Artist: Silk Sonic , Bruno Mars & Anderson .Paak (feat. Thundercat & Bootsy Collins)
Album: An Evening with Silk Sonic
Song Title: After Last Night
概要
シルク・ソニックが現代のベースヒーローであるサンダーキャット、そしてP-Funkの生ける伝説ブーツィー・コリンズという新旧のカリスマをゲストに迎えて創り上げた、極上のスウィート・ソウル・バラードである。この楽曲の主人公は、数々の浮き名を流してきたであろう根っからの「プレイボーイ」だ。しかし、昨夜経験したある女性との想像を絶するほど素晴らしいベッドでの体験によって、その余裕と傲慢さを完全に打ち砕かれ、ただ一人の女性に溺れてしまう姿が描かれている。甘く官能的な1970年代のフィリー・ソウルやクワイエット・ストームの系譜を完璧に受け継ぐロマンティックなサウンドに乗せて、スマートフォンを窓から投げ捨てるといったコミカルな表現や、生々しい性的なスラングが交錯する。過去のソウル・ミュージックへの敬意と現代的なR&Bの生々しさが奇跡的なバランスで融合した、本作屈指のキラーチューンである。
和訳
[Intro: Thundercat, Krystal Miles & Bootsy Collins]
(Ooh, ooh, ooh) Mm
Damn, I don't even know who I was last night (Ooh, ooh, ooh)
くそっ、昨夜の俺が誰だったのかすら分からないぜ(ああ、ああ、ああ)
※サンダーキャットによる甘いファルセットと、ブーツィー・コリンズの低音の語りが交差する。あまりの快感によって自我さえも崩壊してしまった男の放心状態を表現している。
There's just somethin' about you (Ooh)
君には何か特別な魅力があるんだ(ああ)
You just made me feel, mm (Ooh, ooh, ooh)
君は俺をこんな気分にさせた、んん(ああ、ああ、ああ)
(Ooh, ooh) Was it good for you?
(ああ、ああ)君は気持ちよかったかい?
Ooh, baby
Now, I don't know what you did when you did what you did
さて、君がアレをした時、いったい何をしたのか俺には分からない
But you did it, girl
でも君はやってくれたな、ガール
See, normally, I don't stutter, but you d-d-d-d-do it to me (Silk Sonic)
ほら、普段の俺はどもったりしないのに、君は俺をこ-こ-こ-こんな風にさせるんだ(シルク・ソニック)
※口八丁で女性を口説いてきた滑らかなプレイボーイが、圧倒的な夜の余韻で言葉を失い、どもってしまうという滑稽かつ最高にセクシーな描写。
[Verse 1: Bruno Mars & Anderson .Paak, Bootsy Collins]
Wishin' on a shootin' star, say a prayer for me
流れ星に願いをかけて、俺のために祈ってくれ
And hope it comes true
そしてそれが叶うことを願ってくれ
Ooh-woo-woo-woo (Ah, yeah)
Throw my phone out the window, there's no player in me
スマホを窓から放り投げたよ、俺の中のプレイボーイはもう消え去った
※かつての遊び人(player)としての自分を捨てる象徴的なアクション。スマホを捨てることで、他のすべての女性の連絡先を物理的に断ち切り、彼女ただ一人に尽くすという極端な愛情表現である。
Those days are through (Those days are over, baby)
そんな日々はもう終わりだ(そんな日々は終わったんだ、ベイビー)
Ooh-woo-woo-woo (Uh)
Ah-ah, ah-ah (Wait a minute, now)
ああ、ああ(ちょっと待ってくれよ)
[Pre-Chorus: Anderson .Paak & Bootsy Collins]
(Ooh) You put it on me like I never felt before
(ああ)これまで感じたことがないくらい、君は俺を夢中にさせた
(Ooh) That gushy, gushy good, girl, I want some more
(ああ)あのジュクジュクに濡れた極上の感覚、ガール、もっと欲しいんだ
※「gushy」は水分が多く溢れ出る様子を指す。70年代のスウィート・ソウルの上品なメロディに乗せながら、ヒップホップ以降の非常に生々しくストレートな性的描写をためらいなく差し込んでおり、そのギャップが強烈なフックとなっている。
(Ooh) Sweet, sticky, thick and pretty
(ああ)甘くて、ねっとりしていて、濃厚で美しい
You changed the game (What'd you do?)
君がゲームを変えちまったんだ(何をしたんだ?)
※「change the game」はこれまでの常識やルールを覆すことを意味する。遊びだったはずの恋愛ゲームのルールが、彼女によって完全に書き換えられてしまったことへの驚きを歌っている。
[Chorus: Anderson .Paak, Bootsy Collins & Bruno Mars]
After last night
昨夜の出来事の後で
After last night, I think I'm in love with you
昨夜の出来事の後で、俺は君に恋してしまったみたいだ
(I think I'm in love with you)
(君に恋してしまったみたいだ)
Woke up and I can't get you outta my head
目が覚めても、君のことが頭から離れない
(I've tried, I've tried, come on)
(忘れようとしたさ、何度も、さあ)
After last night, I don't know what to do
昨夜の出来事の後で、俺はどうすればいいか分からない
(Baby, you've got to tell me)
(ベイビー、教えてくれよ)
When I'm gon' see you again
次はいつ君に会えるんだ
(Ah, suki, suki, now)
(ああ、たまらないぜ)
※「suki suki」は1970年代のファンクやソウルで時折使われたスウィング感のあるナンセンスなフレーズで、P-Funk周辺では性的・官能的な熱狂を表現するスラングとして知られる。一説によれば日本の「好き」が語源とする声もファンの間にはあるが、ブラックミュージックにおけるクラシックな煽り文句としての歴史的コンテクストが強い。
[Verse 2: Bruno Mars, Anderson .Paak & Bootsy Collins]
If I still had my phone, I'd call every girl I know
もしまだスマホを持ってたら、知ってる女の子全員に電話をかけて
And tell them goodbye
さよならを告げるだろうな
Ah, bye-bye (Uh, toodle-oo, ooh)
ああ、バイバイ(ああ、ごきげんよう)
Cars, clothes, diamonds and gold
車、服、ダイヤモンドに金
Anything you want, any place you want
君が望むものすべて、君が行きたい場所どこへでも
We'll fly, fly, yeah
俺たちは飛んでいくのさ、飛んでいく、ああ
※かつて他の女性たちを口説くために使っていたであろう物質的な豊かさを、今は彼女ただ一人に捧げるという誓い。
[Pre-Chorus: Bruno Mars]
(Ooh) You put it on me like I never felt before
(ああ)これまで感じたことがないくらい、君は俺を夢中にさせた
(Ooh) That gushy, gushy good, girl, I want some more
(ああ)あのジュクジュクに濡れた極上の感覚、ガール、もっと欲しいんだ
(Ooh) Sweet, sticky, thick and pretty
(ああ)甘くて、ねっとりしていて、濃厚で美しい
You changed the game
君がゲームを変えちまったんだ
[Chorus: Anderson .Paak, Bootsy Collins & Bruno Mars]
After last night
昨夜の出来事の後で
After last night (Woo), I think I'm in love with you
昨夜の出来事の後で(フゥー)、俺は君に恋してしまったみたいだ
(I think I'm in love with you)
(君に恋してしまったみたいだ)
Woke up and I can't get you outta my head
目が覚めても、君のことが頭から離れない
(I've tried, I've tried, come on)
(忘れようとしたさ、何度も、さあ)
After last night, I don't know what to do
昨夜の出来事の後で、俺はどうすればいいか分からない
(Baby, you've got to tell me)
(ベイビー、教えてくれよ)
When I'm gon' see you again (Mm, mm, mm)
次はいつ君に会えるんだ(んん、んん、んん)
(Sock it to me one more time, come on)
(もう一度俺にぶち込んでくれ、さあ)
※「Sock it to me」はアレサ・フランクリンの「Respect」などでも有名な、60〜70年代のソウル・ミュージックにおける定番のフレーズ。「全力でぶつけてこい」「俺に最高のもの(セックス)をくれ」という意味を持ち、曲のテンションと官能性を最高潮へと導く。
[Bridge: Bruno Mars & Anderson .Paak, Bootsy Collins]
Ah-ya-ya, ah-ya-ya, ah-ya-ya, ooh, yeah (Sing)
ああ、ああ、ああ、イェー(歌え)
Ah-ya-ya, ah (Silk Sonic, sing)
ああ、ああ(シルク・ソニック、歌え)
Ah-ya-ya, ah-ya-ya, ah-ya-ya, ooh, yeah (Uh, here I come, baby)
ああ、ああ、ああ、イェー(ああ、俺が行くぜ、ベイビー)
Ah-ya-ya, ah (Here I come, girl, oh-oh, ooh)
ああ、ああ(俺が行くぜ、ガール、ああ、ああ)
[Chorus: Anderson .Paak, Bruno Mars & Bootsy Collins]
(After) After last night (Last night)
(後で)昨夜の出来事の後で(昨夜の)
I think I'm in love with you (I think I, I think I'm in love with you)
俺は君に恋してしまったみたいだ(恋して、君に恋してしまったみたいだ)
Woke up and I can't get you outta my head
目が覚めても、君のことが頭から離れない
(I woke up this mornin' and you're runnin' through my mind, baby)
(今朝目が覚めてから、君のことがずっと頭を駆け巡ってるんだ、ベイビー)
After last night (After last night, baby), I don't know what to do
昨夜の出来事の後で(昨夜の出来事の後で、ベイビー)、俺はどうすればいいか分からない
(Oh, you got to, got to tell me)
(ああ、絶対、絶対に教えてくれよ)
When I'm gon' see you again (Ah, yeah, baba)
次はいつ君に会えるんだ(ああ、そうさ、ベイビー)
