UGMKM

Unraveling Genius: Music, Knowledge, Madness

UGMKM ARCHIVE

Find Music By Artist, Genre.

和訳・解説記事を、アーティスト名・ジャンルから探せます。

Still Serving - 21 Savage, Offset & Metro Boomin 【和訳・解説】

Artist: 21 Savage, Offset & Metro Boomin

Album: Without Warning

Song Title: Still Serving

概要

2017年のハロウィン当日にサプライズリリースされ、トラップシーンを震撼させた21 Savage、Offset、Metro Boominによる名作コラボアルバム『Without Warning』に収録された一曲。タイトルの「Still Serving(今でも売り捌いている)」が示す通り、莫大な富と名声を手にした今でも、彼らがアトランタのストリートでドラッグを捌いていた頃の冷酷なハスラーとしてのメンタリティを一切失っていないことを宣言する内容となっている。Metro Boominが構築するダークで催眠的なビートの上で、21 Savageは一切の感情を排したような冷徹なフロウでギャングスタの掟を語り、Offsetは麻薬密輸のコネクションや大金による豪遊をリズミカルにラップする。成功してもなおフッドの狂気と結びつき続ける彼らの姿が、アルバムのホラーテイストと見事に共鳴しているトラップ・バンガーだ。

和訳

[Chorus: 21 Savage]

AK with the scope, nigga and it's real dirty (21)
スコープ付きのAKだ、めちゃくちゃ汚れてるぜ (21)
※「dirty」は実際に泥や火薬で汚れていることや、犯罪(殺人など)に何度も使われた「汚れた銃(Dirty weapon)」であることを意味する。

It don't got Glock on the bottom, nigga it ain't no real .30 (Facts)
底にグロックの刻印がねえなら、それは本物の30発マガジンじゃねえよ (Facts)
※「.30」は30発入りの拡張マガジン(ロングマガジン)のこと。サードパーティ製の粗悪品ではなく、Glock純正品へのこだわりを示す。

Dranking all this Act', it got my vision real blurry (21)
このアクタヴィスを飲みすぎて、視界がマジでぼやけてるぜ (21)
※「Act'」は製造中止になった最高級の咳止めシロップ(コデイン入り)のブランド「Actavis」のこと。リーン(ドラッグ)の過剰摂取による視界の霞みを表現している。

My uncle just turned forty-nine and he still serving
俺の叔父は49歳になったばかりだが、今でも捌いてるぜ
※「serving」は麻薬を売り捌くこと。中年になってもフッドの路上でドラッグビジネスを続けているという、アトランタのリアルで過酷な現実。

Got a bitch hooked on dick (21) put a shoestring on my TEC (yeah)
ビッチを俺のディック中毒にしてやった (21)、俺のテックに靴紐を結びつける (yeah)
※「TEC」はTEC-9(半自動拳銃)。スリング(肩掛け紐)の代わりに靴紐(shoestring)を代用するという、ゲットーのクラシックで無骨なスタイル。

I ain't never been no bitch (21) and I stand up when I piss (On God)
俺はビッチだったことなんて一度もない (21)、小便する時は立ってするんだ (On God)
※女のように座って用を足すことはない=決して弱さや女々しさを見せないという、ストリートにおけるマチズモ(男らしさ)のストレートな誇示。

VVS's all on my wrist, my nigga, white stones just to match my chain (My chain)
俺の手首には一面のVVSだ、チェーンに合わせるために白い石をあしらったぜ (My chain)
※VVSは最高級の透明度を持つダイヤモンド。「white stones」は無色透明の高純度なダイヤモンドのこと。

Bought a AP rose gold, AP yellow gold, nigga and I bought one plain
ローズゴールドのAP、イエローゴールドのAP、そしてプレーンのAPも一つ買ったんだ
※APは高級時計オーデマ・ピゲ。「plain」は後付けのダイヤモンドカスタム(Bust down)をしていない純正状態(Plain Jane)のこと。

[Verse 1: 21 Savage]

Go against the gang and it cost him (Cost him)
ギャングに逆らえば代償を払うことになる (Cost him)

Made a diss song and I offed him (I offed him)
ディス曲を作りやがったから、あいつを消してやった (I offed him)
※「off」は殺害すること。ヒップホップにおけるラップ上のディス(口喧嘩)に対し、現実の暴力で報復するという冷徹なギャングスタの流儀。

I take niggas off, I don't take losses (On God)
俺は奴らを消し去る、損失を被ることはない (On God)

Bitch I pop my collar like the bosses (21, 21)
ビッチ、俺はボスのようにおごり高ぶるんだ (21, 21)
※「pop my collar」はシャツの襟を立てる仕草から、自信に満ちた態度やフレックス(誇示)を示す表現。

Nigga, pop your collar like the bosses (Bosses)
なあ、ボスのようにおごり高ぶれよ (Bosses)

Nigga, flip your dollars like the bosses (Bosses)
ボスのように金を転がせよ (Bosses)
※「flip」は麻薬の売買などで小額を何倍もの大金に増やすこと。

Run off on your partner like the bosses (21, 21)
ボスのように相棒の金を持ち逃げしろ (21, 21)
※「run off on the partner」は、薬物取引の相手から薬や金を騙し取って逃げること。非情な裏切りすらもトップに立つための手段とするメンタリティ。

And I'm sending hits like the bosses (On God, nigga)
そしてボスのようにヒットマンを送り込むんだ (On God, nigga)

Savage keep that Glock on him, yeah (Yeah)
サヴェージは常にあのグロックを肌身離さず持っている (Yeah)

Savage think 'bout dropping M's, yeah (Yeah)
サヴェージは何百万ドルも落とすことを考えてる (Yeah)
※「dropping M's」は数百万ドル(Millions)の大金を使うこと。

Nigga talking 'bout robbing him, well (Well)
奴らが俺を強盗するって話してるみたいだが、さてな (Well)

Them .223s gon' make his face swell (21, 21)
あの.223口径が奴の顔面を腫れ上がらせることになるぜ (21, 21)
※「.223」はAR-15系のアサルトライフル弾。強盗を企てる愚か者の顔をライフルで撃ち抜くという警告。

[Chorus: 21 Savage]

AK with the scope, nigga and it's real dirty (21)
スコープ付きのAKだ、めちゃくちゃ汚れてるぜ (21)

It don't got Glock on the bottom, it ain't no real .30 (Facts)
底にグロックの刻印がねえなら、それは本物の30発マガジンじゃねえよ (Facts)

Dranking all this Act', it got my vision real blurry (21)
このアクタヴィスを飲みすぎて、視界がマジでぼやけてるぜ (21)

My uncle just turned forty-nine and he still serving (On God)
俺の叔父は49歳になったばかりだが、今でも捌いてるぜ (On God)

Got a bitch hooked on dick (21) put a shoestring on my TEC (Yeah)
ビッチを俺のディック中毒にしてやった (21)、俺のテックに靴紐を結びつける (Yeah)

I ain't never been no bitch (21) and I stand up when I piss (On God)
俺はビッチだったことなんて一度もない (21)、小便する時は立ってするんだ (On God)

VVS's all on my wrist, my nigga, white stones just to match my chain (My chain)
俺の手首には一面のVVSだ、チェーンに合わせるために白い石をあしらったぜ (My chain)

Bought a AP rose gold, AP yellow gold, nigga and I bought one plain
ローズゴールドのAP、イエローゴールドのAP、そしてプレーンのAPも一つ買ったんだ

[Verse 2: Offset]

Offset!

I got a lot of codeine habits (Lean)
俺にはコデインの深刻な癖がある (Lean)

I was robbin' at the store when I ain't have it (Give it up)
何も持ってなかった頃は店で強盗をしてたんだ (Give it up)

Still depend on the stick, it's automatic (Brrt)
今でもスティックに頼ってる、フルオートマチックだ (Brrt)
※「stick」はアサルトライフルなどの細長い大型銃器。成功した今でも武装を手放せない状態。

Rich bitch, and yeah my bitch got a Patek
リッチなビッチだ、ああ、俺の女もパテックを持ってるぜ

Reaching for my chain, cut his hand off when I order
俺のチェーンに手を伸ばす奴は、俺の命令でその手を切り落とされる

Skeleton, 5980 cost a quarter (Bust)
スケルトンの5980、25万ドルかかったぜ (Bust)
※「5980」はパテック・フィリップのノーチラス・クロノグラフ。スケルトンモデルに25万ドル(a quarter of a million)を費やしたというフレックス。

Borders, I got Mexicans to transport it (Plugs)
国境を越えて、俺には運び屋のメキシコ人たちがいる (Plugs)
※メキシコのカルテル(Plugs)と直接繋がっており、国境(Borders)を越えて麻薬を密輸しているというハスラーとしての描写。

Couple hundred thousand stashed in the dirt soil (Stash)
泥土の中に数十万ドルを隠してある (Stash)

Still in the kitchen, off cooking up pollo (Still)
まだキッチンに立って、ポヨを調理してるぜ (Still)
※「pollo」はスペイン語で「鶏」を意味するが、ストリートでは1キロのコカインの塊を指すスラング。

Fifty-five years old asking for a photo, ugh
55歳のオヤジが写真撮影を頼んでくるぜ、まったく
※親の世代(55歳)すらもが自分に群がりサインや写真を求めてくるほどの絶大な名声への戸惑いと自負。

Diamonds on the throat, I'm a GOAT (Ugh)
喉元にはダイヤモンド、俺は史上最高だ (Ugh)
※GOATは「Greatest Of All Time」の略。

Margiela coat in the snow ho-ho
雪の中でマルジェラのコートだ、ホホホ

Pop the Adderall like a Tylenol
アデロールをタイレノールみたいに飲む
※強力な処方薬アデロール(アンフェタミン)を、市販の鎮痛剤タイレノールのように日常的に乱用していること。

Playin’ with the racks, volleyball matching haunted house (Racks)
バレーボールみたいに札束で遊んでる、お化け屋敷にお似合いだな (Racks)
※札束(racks)をボールのようにパスし合って遊ぶほどの金持ちぶり。アルバムのホラーコンセプトに合わせた「haunted house」の言葉遊び。

Bitch, I'm from the Nawf and I've did it all (Nawf)
ビッチ、俺はノースの出身だ、ありとあらゆることをやってきた (Nawf)
※「Nawf」はアトランタ北部のNawfside(グウィネット郡)。

I was 'bout to knock 'em out but I put it off (Spared)
奴らをぶっ倒すところだったが、とりあえず見逃してやった (Spared)

Stones in my mouth cost me twenty-five (Stones)
口の中の石に2万5千ドルかかったぜ (Stones)
※「Stones」はダイヤモンド。2万5千ドルの最高級グリルズ(歯の装飾)を入れたということ。

All these wedding bands on like I got twenty wives (Whoo)
まるで20人の妻がいるみたいに、結婚指輪をいくつもつけてるぜ (Whoo)
※両指に大量の高級リングをはめている状態の比喩。

I'ma fuck around and let the semi ride (Hey)
ふざけた真似をすれば、セミオートをぶっ放すぞ (Hey)

I'ma chop the block up like a samurai (Hey)
サムライのようにあのブロックを切り刻んでやる (Hey)
※「chop the block」は敵のシマ(ブロック)をチョッパー(銃)で撃ちまくること。サムライの刀の切れ味と掛けている。

Nigga, you done told about a hundred lies (Cap)
なあ、お前はすでに100個くらい嘘をついたよな (Cap)

Nigga cappin', you ain't never did no homicide (Cap)
嘘ばかりつきやがって、お前は殺しなんて一度もやったことないだろ (Cap)
※「cappin'」は嘘をつくこと。ストリートの武勇伝を語るフェイクなラッパーへのディス。

'Bout that action, see me flashing like the paparazz' (Pah, pah)
行動で示すぜ、パパラッチみたいに俺がフラッシュを焚くのを見な (Pah, pah)
※「action」は実際の暴力や銃撃のこと。「flashing」は銃口から出るマズルフラッシュ(発砲時の閃光)をパパラッチのカメラのフラッシュに例えている。

And we deeper than the fucking Nazis (Hey)
俺たちの結束はナチスよりも強固だぜ (Hey)
※残虐で組織的な暴力と、絶対的な結束力や忠誠心の恐ろしさを、極端で物議を醸す歴史的組織に例えた過激なライン。

[Chorus: 21 Savage]

AK with the scope, nigga and it's real dirty (21)
スコープ付きのAKだ、めちゃくちゃ汚れてるぜ (21)

It don't got Glock on the bottom, it ain't no real .30 (Facts)
底にグロックの刻印がねえなら、それは本物の30発マガジンじゃねえよ (Facts)

Dranking all this Act', and it got my vision real blurry (21)
このアクタヴィスを飲みすぎて、視界がマジでぼやけてるぜ (21)

My uncle just turned forty-nine and he still serving
俺の叔父は49歳になったばかりだが、今でも捌いてるぜ

Got a bitch hooked on dick (21) put a shoestring on my TEC (Yeah)
ビッチを俺のディック中毒にしてやった (21)、俺のテックに靴紐を結びつける (Yeah)

I ain't never been no bitch (21) and I stand up when I piss (On God)
俺はビッチだったことなんて一度もない (21)、小便する時は立ってするんだ (On God)

VVS's all on my wrist, my nigga, white stones just to match my chain (My chain)
俺の手首には一面のVVSだ、チェーンに合わせるために白い石をあしらったぜ (My chain)

Bought a AP rose gold, AP yellow gold, nigga, and I bought one plain
ローズゴールドのAP、イエローゴールドのAP、そしてプレーンのAPも一つ買ったんだ

[Outro: 21 Savage]

I serve raw clean, yeah, I drink raw lean, yeah
俺は純度100%の極上品を捌いてる、ああ、俺は純度100%のリーンを飲んでるぜ、ああ
※「raw clean」は混ぜ物のない純度の高いコカイン。自分が売り捌くクスリも、自分が飲むドラッグもすべて最高級品だというフレックス。

I got raw clean, yeah, make your nose lean, yeah
純度100%の極上品を持ってる、ああ、お前の鼻をひん曲げてやるよ、ああ
※「make your nose lean」は強力なコカインを鼻から吸い込みすぎて、鼻が曲がる(あるいは体が傾く=lean)ほどの強烈な効果があるという表現。

I serve raw clean, yeah, I drink raw lean, yeah
俺は純度100%の極上品を捌いてる、ああ、俺は純度100%のリーンを飲んでるぜ、ああ

I got raw clean, yeah, make your nose lean, yeah
純度100%の極上品を持ってる、ああ、お前の鼻をひん曲げてやるよ、ああ