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Dark Times - The Weeknd (feat. Ed Sheeran) 【和訳・解説】

Artist: The Weeknd (feat. Ed Sheeran)

Album: Beauty Behind the Madness

Song Title: Dark Times

概要

本作「Dark Times」は、2015年にリリースされたThe Weekndの世界的ブレイクスルー・アルバム『Beauty Behind the Madness』に収録された、イギリスのシンガーソングライターEd Sheeran(エド・シーラン)との異色のコラボレーション楽曲である。トロントでのパーティーの後に意気投合した二人が、翌日にスタジオ入りし、わずかな時間で共に書き上げたという制作秘話を持つ。アコースティックギターのメランコリックな響きとブルージーなビートに乗せ、酒場での喧嘩やドラッグ、そして自己破壊的なライフスタイルに溺れる男たちの悲哀が生々しく歌われている。ジャンルは違えどポップス界の頂点を極める両者が、自身の抱える内面的な闇(Dark Times)と、どれほど堕落しても見捨てない「母親の無償の愛」への痛切な思いを共有することで、アルバム全体の中でも特異な人間臭さと哀愁を放つブルース・ポップの佳作として高く評価されている。

和訳

[Verse 1: Ed Sheeran]

Wakin' up, half-past five
目を覚ますと、5時半だ
※「5時半(half-past five)」は、The Weekndの代表曲「The Hills」のサビでも歌われた象徴的な時間帯(アフターアワーズ)。Ed Sheeranがこの時間を歌うことで、二人の共有する退廃的な夜の世界観が見事にリンクしている。

Blood on pillow and one bruised eye
枕には血がつき、片目は痣になっている

Drunk too much, you know what I'm like
飲みすぎたんだ、俺の悪い癖は知ってるだろ

But you shoulda seen the other guy
でも、相手の奴の顔を見せてやりたかったよ
※バーでの乱闘などの後に「俺はこんなにやられたけど、相手の奴はもっとひどい顔になってるぜ」と虚勢を張る、男の喧嘩の典型的な言い回し(ストリートのクリシェ)である。

[Pre-Chorus: Ed Sheeran]

This ain't the right time for you to fall in love with me
今は、君が俺に恋をするにはふさわしい時期じゃない

Well, baby, I'm just bein' honest
なぁベイビー、俺はただ正直に言ってるだけなんだ

And I know my lies could not make you believe
俺の嘘じゃ、君を信じさせることはできないって分かってる

We're runnin' in circles, that's why
俺たちは同じところを堂々巡りしてる、だからさ

[Chorus: Ed Sheeran]

In my dark time, I'll be goin' back to the street
この暗黒の時期に、俺はまたストリートに戻っていく

Promisin' everything I do not mean
心にもない約束をすべて並べ立ててな

In my dark time, baby, this is all I could be
この暗黒の時期に、ベイビー、俺はこういう人間でしかいられないんだ

And only my mother can love me for me
そして、ありのままの俺を愛せるのは母親だけさ

In my dark time
俺の暗闇の中で

In my dark time
俺の暗闇の中で

[Verse 2: The Weeknd]

Light one up, let me bum a smoke, uh
火を点けてくれ、一本タバコを恵んでくれないか、uh

Still comin' down, drippin' throat, uh
まだクスリが抜けてない、喉の奥に滴り落ちてくる、uh
※「comin' down」はドラッグの効き目が切れて憂鬱な状態になること。「drippin' throat」は鼻から吸引したコカインなどの薬物が、喉の奥に垂れてくる生々しい感覚(ポストネイザル・ドリップ)を描写している。

I got another man's blood on my clothes
俺の服には他の男の血がついてる

But it ain't his fault, it's the life I chose
だがそいつのせいじゃない、俺自身が選んだ生き方なんだ

[Pre-Chorus: The Weeknd]

This ain't the right time for you to fall in love with me
今は、君が俺に恋をするにはふさわしい時期じゃない

My baby, I'm just bein' honest, uh
俺のベイビー、俺はただ正直に言ってるだけなんだ、uh

And I know my lies could never make you believe
俺の嘘じゃ、君を信じさせることは絶対にできないって分かってる

Runnin' in circles, that's why
同じところを堂々巡りしてる、だからさ

[Chorus: The Weeknd]

In my dark times, I'll be going back to these streets
この暗黒の時期に、俺はまたこのストリートに戻っていく

Promising everything I do not mean
心にもない約束をすべて並べ立ててな

In my dark times, maybe this is all I could be
この暗黒の時期に、多分、俺はこういう人間でしかいられないんだ

Only my mother could love me for me
ありのままの俺を愛せるのは母親だけさ
※The Weekndの「Real Life」などにも通底するテーマ。どれだけ女性を傷つけ、破滅的なハスラーとしての生活を送っていても、無償の愛を与えてくれる母親に対する強い罪悪感と自己嫌悪が表れている。

In my dark times
俺の暗闇の中で

In my dark times
俺の暗闇の中で

[Bridge: Ed Sheeran & The Weeknd]

In my dark times, I've still got some problems, I know
俺の暗黒の時期に、まだ抱えてる問題がいくつかあるのは分かってる

Drivin' too fast but just movin' too slow
猛スピードで車を飛ばしているのに、前へ進むのは遅すぎる

And I've got something I've been tryin' to let go of
ずっと手放そうとしているものがあるんだ

Pullin' me back every time
それがその度に、俺を過去へ引き戻そうとする
※「手放そうとしているもの」とは、アルコールやドラッグへの依存、あるいは自らを破滅へと導く有毒なペルソナそのものを指している。抜け出そうともがいても、結局ストリートの闇に引きずり込まれる悪循環を嘆いている。

[Chorus: Ed Sheeran & The Weeknd]

In my dark time, takin' it back to the street
この暗黒の時期に、ストリートへと戻っていく

Makin' those promises that I could not keep
守れもしない約束を並べ立てながら

In my dark times, baby, this is all I could be
この暗黒の時期に、ベイビー、俺はこういう人間でしかいられないんだ

Only my mother could love me for me
ありのままの俺を愛せるのは母親だけさ

In my dark time, takin' it down to the street
俺の暗黒の時期に、ストリートの底へと降りていく

Makin' those promises that I would never keep
絶対に守らない約束を並べ立てながら

In my dark time, this is all I could be
俺の暗黒の時期に、俺はこういう人間でしかいられないんだ

Only my mother could love me for me
ありのままの俺を愛せるのは母親だけさ

In my dark times
俺の暗黒の時期に

In my dark time
俺の暗闇の中で

In my dark times
俺の暗黒の時期に