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Knife Talk - Drake (feat. 21 Savage & Project Pat) 【和訳・解説】

Artist: Drake (feat. 21 Savage & Project Pat)

Album: Certified Lover Boy

Song Title: Knife Talk

概要

「Knife Talk」は、2021年のアルバム『Certified Lover Boy』に収録された、ダークで殺伐としたトラップ・バンガーだ。元々は21 SavageとMetro Boominのコラボアルバム『Savage Mode II』のために制作されていた楽曲をDrakeが譲り受けたもので、メンフィスの伝説的ラッパーProject Patのラップ(Juicy Jの「Feed the Streets」からの引用)をイントロに配置し、サザン・ヒップホップと生々しいギャングスタ・ラップの空気を漂わせている。Drakeはアルバムのタイトルである「公認の恋人(Lover Boy)」の仮面を脱ぎ捨て、一切の容赦をしない冷酷な「Mob Boss(マフィアのボス)」としてのペルソナを展開。敵の死を冷笑し、莫大な富を息子に継承するという絶対王者の威圧感を放っている。21 Savageの無機質で恐ろしい殺しの描写と、Drakeの洗練されたマウントが見事に融合した、ストリートでのプロップス(支持)を決定づけるクラシックである。

和訳

[Intro: Project Pat & 21 Savage]

I gotta feed the streets, my pistol gon' bleed the streets
ストリートを食わせなきゃならない、俺のピストルがストリートに血を流させる

Ski mask on my face, sometimes you got to cheat
顔にはスキーマスク、時にはズル(強盗)もしなきゃならない

To stay ahead in this bitch-ard (Gang), drank syrup like it's liquor
このクソみたいな場所で生き残るためにな、酒みたいにシロップを飲むんだ
※「bitch-ard」はbitchとbastardを混ぜたスラング。「syrup」はプロメタジン・コデイン(リーン)。

Street life'll have you catchin' up to God quicker (Yeah, gang)
ストリートの生活は、あっという間に神様の元へ送っちまうぜ

Sticker, AK-40 to your liver
ステッカー、AK-40をお前の肝臓にぶち込む
※Project Patの原曲からの引用。

Let the chopper bang on you like a Blood or a Cripper (Gang)
ブラッズやクリップスみたいに、チョッパー(自動小銃)をお前にブチ込んでやる
※アメリカの二大ストリートギャング、BloodsとCrips。

Flipper, so much bread, I'm a gymnast
フリッパー、金が山ほどある、俺はまるで体操選手だ
※「bread」は金。「flipper(体操選手のようにバック転する者)」と「flip(ドラッグや金を転がして稼ぐこと)」をかけたワードプレイ。

Made so much money off of dummies, off of dummies (Yeah, gang)
アホな奴らから、アホな奴らから山ほど金を搾り取ってやった

[Verse 1: 21 Savage]

I'm mister body catcher (Gang), Slaughter Gang soul snatcher
俺はミスター・ボディキャッチャー、スローター・ギャングの魂を奪う者だ
※「body catcher」は死体を増やす者(殺人鬼)。Slaughter Gangは21 Savageのクルー。

Ain't no regular F-150, this a fuckin' Raptor (Yeah, gang)
ただのF-150じゃない、これはクソヤバいラプターだぜ
※フォードのピックアップトラック「F-150」の高性能オフロードモデル「Raptor」と、恐竜のラプター(捕食者)をかけている。

No capper, street nigga, not a rapper
嘘つきじゃない、俺はストリートの人間だ、ラッパーじゃない
※「cap」は嘘。ラッパーというより生粋のギャングであるという自負。

Chopper hit him and he turned into a booty clapper (Gang)
チョッパーが命中して、あいつはケツを振るビッチみたいに痙攣しちまった

Smith & Wesson, I'm 4L Gang reppin'
スミス&ウェッソン、俺は4Lギャングをレペゼンしてる

We done baptizеd more niggas than the damn revеrend (Yeah, gang)
俺たちはそこらの牧師よりも多くの奴らを「洗礼」してきたぜ
※「baptize(洗礼)」を「銃弾の雨を浴びせる(殺害する)」という冷酷な意味にすり替えた表現。

Kappa Alpha, me and my gang, we do all the steppin'
カッパ・アルファみたいに、俺と俺のギャングでステップを踏みまくる
※「Kappa Alpha (Psi)」は黒人の歴史的なフラタニティ(社交クラブ)で、派手なステッキを使ったステップダンスで有名。「step」には「敵を襲撃する(踏み潰す)」というギャング・スラングの意味がある。

Who you checkin'? This FN shoot East to West End (Gang)
誰を試そうってんだ? このFNはイーストからウェストエンドまで撃ち抜くぜ
※FNはベルギーの銃器メーカー、またはその銃。

[Verse 2: Drake]

Yeah

I heard Papi outside
パピが外に出てるって聞いたぜ
※「Papi(Champagne Papi)」はDrake自身の愛称。

And he got the double-R droppy outside
そして外にはダブルRのドロッピーを停めてるってな
※「double-R droppy」はRolls-Royce Drophead(ロールスロイスのオープンカー)。

Checked the weather and it's gettin' real oppy outside
天気を確認したら、外はすっかりオッピー(敵だらけ)な気配になってきてる
※「oppy」は「opps(敵)」からの造語。敵対する連中(Kanye陣営など)が騒がしくなっている状況を「天気が悪化してきた」と表現する余裕。

I'ma drop this shit and have these pussies droppin' like some motherfuckin' flies
俺がこの曲をドロップすれば、この腰抜け共はハエみたいにバタバタと落ちていく(死んでいく)さ

Type of nigga that can't look me in the eyes
俺の目を真っ直ぐ見れないようなタイプの奴ら

I despise
俺は軽蔑するね

When I see you, better put that fuckin' pride to the side
俺に会ったら、そのクソみたいなプライドは横に退けておいた方がいい

Many times, plenty times, I survived
何度も、数え切れないほど、俺は生き延びてきた

Beef is live, spoiler alert, this nigga dies
ビーフは現在進行形だ。ネタバレしてやろうか、この野郎は死ぬぜ
※ハリウッドのマフィア映画のような「Mob Boss」のペルソナ。抗争において、最終的に自分が勝つ(相手を消す)という強烈なパンチライン。

[Verse 3: 21 Savage]

Keep blickies, and you know the weed sticky
ハジキを常備してる、ウィードが最高にネバネバ(極上)だってことも分かってるだろ
※「blicky」は銃。

My finger itchy, the Glock like to leave hickeys
指がムズムズしてる、このグロックはキスマークを残すのが好きみたいでな
※「leave hickeys(キスマークをつける)」は、銃弾で真っ赤な弾痕を残すことの詩的で残酷な表現。

Your shooters iffy, a street punk could never diss me
お前らのシューター(ヒットマン)は頼りない、ストリートのチンピラごときが俺をディスるなんてあり得ないね

I come straight up out the 6, and we don't spare sissies
俺はゾーン6から這い上がってきた、俺たちは女々しい奴らを容赦したりしない
※「the 6」は21 Savageの地元であるアトランタのZone 6。奇しくもDrakeの地元トロントの愛称「The 6ix」と同じ数字。

[Verse 4: Drake]

I fuck with her, and fuck with her, and her
俺はあの女とヤって、あっちの女ともヤって、あの女ともヤる

I hit up err, tell him do the err, for sure
俺は「あいつ」に連絡して、「あれ」を実行しろって伝える、確実にな
※「err」で名前や具体的な行為をぼかしながら、裏でヒットマンに指示を出している暗殺の描写。

Voodoo curse, it got him while I flew to Turks
ブードゥーの呪いさ、俺がタークス・カイコス諸島へ飛んでいる間に奴に降りかかった
※自分がカリブ海でバカンスを楽しんでいる間に、敵対者が勝手に不幸な目に遭った(または裏で手を回して始末した)ことを「ブードゥー教の呪い」と表現する不気味なマウント。

Know the dogs had to hit them where we knew it hurts
俺の犬(仲間)たちが、奴らの急所を確実に突かなきゃならなかったのは分かってるだろ

[Chorus: 21 Savage & Drake]

Gang shit, that's all I'm on (Yeah)
ギャングのシット、俺の頭にあるのはそれだけだ

Gang shit, that's all I'm on
ギャングのシット、俺の頭にあるのはそれだけだ

Nigga, gang shit, that's all I'm on
ギャングのシット、俺の頭にあるのはそれだけだ

Gang shit, that's all I'm on
ギャングのシット、俺の頭にあるのはそれだけだ

Nigga, gang shit, that's all I'm on
ギャングのシット、俺の頭にあるのはそれだけだ

Gang shit, that's all I'm on
ギャングのシット、俺の頭にあるのはそれだけだ

Nigga, gang shit, that's all I'm on
ギャングのシット、俺の頭にあるのはそれだけだ

Gang shit, that's all I'm on
ギャングのシット、俺の頭にあるのはそれだけだ

[Verse 5: 21 Savage & Drake]

Let it bang, bang, let it bang, bang
ぶっ放せ、ぶっ放せ、撃ちまくれ

'Til his brains hang and his mama sang
奴の脳みそが飛び出して、奴の母親が悲鳴を上げる(歌う)まで

And the pastor sang (Woo) and them bullets sang (Yee)
そして牧師が葬儀で歌い、銃弾たちが空を切って歌うまで

And them choppers sang (Yee) and the choir sang
チョッパーが轟音を歌い、聖歌隊が歌うまで
※ギャングの抗争から葬儀に至るまでの悲惨な連鎖を、「sang(歌う)」という一言で韻を踏みながらシニカルに描写している。

[Verse 6: Drake]

I'm on everything
俺はすべてを手に入れている

Jacob charged me four-fifty for a tennis chain
ジェイコブはテニスチェーン1本に45万ドル(約6000万円)を請求してきた
※「Jacob」はヒップホップ界で有名な宝石商Jacob the Jeweler。

US Open, had it on us at the tennis game
USオープン、テニスの試合にそのチェーンを着けて行ったぜ
※「テニス」チェーンを「テニス」の四大大会である全米オープン(US Open)に着けていくという成金のユーモア。

Tell the coach don't take me out, I like to finish games
コーチに伝えてくれ、俺をベンチに下げるなと。俺は試合を終わらせるのが好きなんだ
※ラップゲームにおいても自分が「フィニッシャー(トドメを刺す者)」であるという絶対的エースの自負。

And my pen insane, am I menacin'?
俺のペン(リリックのスキル)は狂ってる、俺は脅威(メナシン)か?

There's like eighty of us now, that's the scary thing
今じゃ俺たちは80人くらいの大所帯だ、そこが恐ろしいところさ
※OVO陣営が巨大なマフィアのファミリーのように拡大していることの誇示。

Shit they doin' on that other side embarrassing
あっち側(敵陣営)のやってることは恥ずかしいレベルだな

We in Paris with it, hundred carats with it
俺たちはそれをパリに持ち込む、100カラットのダイヤと一緒にな

All this shit is for my son, 'cause he's inheritin' it
このすべては俺の息子のためのものだ、あいつがこれを引き継ぐんだからな
※息子アドニスへの莫大な遺産と帝国の継承。王族やマフィアのボスのメンタリティ。

[Interlude: 21 Savage]

If Young Metro don't trust you I'm gon' shoot you
若きメトロがお前を信用しないなら、俺がお前を撃ち殺す
※プロデューサーMetro Boominの世界的に有名なプロデューサータグ。声の主はFuture。

Gang

Metro

[Chorus: 21 Savage]

Gang shit, that's all I'm on
ギャングのシット、俺の頭にあるのはそれだけだ

Gang shit, that's all I'm on
ギャングのシット、俺の頭にあるのはそれだけだ

Nigga, gang shit, that's all I'm on
ギャングのシット、俺の頭にあるのはそれだけだ

Gang shit, that's all I'm on
ギャングのシット、俺の頭にあるのはそれだけだ

Nigga, gang shit, that's all I'm on
ギャングのシット、俺の頭にあるのはそれだけだ

Gang shit, that's all I'm on
ギャングのシット、俺の頭にあるのはそれだけだ

Nigga, gang shit, that's all I'm on
ギャングのシット、俺の頭にあるのはそれだけだ

Gang shit, that's all I'm on, yeah
ギャングのシット、俺の頭にあるのはそれだけだ、ああ