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War Bout It - Lil Durk (feat. 21 Savage) 【和訳・解説】

Artist: Lil Durk (feat. 21 Savage)

Album: Almost Healed

Song Title: War Bout It

概要

Lil Durkのアルバム『Almost Healed』に収録された「War Bout It」は、アトランタの冷酷なヒットマン・ペルソナを持つ21 Savageを客演に迎えた、血生臭いドリル・バンガーだ。この楽曲は、ストリートの掟(No Snitching)を破りSNSやインタビューで口を滑らせる現代の「ネットギャングスタ」たちに対する強烈な警告である。Durkは、シカゴの対立ラッパーであるFyndee Boyyの小児性愛疑惑を名指しで告発し、かつて信頼していた仲間への失望や、死んだ仲間のために報復(War)に出ない敵の臆病さを嘲笑する。21 Savageもアトランタ流の冷徹なフロウで、女性を使った罠(セットアップ)や盗難車(ストライカー)での襲撃など、ギャングの暴力のリアルを描写。シカゴとアトランタのトップ・トラップスターが交差する、容赦のない報復宣言だ。

和訳

[Intro: Lil Durk]

Yeah

Let me pop my shit, nigga
俺の言いたいことを言わせてくれ

Uh, let me pop my shit
ああ、言いたいことを言わせてくれ

Let me pop my shit (Go)
俺の言いたいことを言わせてくれ(行くぞ)

[Verse 1: Lil Durk]

I just sent that boy two thousand, he ain't never post my album (Go)
あのガキに2000ドル送ってやったのに、あいつは俺のアルバムを一度も宣伝(ポスト)しなかった(行け)

He ain't never shot his gun for me for free, I'm bein' a thousand (Go)
あいつはタダで俺のために銃を撃ったことなんて一度もない、俺は1000%本音で言ってるんだ(行け)
※「bein' a thousand」は嘘偽りなくリアル(keep it 1000)であること。金でしか動かないビジネスライクな仲間への幻滅。

You did what you did, I left you 'round my kids, I gave you power (Go)
お前はお前のやり方でやった、俺はお前を子供たちの近くに置いて、権力を与えてやったのに(行け)

I told bro, "Go hit your main opps," knowin' damn well they ain't ours (Man, what?)
俺は兄弟に言ったんだ、「お前の最大の敵を撃ちに行け」ってな、奴らが俺たちの直接の敵じゃないってことは重々承知の上で(なあ、何だって?)

I just swapped some Glocks from two, three of them blocks, ain't let a round off (Give me that)
2つ、3つのブロック(縄張り)でグロックを交換してきた、まだ一発も撃ってないやつをな(それを寄こせ)
※警察の捜査(弾道検査)を逃れるため、別の縄張りのギャングと発砲歴のない綺麗な銃(clean guns)を交換するストリートの知恵。

And them niggas heard they mans scream, they gotta turn the sound off (Give me that)
奴らは自分の仲間が叫ぶ声を聞いたんだ、あいつらは音を消さなきゃならなかった(それを寄こせ)
※敵が撃たれて悲鳴を上げる動画や音声が出回り、それを聞くに耐えなくて音量を消したという残酷な描写。

Fuck what it seem, I'm goin' off what I seen, bitch, get a pound off (Pussy)
見た目なんかどうでもいい、俺は自分が見た事実で動くんだ、ビッチ、1ポンド(のマリファナ)を売り捌け(プッシー)

One opp nineteen, he bringin' my brother to school, they knocked his gown off
19歳の敵の一人、あいつが俺の兄弟を学校に連れてきた時、奴らはあいつのガウンを吹き飛ばしたんだ
※「knocked his gown off」は卒業式のような場、あるいは病院のガウン(入院着)を着るほどの重傷を負わせた(あるいは殺した)ことの隠喩。

I callеd Mak OG, I got lil' bro a lawyer, hundred thousand (Thou')
マックOGに電話して、弟分のために弁護士を雇ってやった、10万ドルだ(10万)
※「Mak」はおそらくOTF周辺の仲間。優秀な私選弁護士を大金で雇うボスの経済力。

Look at Fyndee Boyy, he touch on littlе boys, he pedophilin' (Nasty)
フィンディー・ボーイを見ろ、あいつは小さな男の子に触ってる、小児性愛者(ペドファイル)だ(気色悪いぜ)
※「Fyndee Boyy」はシカゴの対立ラッパー。彼が未成年に対する性的な不適切行為で逮捕された事件を直接的にネームドロップし、ギャングスタとしても人間としても最低だと糾弾している。

Up my gun on one of the opp' blogs, them boys gon' televise it (Yeah)
敵のブログの一つに銃を向けてやる、あいつらはそれをテレビ放送(ネットで拡散)するだろうな (Yeah)

I can't name the shit I'm behind, but I can make my mama prouder (On Pluto grave)
俺が裏で操ってること(黒幕であること)を名指しすることはできないが、ママを誇りに思わせることはできるぜ(プルートの墓にかけて)
※「Pluto」は2013年に亡くなったOTFの創設メンバーの一人。彼に誓って、自分が裏で抗争を指揮(ヒットを指示)していることを匂わせている。

I seen lil' bro one nigga outside his socks, he brag about it (Nigga brag about it)
弟分が野郎を靴下ごと吹っ飛ばす(殺す)のを見たぜ、あいつはそれを自慢してるんだ(自慢してる)

Why you bring your cousin around? You know he a rat, let's talk about it (Cheese, haha)
なんでお前は従兄弟を連れ回してるんだ?あいつがネズミ(密告者)だって分かってるだろ、その話をしようぜ(チーズ、ハハ)
※「cheese」はネズミが好むエサ、つまり警察に情報を売るスニッチのこと。

See, the biggest hoes, they be the biggest hoes, let's talk about it (Let's talk)
いいか、最大のビッチどもは、どこまでいっても最大のビッチなんだ、その話をしよう(話そうぜ)

And the city know I know too many moes, CoKilla valid (On Stone)
俺が「モー(Moe)」たちを山ほど知ってることはこの街じゃ有名だ、コーキラーは本物だぜ(ストーンにかけて)
※「moes」はシカゴのギャング「The Black P Stones」のメンバーの呼称。「CoKilla」は同ギャング出身でOTFのメンバー。「On Stone」は彼らの間で使われる誓いの言葉。

[Chorus: Lil Durk & 21 Savage]

If you ever been involved, you can't talk about it (Shh)
もし事件に関わったことがあるなら、そのことについて喋っちゃいけない(シーッ)

I seen a killer do an interview, he tellin', tellin' (You fucked me up)
人殺しがインタビューを受けてるのを見たぜ、あいつはペラペラ喋りまくってた(ふざけんなよ)
※YouTubeのインタビュー番組(VladTVやNo Jumperなど)で、ストリートの武勇伝を語り自ら証拠を晒す愚かなラッパーやギャングへの警告。

Why you ain't never clear that rumor up? You know I'm valid (You fucked me up)
なんでお前はあの噂を晴らそうとしないんだ?俺が本物(ヴァリッド)だって分かってるだろ(ふざけんなよ)

See, I ain't respond on Instagram, I know how to go about it (I know how to go about it)
いいか、俺はインスタグラムで反論なんかしない、どうやって対処すればいいか分かってるからな(どうすればいいか分かってる)
※ネットでの口喧嘩(ラップビーフ)ではなく、ストリートでの実力行使(銃撃)で決着をつける。

Since he died, just come outside and go to war about him (Bitch-ass)
あいつが死んだんだから、さっさと外に出てきてあいつのために戦争(報復)を始めろよ(ビッチ野郎)
※身内を殺されたのに報復(Get back)に出ない敵への強烈な挑発。

He say, "No," I'm thinkin' he let a ho got him (Go, go, no)
あいつは「ノー」と言う、俺はあいつがビッチの罠にハマったんだと思ってるぜ(行け、行け、ノー)

He say, "No," I say, "Let's go to war about it" (Go, go, no)
あいつは「ノー」と言うが、俺は「戦争を始めようぜ」って言うんだ(行け、行け、ノー)

Where he go? You better know the morgue got him (Yeah, man, what?)
あいつはどこに行った?死体安置所(モルグ)があいつを引き取ったってことを知っておけよ (Yeah、なあ、何だって?)

[Verse 2: 21 Savage]

Knock 'em all down like dominos
ドミノみたいに奴らを全員なぎ倒す

Don't talk on the 'Gram 'cause we put shit in vanish mode
インスタで喋るなよ、俺たちは「消えるメッセージ(Vanish Mode)」でやり取りしてるからな
※証拠を残さないためのInstagramの機能。ネットギャングスタへの皮肉。

Last one was easy, he pull up on random hoes
最後の奴は簡単だった、あいつは適当なビッチどものところに車を停めたからな
※女を使って敵を誘い出し(セットアップ)、無防備なところを襲撃したというアトランタ流の暗殺術。

Think you tough? My lil' niggas got the antidote
自分がタフだとでも思ってるのか?俺の若い衆が「解毒剤(銃弾)」を持ってるぜ

Free my nigga Zoo, I'm OTF 4L (21)
俺のダチのズーを解放しろ、俺は一生OTFだ (21)
※「Zoo」は度々収監されているTHF Zooのこと。アトランタの21 Savage(4L派閥)が、シカゴのOTFと同盟を結んでいることの表明。

If you catch a murder, nigga, keep it to yourself (On God)
もし殺しをやったなら、野郎、自分の胸の中だけにしまっておけ(神にかけて)
※「catch a murder」は殺人事件を起こすこと。絶対に口を割るなというストリートの最重要ルール。

He think he a boxer, now he fightin' for his breath (Huh)
あいつは自分がボクサーだとでも思ってたのか、今じゃ呼吸をするために闘ってやがる (Huh)
※銃撃を受けて血まみれになり、息も絶え絶えになっている敵の惨状。

I don't care who done seen me, ask my lawyer, I wasn't there (21)
誰が俺を見たかなんて知ったこっちゃない、俺の弁護士に聞いてみろ、俺はそこにいなかったんだ (21)
※目撃証言があろうと、優秀な弁護士を使って徹底的にアリバイを主張(No Snitching)するスタンス。

I know a hood bitch who'll drop your addy for some hair (Facts)
ヘアエクステ代を少し渡せば、お前の住所(アディ)をバラすようなフッドのビッチを知ってるぜ(事実だ)

If we on your bumper, you gon' need more than a prayer (Pussy)
もし俺たちがお前の車のバンパーに張り付いた(追跡した)なら、祈り以上のものが必要になるぜ(プッシー)
※ドライブバイ襲撃の恐怖。

Always wearin' gloves, we ain't doin' nothin' bare (Pussy)
常に手袋をしてる、俺たちは素手じゃ何もやらないぜ(プッシー)
※指紋を残さないプロの犯罪者の手口。

If you ever told, then that's the jacket that you wear (Pussy)
もしお前が一度でもチクったことがあるなら、それがお前が一生着続けるジャケット(レッテル)だ(プッシー)
※「jacket」は前科やストリートでの評判。一度でもスニッチ(密告)したという汚名は、一生消えない。

Fuck your past bond, he get out, then he get smacked (Facts)
お前の過去の保釈金なんてクソくらえだ、あいつがムショから出てきたら、その時にブッ殺してやる(事実だ)

My youngins ridin' strikers, skats, don't know how to act (21)
俺の若い衆はストライカーやスキャットパックを乗り回して、行儀の悪いことばかりしてるぜ (21)
※「strikers」は盗難車、「skats」はダッジ・チャージャー・スキャットパック。盗難した高性能車で抗争に向かう若者たち。

Go and ask them niggas, we the reason they run track (21)
あいつらに聞いてみろよ、あいつらが陸上競技みたいに全力疾走してるのは俺たちのせいだからな (21)
※逃げ回る敵を嘲笑するパンチライン。

Y'all really should be mad at who put batteries in y'all backs (Pussy)
お前らは、お前らの背中にバッテリーを入れた奴(おだてて焚きつけた奴)に腹を立てるべきだぜ(プッシー)
※「put batteries in someone's back」は、誰かをそそのかして無謀な行動(抗争)を起こさせること。裏で操られて命を落とす下っ端への冷ややかな視線。

[Chorus: Lil Durk]

If you ever been involved, you can't talk about it (Shh)
もし事件に関わったことがあるなら、そのことについて喋っちゃいけない(シーッ)

I seen a killer do an interview, he tellin', tellin' (You fucked me up)
人殺しがインタビューを受けてるのを見たぜ、あいつはペラペラ喋りまくってた(ふざけんなよ)

Why you ain't never clear that rumor up? You know I'm valid (You fucked me up)
なんでお前はあの噂を晴らそうとしないんだ?俺が本物(ヴァリッド)だって分かってるだろ(ふざけんなよ)

See, I ain't respond on Instagram, I know how to go about it (I know how to go about it)
いいか、俺はインスタグラムで反論なんかしない、どうやって対処すればいいか分かってるからな(どうすればいいか分かってる)

Since he died, just come outside and go to war about him (Bitch-ass)
あいつが死んだんだから、さっさと外に出てきてあいつのために戦争(報復)を始めろよ(ビッチ野郎)

He say, "No," I'm thinkin' he let a ho got him (Go, go, no)
あいつは「ノー」と言う、俺はあいつがビッチの罠にハマったんだと思ってるぜ(行け、行け、ノー)

He say, "No," I say, "Let's go to war about it" (Go, go, no)
あいつは「ノー」と言うが、俺は「戦争を始めようぜ」って言うんだ(行け、行け、ノー)

Where he go? You better know the morgue got him (Man, what?)
あいつはどこに行った?死体安置所(モルグ)があいつを引き取ったってことを知っておけよ(なあ、何だって?)