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Earned It - The Weeknd 【和訳・解説】

Artist: The Weeknd

Album: Beauty Behind the Madness

Song Title: Earned It

概要

本作「Earned It」は、2015年に公開された世界的な大ヒット官能ロマンス映画『フィフティ・シェイズ・オブ・グレイ(Fifty Shades of Grey)』のサウンドトラックからのリードシングルであり、後にThe Weekndのブレイク作『Beauty Behind the Madness』にも収録された記念碑的楽曲である。プロデューサーのStephan MoccioとDaHealaが手掛けた、優雅なストリングスが際立つシネマティックで官能的なワルツ調のR&Bサウンドが特徴だ。この曲はThe Weekndに初のアカデミー賞歌曲賞ノミネートとグラミー賞(最優秀R&Bパフォーマンス賞)をもたらした。BDSMや支配と服従という映画の特異なテーマと、彼がインディーズ時代から一貫して描いてきた「毒のある愛情」や「破滅的な関係性」が見事にリンクしており、彼特有のアンダーグラウンドな美学を一切薄めることなく、メインストリームのポップスとして成立させた完璧なマスターピースである。

和訳

[Intro]

I'ma care for you
君を大切にしてやる

I'ma care for you, you, you, you
俺が君の面倒を見てやるんだ、君を、君を

[Verse 1]

You make it look like it's magic (Oh, yeah)
君はまるでそれが魔法みたいに見せる (Oh, yeah)

'Cause I see nobody, nobody but you, you, you
なぜなら俺の目には誰も、君以外の誰も映らないから

I'm never confused
俺が迷うことなんてない

Hey, hey

And I'm so used to bein' used
そして俺は利用されることにもすっかり慣れきっている
※映画の主人公クリスチャン・グレイのトラウマや、The Weeknd自身の夜の世界での搾取的な人間関係を反映したライン。単なる純愛ではなく、互いに利己的な目的や肉体だけの関係で終わる虚無感を示唆している。

[Pre-Chorus]

So I love when you call unexpected
だから、君からの予期せぬ電話が好きなんだ

'Cause I hate when the moment's expected
お決まりの展開が訪れる瞬間が嫌いだからな
※予定調和の恋愛ゲームへの退屈さの表れ。予測不可能なスリルと衝動的な欲望こそが、彼を惹きつける唯一の要素であることを示している。

So I'ma care for you, you, you
だから俺は君を大切にしてやる

I'ma care for you, you, you, you, yeah
俺が君の面倒を見てやるんだ (yeah)

[Chorus]

'Cause girl, you're perfect
だってガール、君は完璧だから

You're always worth it
君にはいつだってそれだけの価値がある

And you deserve it
君はそれを受け取るにふさわしい

The way you work it
君のその尽くし方ならな

'Cause girl, you earned it, yeah
だってガール、君は自らそれを勝ち取ったんだ (yeah)
※タイトルの「Earned It(それに値するだけのことをした、自ら稼ぎ取った)」は、映画のテーマである「支配と服従(BDSM)」における、従順なパートナーへのご褒美というコンテクストを持つ。対等な愛情表現ではなく、主人が所有物に対してその価値と労働を評価するような倒錯した関係性のメタファーとなっている。

Girl, you earned it, yeah
ガール、君が自ら勝ち取ったんだ (yeah)

[Verse 2]

You know our love would be tragic (Oh, yeah)
俺たちの愛が悲劇に終わるってことは分かってるだろ (Oh, yeah)

So you don't pay it, don't pay it no mind, mind, mind
だから君は気にしない、気になんて留めないんだ

We live with no lies
俺たちの間に嘘はない

Hey, hey

You're my favorite kind of night
君は俺にとって最高の夜そのものだ
※愛という言葉を使いつつも、それが永続的なものではないことを互いに承知している。関係が破綻する運命を自覚しながらも、夜の暗闇の中でだけ本能のままに繋がろうとする刹那主義。

[Pre-Chorus]

So I love when you call unexpected
だから、君からの予期せぬ電話が好きなんだ

'Cause I hate when the moment's expected
お決まりの展開が訪れる瞬間が嫌いだからな

So I'ma care for you, you, you
だから俺は君を大切にしてやる

I'ma care for you, you, you, you, yeah
俺が君の面倒を見てやるんだ (yeah)

[Chorus]

'Cause girl, you're perfect (Girl, you're perfect)
だってガール、君は完璧だから(ガール、君は完璧だ)

You're always worth it (Always worth it)
君にはいつだってそれだけの価値がある(いつだって価値がある)

And you deserve it (And you deserve it)
君はそれを受け取るにふさわしい(受け取るにふさわしい)

The way you work it (The way you work it)
君のその尽くし方ならな(君の尽くし方なら)

'Cause girl, you earned it, yeah (Earned it)
だってガール、君は自らそれを勝ち取ったんだ、yeah(勝ち取ったんだ)

Girl, you earned it, yeah
ガール、君が自ら勝ち取ったんだ (yeah)

[Bridge]

On that lonely night (Lonely night)
あの孤独な夜に(孤独な夜に)

We said it wouldn't be love
俺たちはこれを愛とは呼ばないって決めた

But we felt the rush (Fell in love)
だけど俺たちは衝動を感じてしまった(恋に落ちた)

It made us believe it was only us (Only us)
この世界には俺たち二人だけだと信じ込ませるような衝動を(二人だけだと)

Convinced we were broken inside, yeah, inside, yeah
俺たちは心が壊れているんだと、互いに思い込みながら (yeah, inside, yeah)
※ファンの間でも高く評価されているライン。トラウマや心の欠落(broken inside)を抱えた者同士が、傷を舐め合うように強く惹かれ合う描写。ルールを決めて始めたはずの割り切った関係が、抗えない感情のうねりに飲み込まれていくパラドックスを描いている。

[Chorus]

'Cause girl, you're perfect (Girl, you're perfect)
だってガール、君は完璧だから(ガール、君は完璧だ)

You're always worth it (You're always worth it)
君にはいつだってそれだけの価値がある(いつだって価値がある)

And you deserve it (And you deserve it)
君はそれを受け取るにふさわしい(受け取るにふさわしい)

The way you work it (The way you work it)
君のその尽くし方ならな(君の尽くし方なら)

'Cause girl, you earned it, yeah (You earned it)
だってガール、君は自らそれを勝ち取ったんだ、yeah(勝ち取ったんだ)

Girl, you earned it, yeah (You earned it)
ガール、君が自ら勝ち取ったんだ、yeah(勝ち取ったんだ)

[Outro]

Na-na, na

Oh-ooh-ooh

Yeah, yeah

'Cause girl, you're perfect
だってガール、君は完璧だから

The way you work it
君のその尽くし方ならな

You deserve it
君はそれを受け取るにふさわしい

Girl, you deserve it
ガール、君はそれを受け取るにふさわしいんだ

Girl, you earned it, yeah, yeah
ガール、君が自ら勝ち取ったんだ (yeah, yeah)