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Enemies - Lil Uzi Vert 【和訳・解説】

Artist: Lil Uzi Vert

Album: Luv Is Rage

Song Title: Enemies

概要

本作「Enemies」は、Lil Uzi Vertが2015年に発表し、彼のブレイクスルーを決定づけたミックステープ『Luv Is Rage』に収録されているアグレッシブなバンガーである。プロデュースは、彼のキャリア初期から多くのヒット曲を手掛けてきた盟友Maaly Raw。BPMの速い、焦燥感を煽るようなハイハットと不吉なシンセのビート上で、Uziは「敵(Enemies)」に囲まれたストリートでのサバイバルと、急激な成功によって変化した人間関係への警戒心を歌い上げている。「友の近くに、敵はもっと近くに置け(Keep your friends close, but your enemies closer)」というマフィア映画やストリートの古典的な教訓をベースにしながらも、Raf Simonsなどのハイブランドや、Kobe Bryant、Peyton Manningといったスポーツ選手のリファレンスを織り交ぜることで、新世代のトラップ・スターとしての特異なペルソナを提示している。

和訳

[Intro]

Yeah (Damn), yeah (Damn, damn, grand slam, damn)
Yeah (クソッ)、yeah (クソッ、クソッ、グランドスラムだ、クソッ)

Lil Uzi
Lil Uzi

That be Maaly Raw!
あれがマーリー・ロウだ!
※プロデューサーであるMaaly Rawのシグネチャータグ。

[Chorus]

Got no friends, um, next to me, enemies too close
俺の隣に友達はいない、敵が近すぎるんだ
※映画『ゴッドファーザー PART II』などで有名な格言「友は近くに置け、敵はさらに近くに置け」を引用し、ストリートで誰も信用できないパラノイアな状況を表している。

Raf Simons on my feet, that's why I fucked your ho
足元はラフ・シモンズ、だから俺はお前の女とヤッたんだ

Middle fingers to my enemies, I stay in my glow
敵どもには中指を立ててやる、俺は輝き続けるだけさ

And you know they gonna intervene, my niggas do the most
奴らが手出ししてくるのは分かってる、だから俺の仲間たちは容赦しねえんだ

Ballin', I'm just on it, I'm just on it
派手に稼ぐ、俺はただそれに集中してるだけさ

Gettin' all this money off recordin'
レコーディングだけでこの大金を手に入れてる

Pourin', I keep pourin', I keep pourin'
注ぐ、俺は注ぎ続ける、注ぎ続けるんだ
※コデイン入りの咳止めシロップ(リーン)をスプライトなどに注ぐ行為。

Know some lil' niggas that'll rock you for some Jordans
ジョーダンのために、お前をブチのめすようなガキ共を知ってるぜ
※ストリートの過酷な現実。高価なAir Jordanのスニーカーを奪うために、ためらいなく暴力を振るう若きハスラーたちの存在を示唆。

[Verse 1]

Taking double G's in navy blue jeans like a carbon
ネイビーブルーのジーンズを穿いて、ダブルGをキメる、まるでカーボンのようにな
※「Double G's」はGucciのロゴベルトなどのアイテム、あるいはドラッグの隠語。「Carbon」はカービン銃(Carbine)、またはカーボン紙(複写)のように同じスタイルを繰り返すことのダブルミーニングと考察されている。

Oh, you wanna try me, walk around you with the carbine
おや、俺を試したいのか、カービン銃を持って周りをうろついてやるよ

Once again I had your bitch, you don't believe me?
またしてもお前のビッチを抱いたぜ、信じられないか?

Now you stalking
今じゃお前はストーカーみたいになってる

Now you see that shit, now your heart is so broken
その現実を目の当たりにして、今頃お前の心はズタズタだろうな

Now she all on me, had me lost in the moment
今やあいつは俺に夢中だ、俺もその瞬間に溺れちまったよ

Drinking Hennessy, don't get drunk, now I'm zonin'
ヘネシーを飲んでるが、酔っ払ったりはしねえ、今はゾーンに入ってるんだ

All my bitch grade A, fuck with B's and some C's though
俺のビッチは全員Aランクだ、でもBやCの女とヤルこともあるけどな

Number 1 that vroom, watch out for the Buick Regal
ナンバーワンの爆音だ、ビュイック・リーガルには気をつけろ
※Buick Regalや次の行のGrand Marquisは、アメリカのストリートで潜入捜査官(アンダーカバーコップ)やギャングのドライブバイによく使われる車種。

Number 1 that vroom, watch out for them Grand Marquis
ナンバーワンの爆音だ、グランドマーキーにも気をつけろ

In the hood, with my chains on, with my nina
フッドで、チェーンをぶら下げて、ニーナ(9ミリ拳銃)を持ってるぜ

If you talk shit, they will kill you, that's how I feel
もしお前がナメた口を利けば、奴らはお前を殺すだろう、俺はそう感じてる

All the old folks, see us run wild, call us heathens
年寄りどもは、俺たちが暴れ回るのを見て、俺たちを異教徒(野蛮人)と呼ぶ

Balling like Kobe, I never get cold
コービーみたいに派手に決める、俺が冷めることなんて絶対にない
※NBAの伝説的選手Kobe Bryantのクラッチ力(勝負強さ)と、自分が常に「熱い」状態であることを重ねている。

All of this shit, yeah, I did on my own
この全てを、ああ、俺は自分の力で成し遂げたんだ

Talk to my momma she said me get grown
ママと話したら、大人になりなさいって言われたよ

Mama be quiet, gon' buy you a home
ママ、少し黙っててくれよ、家を買ってやるからさ

I'm on a diet, that's pussy and dope
俺はダイエット中だ、メニューはプッシーとドープさ

I'm on a diet, that's pussy and dope
俺はダイエット中だ、メニューはプッシーとドープさ

I'm on a diet, that's pussy and dope
俺はダイエット中だ、メニューはプッシーとドープさ

Counting my money, I'm gettin' this dough
金を数える、俺はこのドウ(札束)を稼いでるんだ

[Chorus]

Got no friends, um, next to me, enemies too close
俺の隣に友達はいない、敵が近すぎるんだ

Raf Simons on my feet, that's why I fucked your ho
足元はラフ・シモンズ、だから俺はお前の女とヤッたんだ

Middle fingers to my enemies, I stay in my glow
敵どもには中指を立ててやる、俺は輝き続けるだけさ

And you know they gonna intervene, my niggas do the most
奴らが手出ししてくるのは分かってる、だから俺の仲間たちは容赦しねえんだ

Ballin', I'm just on it, I'm just on it
派手に稼ぐ、俺はただそれに集中してるだけさ

Gettin' all this money off recordin'
レコーディングだけでこの大金を手に入れてる

Pourin', I keep pourin', I keep pourin'
注ぐ、俺は注ぎ続ける、注ぎ続けるんだ

Know some lil' niggas that'll rock you for some Jordans
ジョーダンのために、お前をブチのめすようなガキ共を知ってるぜ

[Verse 2]

I'm rocking Rick Owens, your bitch on my dick and that bitch she be hoeing
俺はリック・オウエンスを着こなす、お前のビッチは俺のモノにまたがって、尻軽な真似をしてるぜ

Lil Uzi, I swear that I just be going
Lil Uzi、誓って言うが、俺はただ突き進んでるだけさ

Lil Uzi, I swear that I just be flowing (Aye)
Lil Uzi、誓って言うが、俺はただフロウし続けてるだけさ (Aye)

Drinkin' that lean when I'm with my nigga Scheme
ダチのスキームと一緒にいる時は、あのリーンを飲んでる
※LA出身のラッパー、Skemeへのシャウトアウト。

I swear to God, that I just be pouring
神に誓って、俺はただ注ぎ続けてるんだ

Move like a captain and we never lackin'
キャプテンのように動き、俺たちが(武装を)怠ることは決してない
※「Lacking」はストリートで丸腰である(銃を持たずに油断している)状態を指す。

I swear to God that we stay up into the mornin'
神に誓って、俺たちは朝まで起きてるぜ

Niggas like my style, oh, yeah, I know it
奴らは俺のスタイルが好きだ、ああ、そうさ、分かってる

Niggas bite my style, oh, yeah, I know it
奴らは俺のスタイルをパクりやがる、ああ、分かってるよ

Jump in the 'Rari and I'm gonna floor it
フェラーリに飛び乗って、アクセルをベタ踏みするんだ

Skitter the engine when that bitch be roarin'
あのビッチ(車)が咆哮を上げる時、エンジンをうならせる

Wiz, Drama, Fallout when I was just tourin'
俺がツアーに出ていた時、ウィズ、ドラマ、そしてフォールアウトと一緒だったぜ
※Wiz Khalifaの「Boys of Zummer Tour」に、DJ Drama(UziのレーベルGeneration Nowの創設者)やFall Out Boyらと共に参加したキャリア初期の経験を語っている。

Wiz, Drama, Fallout when I was just tourin'
俺がツアーに出ていた時、ウィズ、ドラマ、そしてフォールアウトと一緒だったぜ

Collect all my calls and I ball like I'm Jordan
すべてのコール(利益)を回収し、ジョーダンみたいに派手に稼ぐんだ
※「Collect calls(コレクトコール/刑務所からの電話)」と、利益(金)を回収するというダブルミーニング。

I made a porno and your bitch was the star
俺はポルノを作ったが、その主演はお前のビッチだったぜ

You a bitch nigga and you already know
お前はビッチみたいな野郎だ、お前ももう分かってるはずだろ

And my brother, he be whippin' the stove
そして俺の兄弟は、ストーブでブツを調理してる
※コンロで粉末コカインを熱し、クラックを精製するトラップハウスの日常描写。

All of my niggas be grippin' the poles
俺の仲間たちは全員、ポール(銃)を握りしめてる

Number one rule, do not trip on no ho
一番のルールは、ビッチのことで感情的になるな(Tripするな)ってことだ

You can not get this shit right here in the store
こんな代物、そんじょそこらの店じゃ手に入らねえぜ

You can not get this shit right here in the store
こんな代物、そんじょそこらの店じゃ手に入らねえぜ

I'mma ball like I am old Derrick Rose
俺は昔のデリック・ローズみたいに派手にプレイ(稼ぐ)するんだ
※MVPを獲得した怪我前の全盛期のDerrick Roseのような、誰にも止められない圧倒的な勢い。

I be ballin' like I am Amber Rose
俺はアンバー・ローズみたいにハゲ頭(ボール)だぜ
※Ballin'(稼ぐ/バスケをする)と、モデルのAmber Roseのトレードマークであるスキンヘッド(Ball/Bald)をかけた秀逸なパンチライン。

[Chorus]

Got no friends, um, next to me, enemies too close
俺の隣に友達はいない、敵が近すぎるんだ

Raf Simons on my feet, that's why I fucked your ho
足元はラフ・シモンズ、だから俺はお前の女とヤッたんだ

Middle fingers to my enemies, I stay in my glow
敵どもには中指を立ててやる、俺は輝き続けるだけさ

And you know they gonna intervene, my niggas do the most
奴らが手出ししてくるのは分かってる、だから俺の仲間たちは容赦しねえんだ

Ballin', I'm just on it, I'm just on it
派手に稼ぐ、俺はただそれに集中してるだけさ

Gettin' all this money off recordin'
レコーディングだけでこの大金を手に入れてる

Pourin', I keep pourin', I keep pourin'
注ぐ、俺は注ぎ続ける、注ぎ続けるんだ

Know some lil' niggas that'll rock you for some Jordans
ジョーダンのために、お前をブチのめすようなガキ共を知ってるぜ

[Verse 3]

I be ballin' like, I took the position
俺は派手に決める、まるでポジションを奪ったかのようにな

Of the starter, I'm your father like collar
スタメンのポジションをな、俺はお前の父親(神父)だ、カラー(襟)みたいにな
※「Starter(スタメン)」と「Father(父親/神父)」。神父が身につけるローマンカラー(Collar)と、自分が彼らのオリジネイター(生みの親=Father)であるという巧妙な言葉遊び。

Waiter, what you doing? Why you waiting?
ウェイター、何をしてるんだ? なんで突っ立って待ってる?
※行動を起こさずにただ待っているだけのヘイターたちを「Waiter(待つ者)」と揶揄。

Bitches on my dick now, these niggas hatin'
今じゃビッチどもが俺に群がり、こいつらは妬んでやがる

But they act, like they ain' out, here hatin'
でも奴らは、ここで妬んでないフリをしてるんだ

When I be around, they participating
俺が周りにいる時は、奴らも俺の輪に参加しようとする

Drive around in that new shit, like I'm racing
まるでレースをしてるみたいに、あの新車を乗り回すんだ

I be dishin' all these bars
俺はこのリリック(Bars)を次々と放ち

Throwin' out like I'm Peyton
ペイトンみたいにパスを投げまくるのさ
※NFLの伝説的クォーターバック、Peyton Manning(ペイトン・マニング)。パス(Throw)の正確さと、ラップのバース(Bars)を繰り出すスキルを重ねている。

Why you always on my ho, though?
なのにお前は、なんでいつも俺の女にちょっかい出してるんだ?

When she up in Soho
あいつがソーホーにいる時

She look at you, even if she wasn't say she taken
彼女はお前を見る、たとえ彼氏がいるって言わなかったとしてもな

Never had this much money, so a nigga pacin'
こんな大金を持ったことはなかった、だから俺はペースを計ってるんだ

Put my dick in her, now the thought leave her shakin'
俺のモノをあいつにブチ込む、今じゃその考えだけであいつは震え上がるんだ

Okay, good food I'm tastin', bitch, you leave in the AM
オーケー、俺は美味いメシを味わってる、ビッチ、お前は朝には帰れよ

Smoke more than a damn Frenchman
クソみたいなフランス人以上にタバコ(ウィード)を吸い狂うぜ
※フランス人がヘビースモーカーであるというステレオタイプを用いたジョーク。

Man, my girl like Sanaa Lathan
なあ、俺の女はサナ・レイサンみたいにイイ女だぜ
※美しい黒人女優Sanaa Lathan(サナ・レイサン)のネームドロップ。

Like I'm a legend in the making
俺はまるで、伝説になる途中の存在だ

Fuck nigga get Nathan
クソ野郎どもはネイサン(何も)手に入れられない
※「Nathan」はAAVE(黒人英語)のスラングで「Nothing(ゼロ、何もない)」の言い換え。

I'm flexin', finessin'
俺は見せびらかし、巧みにハッスルする

You rockin' Giuseppe
お前はジュゼッペを履いてるな
※Giuseppe Zanotti(ジュゼッペ・ザノッティ)のスニーカー。当時は流行っていたが、Uziはすでに次のレベル(Raf SimonsやRick Owens)にいるというマウント。

Your pockets ain' what I be rakin'
お前のポケットは、俺がかき集めてる額とは比べ物にならねえよ

[Chorus]

Got no friends, um, next to me, enemies too close
俺の隣に友達はいない、敵が近すぎるんだ

Raf Simons on my feet, that's why I fucked your ho
足元はラフ・シモンズ、だから俺はお前の女とヤッたんだ

Middle fingers to my enemies, I stay in my glow
敵どもには中指を立ててやる、俺は輝き続けるだけさ

And you know they gonna intervene, my niggas do the most
奴らが手出ししてくるのは分かってる、だから俺の仲間たちは容赦しねえんだ

Ballin', I'm just on it, I'm just on it
派手に稼ぐ、俺はただそれに集中してるだけさ

Gettin' all this money off recordin'
レコーディングだけでこの大金を手に入れてる

Pourin', I keep pourin', I keep pourin'
注ぐ、俺は注ぎ続ける、注ぎ続けるんだ

Know some lil' niggas that'll rock you for some Jordans
ジョーダンのために、お前をブチのめすようなガキ共を知ってるぜ