Artist: Anyma & Joji
Album: Piss In The Wind (Deluxe)
Song Title: Beautiful
概要
本作「Beautiful」は、メロディック・テクノシーンの頂点に君臨するTale Of UsのMatteo Milleriによるソロプロジェクト・Anymaと、Z世代の憂鬱を体現するJojiによる異色のコラボレーション楽曲である。Jojiの『Piss In The Wind (Deluxe)』に収録されており、ファンの間で伝説的に語り継がれている一曲だ。Anymaが創り出すフューチャリスティックで透明感のあるシンセサイザーの波に、Jojiの深く傷ついたメランコリックなボーカルが溶け込み、有機的な感情と無機質なサウンドの完璧なコントラストを生み出している。歌詞の面ではThe Policeの歴史的名曲「Every Breath You Take(見つめていたい)」への大胆なオマージュが散りばめられており、原曲が持つ「執着心」を、Joji特有の「喪失感と果てしない渇望」へと再解釈している。遠く離れてしまった存在に対する美化と、断ち切れない未練が交錯する、痛切でシネマティックなエレクトロニック・バラードである。
和訳
[Verse 1]
You make me feel alive again
君は俺に再び生きている実感を与えてくれる
※Jojiのディスコグラフィにおいて「何も感じない(無感覚)」状態は頻出するテーマだが、この相手の存在だけが彼を現実世界に繋ぎ止める生命線になっていることを示している。
Always keep me wondering
いつも考えずにはいられないんだ
Will I ever see you?
いつかまた君に会えるのだろうか?
Will I ever feel you?
いつかまた君に触れられるのだろうか?
Do you ever keep me in your thoughts?
君は俺のことを少しでも思い出してくれるのだろうか?
The ones you keep away so long
君がずっと遠ざけているこの思いを
※物理的な距離だけでなく、心理的にも相手から拒絶され、隔離されている状態を暗に示している。
All the distance feels so wrong
この距離感がどうしても間違っているように思えてならない
And that's the thing
だからこそ苦しいんだ
[Pre-Chorus]
I just miss you
ただ君が恋しい
※装飾を削ぎ落としたストレートな告白。Anymaの冷たく美しいトラックの上に乗ることで、このシンプルな感情がより際立つギミックとなっている。
And that's the truth
それが紛れもない真実だ
Every breath that you take
君がする呼吸のすべて
Every word that you say
君が発する言葉のすべてが
※The Policeの名曲「Every Breath You Take」からの引用。原曲の持つストーカー的な執着を、Jojiは「喪失した相手への痛々しいほどの固執」として悲劇的に歌い上げている。
You're still beautiful
今でも美しいままなんだ
[Chorus]
Oh, I just miss you
ああ、ただ君が恋しい
And that's nothing new
今に始まったことじゃないけど
※別れから相当な時間が経過しているにもかかわらず、全く前に進めていない停滞した精神状態を表している。
Every move that you make
君のすべてのしぐさ
Every line, every shape
その輪郭も、かたちも
※相手の肉体的なディテール(シルエットや表情の線)までもが脳裏に焼き付いて離れない、呪縛のような記憶の鮮明さを描写している。
You're still beautiful, beautiful
今でも美しい、美しいままなんだ
[Post-Chorus]
(Ah-ah-ah)
You're still beautiful, beautiful (Ah)
今でも美しい、美しいままなんだ
(Ah-ah-ah)
Every move that you make
君のすべてのしぐさ
Every line, every shape
その輪郭も、かたちも
You're still beautiful, beautiful
今でも美しい、美しいままなんだ
[Verse 2]
I wish that I could see your dreams
君が見ている夢を覗き見ることができたらいいのに
I wish that I could make them real
そしてそれを現実にしてあげられたらいいのに
※相手の潜在意識にまで触れたいという究極の願望。同時に、かつて相手の夢を叶えてやれなかった自分自身の無力さへの後悔も滲んでいるとファンの間では解釈されている。
Will I ever touch you?
いつかまた君に触れることができるだろうか?
Will I ever hold you?
いつかまた君を抱きしめることができるだろうか?
Do you think we'll meet again?
俺たちはまた会えると思うか?
Without you, I lose every feeling
君がいなければ、俺はすべての感情を失ってしまう
Without you, I lose everything, everything
君がいなければ、すべてを失ってしまうんだ
※Verse 1の「生きている実感」と対をなすライン。アイデンティティのすべてを相手に依存していた危うさが完全に露呈している。
[Pre-Chorus]
I just miss you
ただ君が恋しい
And that's the truth
それが紛れもない真実だ
Every breath that you take
君がする呼吸のすべて
Every word that you say
君が発する言葉のすべてが
You're still beautiful (Beautiful)
今でも美しいままなんだ
[Chorus]
(Ah-ah-ah)
Oh, I just miss you
ああ、ただ君が恋しい
And that's nothing new
今に始まったことじゃないけど
Every breath that you take
君がする呼吸のすべて
Every word that you say
君が発する言葉のすべてが
You're still beautiful, beautiful (Ah)
今でも美しい、美しいままなんだ
[Post-Chorus]
(Ah-ah-ah)
Beautiful (Ah)
美しいままなんだ
(Ah-ah-ah)
Every move that you make
君のすべてのしぐさ
Every line, every shape
その輪郭も、かたちも
You're still beautiful
今でも美しいままなんだ
[Outro]
I just miss you
ただ君が恋しい
And that's the truth
それが紛れもない真実だ
Every breath that you take
君がする呼吸のすべて
Every word that you say
君が発する言葉のすべてが
You're still beautiful
今でも美しいままなんだ
