Artist: Madonna
Album: CONFESSIONS II
Song Title: Danceteria
概要
本作は、マドンナの原点とも言える1980年代初頭のニューヨーク・ダウンタウンの狂騒を克明に蘇らせた、ノスタルジックかつ熱狂的なダンス・アンセムである。タイトルに冠された「Danceteria(ダンステリア)」は、当時彼女が入り浸り、キャリアの足がかりを掴んだ伝説的なナイトクラブの名だ。本楽曲の最大の魅力は、キース・ヘリングやジャン=ミシェル・バスキアといったアート界の巨星から、彼女を世に送り出したDJのマーク・カミンズ、長年の親友であるデビ・メイザーまで、当時のシーンを牽引した実在の人物たちが怒涛のネームドロップで登場する点にある。無名時代の彼女が野心を胸にフロアを駆け抜け、カルチャーの交差点で最先端の才能たちと火花を散らした一夜のドキュメンタリーとも言える歌詞は、単なる回顧録にとどまらない。エイズなどで早逝した多くの友人たちへのレクイエムであると同時に、当時のアンダーグラウンド・シーンが放っていた圧倒的な熱量と創造性を、現代のダンスフロアへと繋ぐ極めて重要な歴史的証言となっている。
和訳
[Intro]
Talk about, talk about, talk about
話しておきたいことが、話しておきたいことが
Talk about, talk about, talk about
話しておきたいことが、話しておきたいことが
I got somethin' I wanna talk about (Talk about, talk about)
少し話しておきたいことがあるの(話しておきたいことが)
Talk about, talk about, talk about (Ah-ah, ah-ah, ah-ah, ah)
話しておきたいことが、話しておきたいことが (Ah-ah, ah-ah, ah-ah, ah)
[Verse 1]
I get off the train, four, five, six
地下鉄の4番、5番、6番線を降りて
Walk to the club, don't wait for shit
クラブへ向かって歩く、何も待つ気なんてない
Meet this boy named Martin Burgoyne
マーティン・バーゴインっていう男の子に会うの
※マーティン・バーゴインはマドンナの無名時代のルームメイトであり親友。彼女の初期のスタイリングやアートワークを手がけたが、1986年にエイズによる合併症で24歳の若さでこの世を去った。
He's my best friend, he's my boytoy
彼は私の親友で、私のボーイトイよ
※「Boy Toy」はマドンナが初期のキャリアでベルトのバックルに着けていたアイコニックなフレーズ。彼女の初期ペルソナを象徴する言葉である。
We see the line, it's way too long
行列を見るけど、あまりにも長すぎる
Cut to the front, there's Haoui Montaug
列の先頭へ割り込むと、そこにはハウィ・モントーグがいる
※ダンステリアの伝説的なドアマン。彼に認められた者だけがクラブに入ることができた。マドンナの初期のパフォーマンスを後押ししたが、彼もまた1991年にエイズを苦に自ら命を絶っている。
Waves us in, No Entiendes
私たちを中へ手招きするの、No Entiendes
I'm not sure you understand this
あなたがこれを理解できるかはわからないけれど
※「No Entiendes」はスペイン語で「あなたは理解していない」の意。当時ハウィが主催していた伝説のキャバレーイベント「No Entiendes」への直接的なリファレンスとダブルミーニングになっている。
Wait backstage, get into my car
バックステージで待って、私の車に乗って
Drive to the disco, have a drink at the bar
ディスコへ車を走らせて、バーで一杯飲むの
People, they might talk about us, yeah
みんな私たちのことを噂するかもしれない (yeah)
I don't care
でも私は気にしない
[Pre-Chorus]
It's not what I say, it's not what I do
私が何を言うか、何をするかじゃない
It's how my body language talks to you
私のボディランゲージがあなたにどう語りかけるかよ
I just want to lose myself in the groove
ただこのグルーヴの中で我を忘れたいだけ
Get over here
こっちへ来て
[Chorus]
Everybody get up and dance (Ah-ah, ah-ah, ah-ah, ah)
みんな立ち上がって踊りなさい (Ah-ah, ah-ah, ah-ah, ah)
Everyone here is a work of art
ここにいる全員が芸術作品なの
Everybody get up and dance (Ah-ah, ah-ah, ah-ah, ah)
みんな立ち上がって踊りなさい (Ah-ah, ah-ah, ah-ah, ah)
Everyone here is a work of art
ここにいる全員が芸術作品なの
Everybody get up and dance
みんな立ち上がって踊りなさい
[Verse 2]
Get on the elevator
エレベーターに乗って
I run into Debi Mazar
デビ・メイザーにばったり出くわす
※女優であり、マドンナの生涯の親友の一人。当時ダンステリアでエレベーターガールとして働いていた際に出会ったという実話をそのまま歌詞にしている。
Take us to the third floor
彼女が私たちを3階へ連れて行く
Walk us to the dance floor
ダンスフロアへと案内してくれるの
Then I see Mark Kamins is the DJ
するとDJをしているマーク・カミンズの姿が見える
※マーク・カミンズはダンステリアのレジデントDJ。無名だったマドンナのデモテープを気に入り、サイアー・レコードに持ち込んで彼女をデビューに導いた大恩人である。
He's the DJ, hide the cocaine
彼がDJよ、コカインを隠して
He played my tape "Everybody" (Everybody)
彼が私の「Everybody」のテープをかけてくれたの(Everybody)
※1982年にリリースされたマドンナの記念すべきデビュー・シングルのタイトル。
This is how we start the party
こうやって私たちはパーティーを始めるの
Face to face, bodies all around
顔を突き合わせて、周りにはたくさんの身体
Temperature is risin' and the sweat's drippin' down
温度は上昇して、汗が滴り落ちる
Everybody's watchin' now, oh, yeah
今、みんなが見つめているわ (oh, yeah)
I don't care
でも私は気にしない
[Pre-Chorus]
It's not what I say, it's not what I do
私が何を言うか、何をするかじゃない
It's how my body language talks to you
私のボディランゲージがあなたにどう語りかけるかよ
I just want to lose myself in the groove
ただこのグルーヴの中で我を忘れたいだけ
Get over here
こっちへ来て
[Chorus]
Everybody get up and dance (Ah-ah, ah-ah, ah-ah, ah)
みんな立ち上がって踊りなさい (Ah-ah, ah-ah, ah-ah, ah)
Everyone here is a work of art
ここにいる全員が芸術作品なの
Everybody get up and dance (Ah-ah, ah-ah, ah-ah, ah)
みんな立ち上がって踊りなさい (Ah-ah, ah-ah, ah-ah, ah)
(Everybody, move your body)
(みんな、身体を動かして)
Everyone here is a work of art
ここにいる全員が芸術作品なの
Everybody get up and dance
みんな立ち上がって踊りなさい
[Verse 3]
This is how we start the party
こうやって私たちはパーティーを始めるの
There's Fab Five Freddy and Basquiat
そこにはファブ・ファイヴ・フレディとバスキアがいて
※ヒップホップとアートを繋いだパイオニアであるファブ・ファイヴ・フレディと、天才画家ジャン=ミシェル・バスキア。マドンナはブレイク前にバスキアと交際していた時期がある。
Keith Haring and Kenny Scharf
キース・ヘリングにケニー・シャーフもいる
Everyone came from Shafrazi
みんなシャフラジからやって来たの
※トニー・シャフラジ。80年代のNYアートシーンを牽引したギャラリストであり、ヘリングやバスキアの作品をいち早く展示した人物。
Sha-fra-zi to the beat
シャ・フラ・ジ、ビートに乗せて
There's Maripol and a guy named Fred
マリポールと、フレッドっていう男もいるわ
※マリポールはフランス人スタイリスト・デザイナーで、初期マドンナの「ラバーブレスレットと無数の十字架」というアイコニックなルックを作り上げたキーパーソン。
See these guys spinning on their heads
頭でスピンしているあの子たちを見てよ
There's Rock Steady Crew and Crazy Legs
そこにはロック・ステディ・クルーとクレイジー・レッグス
※ブレイクダンスを世界に広めた伝説的ヒップホップ・クルーとその中心メンバー。
Puerto Rican boys, they make me crazy
プエルトリコ系の男の子たち、彼らは私を夢中にさせるの
They made me crazy
私を狂わせたのよ
Nile Rodgers and David Byrne
ナイル・ロジャースとデイヴィッド・バーン
※ナイル・ロジャースは後にマドンナの出世作『Like a Virgin』をプロデュースした。デイヴィッド・バーンはトーキング・ヘッズのフロントマン。
B-52's had money to burn
B-52'sは使い切れないほどのお金を持っていて
Lounge Lizards had so much style
ラウンジ・リザーズは最高にスタイリッシュだった
※いずれも当時のNYアンダーグラウンドやニューウェイブ・シーンを代表するバンド。
Lower East Side, take a walk on the wild side
ロウアー・イースト・サイド、危険な側を歩いていくの
※ルー・リードの名曲「Walk on the Wild Side」からの引用。NYのアンダーグラウンドの過激で退廃的な側面を象徴するフレーズである。
[Bridge]
Doo, doo-doo, doo-doo-doo, doo-doo-doo
Doo, doo-doo, doo-doo-doo, doo-doo-doo
Doo, doo-doo, doo-doo-doo, doo-doo-doo
Let's have some fun, let's have another one
楽しもうよ、もう一杯飲みましょう
Uh
(Uh)
[Chorus]
Everybody get up and dance (Dance)
みんな立ち上がって踊りなさい (Dance)
Everybody get up and dance (Dance)
みんな立ち上がって踊りなさい (Dance)
Everybody get up and dance
みんな立ち上がって踊りなさい
Everyone here is a work of art
ここにいる全員が芸術作品なの
Everyone here is a work of art (Dance)
ここにいる全員が芸術作品なの (Dance)
Work of art, work of art
芸術作品、芸術作品
Everybody get up and dance
みんな立ち上がって踊りなさい
Everyone here is a work of art
ここにいる全員が芸術作品なの
Everyone here is a work of art
ここにいる全員が芸術作品なの
Work of art, work of art
芸術作品、芸術作品
Everybody get up and dance
みんな立ち上がって踊りなさい
