて、ハスラーとしてのルーツを語っている。

Ain't rappin' 'bout that childish shit no more, bitch, I been growin' up
もうガキみたいなことについてラップはしない、ビッチ、俺は成長してるんだ

[Interlude]

Nigga

Yeah

Yeah, you know I tuned into BE MORE GRATEFUL, nigga, a classic
イェー、俺が『BE MORE GRATEFUL』に取りかかったって分かってるだろ、ニガー、クラシックだぜ

Yeah, look

[Chorus]

Sticks and stones'll break my bones, but words'll never hurt a nigga
棒や石は俺の骨を折るだろうが、言葉で俺が傷つくことは絶対にない

Baby like a oven, better not touch him, I'ma burn a nigga
Babyはオーブンみたいなもんだ、触らない方がいい、相手を焼き尽くすぜ

I know it's a Phantom and I'm supposed to have a driver
これがファントムだって分かってるし、運転手をつけるべきなんだろうが

But I whip it like a Honda and I'm out this bitch, I'm swervin' in it
俺はホンダ車みたいにこいつを乗り回して、この場から抜け出して蛇行運転してるぜ

[Interlude]

Nigga

What y'all doin'

Niggas can't hurt me, nigga (That shit can't hurt me, nigga)
奴らは俺を傷つけられないぜ、ニガー(あんな戯言は俺を傷つけられない、ニガー)

[Verse 2]

Fuck it, this the second verse
クソくらえ、これがセカンドバースだ

Tryna teach her everything I know, not tryna lecture her
俺の知ってる全てを彼女に教えようとしてるんだ、説教したいわけじゃない

Go home and make love to my lil' bitch, I don't have sex with her
家に帰って俺の女と愛し合う、単なるセックスをしてるわけじゃないんだ
※ストリートの粗野なラッパーというイメージから脱却し、女性に対する愛情と成熟をアピールしている。

You know I got that .40 on my hip, ain't gotta check me first
俺の腰に40口径があるのは分かってるだろ、わざわざボディチェックする必要はねえよ
※「.40」は40口径のハンドガン(グロック22など)。DaBabyは自己防衛のために常に銃を携帯していることを公言しており、過去にウォルマートでの正当防衛による発砲事件も起こしている。

Pointin' at other cars behind my tint, I gotta wet you first
スモークガラス越しに他の車に銃口を向けてる、まずは俺がお前を血祭りにあげなきゃな
※「wet」は銃で撃って血を流させるという意味のスラング。先に撃たれる前に先手必勝で相手を始末するというパラノイア的なストリートの掟。

I can't let niggas hit me up
奴らに俺を撃たせるわけにはいかないんだ
※「hit me up」は連絡するという意味の他に、弾丸を撃ち込むという意味がある。

My daughter only four, just hit my phone like, "Daddy, pick me up"
俺の娘はまだ4歳だ、電話をかけてきて「パパ、迎えにきて」って言うんだ

I told her, "Daddy on the way"
俺は彼女に「パパは向かってる途中だよ」と伝えた

Soon as I'm done workin', you know daddy on his grind
仕事が終わったらすぐにな、パパが必死に働いてるのは知ってるだろ

And when it's time, it's nothin' more to say
そしてその時が来たら、もう何も言うことはない

We rockin' out
俺たちは最高に楽しんでるぜ

Me and all your sisters, yeah, we pullin' up and poppin' out
俺とお前のお姉ちゃんたち全員でな、イェー、車で乗り付けて飛び出すんだ

And any nigga fuck with you, I'm gon' make nephew sock 'em out
もし誰かがお前にちょっかいを出してきたら、甥っ子に奴らをぶん殴らせてやる

And if they get they daddy, bet I show 'em what that chopper 'bout
もし奴らが父親を連れてくるなら、俺がこのチョッパーの恐ろしさを思い知らせてやるぜ
※「chopper」はAK-47などのアサルトライフルを指すストリートスラング。娘を守るためなら相手の親ごと重火器で一掃するという、行き過ぎたほどの家族愛と過激な防衛本能。

Make that bitch go "Brr," they gon' think a helicopter out
その銃を「ブルル」と鳴らしてやる、奴らはヘリコプターが出動したかと思うだろうな
※連射音の擬音「Brr」と、ヘリコプターのローター音を掛けており、同時に「chopper(銃 / ヘリコプター)」のダブルミーニングを巧みに回収している。

They softer than a paper plane
あいつらは紙飛行機よりも柔らかい連中だ

She know her daddy super solid, my oldest daughter hate a lame
彼女はパパが超ハードコアだって知ってる、俺の長女はダサい奴が大嫌いなんだ

Let's see what they do about it, this Cybertruck, I'm shootin' out it
奴らがどう出るか見ものだな、このサイバートラック、俺はこいつから撃ちまくるぜ
※テスラのサイバートラックは防弾仕様であることが話題になった車。最新のステータスシンボルであると同時に、実戦用の装甲車としてフレックスしている。

While bumpin' my new music out it, this album here gon' change the game
そこから俺の新しい音楽を大音量で流しながらな、このアルバムはゲームを変えるぜ

Clutchin' at my mirrors on the highway while I'm changin' lanes
車線を変更しながら、ハイウェイでバックミラーをきつく握りしめてる

I only got the real ones still beside me, we gon' stay the same
俺のそばにはまだ本物たちしかいない、俺たちは変わらずこのままだ

Bitch, I get to flashin' out and shootin' shit like Major Payne
ビッチ、俺はブチ切れて『メジャー・ペイン』みたいに撃ちまくるぜ
※1995年のコメディ映画『Major Payne(少佐ペイン)』の引用。冷酷で狂気じみた鬼軍曹のキャラクターに自身をなぞらえている。

Without the fuckin' funny hat, I'm thuggin', bitch, I can't complain
あのクソみたいな滑稽な帽子は被ってないが、俺はサグな生き方をしてる、ビッチ、文句は言えねえな

It's Baby
Babyだぜ

[Outro]

Yeah

And what y'all doin'

Nigga, that shit don't hurt me, nigga
ニガー、あんな戯言は俺を傷つけられないぜ、ニガー

That shit can't hurt me, nigga
あんな戯言は俺を傷つけられない、ニガー

Yeah, and I'm the best motherfuckin' rapper, nigga
イェー、そして俺は史上最高のクソヤバいラッパーだ、ニガー

You know I tuned into a classic, nigga, BE MORE GRATEFUL, nigga
俺がクラシックを創り上げたって分かってるだろ、ニガー、『BE MORE GRATEFUL』だ、ニガー

Yeah