Artist: Ken Carson
Album: xperiment
Song Title: truth
概要
Playboi Carti率いるOpiumレーベルを牽引するKen Carsonが、内省とフレックスを交錯させるエモーショナルなトラップ・バンガーだ。イントロのタグやアドリブから、Playboi Cartiのサウンドを決定づけたプロデューサーであるOuttatownやArt Dealerが関与していることが示唆されている。「ただ真実を教えてくれ」と繰り返すコーラスは、フェイクな人間関係や虚栄心に満ちた音楽業界への疲弊を示している。ヴァースでは、アデロールによる集中状態から、銃器(30発の拡張マガジン)の描写、ポップスターとの関係など、トラップスターとしての日常をシニカルにスピットしている。後半では、他人に愚痴る代わりにスタジオのブースで音楽に心を注ぎ込むというSad Boy的かつストイックなアーティストとしての矜持を見せ、マイケル・ジャクソンや80年代のクラック・エピデミックといったカルチャーの引用を交えながら、自身が新世代の頂点に立つ存在であることを証明している。
和訳
[Intro]
(Outtatown Radio)
[Chorus]
Just tell me the truth (Hehe), uh
ただ真実を教えてくれ (Hehe) uh
※「Hehe」はOpium周辺のビートを多く手掛けるプロデューサー、Art Dealerに関連するシグネチャー的なアドリブ。
Just tell me the truth (Art Dealer), uh-uh
ただ真実を教えてくれ (Art Dealer) uh-uh
Just tell me the truth, uh
ただ真実を教えてくれ uh
Just tell me the truth, uh-uh
ただ真実を教えてくれ uh-uh
Just tell me the truth, huh, uh-uh
ただ真実を教えてくれ huh, uh-uh
Just tell me the truth, uh
ただ真実を教えてくれ uh
Tell me the truth, uh, uh-uh
真実を教えてくれ uh, uh-uh
[Verse]
Singin' your bitch melodies like do-re-mi-fa-so, huh
お前のビッチのメロディーを歌う、ドレミファソみたいにな、huh
I just popped an Adderall, now I gotta focus
アデロールをキメたところだ、今は集中しなきゃならねえ
※アデロール(Adderall)は本来ADHDの治療薬だが、集中力を極限まで高めるため、あるいは覚醒剤的なハイを得るためにストリートやスタジオで乱用される。
I think this bitch here a witch, hocus pocus
ここにいるこのビッチは魔女だと思うぜ、ホーカスポーカスさ
※「hocus pocus」は手品や呪文の掛け声。女に心を操られそうになる感覚を魔法に例えている。
I'm fresh as fuck, take that pic, huh, I'm not gon' post it
俺は最高にフレッシュだ、その写真を撮れ、huh、俺は投稿しねえけどな
※ファッションが完璧にキマっている(fresh)ため写真は撮らせるが、SNSで自己顕示する必要はないというOpium的なミステリアスなスタンス。
Everybody on dick, how could I not be noticed?
誰もが俺に群がってくる、どうして俺が注目されないなんてことがある?
※「on dick」は他人に擦り寄る、媚びを売ることを指すスラング。
How could I not be totin' that bitch? This thirty bust his head open
どうして俺がアレを持ち歩かないなんてことがある?この30発がアイツの頭を吹き飛ばす
※「that bitch」は銃の擬人化。「thirty」は30発入りの拡張マガジン(エクステンデッド・クリップ)。
Everything closеd, after 12, she got her lеgs open
全部閉まってる、12時を過ぎたら、あいつは脚を開く
※店(Everything)が閉まる時間帯と、女が脚を開く(open)を掛けたパンチライン。
All these niggas fold when it's smoke, huh, this shit potent
煙が立つとこいつらはみんな逃げ腰になる、huh、こいつは強力だ
※「smoke」は銃撃戦や抗争を意味するが、後半の「potent(効き目が強い)」という言葉と組み合わさることで、強力なマリファナの煙とのダブルミーニングになっている。
I can't speak, I'm wasted, when I rock Vendetta, know they coat it
喋れねえ、俺は酔い潰れてる、ヴェンデッタを着る時、あいつらがコーティングしてるって分かってる
I just fucked a popstar, I'm a rockstar, yeah, I got them shows lit
ポップスターとヤッたばかりだ、俺はロックスターさ、yeah、ショーを最高に盛り上げてる
She think I'm singing to her, she like, "I need you," but she ain't worth it
あいつは俺が自分に向けて歌ってると思ってる、「あなたが必要よ」ってな、だがその価値はねえ
Built like an animal, eat the pussy like cannibal, she say I'm goated
動物みたいな体つきだ、カニバルみたいに女を食う、あいつは俺が最高だって言う
※「goated」はGOAT(Greatest Of All Time=史上最高)を動詞化したスラング。
Hollows in this thirty clip, better tell your lil' bro to dip when I up my pistol
この30発クリップにはホローポイント弾が入ってる、俺が銃を構えたら弟に逃げろって伝えな
※「Hollows」は人体に着弾すると体内で破裂して致命傷を与えるホローポイント弾。「dip」はその場から急いで立ち去る、逃げること。
I want a B, ain't talkin' 'bout the Bentley, I'm talkin' 'bout a billion
Bが欲しい、ベントレーのことじゃねえ、ビリオンのことだ
※「B」の頭文字を持つ高級車Bentley(ベントレー)ではなく、10億ドル(Billion)という桁違いの富を目指しているという野心の表明。
I swear that shit gon' hit so different, yeah, when I get one
それを手に入れたら、マジで感覚が全然違うだろうな、yeah
Make sure when them hoes speakin' on me, they say, "He did his big one"
あのビッチどもが俺の話をする時は、「あいつはデカいことをやった」って確実に言わせる
Yeah, yeah, yeah, just tell the truth
Yeah, yeah, yeah、ただ真実を教えてくれ
Late night in the studio, I'm pourin' my heart out in the booth
深夜のスタジオ、ブースの中で俺は心を注ぎ出してる
I'll pour my heart out to this music 'fore I vent to you
お前に愚痴るくらいなら、この音楽に俺の心を注ぎ出す
※他人に弱みを見せたり相談(vent)したりするのではなく、すべての感情を音楽に昇華させるというアーティストとしての生き様。
I left that bitch, now she walk 'round like she don't know what to do
あのビッチを捨てた、今じゃあいつはどうしていいか分からないって感じで歩き回ってる
Got Michael Jackson moves and James Brown
マイケル・ジャクソンとジェームス・ブラウンの動きを持ってる
This high like crack in the '80s, this how the 2000s sound
80年代のクラックみたいなハイだ、これが2000年代のサウンドの響き方さ
※1980年代のアメリカのストリートを破壊したクラック・コカインの強烈な中毒性と、Ken Carson自身が体現する2000年代生まれ(あるいは2020年代の新世代)のレイジ・サウンドの中毒性を重ね合わせている。
Got aim lock on an opp, man down
オップスにエイムをロックオンした、男が一人倒れる
Can't see me 'cause I'm on top, you still on the ground
俺の姿は見えねえよ、俺は頂点にいるからな、お前はまだ地面を這ってる
(Outtatown Radio)
[Chorus]
Just tell me the truth (Hehe), uh
ただ真実を教えてくれ (Hehe) uh
Just tell me the truth (Art Dealer), uh-uh
ただ真実を教えてくれ (Art Dealer) uh-uh
Just tell me the truth, uh
ただ真実を教えてくれ uh
Just tell me the truth, uh-uh
ただ真実を教えてくれ uh-uh
Just tell me the truth, huh, uh-uh
ただ真実を教えてくれ huh, uh-uh
Just tell me the truth, uh
ただ真実を教えてくれ uh
Tell me the truth, uh, uh-uh
真実を教えてくれ uh, uh-uh
