Artist: Chris Brown
Album: BROWN (The Chocolate Edition)
Song Title: GP
概要
本作「GP」は、クリス・ブラウンがR&B界のトップに君臨するシンガーとしての誇りと、圧倒的な官能性をストレートに提示したマスターピースである。タイトルの「GP」は楽曲中で連呼される「Good Pussy」のイニシャルであり、極上の肉体関係とそれに伴う深い精神的繋がりを意味している。この楽曲において彼は、表面的なセックスアピールや作り物のベッドルーム・アンセムを量産する同業のアーティストたちを「魂も真実味もない」と痛烈に批判。自身の楽曲が持つ圧倒的なリアリティは、実際に女性の魂の深淵に触れた経験に基づくものだと誇示している。肉体的な交わりを「ケミストリー」や「サードアイ」といったスピリチュアルかつ科学的な言葉で表現するリリシズムは、彼が単なるプレイボーイのペルソナを超え、愛と快楽の伝道師としての境地に達していることを証明するファン垂涎の一曲である。
和訳
[Intro]
Yeah
See, anybody can fake a moan on a track
ほら、トラックの上で喘ぎ声を偽装することなんて誰にでもできる
※昨今のR&Bやヒップホップシーンにおいて、表面的な官能性を装うアーティストたちへの静かなディスから幕を開ける。
But that real shit comes from experience
だけど本物は経験からしか生まれないんだ
From a woman that leave you shakin' hours later
何時間経っても震えが止まらなくなるような女からな
Ooh
[Verse 1]
Tell me
教えてくれ
Have you ever had it, that dangerous pussy?
あんな危険な代物を味わったことはあるか?
That kind that rearrange your weekend (Uh)
週末の予定を全部狂わせちまうようなやつを
Got you callin’ out my name
俺の名前を叫ばせて
Thinkin' 'bout her lips when you breathin’
息をするたびに彼女の唇を思い出すような
'Cause, girl, you got the type to make a grown man stutter in her (Ooh, ooh, ooh)
だってガール、君はいい大人の男でさえ言葉に詰まらせるようなモノを持ってる
Tryna hit a note, but all I hear is you
高音を出そうとしても、君の声しか聞こえないんだ
※シンガーとしてのレコーディング作業と、ベッドルームでの激しい行為を巧みに重ね合わせた表現。
Your body got a language, my fingers can decode it
君の体には言語があって、俺の指ならそれを解読できる
Toxic, but they ain't live none of the stories they told (Ooh, ooh, ooh)
毒を持ってるけど、奴らは自分が語る物語を何一つ生きてなんかない
※他のフェイクなアーティストたちは「Toxic(有害で危険な関係)」を歌うが、それはあくまで想像上の作り話に過ぎないと切り捨てている。
End this now (Oh)
こんなのは今すぐ終わりにしよう
'Cause when they in the booth, it sound empty
奴らがブースに入っても、空っぽにしか聞こえないからな
It sound like no soul, no stroke, no man there left to fight
魂も、ピストンの動きも、闘う男の姿すらそこには無いように聞こえる
They don't know nothin' 'bout nothin' they tryna describe
奴らは自分が描写しようとしてることについて、何一つ分かっちゃいないんだ
No depth, no sweat, no high vibration or vibe
深みも、汗も、高い波動もバイブスも無い
[Chorus]
But when I step in the booth, I make the mic feel it
だが俺がブースに入れば、マイクにそれを感じさせる
Every pulse you give me when I’m deep in your spirit
君の魂の奥深くにいる時に君がくれる、すべての鼓動をな
I don’t sing about sex, I sing about us livin' it
俺はセックスを歌ってるんじゃない、俺たちがそれを生きていることを歌ってるんだ
There’s a science to the way your body talks to mine
君の体が俺の体に語りかけるやり方には、ある種の科学がある
A chemistry that echoes through the melody and rhyme
メロディとライムを通じて響き渡るケミストリーがな
Good pussy don't lie, it translate every time (Ooh)
極上の女は嘘をつかない、いつだって真実を伝えるんだ
※タイトルの「GP」の回収。肉体的な快感が言語を超えた絶対的な真実として、自身の音楽(翻訳)を通してリスナーに届くというクリスの音楽的信念が込められている。
[Verse 2]
Ever been touched in your mind before your body got touched?
体に触れられる前に、心を触られたことはあるか?
Ever had a man pull your energy 'til you almost cuss? (Cuss, yeah)
思わず汚い言葉を吐きそうになるまで、男にエネルギーを引き出されたことはあるか?
That's how you do me, ain’t no way to hide it
それが君が俺にするやり方だ、隠しようがない
You got a soul grip, that warm drip, that third eye on me when you ride it
君には魂のグリップと、温かい雫と、俺の上に乗る時のサードアイがある
※「third eye(第三の目)」はスピリチュアルな覚醒を意味する言葉。快楽が限界を超え、精神的な悟りの境地に達するほどの高揚感を表現したパンチライン。
Girl, your love make my voice crack (Damn)
ガール、君の愛は俺の声を上擦らせる
Made me whisper in the booth like, "Bring that back"
ブースの中で「もう一回だ」って囁かせるんだ
See, most men talk, but they don't talk facts
ほら、大抵の男は語るけど、事実を語っちゃいない
Got a whole universe, so deep when you arch your back
君が背中を反らす時、そこには深すぎる全宇宙がある
That's why they can't sing it like I do (Ooh)
だから奴らは俺みたいに歌えないのさ
No truth in they throat, no proof in they view (Yeah)
奴らの喉には真実がないし、奴らの視界には証拠がないからな
They ain't never been listen to a guy that will climax
絶頂に達する男の声を聴いたこともないんだ
Talk and dribble, eyes roll, both souls collapse (Do it)
言葉をこぼし、白目を剥いて、二つの魂が崩れ落ちるような
[Chorus]
But when I step in the booth, I make the mic feel it
だが俺がブースに入れば、マイクにそれを感じさせる
Every pulse you give me when I'm deep in your spirit
君の魂の奥深くにいる時に君がくれる、すべての鼓動をな
I don't sing about sex, I think about us livin' it
俺はセックスを歌ってるんじゃない、俺たちがそれを生きていることを歌ってるんだ
There's a science to the way your body talks to mine
君の体が俺の体に語りかけるやり方には、ある種の科学がある
A chemistry that echoes through the melody and rhyme
メロディとライムを通じて響き渡るケミストリーがな
Good pussy don't lie, it translate every time
極上の女は嘘をつかない、いつだって真実を伝えるんだ
[Bridge]
The moon's got messages
月はメッセージを持っている
Curves got lessons
体のカーブには教訓がある
Every time you clench on me, ooh, ooh
君が俺を締め付けるたびに
Feels like a confession
まるで懺悔のように感じるんだ
And when you hit that shiver
そして君が震えに達する時
I lose rhythm, oh
俺はリズムを見失う
But the mic catch every second
だけどマイクはそのすべての一秒を捉えている
All the pleasure I'm givin'
俺が与えているすべての快楽をな
[Chorus]
So when I step in the booth, I don't fix it, I reveal it
だから俺がブースに入る時、ごまかしたりしない、たださらけ出すんだ
※オートチューンなどのピッチ補正(fix)に頼らず、本物の感情をそのまま露わにする(reveal)という、自身のシンガーとしての技量への絶対的な自信。
Your love's so strong, an inch and I can feel it
君の愛はとても強い、ほんの少しでも感じ取れるほどに
Different pussy got me addicted, girl, I kneel in it
別次元の女が俺を中毒にさせた、ガール、俺はそこにひざまずくよ
Good pussy speak truth, I just translate with the vibe
極上の女は真実を語る、俺はそれをバイブスで翻訳するだけさ
And every time
そしていつだって
I sing about you
君について歌う
Your spirit hit every line
君の魂がすべてのラインに宿るんだ
[Outro]
Yeah, you every time
ああ、いつだって君さ
Every time, every time, every time
いつだって、いつだって、いつだって
Ooh, baby
