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Bodymore Murderland - Kodak Black 【和訳・解説】

Artist: Kodak Black

Album: Kodak The Blessing

Song Title: Bodymore Murderland

概要

本作『Bodymore Murderland』は、Kodak Blackが自身の過酷な過去と、現在もなお続くギャングスタとしての抗争、そして莫大な富を手に入れたフレックスを詰め込んだトラップバンガーだ。タイトルは、全米有数の犯罪都市であるメリーランド州ボルティモア(Baltimore, Maryland)を捩った悪名高いスラング「Bodymore, Murderland(死体の街、殺人の国)」から取られており、フロリダ出身の彼がどれほど危険な環境に身を置いているかを象徴している。リリックでは、クリスマスの夜に起きた銃撃戦や、パーコセット(鎮痛剤)依存への警戒、そして「800万ドルのプライベートジェットをキャッシュで買う」という圧倒的な財力を見せつける。デトロイトのプロデューサーHelluvaによるバウンシーなビートの上で、「Kutthroat Bill」という冷徹なボスとしてのペルソナが遺憾なく発揮されたハードコアな一曲である。

和訳

[Intro]

Kodak the boss, on top, don't never forget him
Kodakはボスだ、頂点にいる、あいつのことは絶対に忘れるな

KTB, Kutthroat Bill, Kutthroat business, know what I'm sayin'?
KTB、カットスロート・ビル、喉を掻き切るようなビジネスだ、言ってること分かるか?
※「KTB」は彼のレーベル/クルー名であり、自身の凶暴な別名「Kutthroat Bill(カットスロート・ビル)」の略。

Kill that boy, kill that bitch too
あの野郎を殺せ、あのビッチもな

(Helluva made this beat, baby)
※プロデューサーであるHelluvaのビートタグ。

[Verse]

Just witnessed two killings in front of me, it brought me back
目の前で二件の殺しを目撃したばかりだ、昔の記憶が蘇ってきたぜ
※トラウマを呼び起こすような暴力的な日常の描写。

Hittin' at some niggas Christmas night, sped off and caught a flat
クリスマスの夜に何人かの野郎を撃ち、急いで逃げたがパンクしちまった

Blowin' up my phone, get on my nerves until I called her back
俺の電話を鳴らしやがる、俺が折り返すまで俺の神経を逆撫でしてきやがった

You ain't got that nigga paperwork, then you can't call him a rat
あいつの調書(証拠)を持ってないなら、あいつをネズミ(密告者)呼ばわりすることはできねぇよ
※「paperwork」は警察や裁判所の公式記録。噂だけで他人をスニッチ(密告者)扱いするストリートの風潮への批判。

Sittin' down with bosses, drinkin' coffee, tryna work my set
ボスたちと座り、コーヒーを飲みながら、俺のシノギを上手く回そうとしてる

Can't take no losses, gotta be cautious with these Percocets
損失は出せねぇ、このパーコセットの扱いには気をつけなきゃな
※「Percocets」は強力なオピオイド系鎮痛剤。薬物に依存しすぎてビジネス(シノギ)や命を落とさないように自制するハスラーの緊張感。

So many nights, I was feelin' exhausted, I was goin' through shit
何日も夜を徹して、俺は疲れ果てていた、色んな厄介事を乗り越えてきたんだ

You ain't my partner, if it go down, nigga, you ain't gon' do shit
お前は俺の相棒じゃねぇ、いざって時に、お前は何もしねぇからな

I brought the wrong nigga, on Z, not my fault for that
俺は間違った野郎を連れてきちまった、Zに誓って、それは俺のせいじゃない
※「on Z」はフロリダのハイチ系コミュニティ(Zoe Pound/Sniper Gang)における「神に誓って(マジで)」というスラング。

I love you so much, my nigga, my bitch is blamin' me like I done got you whacked, uh
俺はお前をすごく愛してるぜ、ダチよ、俺のビッチはまるで俺がお前を消したみたいに俺を責めやがる、アー

Ayy, I batted a thousand, you stayed solid, whеn you turned creep, I had to toss a stack
エイ、俺は1000本安打(完璧な仕事)を打った、お前は義理堅かったが、お前が裏切り者になった時、俺は金を積まなきゃならなかった
※「batted a thousand」は野球で打率10割(完璧)の意。「turned creep」は敵に寝返る、不審な動きをすること。「toss a stack」はヒットマンに懸賞金(札束)を払って始末させたことの隠喩。

Last night, I was higher than a kite, I fеll asleep, woke up, I lost a rack
昨日の夜は凧より高くハイになってた、眠りに落ちて、起きたら1000ドルの札束をなくしてたぜ
※ドラッグでガンギマリになり、札束をどこにやったか忘れるほどのルーズな日常。

Say, I'm fuckin' Shamara for two hours, that's the minimum whenever I'm hittin' her
俺はシャマラと2時間ヤッてる、あいつを抱く時はそれが最低ラインだ

Ayy, my DC bitch so sweet, uh, make sure that I squeeze her every chance I'm gettin'
エイ、俺のワシントンDCのビッチは最高に甘い、チャンスがある度に彼女を抱きしめるようにしてるぜ
※「squeeze」は抱きしめると、引き金を引くことのダブルミーニングを含ませることが多いが、ここでは性的な文脈。

And every day, I pray one day I obtain everything that I envisioned
そして毎日、自分が思い描いたすべてをいつか手に入れられるように祈ってるんだ

Promise to kill all of them guys before I'm done with my mission
俺のミッションが終わる前に、あいつらを全員殺してやるって約束するよ

You handle your side, I handle mine, that's how we run the city
お前はお前の側を仕切れ、俺は俺の側を仕切る、そうやって俺たちはこの街を回してるんだ

KTB, we send shit to the sky like happy independence
KTB、俺たちは独立記念日みたいに空に向かってぶっ放すのさ
※独立記念日(7月4日)の祝砲(銃の乱射)や花火のように、派手に銃撃戦を繰り広げること。

I know I'ma make lil' shawty mine, I invest in her business
あの女を俺のモノにするって分かってる、彼女のビジネスに投資してやるんだ

And I fuck with you 'cause you wasn't scared to take a chance with me
お前を気に入ってるぜ、お前は俺と一緒に一か八かのチャンスに賭けるのを恐れなかったからな

I got scammers feelin' like they probably might could stain with me
詐欺師どもが、俺と一緒なら一仕事(強盗)できるかもしれないって勘違いしやがる
※「stain」は強盗を働くこと。ネットの詐欺師(scammer)程度の度胸しかない連中が、本物の武闘派である自分と肩を並べられると勘違いしていることへの冷笑。

Say, fuck you mean? These Celine jeans, bitch, this Dior denim
どういう意味だ? これはセリーヌのジーンズだぞ、ビッチ、これはディオールのデニムだ

Say, fuck the opps, they never on they block, be there way more than 'em
敵どもなんてクソ食らえだ、あいつらは自分たちのブロックにすらいねぇ、俺の方がよっぽどあそこに入り浸ってるぜ
※敵の縄張りに堂々と乗り込み、持ち主である敵よりもそこに居座ってやるという究極のマウンティング(フレックス)。

Don't be tardy for the afterparty, hurry up and throw your shit up
アフターパーティーに遅れるなよ、急いでお前のサインを掲げな

Shawty care about my legs, she push me on the bed and stand and sit on it
あの娘は俺の脚を気遣って、俺をベッドに押し倒し、立ち上がって俺の上に跨るのさ
※過去に銃撃された脚(2022年のジャスティン・ビーバーのパーティーでの銃撃事件)を気遣う女性の描写。

Fuck nigga, what you sayin'? That's neither here nor there, let's not depend on it
クソ野郎、何を言ってるんだ? そんなことはどうでもいい、それに頼るのはやめようぜ

Bookin' me for a show, I don't want no cash no more, just send me bitcoin
ショーに俺をブッキングするなら、もう現金はいらねぇ、ビットコインで送れ
※暗号資産への投資と、現金(札束)を持ち歩くリスクからの脱却。

Say, hundred-round ProMag on the SIG Sauer MPX
100発入りのProMagドラムマガジンをつけた、SIG Sauer MPXだ
※「ProMag」は銃の弾倉メーカー。「SIG Sauer MPX」は高性能なサブマシンガン。重武装のストリートライフの描写。

Blick with a dick, I up and bust this bitch, I bet she wet
ディック(拡張マガジン)のついた銃、俺は構えてぶっ放す、あのビッチは濡れてるに違いねぇ
※「Blick」は銃。「dick」は長く伸びた拡張マガジンの隠語。銃をぶっ放す行為と性行為を掛け合わせた卑猥で凶暴なワードプレイ。

Pistol in your purse, on the Yercs if he charge for that
お前のパースにピストルを隠す、あいつがそれで突っ込んできたらヤークス(パーコセット)でキメてやる
※「Yercs」はPercocetの隠語。

Killers know me personally, bet everybody gon' vouch for Yak
キラーたちは俺を個人的に知ってる、みんなヤック(俺)のことを本物だと保証するはずだぜ

Standin' on that business, 'bout that business, yeah, I honor that
ビジネスのケジメをつける、ビジネスについてだ、イェー、俺はそれを重んじてる
※「Standin' on business」は義務を果たす、報復の掟を守るというストリートの哲学。

Eight million on a jet, that's how I flex, ain't have to file my tax
ジェット機に800万ドルだ、それが俺のフレックスさ、税金の申告なんてしなくていいんだよ
※数億円のプライベートジェットを脱税(ブラックマネー)で一括購入したという、ハスラーとしての究極の自慢。

Eight million on a jet, that's how I flex, yeah, yeah, yeah, yeah
ジェット機に800万ドルだ、それが俺のフレックスさ、イェー、イェー、イェー、イェー

[Outro]

Blick with a dick, I up and bust it, bitch
ディックのついた銃、俺は構えてぶっ放すぜ、ビッチ

Hundred-round ProMag on the SIG Sauer (Fah, fah)
SIG Sauerに100発入りのProMagだ (ファ、ファ)

Fuck the opps, I'm on they block
敵なんてクソ食らえだ、俺はあいつらのブロックにいるぜ

Fuck the opps, I'm on they block like it's mine, ho
敵なんてクソ食らえだ、まるで自分のものみたいに、俺はあいつらのブロックにいるんだよ、ホゥ

Blick with a dick, I'll bust, bitch, you wet
ディックのついた銃、俺はぶっ放す、ビッチ、お前は濡れてるぜ