Artist: Dreamville & JID
Album: Revenge of the Dreamers III: Director’s Cut
Song Title: Big Black Truck
概要
2019年にリリースされたDreamvilleのコンピレーションアルバム『Revenge of the Dreamers III』のDirector’s Cut 版に収録された本作は、アトランタ出身のJIDが放つ、パラノイアとストリートの凶暴性が入り混じったダークなバンガーだ。不気味なパーカッションとベースが響くビートの上で、JIDは彼特有の変則的かつ高速なフロウを駆使し、いつ敵に襲われるか分からないという強迫観念と、それに対抗するための圧倒的な武装についてスピットする。童話『オズの魔法使』の引用から、悪名高い刑務所や過去の銃撃事件まで、多彩なリファレンスを織り交ぜながらストリートの狂気を描き出している。10日間のラップキャンプという熱気の中で、JIDのソロトラックとして異彩を放つ、ヒリヒリとした緊張感に満ちた一曲である。
和訳
[Intro]
Yeah, uh, yeah, uh
Uh, woah shit, woah shit
Woah, woah shit, woah shit
Woah, yeah, uh, uh, yeah
It's gon' be weird, don't cut it off, though, uh
変な感じになるぜ、でも切るんじゃねえぞ
[Chorus]
Big black truck
デカくて黒いトラック
Pull up and hop out, then go in your shit for a dollar
乗り付けて飛び降り、たった1ドルのためにお前の家に押し入る
Bitch, back up
ビッチ、下がってな
They want a problem, not really, but really, it's nada
奴らは揉め事を望んでる、いや本当はそうじゃないが、マジで何でもないんだ
Click-clack, blood
カチャッ、血が流れるぜ
※「Click-clack」は銃の装填音。
Gather the women and children, then take them inside
女子供を集めて、家の中に入れな
Bitch, back up
ビッチ、下がってな
Graow-graow-graow-graow, mamas'll cry
グラオ、グラオ、グラオ、グラオ、ママたちが泣き叫ぶぜ
※「Graow」は銃の乱射音の擬音語。
[Refrain]
Up in the morning at 6:45 (Woah, woah)
朝の6時45分に起きる (Woah, woah)
When I be up, I be talking to God (Woah, woah)
起きている時は、神に語りかけているんだ (Woah, woah)
We in the jungle, it's scary, oh my (Woah, woah)
俺たちはジャングルにいる、恐ろしいぜ、なんてこった (Woah, woah)
Lions and tigers and niggas with knives (Woah, woah)
ライオンにトラ、そしてナイフを持った黒人たち (Woah, woah)
※映画『オズの魔法使』の有名なセリフ「Lions and tigers and bears, oh my!」のパロディ。ストリートを猛獣がうろつくジャングルに例えている。
Cheaters and liars, but who on your side? (Woah, woah)
ペテン師に嘘つき、だが誰がお前の味方だ? (Woah, woah)
I think they setting me up for demise (Woah, woah)
奴らは俺を破滅させようと仕組んでいる気がする (Woah, woah)
I think they plottin', just look in they— (Woah, woah)
奴らは企んでる気がする、奴らの...を見ればわかる (Woah, woah)
Woah, shit, woah, shit, okay
ウォウ、クソ、ウォウ、クソ、オーケー
[Verse]
I could make a flash from a little piece of plastic
小さなプラスチックの欠片から閃光を放つことができる
※グロックなどのポリマーフレーム拳銃(プラスチック製)から発砲の閃光(マズルフラッシュ)を放つこと。あるいはクレジットカードで大金を払うことのダブルミーニング。
Throw the peace sign, better call the pediatrics
ピースサインを掲げる、小児科を呼んだ方がいいぜ
※ピースサイン(チョキ=2本指)と22口径の銃(.22 caliber)を掛けており、撃たれた相手(子供扱い)のために小児科を呼べという挑発。
Or read Ecclesiastes, I'm cleaning up the cat fleas
それとも伝道の書を読め、俺は猫のノミを掃除してるんだ
※旧約聖書の「伝道の書(Ecclesiastes)」は空虚さや死について説く。ノミを駆除するように、邪魔な連中を片付けているという暗喩。
I'm working on my back swing, they coming at my back attacking
バックスイングの練習をしてる、奴らは俺の背後から攻撃してくる
A tackle, a technical foul, travel
タックル、テクニカルファウル、トラベリング
※アメフトやバスケットボールの反則用語を並べ、敵がルール無用で襲ってくること、あるいは自分が敵を不正な手段で潰すことを表現。
Babbling Babylon, brother, you ready for battle?
喚き散らすバビロンよ、兄弟、戦いの準備はできてるか?
※「Babylon」は抑圧的な体制や警察を指すラスタファリ/ヒップホップの隠語。
And bet your bottom buck lil' buddy getting blacked on
全財産を賭けてもいい、あのちっぽけな奴は黒く塗りつぶされるぜ
※「bet your bottom dollar(全財産を賭ける/絶対確実だ)」をもじった表現。「blacked on」は銃撃で倒されることや、意識を失うほど痛めつけられること。
If he act wrong, get your motherfucking strap on
もし奴が間違った真似をしたら、クソみたいな銃を身につけろ
Leave your gat home, no Taxstone, brap-brap at your hat
銃を家に置いてこい、タックスストーンはなしだ、お前の帽子に向かってブラップ・ブラップと撃ち込むぜ
※ポッドキャスターのTaxstoneが2016年にコンサートのバックステージで銃撃事件を起こし逮捕された事件へのリファレンス。彼のように銃を持ち込んでヘマをするなという警告。
Send me up to Sing Sing for that
そのために俺をシンシン刑務所に送ってみな
※「Sing Sing」はニューヨーク州にある悪名高い重警備刑務所。
If I miss you, I got niggas I could ring-ring for that
もし俺が的を外しても、そのために電話をかけられるダチらがいる
Shoot the picture, if I get you, I'ma get you, when I get you, I'ma get you, Jack
写真を撮れ、もし俺がお前を捕まえたら、お前を仕留める、俺がお前を捕まえる時、お前を仕留めるんだ、ジャック
I'm kickin' back thinkin' how these niggas tried to hate me
こいつらがどうやって俺をヘイトしようとしたか、リラックスして考えてるよ
In the rear view mirror like, "Are y'all serious?"
バックミラー越しに、「お前らマジか?」って感じだ
I'ma pull up on niggas and need just my littles
奴らのところに乗り込む、必要なのは俺の後輩たちだけだ
But these be the killers for real (Yeah)
だがこいつらはマジモンの殺し屋なんだぜ (Yeah)
[Refrain]
Up in the morning at 6:45 (Woah, woah)
朝の6時45分に起きる (Woah, woah)
When I be up, I be talking to God (Woah, woah)
起きている時は、神に語りかけているんだ (Woah, woah)
We in the jungle, it's scary, oh my (Woah, woah)
俺たちはジャングルにいる、恐ろしいぜ、なんてこった (Woah, woah)
Lions and tigers and niggas with knives (Woah, woah)
ライオンにトラ、そしてナイフを持った黒人たち (Woah, woah)
Cheaters and liars, but who on your side? (Woah, woah)
ペテン師に嘘つき、だが誰がお前の味方だ? (Woah, woah)
I feel they setting me up for demise (Woah, woah)
奴らは俺を破滅させようと仕組んでいる気がする (Woah, woah)
I think they plottin', just look in they eyes (Woah, woah)
奴らは企んでる気がする、奴らの目を見ればわかる (Woah, woah)
Shit, woah, shit, okay
クソ、ウォウ、クソ、オーケー
[Chorus]
Big black truck
デカくて黒いトラック
Pull up and hop out, then go in your shit for a dollar
乗り付けて飛び降り、たった1ドルのためにお前の家に押し入る
Bitch, back up
ビッチ、下がってな
They want a problem, not really, but really, it's nada
奴らは揉め事を望んでる、いや本当はそうじゃないが、マジで何でもないんだ
Click-clack, blood
カチャッ、血が流れるぜ
Gather the women and children, then take them inside
女子供を集めて、家の中に入れな
Bitch, back up
ビッチ、下がってな
Graow-graow-graow-graow, mamas'll cry
グラオ、グラオ、グラオ、グラオ、ママたちが泣き叫ぶぜ
[Outro]
Nigga, you know how we ridin', nigga
なあ、俺たちがどうやって乗り込むか分かってるだろ、なあ
Carbon 15s and TEC-9s only
カーボン15とTEC-9だけだぜ
※「Carbon 15」は軽量アサルトライフル、「TEC-9」はストリートで悪名高い半自動機関拳銃。重武装による威嚇で締めくくっている。
