Artist: Lil Durk (feat. Hunxho)
Album: Deep Thoughts
Song Title: Late Checkout
概要
本作「Late Checkout」は、Lil Durkがアトランタの新鋭ラッパーHunxhoを迎えて制作した、ストリートの過酷さとロマンスが交錯する内省的なラブソングである。アルバム『Deep Thoughts』に収録された本作では、トラップスターとしての成功や冷酷なペルソナとは裏腹に、本命の女性に対して抱く深い愛情と、それに伴う不信感やパラノイア(束縛)が赤裸々に描かれている。Durkは高級香水やアブダビへの旅行など莫大な富で女性を甘やかす一方で、彼女の周囲の「フェイクな友人たち」への警戒心を隠さない。客演のHunxhoもまた、冷え切った心を溶かす真実の愛について歌い、「Redditのように噂話ばかりする友人」を揶揄するウィットに富んだラインを披露している。ストリートのサバイバルルールが染み付いた男たちが、愛という無防備な感情に直面した際の葛藤をメロウなビートに乗せて歌い上げた、現代ヒップホップならではのコンシャスなR&Bトラックだ。
和訳
[Intro: Lil Durk]
It ain't nothin' like the first day I put my lips on you
初めて君に唇を重ねたあの日みたいな感覚は他にない
It ain't nothin' like the first date you let me kiss on you
初めてのデートで君がキスさせてくれた時みたいな感覚は他にない
Missionary is gettin' scary when I lick on you
正常位が恐ろしくなるくらいだ、君を舐めている時は
Strict the first night 'cause I tried to put the dick on you
最初の夜は厳しかったな、俺がヤろうとしたから
Yeah
(Yeah)
[Verse 1: Lil Durk]
You ain't gotta worry 'bout me off the sex pills
セックスピルの影響で俺がどうにかなるなんて心配しなくていい
Only honey I need is for the tea
俺に必要なハニーは紅茶に入れる分だけだ
※「ハニー」は可愛い女性を指す言葉であり、他の女はいらないという愛情表現。同時に、ED治療薬などの精力剤(ロイヤルハニーなど)ではなく自然な蜂蜜だけで十分だというダブルミーニング。
She told me laser hurts, she'd rather go with V
彼女はレーザー脱毛は痛いから、Vにするって言った
※「V」はVゾーンのワックス脱毛、あるいは除毛クリーム「Veet」のこと。女性のリアルな美容事情に触れた描写。
Off the liquor, it's a high chance she ski
酒が入ると、彼女は高い確率でスキーをする
※「ski」はコカインを吸うこと。白い粉を雪山に見立てたストリートの隠語。
Vegetarian, she mix my stir fry with the leaf
ベジタリアンな彼女は、俺の炒め物に葉っぱを混ぜるんだ
※「leaf」は野菜の葉と、大麻を巻く葉(リーフ/グラバなど)を掛けたワードプレイ。
But she eat beef, I'm tryna order her MrBeast
でも彼女はビーフは食うから、ミスタービーストを頼んでやろうとしてる
※ベジタリアンだが「beef(ストリートの揉め事や文句)」は食う彼女に対し、人気YouTuberが手掛けるハンバーガー「MrBeast Burger」を注文してやるという秀逸なパンチライン。
Sex don't feel the same when you in love
恋に落ちていると、セックスの感覚も同じじゃない
Sex don't feel the same leavin' the club
クラブ帰りのセックスとも感覚が違うんだ
Arguin' back and forth, you know I hate this shit
口論の繰り返し、俺がこういうのを嫌いだって分かってるだろ
I hate you got some friends ain't in relationships
俺は君の友達に彼氏がいない奴らがいるのが嫌なんだ
They pretend to be your friend, but that's a basic bitch
そいつらは友達のフリをしてるが、ただのありふれたビッチだ
※「basic bitch」は個性や中身のない、流行に流されるだけのつまらない女性への侮蔑語。恋人に悪影響を与えるフリーの女友達への警戒心。
No passport, she don't know what a vacation is
パスポートも持ってない、彼女はバケーションってものを知らないんだ
Independent, she know what dedication is
自立していて、何かに打ち込むってことを分かってる
Clive Christian, you can smell from my scent I'm him
クライヴ・クリスチャン、俺の香りから俺が特別な男だって分かるだろ
※「Clive Christian」は世界で最も高価とされる超高級香水ブランド。「I'm him」は「俺こそが最強の男・選ばれし男」という意味の流行スラング。
My feelings, you can tell from my soul it's real
俺の気持ち、俺の魂からそれが本物だって伝わるはずだ
You can tell from my soul, you can tell from my soul I'm real
俺の魂から伝わる、俺の魂から俺が本物だって伝わるはずだ
I told her she worth that money, we could go to Abu Dhabi
彼女にその金額の価値があるって伝えた、アブダビにだって行けるぜ
Tryna extend her late checkout, she gotta check out at the lobby
レイトチェックアウトを延長しようとしたが、ロビーでチェックアウトしなきゃならなかった
※タイトルの「Late Checkout」。彼女との甘い時間を少しでも長く引き延ばしたいという名残惜しさ。
You run in with a bird brain, you gotta turn her to a thotty
鳥並みの脳みその女と出くわしたら、そいつをただのヤリマンに変えるしかない
※「bird brain」は頭の悪い女性。「thotty」は遊んでいる女。知性のない女性には愛情ではなく遊びでしか接しないという冷徹な一面。
If I don't nut twice on the first night, I don't count her as a body
最初の夜に2回イかせられなかったら、経験人数としてはカウントしない
※「body」は元々殺害した人数(ボディカウント)のことだが、ヒップホップではベッドを共にした女性の数も指す。
Sex don't feel the same when you in love
恋に落ちていると、セックスの感覚も同じじゃない
[Chorus: Hunxho]
Yeah, we do whatever that she think of
ああ、俺たちは彼女が思いつくことなら何でもやる
Like every time we link up with Cubans on the link, though
まるでキューバンリンクを身につけて会うたびのようにな
※「link up(会う)」と「Cuban link(極太のゴールドチェーン)」を掛けた言葉遊び。
I can't believe I found love, I was hard-bodied
愛を見つけたなんて信じられない、俺は冷徹な男だったのに
※「hard-bodied」はストリートで感情を見せず、タフで隙がないこと。
My heart cold, I need a mink coat
俺の心は冷え切ってる、ミンクのコートが必要だ
Back in your arms, I tried too hard to find a way
君の腕の中に戻るため、道を模索しすぎたんだ
I might be holding you
君を抱きしめているかもしれない
Back in your arms, I tried too hard to find a way
君の腕の中に戻るため、道を模索しすぎたんだ
I might be holding you
君を抱きしめているかもしれない
Back in your arms
君の腕の中に
[Verse 2: Hunxho]
Oh, Lord, why it feel like I already know her?
ああ、神よ、なんで前から彼女を知ってたような気がするんだ?
Why it feel like she been 'round before I blowed up?
なんで俺がブレイクする前からそばにいたような気がするんだ?
※「blow up」はラッパーとして爆発的に売れること。金や名声目当てではない、運命的な真の愛を感じている。
And I don't fuck with niggas at all
それに俺は他の連中とは全く関わらない
So it's like every time you roll up the only time I show love
だから君がやって来る時だけが、俺が愛を見せる唯一の瞬間なんだ
And we don't do Pink, she go CC
俺たちはピンクなんて着ない、彼女はシャネルだ
※「Pink」はヴィクトリアズ・シークレットの手頃なライン。「CC」は高級ブランドChanelのロゴ。愛する女にはハイエンドなものを与えているという誇示。
I brought her home, now she bondin' with my titi
彼女を家に連れて帰ったら、今じゃ俺の叔母さんと仲良くしてる
※「titi」はAAVEやラテン系コミュニティで「おばさん(Auntie)」を意味する。家族公認の深い仲であることの証明。
Been on the road, I booked the flight just to see me
ずっとツアー中だったが、俺に会わせるためにフライトを予約した
She fuck soon as she see me, girl, wanna watch TV? Nah-nah-nah-nah
彼女は俺に会うなりヤリたがる、なぁ、テレビでも見るか?いやいやいや
And that's my baby, but I don't like your friends, they talk just like Reddit
彼女は俺のベイビーだけど、君の友達は好きになれない、まるでRedditみたいに喋るからな
※匿名掲示板の「Reddit」のように、根拠のないゴシップや噂話をひっきりなしに喋るフェイクな友人たちへの強烈な皮肉。
And you don't need boogers in your watch, bought you baguette
君の時計にブツブツの安物ダイヤなんていらない、バゲットカットを買ってやったぜ
※「boogers」は鼻くそのような細かく質の低いクラスターダイヤモンドのこと。「baguette」は細長くカットされた高価で上品なダイヤモンド。
If I had problems, when I'm with you, I forget it
もし問題があったとしても、君と一緒にいれば忘れられる
See, blessings, I don't need them other bitches, I need your sex
ほら、これは祝福だ、他のビッチどもなんていらない、君のセックスが必要なんだ
I go on tour, come back the same, I don't have no sex
ツアーに出ても、そのまま変わらず帰ってくる、他の奴とはヤッたりしない
I be hard to believe
信じがたいかもしれないが
I had too many bitches, I'd be dumb I let you leave, uh
これまでに散々ビッチどもと遊んできた、君を手放すなんて俺はバカ野郎だ (uh)
[Chorus: Hunxho]
We do whatever that she think of
俺たちは彼女が思いつくことなら何でもやる
Like every time we link up with Cubans on the link, though
まるでキューバンリンクを身につけて会うたびのようにな
I can't believe I found love, I was hard-bodied
愛を見つけたなんて信じられない、俺は冷徹な男だったのに
My heart cold, I need a mink coat
俺の心は冷え切ってる、ミンクのコートが必要だ
Back in your arms, I tried too hard to find a way
君の腕の中に戻るため、道を模索しすぎたんだ
I might be holding you
君を抱きしめているかもしれない
Back in your arms, I tried too hard to find a way
君の腕の中に戻るため、道を模索しすぎたんだ
I might be holding you
君を抱きしめているかもしれない
Back in your arms
君の腕の中に
[Outro: Hunxho]
So, huh
Uh, uh-uh
Huh, hmm
