Artist: A$AP Rocky (feat. Gucci Mane, Waka Flocka Flame & Pharrell Williams)
Album: LONG.LIVE.A$AP (Deluxe Edition)
Song Title: Pretty Flacko (Remix)
概要
本作「Pretty Flacko (Remix)」は、2013年リリースのA$AP Rockyのメジャーデビューアルバム『LONG.LIVE.A$AP』のデラックス版に収録された、サザン・トラップとニューヨーク・スワッグが激突する特大リミックスである。オリジナル版のプロデュースを手掛けたのは、かつての盟友であり後にA$AP Mobと激しい対立(ビーフ)を繰り広げることになるマイアミのSpaceGhostPurrpだ。このリミックスでは、アトランタのトラップ・ミュージックを牽引する1017 Brick Squadの首領Gucci ManeとWaka Flocka Flameを招き、南部特有の荒々しいエネルギーを注入。さらに、ヒップホップ界のレジェンドであるPharrell Williamsが予想外の客演を果たし、自身のキャリアにおけるスランプ期(2007年〜2011年)を赤裸々に認めるという衝撃的なヴァースを提供している。Rockyのアルターエゴ「Lord Pretty Flacko Jodye」のペルソナをメインストリームに定着させ、東西南の垣根を越えたコラボレーションの金字塔となった楽曲である。
和訳
[Intro: A$AP Rocky]
Ugh, yeah, ugh
You know I be that Lord Pretty Flacko Jodye the Second, nigga
俺がロード・プリティ・フラコ・ジョディ2世だってことは分かってるだろ
※Rockyの有名なアルターエゴ。尊大な「Lord」、自身の細身でイケてる容姿を示す「Pretty Flacko」、そして映画『Baby Boy』の冷酷な主人公から取った「Jodye」を組み合わせたペルソナ。
You know we had to hit you with another one
お前らにまた一発お見舞いしなきゃならなかったのさ
This time I got my niggas with me
今回は俺のダチどもを連れてきたぜ
We finna keep it trill in this bitch, know what I'm saying?
この場所でトリルを貫くつもりだ、言ってること分かるか?
※「trill」はTrueとRealを合わせた南部発祥の重要スラング。
If you a trill nigga, if you a trill bitch
お前がトリルな男なら、お前がトリルなビッチなら
Throw that shit up right now
今すぐその手を高く掲げな
[Verse 1: A$AP Rocky]
Shotgun pop, make the military mad
ショットガンをぶっ放し、軍隊を怒らせるぜ
Chop, won props with a military badge
チョッパーを撃ち、軍のバッジでプロップス(称賛)を勝ち取った
Went AWOL cause I serve 8-balls
エイトボールを売り捌くために無断離隊したのさ
※「AWOL」は軍隊での無断離隊。「8-balls」は1/8オンスのコカインのこと。軍隊というメタファーを用いて、ストリートのドラッグディールを描写している。
And I straight eggnog with the military axe
そして俺は軍の斧でエッグノッグを真っ直ぐにやる
Pimping when I'm pinning, bitch, you couldn't tell me that (Ugh)
俺がピン止めしてる時のピンプっぷり、ビッチ、お前にはそんなこと言えないだろ
Way too live, where the cemetery at? (Yeah)
生き生きしすぎてるぜ、墓場はどこにあるんだ?
※「live」には生きていることと、最高に盛り上がっていることのダブルミーニングがある。自分たちの勢いが凄すぎて死(墓場)とは無縁だという誇示。
Way too smart to wear the penitentiary hat
刑務所の帽子を被るには、俺はあまりにも賢すぎるからな
※サグでありながらも、警察に捕まって服役するようなヘマはしないというスマートなハスラースタンス。
So remember, to the end or to infinity it's (Swag)
だから覚えとけ、最後まで、あるいは無限の彼方まで(スワッグ)だ
Skinny nigga, Pretty Flacko, nigga gripping that yopper (Yeah)
スキニーな黒人、プリティ・フラコ、ヤッパーを握りしめる
※「yopper (chopper)」は連射できる自動小銃のこと。
Party like a rocker (Ugh), now my niggas rocking with Flocka
ロックスターみたいにパーティするぜ、今じゃ俺のダチはフロッカとロックしてるからな
※客演のWaka Flocka Flameへの見事なシャウトアウトとネームドロップ。
Guess who just walked in with a Goyard bag
ゴヤールのバッグを持って今入ってきたのは誰だと思う?
Sixteen gold teeth and four gold slabs
16本の金歯に、4つのゴールドのスラブさ
※「slabs」は南部特有の突き出たワイヤーホイール。口元のグリルズと車の足回りを同じゴールドで揃えるフレックス。
One dime piece, you already know she bad
1人の極上のイイ女、あいつがヤバい女だってことはもう知ってるだろ
※「dime piece」は10点満点の完璧な女性のこと。
Givenchy tee and extraordinary
ジバンシィのTシャツ、そして桁外れだ
My wrist said I'm rich (Ugh), my-my whips say I made it (Yeah)
俺の手首が俺は金持ちだと言い、俺の車が俺は成功したと言っている
My tat say A$AP and yo bitch say I'm famous (Yeah)
俺のタトゥーはA$APと刻まれ、お前のビッチは俺を有名人だと言ってるぜ
My whole clique dangerous (Yeah)
俺のクルーは全員が危険だ
We creeping and sweeping them grams up
俺たちは忍び寄り、グラム単位の薬物をかき集める
For niggas and bitches and killers with triggers
引き金に指をかけた黒人たち、ビッチたち、そして殺し屋たちのために
Who bucking and keeping them hands up (Yeah)
暴れ回り、その手を高く掲げている奴らのためにな
[Chorus: A$AP Rocky]
If you a trill nigga, get your mothafuckin' hands up
お前がトリルな男なら、そのクソ手を高く掲げな
If you a trill nigga, get your mothafuckin' hands up
お前がトリルな男なら、そのクソ手を高く掲げな
If you a trill bitch, get your mothafuckin' hands up
お前がトリルなビッチなら、そのクソ手を高く掲げな
If you a trill bitch, get your mothafuckin' hands up
お前がトリルなビッチなら、そのクソ手を高く掲げな
[Verse 2: Waka Flocka Flame]
Waka Flocka, loco loco (Flocka)
ワカ・フロッカ、イカれてるぜ
I don't fuck with po-po, po-po (No)
サツとは絶対に関わらねえよ
FN on my hip, shorty (Bow, bow)
腰にはFN社の銃だ、嬢ちゃん
※「FN」はベルギーの銃器メーカーFabrique Nationaleの銃(FN Five-seveNなど)を指す。
I'm not ridin' solo dolo (Bow, bow, bow, ugh)
俺は一人ぼっちで乗り込んだりはしねえ
R.I.P. to Duncan Romo (Damn)
ダンカン、ロモに安らかに眠れ
※Wakaの盟友であり2011年に殺害されたラッパーSlim Dunkinへの追悼。
Pay for pussy, that's a no-no (Flex)
女に金を払うなんて、絶対にあり得ねえ
Throwin' money, dive in the crowd (Flex)
札束をばら撒き、観客席にダイブするぜ
Shorty I take all that promo (Flex, flex, flex)
嬢ちゃん、そのプロモーションは全部俺がいただくぜ
Call me Pretty Gordo (Swag)
俺をプリティ・ゴルドと呼んでくれ
※「Gordo」はスペイン語で「太った」という意味。Rockyの「Pretty Flacko(細い)」に対して、自分の巨漢な体型を自虐的に交えて名乗ったユーモラスなワードプレイ。
Baller, date a model, drinking red (Bass)
ボーラーとしてモデルとデートし、赤ワインを飲む
Moscato keep me G'd up
モスカートが俺をギャングスタの気分のままにしてくれる
While I'm buying bottle after bottle (Okay)
ボトルを次から次へと買い占めながらな
Thirty chicks, Frankie Lymon (Flex)
30人の女たち、フランキー・ライモンさ
※1950年代のR&Bスター、Frankie Lymonへの言及。彼は複数の女性と結婚し、数多くの女性関係を持っていたことで知られる。
He ain't balling, girl, he's just lying (No)
あいつは金持ちなんかじゃないぜ、ガール、ただ嘘をついてるだけだ
Oh, broke-ass nigga, won't you keep on trying? (Hahaha)
ああ、一文無しのクソ野郎、そのまま頑張り続けたらどうだ?
Killed the parking lot, oh you heard, we shining (Woo, woo)
駐車場を完全に圧倒したぜ、ああ聞いたろ、俺たちは輝いてるんだ
My watch say I made it (Uh), my chains say I'm rich (Flex)
俺の時計が俺は成功したと言い、俺のチェーンが俺は金持ちだと言っている
※Verse 1のRockyのラインを踏襲した表現。
Diamonds in my mouth got me talking cash shit (Squad)
口の中のダイヤモンドのせいで、金の話ばっかりしちまうんだよ
Kush Clark Kent (Squad)
クッシュ・クラーク・ケント
※極上のマリファナ(Kush)を、スーパーマンの世を忍ぶ仮の姿であるClark Kentに例え、吸えばスーパーマンのように飛べる(ハイになる)という比喩。
Four-door Benz, what I spent (Squad, squad)
4ドアのベンツ、それが俺の散財したもんさ
Fuck your main girl off my down-south accent (Waka Flocka)
俺のディープ・サウスの訛りだけで、お前の本命の女をヤっちまうぜ
[Chorus: A$AP Rocky & Waka Flocka Flame]
If you a trill nigga, get your mothafuckin' hands up (Flocka)
お前がトリルな男なら、そのクソ手を高く掲げな
If you a trill nigga, get your mothafuckin' hands up (Waka)
お前がトリルな男なら、そのクソ手を高く掲げな
If you a trill bitch, get your mothafuckin' hands up (Squad)
お前がトリルなビッチなら、そのクソ手を高く掲げな
If you a trill bitch, get your mothafuckin' hands up
お前がトリルなビッチなら、そのクソ手を高く掲げな
[Verse 3: Gucci Mane]
My whip said I made it, my chain say I'm rich (Rich)
俺の車が俺は成功したと言い、俺のチェーンが俺は金持ちだと言っている
I'm talking cash shit, 'cause Gucci Mane the shit (Gucci)
俺は金の話をしてるんだ、だってグッチ・メインは最高だからな
Hit a lot of licks (Licks), sold a lot of bricks (Skrt)
数え切れないほどの強盗をこなし、大量のブリック(コカインの塊)を売ってきた
※「hit a lick」は強盗や違法な手段で手っ取り早く大金を稼ぐこと。
Served a lot of pounds, and I will never quit (Quit)
何ポンドものブツを捌いてきた、そして俺は絶対にやめないぜ
Gucci going loco (Loco), had that cocoa loco (Loco)
グッチはイカれてる、あのココア・ロコを持ってたんだ
※「cocoa loco」はコカインの隠語。
Shorty say I fucked her, I don't really know, though (Know, though)
嬢ちゃんは俺とヤったって言うが、俺は本当に覚えがないんだよな
These ladies want a hug, baby want a photo (Ugh)
この女たちはハグを求めて、ベイビーは写真を撮りたがる
Blue and white diamonds bitch, I'm so Tony Romo (Damn)
ブルーとホワイトのダイヤモンドだビッチ、俺はまるでトニー・ロモさ
※NFLダラス・カウボーイズの元QBトニー・ロモ。チームカラーであるネイビーブルーとシルバー(白)を、自身のブルーとホワイトのダイヤモンドジュエリーに見立てた強烈なフレックス。
Thirty-four bricks, I crammed 'em in the van
34個のブリック、そいつをバンに詰め込んだぜ
Stack a lot of bands and I serve a lot of grams (Skrt)
札束の帯を山ほど積み上げ、大量のグラムを売り捌くんだ
Thirty-six O's, stamped with the dragon
36オンス、ドラゴンの刻印が押されてるぜ
※「O's」はオンス。高品質なコカインのブロックには、密輸組織のロゴ(この場合はドラゴン)が刻印されているリアルな描写。
Brick Squad, Bird Gang, yeah, we got them Falcons (Skrt)
ブリック・スクワッド、バード・ギャング、ああ、俺たちはファルコンズを持ってるぜ
※「Brick Squad」はGucciのレーベル。「Falcons」は地元アトランタのNFLチームと、ドラッグを意味する「Bird(鳥)」のダブルミーニング。
[Chorus: A$AP Rocky & Pharrell Williams]
If you a trill nigga, get your mothafuckin' hands up (Skateboard)
お前がトリルな男なら、そのクソ手を高く掲げな(スケートボード)
※「Skateboard P」はPharrellの有名なニックネーム。
If you a trill nigga, get your mothafuckin' hands up
お前がトリルな男なら、そのクソ手を高く掲げな
If you a trill bitch, get your mothafuckin' hands up (Ya heard me?)
お前がトリルなビッチなら、そのクソ手を高く掲げな(聞こえたか?)
I rock Chanel, nigga, and BAPE fish lures
俺はシャネルを着こなすぜ、それにBAPEのフィッシング・ルアーもな
※Pharrellのハイエンドとストリートを自由に行き来するファッションアイコンとしてのスタンスの誇示。BAPEの釣り用ルアーというニッチなアイテムを持ち出すのが彼らしい。
If you a trill bitch, get your mothafuckin' hands up
お前がトリルなビッチなら、そのクソ手を高く掲げな
[Verse 4: Pharrell Williams]
Your girl hold my dick like a Wii controller
お前の女はWiiのコントローラーみたいに俺のイチモツを握る
Where's your bitch, nigga? We control her
お前のビッチはどこだ? 俺たちが彼女をコントロールしてるぜ
※任天堂「Wii」のコントローラーと、女性を操作する「We control her」の秀逸な掛詞。
The weed, she holding while she be over
彼女がこっちに来てる間、ウィードを握らせてるのさ
And when she saw my mothafuckin' keys, it's over
そして彼女が俺のクソヤバい車の鍵を見たら、もうお前の負けだ
And when I start it up, she like, "Lean me over"
俺がエンジンをかけたら、彼女は「私を押し倒して」って感じさ
Cold heart, warm dick, momma, we be polar
冷たい心に、温かいイチモツ、ママ、俺たちは両極端さ
I wore Louboutins before they knew what they was
奴らがそれが何かも知らない頃から、俺はルブタンを履いてたんだ
※クリスチャン・ルブタンの特徴である「赤い靴底」。Pharrellがいかに時代の最先端を走るファッショニスタであるかを示している。
They like, "Louis Vuitton? Naw, uh-uh, cuz"
奴らは「ルイ・ヴィトンか?」って聞いたが、「いや、違うぜ」って答えたよ
That's when I realized they didn't know what they was
その時気づいたのさ、奴らは俺が何を履いてるのか全く分かってないってな
Them niggas act like I fuckin' stepped in blood
奴らは俺が血を踏んづけて歩いてるみたいに振る舞いやがった
※赤い靴底(ルブタン)を知らない人間たちが、靴の裏が血で真っ赤に染まっていると勘違いしたというエピソード。
'07 to '11, man, I put out duds
2007年から2011年、ああ、俺は不発弾(ダサいもの)ばかり出してた
※Pharrellが自身のソロ活動やN.E.R.D.の作品において、商業的・批評的に不発だったスランプの時期(07年〜11年)を赤裸々に認めた、ヒップホップファンの間で非常に有名な自己言及のライン。
And ate space cakes that was filled with bud
マリファナがたっぷり入ったスペースケーキを食ってたんだ
And now 2012, nigga, look at these Scuds
そして今や2012年だ、見ろよ、このスカッドミサイルを
※スランプを抜け出し、再びヒット(ミサイル)を連発する完全復活の宣言。
Green hair, money on my mind, hip-hop grunge
緑の髪、頭の中は金のことでいっぱい、ヒップホップ・グランジさ
You wear a cross, I wear a Cartier nail
お前らは十字架を着けるが、俺はカルティエの釘を着けるぜ
※Cartierの有名なブレスレット「Juste un Clou(一本の釘)」のこと。他のラッパーたちと同じようなクロスのネックレスはしないという美意識の違い。
You niggas ain't fuckin' with Ph'rell
お前らはファレルの足元にも及ばねえよ
My wrist sizzle hot like it's stuck in the chair
俺の手首は電気椅子に縛り付けられたみたいに熱く焦げてるぜ
※手首に着けた大量のジュエリー(Ice)が眩しすぎて、逆に火傷しそうなほど熱いという表現。
My jewelry's so loud, it's got something to share
俺のジュエリーは自己主張が激しすぎる、何か言いたげだぜ
Like a conspiracy, like it's ACHAP
まるで陰謀のようにな、まるでアラブみたいに
※この「ACHAP」は文字起こしの際の表記揺れであり、前後の文脈と韻から「Arab(アラブ)」またはエイハブ船長へのフリと解釈されることが多い。
Everybody on my dick like Ahab
誰もが俺のイチモツに夢中さ、まるでエイハブ船長みたいにな
※「on my dick」は「俺に夢中 / ストーカーのようにつきまとう」という意味のスラング。小説『白鯨(Moby-Dick)』で、狂気的に白い鯨(Moby-Dick)を追い続けるエイハブ船長(Ahab)と見事に掛けた、Pharrellの知性が光る極上のパンチライン。
Wait, did I say that? First, pause, then play back
待てよ、俺そんなこと言ったか? まず一時停止して、それから巻き戻して聞いてみな
Recognize nigga, A$AP
格の違いを認識しろ、A$AP
[Chorus: A$AP Rocky]
If you a trill nigga, get your mothafuckin' hands up
お前がトリルな男なら、そのクソ手を高く掲げな
If you a trill nigga, get your mothafuckin' hands up
お前がトリルな男なら、そのクソ手を高く掲げな
If you a trill bitch, get your mothafuckin' hands up
お前がトリルなビッチなら、そのクソ手を高く掲げな
If you a trill bitch, get your mothafuckin' hands up
お前がトリルなビッチなら、そのクソ手を高く掲げな
