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wrist - Ken Carson 【和訳・解説】

Artist: Ken Carson

Album: xperiment

Song Title: wrist

概要

Opiumレーベルの最前線でトラップの進化を牽引するKen Carsonが、重厚かつ凶悪なベースに乗せて自身のハスラーとしてのスタンスと圧倒的な財力を誇示する一曲だ。タイトルの「wrist(手首)」は、ヒップホップにおける富と成功の象徴である高級時計(オーデマ・ピゲ、ロレックス、リシャール・ミル)を暗示しており、リスナーやヘイターに向けて「お前の手首には何がある?」と冷徹に問いかけている。リリックでは、Waka Flocka FlameやFredo Santana、XXXTentacionといったストリートの伝説的アイコンへの追悼と敬意をちりばめながら、自身のペルソナである「X」としてのアイデンティティを確立。さらに、「時計をたくさん持っているが、一度もタイムカードを切った(労働した)ことがない」というヒップホップの古典的かつ強力なパンチラインを投下し、労働システムの外側で莫大な富を築いたトラップスターの究極のフレックスを見せつけている。

和訳

[Intro]

(8-808)

(What the fuck?)

[Chorus]

Show me your wrist (Show it)
お前の手首を見せろ (Show it)

Show me your wrist (Show it, show it, show it)
お前の手首を見せろ (Show it, show it, show it)

Show me your wrist (Show it)
お前の手首を見せろ (Show it)

Show 'em your wrist (Show it)
あいつらにお前の手首を見せつけてやれ (Show it)

Show 'em your wrist (Show it)
あいつらにお前の手首を見せつけてやれ (Show it)

Show 'em your wrist (Show it)
あいつらにお前の手首を見せつけてやれ (Show it)

Show 'em your wrist (Yeah)
あいつらにお前の手首を見せつけてやれ (Yeah)

[Verse 1]

I put the Chrome on my Rick (Chrome)
俺はリックの上にクロムを身に着ける (Chrome)
※Rick Owensの服にChrome Heartsのジュエリーを合わせる、Opiumレーベルのアーティストたちが最も好むゴシックかつラグジュアリーなスタイリング。

I put the Chrome on my fit (Chrome Heart)
俺は自分の服にクロムを合わせる (Chrome Heart)

This shit one of nan' (Yeah)
これは唯一無二の代物だ (Yeah)
※「one of nan'」は「one of none(他に一つもない、唯一無二)」の崩れた表現。

If you see it on me, you won't see it again (Yeah)
俺が着ているのを見たら、二度とお目にかかることはねえよ (Yeah)

She rollin' my blunt (Yeah), but she not the one I'ma smoke it with (Yeah)
あいつは俺のブラントを巻いてるが (Yeah)、一緒に吸う相手じゃねえ (Yeah)

You thought she was the one, lil' shawty ain't nothin'
お前はあの女が運命の相手だと思ってたんだろうが、あの小娘はマジで何でもねえよ

Lil' shawty let everybody hit (Yeah)
あの小娘は誰にでもヤらせるからな (Yeah)

Parked in the flats, wearin' all black, them niggas ain't never outside
フラッツに車を停め、全身黒ずくめだ、あいつらは外に出たことすらない
※「flats」は低所得者層向けの公営住宅やアパート群。「all black」はOpiumのシグネチャーである漆黒のファッション。ネット上で強がるだけでストリートの現実を知らない引きこもりのヘイターたちをディスしている。

When I'm in thе cut, it's a scary sight, R.I.P. Fredo, let's ride
俺が身を潜めてる時は恐ろしい光景になるぜ、R.I.P. フレド、さあ行くぞ
※シカゴ・ドリルの伝説的ラッパー、故Fredo Santanaの代表曲「Scary Site」の引用。「in the cut」は目立たない場所で息を潜める、あるいは危険な裏路地にいることを指す。

Shе want a bag and shoes, I ask her, "What brand?" I ask her, "What size?"
女はバッグと靴を欲しがる、俺は「どのブランドだ?」って聞き、「サイズは?」って聞いてやる

I'm in the kitchen like Betty Crocker, but I ain't bakin' no pies (No cap)
ベティ・クロッカーみたいにキッチンにいるが、パイを焼いてるわけじゃねえ (No cap)
※Betty Crockerはアメリカの有名な製菓材料ブランド。トラップミュージックの古典的なメタファーで、キッチンで料理しているのはお菓子ではなく、クラック・コカインやドラッグの精製であることを示している。

I'm swingin' my dreads like Waka Flocka, bitch, I go hard in the paint (Go)
ワカ・フロッカみたいにドレッドを振り回す、ビッチ、俺はペイント内で激しく行くぜ (Go)
※アトランタのトラップ・レジェンド、Waka Flocka Flameとその代表曲「Hard in da Paint」からの引用。バスケットボールのペイントエリア内での激しいプレイ(ストリートでのハードな生き様)と、彼のトレードマークであるドレッドを振り乱すエネルギッシュなパフォーマンスを自身に重ねている。

You just mix up that X with the Qualitest, niggas don't know 'bout the drank
お前らはXとクオリテストを混ぜてるだけだ、あいつらはリーンについて何も分かっちゃいねえ
※「X」はエクスタシーやXanax。「Qualitest」はプロメタジン咳止めシロップを製造していた製薬会社。安易に薬物を混ぜて偽物のリーンを作っているポーザーたちをフェイクだと切り捨てている。

Niggas don't know
あいつらは何も分かっちゃいねえ

This bitch said she know everything
このビッチは全てを知ってるって言いやがる

I'm throwin' that O and YVL, two fingers and a thumb, gang (YVL)
俺はOとYVLを掲げる、2本の指と親指さ、ギャング (YVL)
※「O」はOpiumレーベル、「YVL」はPlayboi Cartiが提唱する「Young Vamp Life」。それらを2本の指と親指を使ったハンドサインでレペゼンしている。

AP on my wrist, you ain't watch in yet (Yeah)
手首にはAP、お前はまだ時計の準備ができてねえ (Yeah)
※「AP」は高級時計Audemars Piguet。「watch in(時計をつける/注目する)」と「clock in(出勤する)」をかけたスラング表現。

If it's not skeleton, then it's not a flex (Not)
スケルトンじゃなきゃ、フレックスにはならねえ (Not)
※文字盤が透けて内部のムーブメントが見える「スケルトン仕様」の超高額な時計でなければ、見栄を張る価値がないという圧倒的な財力の誇示。

She think I'm captain Save-A-Ho, but this a X on my chest
あの女は俺をキャプテン・セイヴ・ア・ホーだと思ってるが、俺の胸にあるのはXだ
※E-40のクラシック「Captain Save a Hoe(女を救済したがるお人好しの男)」を引用。スーパーマンのように胸に「S」があるのではなく、自身のシンボルでありアルバムタイトルでもある「X」が刻まれたダークヒーローであると宣言している。

She think we locked in, woah, woah, I'm tryna fuck her friend next
あいつは俺たちが固く結ばれてると思ってる、ウォウ、ウォウ、俺は次に彼女の友達とヤろうとしてるんだ

Every time she leave, her friend text
あいつが帰るたびに、その友達からメッセージが来るのさ

It's Ken Carson, R.I.P. to X
これがケン・カーソンだ、Xよ安らかに眠れ
※2018年に亡くなったXXXTentacionへの追悼であり、自身のペルソナ「X」との共鳴を示している。

[Chorus]

Show 'em your wrist (X), show 'em your wrist (X-Man)
あいつらにお前の手首を見せつけてやれ (X)、あいつらにお前の手首を見せつけてやれ (X-Man)

Show 'em your wrist (X-Man)
あいつらにお前の手首を見せつけてやれ (X-Man)

Show 'em your wrist, show 'em your wrist (X, X-Man)
あいつらにお前の手首を見せつけてやれ、あいつらにお前の手首を見せつけてやれ (X, X-Man)

Show 'em your wrist (X)
あいつらにお前の手首を見せつけてやれ (X)

Show 'em your wrist, show 'em your wrist (X-Man)
あいつらにお前の手首を見せつけてやれ、あいつらにお前の手首を見せつけてやれ (X-Man)

Show 'em your wrist (X)
あいつらにお前の手首を見せつけてやれ (X)

Show 'em your wrist, show 'em your wrist
あいつらにお前の手首を見せつけてやれ、あいつらにお前の手首を見せつけてやれ

[Verse 2]

Show me your bitch, show me your hardest fit (Let me see)
お前のビッチを見せろ、お前の最もイケてる服を見せてみろ(見せてみろ)

He think he trim, boy, you not him, I don't wanna argue with you
あいつは自分がキマってると思ってる、ボーイ、お前は彼じゃない、お前と言い争う気はねえよ
※「trim」はアトランタのスラングで、服装やスタイルが完璧でカッコいいこと。「him」は「特別な存在、選ばれし者」を意味する。

I went to go shop in the Margiela store, this ho wanna take a picture
マルジェラの店に買い物に行ったら、この女が写真を撮りたがった

When you rich, they switch up when you tellin' 'em, "No"
金持ちになると、あいつらに「ノー」と言った瞬間に態度を豹変させやがる

You gotta let 'em miss you (Damn)
あいつらにお前を恋しがらせなきゃダメだ (Damn)

Rolex presidential (Damn), RM Bubba Watson (Damn)
ロレックスのプレジデンシャル (Damn)、リシャール・ミルのバッバ・ワトソン (Damn)
※「Rolex presidential」は最高級ラインのデイデイト。「RM Bubba Watson」は超高級時計Richard Milleのプロゴルファー、バッバ・ワトソン着用モデル。数千万円クラスの時計を羅列している。

Showed her all my watches (Damn), shit crazy, I ain't ever clock in (Damn)
俺の時計を全部見せてやった (Damn)、イカれてるぜ、俺は一度もタイムカードを切ったことがないんだからな (Damn)
※「watch(時計)」と「clock in(タイムカードを切る=労働する)」をかけたヒップホップ特有の古典的かつ強力なパンチライン。まともな職業に就いて労働したことがないのに、数千万円の時計を複数所持しているというハスラーとしての究極のフレックス。

Show me your wrist (Show it), show me your fit
手首を見せろ (Show it)、お前の服を見せろ

What you got then? (Show it)
じゃあ何を持ってるんだ? (Show it)

His and hers (Yeah), everything, we locked in
彼と彼女のペアだ (Yeah)、すべてにおいて、俺たちは完全にリンクしてる
※「His and hers」はカップルでお揃いの高級品(ここでは時計)を持つこと。

[Chorus]

Show me your wrist (Show it)
お前の手首を見せろ (Show it)

Show me your wrist (Show it, show it, show it)
お前の手首を見せろ (Show it, show it, show it)

Show me your wrist (Show it)
お前の手首を見せろ (Show it)

Show 'em your wrist (Show it)
あいつらにお前の手首を見せつけてやれ (Show it)

Show 'em your wrist (Show it)
あいつらにお前の手首を見せつけてやれ (Show it)

Show 'em your wrist (Show it)
あいつらにお前の手首を見せつけてやれ (Show it)

Show 'em your wrist (Show it)
あいつらにお前の手首を見せつけてやれ (Show it)

[Outro]

Got this show on my wrist (Got this show)
この手首にショーを飾ってる(このショーを手に入れた)

Haha (Haha, what the fuck?)

(What the fuck?)

(What? What? What the fuck?)

(What? What? What the fuck?)