Artist: The Kid LAROI
Album: BEFORE I FORGET
Song Title: A COLD PLAY
概要
The Kid LAROIの十八番とも言える「Sad Boy」の美学と、トキシックな恋愛模様の終焉を描いたエモーショナルな一曲。本作の最大のギミックは、その秀逸なタイトル「A COLD PLAY」にある。これはストリートスラングで「冷酷な仕打ち」「残酷な状況(Cold Play)」を意味すると同時に、イギリスの世界的ロックバンド「Coldplay」への直接的なダブルミーニングとなっている。サビで繰り返される「Fix you(君を直す、癒やす)」は、Coldplayの2005年の歴史的名曲『Fix You』への明確なオマージュであり、精神的に傷ついたパートナーを自分の愛で救えると思い込んでいた「セイヴァー・コンプレックス(救済者気取り)」の崩壊を痛切に歌い上げている。Z世代のトップスターとして多忙なツアー生活を送る中で生じた物理的・心理的なすれ違いと、外野(they)のノイズに敗北していく無力感を、ヒップホップ由来のコンフェッショナル(告白的)なリリシズムで見事に表現した傑作である。
和訳
[Verse 1]
Who was I to think that I could fix you, baby? (Who?)
君を直せるなんて思ってた俺は、一体何様だったんだ?(誰が?)
※fix youは「(傷ついた)相手を癒やす、立ち直らせる」の意。Coldplayの楽曲『Fix You』へのリファレンスであり、本楽曲のコアとなるテーマ。
Who would I be if I didn't miss you, baby? (Who?)
君を恋しく思わない俺なんて、俺じゃないだろ?(誰だ?)
I hope that you know you were appreciated
君がどれだけ愛されていたか、分かってくれているといいな
Around my house, I still got up all of our pictures, baby, mm
俺の家には、今でも俺たちの写真が全部飾ってあるんだよ、ベイビー、mm
'Cause I still love you, that's how I feel at my core (Core)
だってまだ君を愛してる、それが心の底からの本心なんだ(心の底からの)
Flew different states to come see you in between tour (Tour)
ツアーの合間を縫って、いろんな州を飛び回って君に会いに行ったよな(ツアーの)
※大成功を収めたポップスターとしての多忙なライフスタイルと、それに相反する私生活での一途な献身を対比させている。
I gave you everything I had and even more (More)
俺の持ってるすべてを、いやそれ以上のものを君に捧げたんだ(それ以上を)
[Pre-Chorus]
Just understand it's not like me to give my heart away, ayy
分かってくれよ、心を許すなんて普段の俺らしくないんだ、ayy
Now you takin' distance and it's hard to take, ayy
今じゃ君は距離を置いて、それを受け入れるのはキツいよ、ayy
I tried everything to get your thoughts to change, ayy
君の考えを変えようと、やれることは全部やった、ayy
I tried not to listen when they all would say, ayy
周りの連中が何と言おうと、耳を貸さないようにしてたんだ、ayy
※theyは世間や彼女の友人たち。ヒップホップにおいて頻出する、関係をぶち壊そうとする「外野のノイズ」へのパラノイア。
This was temporary and you'd walk away
こんなの長続きしない、君はいずれ去っていくって
It'll always bе easy to blame you
君のせいにすることなんて、いつだって簡単だ
But it's my fault for thinking I could
でも、自分ならできるって思い込んでた俺の責任なんだよ
[Chorus]
Fix you, fix you, fix you, fix you
君を直せる、君を直せる、君を直せる、君を直せるって
Fix you, fix you, fix you, wish I could
君を直せる、君を直せる、君を直せる、できればよかったのに
Miss you, miss you, miss you, I miss you
恋しいよ、恋しいよ、恋しいよ、君が恋しい
It's really hard to accеpt the fact that I can't
俺にはできないって事実を受け入れるのは、本当にキツいんだ
Fix you, fix you, fix you, fix you
君を直せる、君を直せる、君を直せる、君を直せるって
Fix you, fix you, fix you, wish I could
君を直せる、君を直せる、君を直せる、できればよかったのに
Miss you, miss you, miss you, I miss you
恋しいよ、恋しいよ、恋しいよ、君が恋しい
It's really hard to accept the fact I can't fix you now
今の俺には君を直せないって事実を受け入れるのは、本当にキツいんだ
[Verse 2]
You said to me, baby, you was all in
君は俺に言ったよな、ベイビー、本気だって
※all inはポーカー用語由来で「すべてを賭ける」「完全にコミットする」という意味。
I think we just probably should've stayed friends
俺たち、たぶんただの友達のままでいるべきだったんだ
I think that we probably could've saved tears (And saved years)
そうすれば、たぶん涙を流さずに済んだはずだ(無駄な年月を過ごさずにも済んだ)
※tears(涙)とyears(年月)で踏みつつ、関係に費やした時間の損失(サンクコスト)を嘆いている。
[Pre-Chorus]
Just understand it's not like me to give my heart away, ayy
分かってくれよ、心を許すなんて普段の俺らしくないんだ、ayy
Now you takin' distance and it's hard to take, ayy
今じゃ君は距離を置いて、それを受け入れるのはキツいよ、ayy
I tried everything to get your thoughts to change, ayy
君の考えを変えようと、やれることは全部やった、ayy
I tried not to listen when they all would say, "Ayy
周りの連中が何と言おうと、耳を貸さないようにしてたんだ、「Ayy
This was temporary and you'd walk away"
こんなの長続きしない、君はいずれ去っていく」って
It'll always be easy to blame you
君のせいにすることなんて、いつだって簡単だ
But it's my fault for thinking I could
でも、自分ならできるって思い込んでた俺の責任なんだよ
[Chorus]
Fix you, fix you, fix you, fix you
君を直せる、君を直せる、君を直せる、君を直せるって
Fix you, fix you, fix you, wish I could
君を直せる、君を直せる、君を直せる、できればよかったのに
Miss you, miss you, miss you, I miss you
恋しいよ、恋しいよ、恋しいよ、君が恋しい
It's really hard to accept the fact that I can't
俺にはできないって事実を受け入れるのは、本当にキツいんだ
Fix you, fix you, fix you, fix you
君を直せる、君を直せる、君を直せる、君を直せるって
Fix you, fix you, fix you, wish I could
君を直せる、君を直せる、君を直せる、できればよかったのに
Miss you, miss you, miss you, I miss you
恋しいよ、恋しいよ、恋しいよ、君が恋しい
It's really hard to accept the fact I can't fix you, now
今の俺には君を直せないって事実を受け入れるのは、本当にキツいんだ
