Artist: Only The Family & Booka600
Album: Nightmares In The Trenches
Song Title: It’s On Me
概要
Lil Durkが率いるレーベル「Only The Family (OTF)」のコンピレーション・アルバム『Nightmares In The Trenches』に収録された「It’s On Me」は、シカゴ・ドリルシーンの中核を担うラッパーの一人、Booka600によるメランコリックでコンシャスなソロトラックだ。亡き親友Lil Boo(シカゴのギャング派閥600の創設メンバーの一人)への追悼や、ストリートの過酷な人間関係の中で経験した裏切り、そして成功の影で失われていく友情への哀惜が、切々とした歌心を交えたフロウで綴られている。タイトル「It's On Me(俺の責任だ/俺が背負う)」が示す通り、トラブルや嘘、他者の悲しみまでもを一身に背負い込もうとする「Sad Boy」としてのペルソナが強調されており、血生臭いドリルの世界において、義理と痛みを抱えながらサバイブする男の孤独な心情が深く胸を打つ一曲である。
和訳
[Intro]
(Let's go, Noble)
(行くぞ、Noble)
※プロデューサーのタグ。
I'll be the help, I don't mind
俺が助けになるよ、気にしないさ
(It's 3AM somewhere)
(どこかでは午前3時だ)
※プロデューサーのタグ。
[Chorus]
I stepped in
俺は足を踏み入れた
I ain't want you to be betrayed by my friends
俺の友達にお前を裏切らせたくなかったんだ
It's on me, all lies on me in the end
それは俺の責任だ、結局のところすべての嘘は俺に降りかかってくる
Gotta be real, it's so hard to be pretend
リアルでいなきゃならない、偽るってのはすごく難しいことだ
To be sorry as a man
一人の男として謝罪すること
Make apologizes, but you happen to just vent
謝罪はするが、お前はただ不満をぶちまけてるだけだ
Tell me your stories, I always got a helpin' hand
お前の物語を聞かせてくれ、俺はいつでも救いの手を差し伸べるから
Guts and glory gon' take you always to the end
ガッツと栄光が、必ずお前を最後まで導いてくれるはずさ
[Verse 1]
The friendship'll never last when you keep a circle
小さなサークル(仲間内)を保ち続けていると、友情は決して長くは続かない
※身内だけで固まっていると、疑心暗鬼や裏切りが生まれやすくなるというストリートの心理。
I got you every single time like a reservice
予備軍(リザーブ)みたいに、俺はいつだって毎回お前をサポートするぜ
My mind based on gettin' mines, that's the least worries
俺の頭の中は自分の取り分(金)を稼ぐことでいっぱいだ、それが一番の心配事さ
My shooters got 'em on the hook, they like the street Irwin
俺のシューターたちは奴らを釣り針に引っ掛けてる、あいつらはストリートのアーウィンのようだ
※「Irwin」は有名な動物保護活動家「クロコダイル・ハンター」ことスティーブ・アーウィンのこと。危険な動物(敵)を確実に捕獲(暗殺)するヒットマンの腕前を例えている。
They don't wanna see you eat, they wanna see you buried
奴らはお前が食う(成功する)のを見たがらない、お前が埋葬されるのを見たいんだ
Really comin' from the streets, remember bein' dirty
本当にストリートの出身だ、薄汚れていた頃を覚えてるよ
Gotta show all I can be, I represented early
自分の可能性をすべて証明しなきゃならない、俺は早くから地元をレペゼンしてきた
When they sit and do you wrong, you can't believe it's versions
奴らが座ったままお前を裏切る時、そこに色んなバージョン(言い訳)があるなんて信じられないだろうな
It's two of them in sight, I'm goin' like a knight
視界には2人の敵がいる、俺は騎士(ナイト)のように向かっていくぜ
I tell you somethin' about my life, you probably won't cry
俺の人生についていくつか話してやるが、お前はたぶん泣かないだろうな
I really tell you how I hurt, Lil Boo don't die
俺がどれだけ傷ついたか本当に教えてやる、リル・ブー、死なないでくれ
※「Lil Boo」はシカゴのギャング「600」の創設メンバーの一人で、2015年に銃殺されたBooka600の親友。彼の死による決して癒えない深いトラウマの吐露。
I'll never be the only one keepin' you in mind
お前のことを心に留めているのは、決して俺一人だけじゃないさ
[Chorus]
I stepped in
俺は足を踏み入れた
I ain't want you to be betrayed by my friends
俺の友達にお前を裏切らせたくなかったんだ
It's on me, all lies on me in the end
それは俺の責任だ、結局のところすべての嘘は俺に降りかかってくる
Gotta be real, it's so hard to be pretend
リアルでいなきゃならない、偽るってのはすごく難しいことだ
To be sorry as a man
一人の男として謝罪すること
Make apologizes, but you happen to just vent
謝罪はするが、お前はただ不満をぶちまけてるだけだ
Tell me your stories, I always got a helpin' hand
お前の物語を聞かせてくれ、俺はいつでも救いの手を差し伸べるから
Guts and glory gon' take you always to the end
ガッツと栄光が、必ずお前を最後まで導いてくれるはずさ
[Verse 2]
You came to me at the wrong time, I was chasin' money
お前はタイミング悪く俺のところに来たな、俺は金を追いかけてたんだ
Who'd have thought they'd be a fake, shit, I did 'em nothin'
あいつらがフェイクだなんて誰が思ったよ、クソ、俺はあいつらに何もしてないのに
I'd never fuck up my relations, I'd be a dummy
俺は絶対に自分の人間関係を壊したりしない、そんなことしたらバカだろ
I re-did my rotations all of a sudden
俺は突然、付き合う人間のローテーションを組み直したんだ
※裏切りを経験し、周囲の人間関係を冷徹に整理(断捨離)したこと。
I already know what they gon' say if I need money
もし俺が金を必要とした時、あいつらが何て言うかはもう分かってるさ
※調子の良い時だけすり寄り、困った時は助けてくれない機会主義者たちへの諦め。
It ain't the same somedays, I proceed from it
毎日が同じじゃない、俺はそこから前へ進むんだ
I told her I need space and she ain't even comin'
彼女に少し距離(スペース)が必要だと言ったが、彼女は来ようともしない
I'm busy goin' through some things, but I keep runnin'
色んな問題と向き合ってて忙しいが、俺は走り続けるぜ
It's pain on pain
痛みの上に痛みが重なる
Every little thing, I'll name it
どんな些細なことでも、俺が名付けてやるさ
You can be wild, there's a chance at survival
お前はワイルドになれる、サバイバル(生存)のチャンスはあるんだ
Still won't betray my main friend
それでも俺は、一番の親友を裏切ったりはしない
[Chorus]
I stepped in
俺は足を踏み入れた
I ain't want you to be betrayed by my friends
俺の友達にお前を裏切らせたくなかったんだ
It's on me, all lies on me in the end
それは俺の責任だ、結局のところすべての嘘は俺に降りかかってくる
Gotta be real, it's so hard to be pretend
リアルでいなきゃならない、偽るってのはすごく難しいことだ
To be sorry as a man
一人の男として謝罪すること
Make apologizes, but you happen to just vent
謝罪はするが、お前はただ不満をぶちまけてるだけだ
Tell me your stories, I always got a helpin' hand
お前の物語を聞かせてくれ、俺はいつでも救いの手を差し伸べるから
Guts and glory gon' take you always to the end
ガッツと栄光が、必ずお前を最後まで導いてくれるはずさ
