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addiction - Ken Carson 【和訳・解説】

Artist: Ken Carson

Album: xperiment

Song Title: addiction

概要

Ken Carsonの破壊的なレイジ・サウンドと、洗練されたワードプレイが光るトラップ・バンガーだ。F1LTHYのプロデュースによる歪んだ低音が支配する中、彼はドラッグ、女性、ハイブランドへの「依存(addiction)」を冷徹な視点で描き出している。特筆すべきは、YouTuberのポール兄弟(ローガンとジェイク)や映画『宇宙人ポール』、ランス・アームストロング、トム・クルーズなどを引き合いに出した高度なリリシズムである。さらに後半のヴァースでは、Opm BabiやMoonといったOpiumレーベルの裏方を支える重要人物たちをネームドロップし、クルーの強固な結束と自身の初期衝動をレペゼンしている。コンバース(Converse)と「会話(converse)」を掛け合わせるなど、暴力的なフレックスの中に知的なギミックを隠し持つ、新世代トラップスターとしての彼の圧倒的なポテンシャルが証明された一曲である。

和訳

[Verse 1]

Woah, woah
ウォウ、ウォウ

I got somethin' for these niggas (Woah)
こいつらのために用意してあるモノがあるぜ (Woah)

I got somethin' for these hoes (Woah)
このビッチどものためにも用意してあるモノがある (Woah)

Fuck the internet, I know my pole never see a troll (Woah, woah)
ネットなんてクソ食らえだ、俺の銃がトロールを見ることは絶対にねえからな (Woah, woah)
※「pole」は銃のこと。ネット上の荒らし(troll)とのいざこざに現実の銃を使うことはない、つまりネットの揉め事など相手にせずストリートのリアルしか見ていないというスタンス。

Beatin' out her back, you would've thought this lil' bitch stole (Woah)
後ろから激しくヤる、このビッチが何か盗んだのかと思うほどにな (Woah)
※「beat out her back」は背後からの激しい性行為。「beat」を「殴る・罰する」と掛け、泥棒(stole)が激しい罰を受けているように見えるほど激しくヤっているという表現。

Princess cut, white gold (Woah)
プリンセスカット、ホワイトゴールドだ (Woah)
※高級なダイヤモンドのカットと地金の種類。

His diamonds not shinin' (Woah)
あいつのダイヤモンドは輝いちゃいねえ (Woah)

My whole chain hit harder than yours, you need to check them diamonds (Woah)
俺のチェーンはお前のよりずっと強烈に光る、お前は自分のダイヤを鑑定してもらった方がいいぜ (Woah)

Neck on froze, every time I walk in the room, I switch the climate (Woah)
首元は凍りついてる、俺が部屋に入るたびに、気候がガラッと変わるのさ (Woah)
※「froze」はダイヤモンドの冷たい輝き(Ice)。あまりにもジュエリーが輝いているため、部屋の温度(雰囲気)すら変えてしまうというフレックス。

Those aren't mine, don't know where to start, lookin' to find it (Woah)
それは俺のモノじゃねえ、どこから始めりゃいいか分からねえが、探そうとしてるんだ (Woah)

Dye my dreads, iconic (Woah)
ドレッドを染める、アイコニックだろ (Woah)
※Ken Carsonのトレードマークである金髪のドレッドヘア。

She don't talk about shit, she shinin' (Woah, woah)
彼女はくだらない話はしない、輝いてるんだ (Woah, woah)

Wake up, knock off her bonnеt (Woah)
目を覚まし、彼女のナイトキャップを弾き飛ばす (Woah)
※「bonnet」は黒人女性が寝る時に髪を保護するために被るキャップ。朝起きてすぐに激しい行為に及ぶ描写。

She a freak, want morning sex (Woah)
彼女はフリークだ、モーニング・セックスを求めてる (Woah)

Monеy freak, I want more of the checks (Woah)
俺は金のフリークだ、もっと小切手が欲しいぜ (Woah)

Money geek, I been sendin' you bands (Woah, woah)
金のオタクさ、お前らに札束を送りつけてる (Woah, woah)

This one chain costs his advance (Woah)
このチェーン1本で、あいつの前払金(アドバンス)と同額さ (Woah)
※レーベル契約時の前払金(契約金)。自分のジュエリーひとつがフェイクなラッパーの全財産に等しいというディス。

Take his chain, Armstrong, Lance (Woah)
あいつのチェーンを奪う、アームストロング、ランスさ (Woah)
※自転車プロロードレースの元選手、ランス・アームストロング。自転車の「チェーン」とネックレスの「チェーン」を掛けた言葉遊びであり、彼のドーピング問題(ドラッグのコンテクスト)ともリンクしている。

Now I'm jiggin', I don't dance (Woah)
今俺はノッてる、ダンスはしねえよ (Woah)
※「jiggin'」は体を揺らしてリズムに乗ること、あるいはストリートでトリガーを引く(銃を撃つ)動作のこと。

Fuck the clothes, tryna own land (Woah)
服なんてどうでもいい、土地を所有しようとしてるんだ (Woah)

Fuck these hoes, tryna stay focused (Woah)
このビッチどもなんてどうでもいい、集中し続けようとしてる (Woah)

She a flower bomb, yellow lotus (Woah)
彼女はフラワーボム、黄色の蓮の花だ (Woah)
※Viktor & Rolfの有名な香水「Flowerbomb」と、美しいが幻覚作用があるとも言われる蓮(Lotus)の花。

Alien, I'm Paul, no Logan (Woah)
エイリアンさ、俺はポールだ、ローガンじゃねえよ (Woah)

But I stay with twin like Jake (Woah)
でも俺はジェイクみたいに双子(ツイン)と一緒にいるぜ (Woah)
※映画『宇宙人ポール(Paul)』と、YouTuberのローガン・ポール(Logan Paul)、そしてその弟のジェイク・ポール(Jake Paul)を掛けたパンチライン。さらに「twin」は「双子の兄弟」という意味と、ストリートスラングで「全く同じグロックを2丁持っている」ことのダブルミーニングになっている。

These niggas keep rappin' 'bout Dracs (Woah)
こいつらはずっとドレイコのことばかりラップしやがる (Woah)
※「Dracs」はDraco(AK-47ピストル)。

I'm pushin' up with .308s (Woah)
俺は.308口径で押し入るぜ (Woah)
※より強力なバトルライフル用の弾薬で、フェイクなラッパーとの火力の違いを示している。

Glock .40 in my shirt and my waist (Woah)
シャツの中と腰には.40口径のグロックだ (Woah)

I fuck with that bitch, she got taste (Woah)
あのビッチとつるんでる、あいつはセンスがいいんだ (Woah)

She know that I'm up, so she lazy (Woah)
俺が稼いでるって知ってるから、あいつは怠けてるのさ (Woah)

She don't know that I stay in danger (Woah)
俺が常に危険の中にいることを、彼女は分かっちゃいねえ (Woah)

Head cool, but her pussy amazing (Woah)
フェラはまあまあだが、マンコは最高だぜ (Woah)

Head cool, but her pussy the one (Woah)
フェラはまあまあだが、マンコは特別なんだ (Woah)

Already had to kick 'em out the spot, them bitches wasn't talkin' 'bout nothin' (Woah)
あいつらをこの場所から追い出さなきゃならなかった、あのビッチどもは中身のある話なんて何もしてなかったからな (Woah)

I'm makin' her roll up my blunt (Woah)
あいつに俺のブラントを巻かせてる (Woah)

Can't kick it, no, you cannot punt (Woah)
キックはできねえよ、いや、パントはできねえ (Woah)
※「kick it」は一緒にリラックスする(遊ぶ)こと。アメフトのパントキックと掛けて、自分と一緒に遊ぶ(kick it)資格はないと突き放している。

No, Yves, the Saint Laurent (Woah)
いや、イヴだ、サンローランさ (Woah)

Got paper and rollin' a blunt (Woah)
ペーパーを持って、ブラントを巻いてる (Woah)

Bend it over, I spit on her cunt (Woah)
四つん這いにさせて、あいつのマンコに唾を吐く (Woah)

Would've thought I was lickin' a blunt (Woah)
俺がブラントを舐めて巻いてるのかと思っただろうな (Woah)

Tom Cruise, I do my own stunts (Woah)
トム・クルーズだ、俺は自分のスタントは自分でやるぜ (Woah)
※ストリートでの揉め事や危険な仕事(スタント)を他人に任せず、自分で手を下すというハスラーの美学。

YVL, yeah, this how I front
YVL、ああ、これが俺の誇示の仕方さ
※「YVL」はPlayboi Cartiが提唱する「Young Vamp Life」。

[Verse 2]

(Wake up, F1LTHY)
※プロデューサーであるF1LTHYのシグネチャータグ。

She said she wanna fuck a rockstar, yeah
彼女はロックスターとヤりたいって言ったのさ、ああ

Say-so, these niggas not hard, yeah
お前がそう言うならな、こいつらはタフじゃねえよ、ああ

Tell me more, we came way too far, yeah
もっと教えてくれ、俺たちは遠くまで来すぎたんだ、ああ

She like Xans and coke, girl, tell me, where you get this addiction?
彼女はザナックスとコカインが好きだ、ガール、教えてくれ、どこでそんな依存症(アディクション)になったんだ?
※楽曲タイトルの回収。

Tell me, what's the problem? Is it somethin' I'm missin'?
教えてくれ、何が問題なんだ?俺が何か見落としてるのか?

I swear I'm so done with these same bitches
誓って言うが、同じようなビッチどもにはもうウンザリなんだよ

She talk behind her friend back, them be the mean bitches
友達の陰口を叩く、あいつらは意地悪なビッチどもさ

And she won't talk to ya if you ain't got no mean wrist
それに、お前がいかつい手首(高価な時計)を持ってなきゃ、あいつはお前と口も利かないぜ

You gotta have a mil' and she can't even spot a real Richard
100万ドル持ってなきゃダメなくせに、あいつは本物のリシャールを見分けることすらできねえ
※「Richard」は超高級時計のリシャール・ミル(Richard Mille)。金持ちを求める女が、実は本物の価値すら分かっていないという皮肉。

Rolex Presidential, iced out, this bitch on blizzard
ロレックス・プレジデンシャル、アイスアウトされてる、この時計は猛吹雪だ
※「blizzard」は大量のダイヤモンド(Ice)が放つ輝きを猛吹雪に例えた表現。

Now I cut you off before I ever compensate with you
お前に何か償う前に、今すぐお前を切り捨てるぜ

Chrome Heart, Chuck Taylors, I don't wanna converse with you
クロムハーツに、チャックテイラー、俺はお前と会話する(コンバースする)気はねえよ
※スニーカーの「Converse(コンバース)」と、英語の「converse(会話する)」を掛けた秀逸なパンチライン。

10K for the Rick Owen blazer and we bomb shit like Al-Qaeda
リック・オウエンスのブレザーに1万ドルだ、俺たちはアルカイダみたいに爆撃するぜ
※「bomb shit」は音楽のシーンで大ヒットを飛ばす(爆撃する)、あるいはストリートで敵を襲撃するという意味。

Can't see me on your radar, give a fuck, I'll never date her
お前のレーダーに俺は映らねえ、知ったこっちゃねえ、俺があいつと付き合うことは絶対にない

This shit comin' in, add it up, where your calculator?
この金が入り込んでくる、計算してみろよ、お前の電卓はどこだ?

GTLE Benz, stick on me, yeah, that's how I spin
メルセデス・ベンツ、銃を身につけてる、ああ、それが俺の走り(襲撃)のやり方だ
※「spin」は車を乗り回すこと、あるいは敵のブロックを旋回して襲撃するストリートの行動。

Guard up, I can't let you love, I can't let you in
ガードを上げる、お前に愛させるわけにはいかない、お前を心に入れるわけにはいかない

I can't let a bitch let me down, no, not again
ビッチに俺をガッカリさせるわけにはいかない、いや、二度と御免だね

Fuck, say my life a movie scene, tell me, are you in?
クソ、俺の人生は映画のワンシーンだ、教えてくれ、お前も出演するのか?

I'm the one who put that CDG on your cardigan
お前のカーディガンにあのコムデギャルソン(CDG)を着せてやったのは俺だぜ

I'm the one who put them ra-ra-racks in your purse
お前のバッグに大量の札束(ラックス)を突っ込んでやったのも俺だ

And I'm in this bitch with Ben, told me every time he gon' tax for the work
俺はベンと一緒にこの場所にいる、あいつは仕事のたびに税金(法外なギャラ)を取るって言ってたぜ
※「Ben」はKenの周辺人物。容赦なく高額な金を搾り取る(tax)というストリートのビジネス。

Nine Vicious, Opm Babi told me I was gon' to go up first
ナイン・ヴィシャス、オピウム・バビが、俺が最初に上にいく(売れる)って教えてくれたぜ
※「Opm Babi」はPlayboi Cartiのマネージャー・クリエイティブディレクターでありOpiumの重要人物。彼らが初期からKenの才能を認めていたというレペゼン。

I ain't dissin' at ya, I got Actual Hate on my shirt
お前をディスってるわけじゃねえ、俺のシャツにはActual Hateって書いてあるだけだ
※「Actual Hate」はKen Carsonが立ち上げた/関連するアパレル・コレクティブ。本物の憎悪(actual hate)とブランド名を掛けたライン。

I'm in this bitch with Moon, he a producer, engineer, and DJ
俺はムーンと一緒にこの場所にいる、あいつはプロデューサーで、エンジニアで、DJだ
※「Moon」はOpiumのエンジニア・プロデューサー。

He wanna be the groom, his bride got Ken Carson on replay
あいつは花婿になりたがってるが、あいつの花嫁はケン・カーソンをリピート再生してるぜ

I'm tryna end your rule, I run this shit up, yeah, like relay
俺はお前の支配を終わらせようとしてる、この金を走り抜けるぜ、ああ、リレーみたいにな

424, leather jeans look like denim, racks stuffed in 'em
424だ、デニムに見えるレザージーンズ、その中には札束が詰め込まれてる
※「424(FourTwoFour on Fairfax)」はLAの高級ストリートブランド。

Saw that car in his video, woah, I know it's rental
あいつのMVであの車を見たぜ、ウォウ、レンタカーだってことは分かってるよ

And I ain't even mean to hit your ho, woah, it's accidental
お前の女とヤるつもりなんてなかったんだ、ウォウ、事故みたいなもんさ

I can call her back whenever I want, woah, this shit mental
俺が望めばいつでもあいつを呼び戻せる、ウォウ、これは精神的なもんだ

I made so many M's poppin' my shit on instrumentals
インストゥルメンタル(ビート)の上で好き勝手やって、数え切れないほどのミリオン(数百万ドル)を稼ぎ出した

I made so many M's, my mom and sister straight, yeah, forever
数え切れないほどのミリオンを稼いだ、俺の母ちゃんと妹は一生安泰さ、ああ、永遠にな

I told you if fuckin' with hoes was a sport, I'd have a gold medal
ビッチどもとヤることがスポーツなら、俺は金メダルを持ってるって言っただろ

And I told you before, these hoes—
それに前にも言っただろ、このビッチどもは—