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Not You Too - Drake (feat. Chris Brown) 【和訳・解説】

Artist: Drake (feat. Chris Brown)

Album: Dark Lane Demo Tapes

Song Title: Not You Too

概要

「Not You Too」は、2020年にサプライズリリースされたミックステープ『Dark Lane Demo Tapes』に収録されたメランコリックなR&Bトラックだ。本作の最大のトピックは、かつてRihannaを巡って激しく対立し、2012年にはニューヨークのクラブで流血の乱闘事件にまで発展した犬猿の仲であるChris Brownをフィーチャリングに迎えている点である。歴史的な和解を果たした二人が共に歌うのは、皮肉にも「信じていた女性からの裏切り」という深い人間不信のテーマだ。レコーディングブースにいる時でさえ背後を警戒するパラノイアと、嘘をつかれたことへの女々しいほどの未練(Sad Boy的要素)を歌い上げつつ、彼女を自分の思い通りに作り変えようとする「Mob Boss」的な支配欲も垣間見える。かつての恋敵同士が、共通の傷(愛する者の裏切り)を通して共鳴し合うという、Drakeのキャリアにおいても極めてドラマチックで特異な文脈を持つ一曲である。

和訳

[Chorus: Drake]

First time in a long time
こんなに長い間の中で初めてだ

Hurtin' deeply inside
心の奥深くが激しく痛んでいる

First time in a long time
こんなに長い間の中で初めてだ

Hurtin' deeply
深く傷ついているんだ

[Verse 1: Drake, Drake & Chris Brown, Chris Brown]

Trust
信用

Trust who?
誰を信じろって言うんだ?

Watchin' my back even when I'm in the booth
レコーディングブースの中にいる時でさえ、背後を警戒してるんだぜ
※最も安全で神聖な場所であるはずのスタジオにいる時すら、身内の裏切りを恐れて背後を気にするという、スーパースター特有の重度なパラノイア。

Oh, trust who?
ああ、誰を信じればいいんだ?

Doin' my thing, but I'm down to come clean, not like you
俺は俺のやり方でやってるが、君と違ってすべてを正直に打ち明ける覚悟はある

I wanna make you feel the weight's off your shoulders too
君の肩の荷も下ろしてやりたいと思ってるんだ

I'll take it
俺が引き受けるよ

Just tell me it can't be that crazy
ただ、そんなに狂った話じゃないって言ってくれ

And even if it is that crazy, baby
そして、たとえそれがどんなに狂った話だとしても、ベイビー

I'll take it
俺が受け止めるよ

I'll mold you, I know you're not an angel
俺が君を型に嵌めて作り変えてやる、君が天使じゃないことくらい分かってる
※相手の裏切りや欠点を受け入れる寛容さを装いながら、最終的には自分の思い通りにコントロールしようとする「Toxic」で支配的なマフィアのボスのような一面。

Not you
君まで裏切るなんてな

Oh, just save it
ああ、言い訳はとっておいてくれ

Don't waste your time
君の時間を無駄にしないでくれ

'Cause I'm wavy and I'm sayin' things
だって俺は今酔っ払っていて、口走ってるだけだから
※「wavy」は酒やドラッグでハイになっている状態、気が大きくなっている状態を指すスラング。

That I don't mean, but I do mean
本心じゃないことを言ってるけど、本当は本心なんだ
※強がって相手を突き放そうとするが、実は相手を求めているというSad Boyの典型的な矛盾した感情。

And I don't want you to miss me
君に俺を恋しく思ってほしくなんてない

'Cause there's no way that you're sorry
だって君が反省してるわけがないからな

And you're crying and you're sayin' things
そして君は泣きながら、あれこれと言い訳をしている

That I do believe, but I don't even
俺はそれを信じてるけど、でも俺は

Want you to get in my mind
君に俺の心の中へ入ってきてほしくないんだ

I'm supposed to be in your mind (Oh woah)
俺の方が君の心の中にいるはずなのにな

For the first time in a long time
こんなに長い間の中で初めてだ

(For the first time in a long)
こんなに長い間の中で初めてだ

For the first time in the longest time
本当に長い時間の中で、初めてのことなんだ

[Chorus: Drake, Drake & Chris Brown]

First time in a long time
こんなに長い間の中で初めてだ

Hurtin' deeply inside
心の奥深くが激しく痛んでいる

First time in a long time
こんなに長い間の中で初めてだ

Hurtin' deeply
深く傷ついているんだ

[Bridge: Drake, Chris Brown, Chris Brown & Drake]

Yeah (Now, oh, lately, yeah)

Ayy

Hurtin' deeply inside
心の奥深くが激しく痛んでいる

Trust
信用

Trust
信用

Trust
信用

Trust who?
誰を信じろって言うんだ?

[Verse 2: Drake, Drake & Chris Brown]

Trust me and I can set you free
俺を信じろ、そうすれば君を自由にしてやれる

Left your man, came straight to me
男を捨てて、俺のところへまっすぐやって来たよな

You the real MVP, my love
君こそが真のMVPだ、愛しい人よ
※NBAのスター選手Kevin Durantが2014年のシーズンMVP受賞スピーチで母親に向けて放った名言「You the real MVP」の引用。ここでは自分を選んだ女性を称賛している。

Ride dirty like Pimp C
ピンプ・Cみたいにダーティーに乗りこなす
※伝説的ラップデュオUGKのPimp Cへのシャウトアウト。彼らの名盤『Ridin' Dirty』にかけて、女性のベッドでの奔放なテクニックを表現している。

You a real ten-speed freak, shawty
君はマジで10段変速みたいに激しいフリークだな、なぁ
※自転車の10段ギアチェンジのように、様々なテクニックを駆使して男を翻弄する性的に奔放な女性(freak)の比喩。

You was everything a nigga need
君は俺が必要とするすべてだった

You was everything to me, my love
君は俺のすべてだったんだ、愛しい人よ

Why you keep that little shit from me?
どうしてあんな些細なことを俺に隠し続けていたんだ?

Left me down on bended knee
俺を膝から崩れ落ちさせたよな

When I scooped you in the Maybach
マイバッハに君を乗せて迎えに行った時

The only time a nigga ever made you take a backseat
俺が君を「後回し(後部座席)」にしたのは、あの時が最初で最後だった
※「take a backseat」は「後部座席に乗る」という物理的な意味と、「主導権を譲る、後回しにされる」という慣用句のダブルミーニング。常に彼女を最優先(助手席や中心)に扱ってきたが、超高級車のマイバッハに乗せた時だけは彼女を後部座席に座らせたという、皮肉の効いた言葉遊び。

Why you do that little shit to me, shawty?
なんであんな下らない仕打ちを俺にしたんだよ、なぁ?

When you know that we was meant to be
俺たちが結ばれる運命だったって、君も分かっていたはずなのに

Why'd you keep those things from me, my love? (Love)
どうしてあのことを俺に隠していたんだ、愛しい人よ

I've given you enough time
君には十分すぎるほどの時間を与えてきたのに

[Chorus: Drake & Chris Brown, Drake]

Hurtin' deeply inside
心の奥深くが激しく痛んでいる

Trust
信用

Trust
信用

Hurtin' deeply, deeply
深く、深く傷ついているんだ

[Outro: Drake]

Thought I knew the real, then it flipped
本物(真実)を知ってると思ってたのに、それがひっくり返った

How many times did I ask about this, on God?
神に誓って、俺はこのことについて何度君に尋ねたと思う?

Why you let me find out like this, on God?
神に誓って、なんで俺にこんな形で気付かせたんだ?

Houston, we got a problem, my dawg
ヒューストン、問題発生だぜ、なぁ
※アポロ13号の有名な通信セリフ「Houston, we have a problem」の引用。信じていた相手の裏切りや隠し事が発覚し、取り返しのつかない深刻な事態に陥ったことを自嘲気味に表現している。

All my niggas, love you, got us all involved
俺の仲間たち全員が君を愛していたし、みんなを巻き込んでいたんだ

Ain't no goin' back to how we started off
俺たちが出会った頃の関係に、もう戻ることはできない

No, no, no, no
戻れないんだ、絶対に