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Of Blue - JID & Mereba 【和訳・解説】

Artist: JID & Mereba

Album: God Does Like Ugly

Song Title: Of Blue

概要

J.I.Dの4thアルバム『God Does Like Ugly』のアウトロを飾る「Of Blue」は、Spillage Villageの盟友Merebaをフィーチャーした、3つのパートから成る壮大な叙事詩である。楽曲は、トラウマからの回復を願うMerebaの神秘的なボーカル(Part I)から始まり、孤独と薬物依存に苦しむ作家のメタファーを通じて成功の代償を描き出すJ.I.Dのストーリーテリング(Part II)、そしてストリートの過酷な現実と信仰の狭間で揺れ動きながらも「真の居場所」を見出そうとする自伝的決意(Part III)へとシームレスに展開する。スティーヴン・キングの『ミザリー』や聖書のダビデ王といった多角的な引用を織り交ぜつつ、アルバム全体を貫くテーマである「罪と悔い改めのループ」を総括し、「地獄のような現実の中でも、神の愛と希望を見つけることができる」というアルバムタイトル(God Does Like Ugly)の真のメッセージを啓示する、圧巻のクロージング・トラックだ。

和訳

[Part I]

[Verse: Mereba, Mereba & JID]

We watched it all go to ashes
私たちは、すべてが灰になっていくのを見ていた

I'd prayed for days like a last stretch
最後の一踏ん張りのように、何日も祈り続けたわ

Can't we go back to the magic? (Oh-oh)
あの魔法のような時間に戻ることはできないの?(オー・オー)

The berries turn and they twist
果実は色を変え、ねじれていく
※時間が経ち、かつての美しい関係や純粋な状況が腐敗し、歪んでいく様子を植物(berries)に例えている。

Don't tell me that was the last kiss
あれが最後のキスだったなんて言わないで

Well, if it was, it was classic
でも、もしそうだとしても、あれは最高(クラシック)だったわ

That brings me peace of mind
それが私に心の安らぎをもたらしてくれるの

[Chorus: Mereba, Mereba & JID]

Believe in miracles
奇跡を信じて

There's a reason for
理由があるのよ

How the scene unfolds
この物語(シーン)がこうして展開していくことには

Don't stop wishin'
願い続けることをやめないで

Believe in miracles
奇跡を信じて

Every season goes
すべての季節は過ぎ去っていく

We can start again
私たちはまた、やり直せるはずよ

[Part II]

[Intro: JID]

Uh, look, uh
あぁ、見ろよ、あぁ

[Chorus: JID]

We gotta find the place
俺たちはその「場所」を見つけなきゃならない

Shit, maybe it's near thе stars (Uh)
クソ、たぶんそれは星々の近くにあるんだろうな(あぁ)

Where we can feel safе
俺たちが心から安全だと感じられる場所さ

Maybe only way to make it to the light is through the dark
光にたどり着くための唯一の道は、暗闇を通り抜けることだけなのかもしれない

Uh, but are you following the flames?
あぁ、だがお前はただ炎(破滅)のあとを追っているだけじゃないのか?

Hmm, like a tail chasing a dog
ふむ、まるで自分の尻尾を追いかける犬みたいにな
※「a dog chasing its tail(犬が自分の尻尾を追いかける=無意味な堂々巡り)」という慣用句をあえて逆転させ(tail chasing a dog)、自分の欲望や過去(尻尾)に主導権を握られ、振り回されている人間の愚かさを表現している。

A lot shit been rough
ずっとキツいことばかりだったな

Harder than tough, but it's nothin', just place your faith within God, yeah
タフなんて言葉じゃ片付けられないほどに。だがそんなのは大したことじゃない、ただ神を信じればいいのさ、イェー

[Verse: JID]

Uh, uh
あぁ、あぁ

Heaven was Hell and vice-a versa, a verse of vices
天国が地獄で、その逆も然り、悪徳(バイス)について綴ったこのヴァース(詩)
※成功(天国)を手にしたはずが、実はそれが苦悩と孤独(地獄)であったというパラドックス。「vice-a versa(その逆も然り)」「verse(詩)」「vices(悪徳)」を掛けた凄まじいワードプレイ。

Writin' in cursive, the grind of a author, definin' purpose
筆記体で書き殴る、作家の過酷な労働(グラインド)、目的を定義するんだ

Talkin' to himself, walkin' in circles
独り言を呟きながら、同じ場所をぐるぐると歩き回る

In a secluded cabin somewhere cold, no phone service
携帯の電波も届かない、どこか寒い場所の隔離されたキャビン(山小屋)でな
※スティーヴン・キングの小説『ミザリー』や『シャイニング』のような、外界から隔離された雪山のキャビンで執筆活動(曲作り)に狂っていく作家のメタファー。

So un-sober, smokin' somethin' he purchased from a grower that he knows
全くシラフじゃない、知り合いの栽培人(グロワー)から買ったハッパを吹かしてる

And like sand to the beach, he brought some blow to the snow
そして「ビーチに砂を持っていく」ように、雪山にコカイン(白)を持ち込んだのさ
※「bring sand to the beach(無駄なことをする)」という慣用句。「雪山(snow)」という真っ白な場所に、わざわざ白い「コカイン(blow / snow)」を持ち込んで吸引しているという、薬物依存の異常性を表した天才的なパンチライン。

Kind of right on the nose
まさに「鼻先(的を射ている)」ってやつだな
※「right on the nose」は「ぴったり、その通り」という意味の慣用句だが、前行のコカインを「鼻から吸う(on the nose)」ことと掛けている。

Tryna find the light for years, he feels tired and it shows
何年もの間、光(希望)を見つけようとして、疲弊しきっているのが顔に出ている

Rivalin' his peers, overthinkin', playin' right into the spirits
同業者たちと競い合い、考えすぎ、そのまま悪霊(スピリッツ)たちの思惑通りに動かされてる
※「spirits」は悪霊、または強いアルコール(蒸留酒)のダブルミーニング。酒と被害妄想に飲まれている状態。

Extinguish all the fire, disappeared
すべての炎を消し去り、姿を消した

But he don't see nothin' admired in the mirror
だが鏡を見ても、誇れるような自分はどこにも映っていない

He's silently insecure, sniffin' white lines, pure
静かに不安を抱え、純白のライン(コカイン)を吸い込む

Writin' a line, sniff a white line, pure
ライン(歌詞)を書き、白のライン(コカイン)を吸い込む、純白のやつを
※「line(歌詞の一行)」と「line(細長く並べたコカイン)」のダブルミーニング。曲を書くために薬物を吸うという破滅的なループ。

Writin' a line, sniff a white line, pure
ラインを書き、白のラインを吸い込む、純白のやつを

And it's like a cyclist's fear
まるで自転車乗りの恐怖みたいだな
※自転車はペダルを漕ぎ続けないと倒れてしまう。それと同じように、常に曲を書き、薬物を摂取し続けないと自分の人生が崩壊してしまうという恐怖心。

You read the Bible? Much is given, much required to steer
聖書を読んだか? 多くのものを与えられた者には、それを導くための多くの責任が求められるんだ
※新約聖書(ルカによる福音書12章48節)の「多く与えられた者は、多く求められる」という教えの引用。才能と成功を与えられたJ.I.D自身が負う重圧。

Battlin' life, he lost his before he conquered his fear
人生と戦いながら、恐怖を克服する前に自分の命を失っちまった

What if Heaven was Hell and vice-a versa? A verse of vices
もし天国が地獄で、地獄が天国だったら? 悪徳について綴ったこのヴァース

Very immersive, the verbiage a bit divisive
非常に没入感があるが、言葉遣い(ヴァービッジ)は少し賛否が分かれるかもな

Over-determined, overtime, workin' in silence
過剰なほどの決意で、残業続き、沈黙の中で働き続ける

Searchin' for purpose 'til you feel the perfect alignment
完璧な運命の歯車(アライメント)が噛み合うのを感じるまで、目的を探し続けるんだ

Clowns in a circus, circle around, you been in bondage
サーカスのピエロみたいに堂々巡り、お前はずっと束縛されたままだ

Breakin' in burglars, stealin' swag, she steady climbin'
泥棒たちが押し入り、スワッグ(魅力・金)を盗んでいく、だが彼女は着実に登り続ける

Speakin' encouragement to the family it's by design
家族に励ましの言葉をかける、それも神の計画(デザイン)の一部さ

And she wearin' designer, learn to see life on the other side
彼女はデザイナーズブランドを着て、人生の「向こう側」を見る方法を学んだ

Fuck if Heaven was Hell
天国が地獄だとしたら、クソ食らえだ

Never rebel from the side of God, you been lead to prevail
神の側から決して背いてはいけない、お前は勝利へと導かれているんだから

Followin' idols that's falsified is the deadliest trail
偽りの偶像(金や名声)を追いかけるのは、最も致命的な道さ

She kept her mind and eyes on the prize for the better of self
彼女は自分を高めるために、常に目標(賞)に心を集中させていた

Instead of regrettin' whatever's dealt, what an elegant tale
配られたカード(運命)を後悔する代わりにね、なんて優雅な物語なんだ

Simplest life, husband and wife with the pride on the shelf
最もシンプルな人生、夫と妻、無駄なプライドは棚の上に置いておく

Is somethin' I like and I think it's time to retire my belt
それこそが俺の望むものだ、そろそろチャンピオンベルト(ラップゲームの頂点)を返上して引退する時かもしれないな

Tryna write a happy-ending story while I'm seein' somethin' more than Heaven, Hell, or purgatory, listen
天国や地獄、煉獄(れんごく)以上の何かを見据えながら、ハッピーエンドの物語を書こうとしてるんだ、聞いてくれ

[Chorus: JID]

Uh, we gotta find the place
あぁ、俺たちはその「場所」を見つけなきゃならない

Shit, maybe it's near the stars (Uh)
クソ、たぶんそれは星々の近くにあるんだろうな(あぁ)

Where we can feel safe
俺たちが心から安全だと感じられる場所さ

Maybe only way to make it to the light is through the dark
光にたどり着くための唯一の道は、暗闇を通り抜けることだけなのかもしれない

Uh, but are you following the flames?
あぁ、だがお前はただ炎(破滅)のあとを追っているだけじゃないのか?

Hmm, like a tail chasing a dog
ふむ、まるで自分の尻尾を追いかける犬みたいにな

A lot shit been rough
ずっとキツいことばかりだったな

Harder than tough, but it's nothin', just place your faith within God, yeah, uh
タフなんて言葉じゃ片付けられないほどに。だがそんなのは大したことじゃない、ただ神を信じればいいのさ、イェー、あぁ

[Interlude]

It's a place not made with hands (Alright)
そこは、人間の手で作られた場所ではありません(オーライ)

It's a place that said, that if you believe, it has your name on it
そこは、もしあなたが信じるなら、あなたの名前が刻まれていると言われている場所です

I don't know about you, but I'm looking forward to seeing this place
あなたはどうだか知りませんが、私はその場所を見るのが楽しみでなりません

I'm looking forward to that safe house
その安全な家(セーフハウス)に行くのが待ち遠しいのです

I can't wait to get there, can't you?
早くそこにたどり着きたくてたまりません、あなたもそうでしょう?

I can't wait to be in that place
早くあの場所に居たくてたまらないのです
※黒人教会の牧師による、天国(救済の場所)についての説教のサンプリング。物質的な成功を超えた、真の魂の安息地を求めている。

[Part III]

[Intro: JID]

Uh, look
あぁ、見ろよ

[Verse: JID]

All I wanted was some money since a snotty nose
鼻垂れガキの頃から、俺が欲しかったのは金だけだった

All the niggas that I know with dough left the hood and didn't tell us adiós
金(ドウ)を手にした俺の知る連中はみんな、サヨナラ(アディオス)も言わずにフッドを去っていった

I was takin' notes
俺はそれをメモ書き(教訓)にしてたのさ

Even seen the preacher on the TV tell me send us nineteen ninenty-ninety-nine and he can save our soul
テレビに出てる牧師でさえ「19ドル99セント送金すれば、魂を救ってやる」なんて言ってやがる

Say it ain't so, niggas done sold us down the road
そんなの嘘だと言ってくれ、同胞(黒人)たちが俺たちを裏切って売り飛ばしたんだ

But I know God give the heaviest load to the strongest soldiers
だが俺は知ってる、神は最も強い兵士にこそ、最も重い試練(重荷)を与えるってことをな

And if I know this, I might as well assume the role
それが分かってるなら、俺がその役割(リーダー)を引き受けるべきだろう

And try and lead us to the land of milk and honey, word to Moses
そして俺たちを乳と蜜の流れる地へ導いてやるさ、モーセに誓ってな
※旧約聖書の「出エジプト記」の引用。J.I.Dが同胞たちを過酷なゲットーから約束の地(The land of milk and honey=豊かで安全な場所)へと導く現代の預言者モーセとしての自覚を示している。

I got mixed emotions, cross-faded, hit the dope and mix the potions
感情が入り乱れ、クロスフェード(酒とハッパのちゃんぽん)して、ドラッグをキメて魔法の薬(酒やリーン)を混ぜ合わせる

Daily devotions on my nightstand by the different strands of Violas
ナイトスタンドの上には毎日の祈祷書(ディボーション)と、色んな種類の「ヴィオラ(Viola)」が置いてある
※「Daily devotions」は聖書の祈り。「Viola」は元NBA選手アル・ハリントンが展開する高級大麻ブランド。信仰心とドラッグがベッドの横に混在している矛盾。

Violets, blue blood droppin', it's red as the roses
スミレ(Violet)のように青い血(特権階級)が流れ落ちる、それは薔薇のように赤いんだ

Niggas shootin', not a movie, but you dead in the focus
連中が発砲する、映画じゃねぇが、お前は確実にピント(フォーカス)の中に入れられて死ぬんだ
※「focus」はカメラの焦点(映画のメタファー)と、銃の照準(現実の殺戮)を掛けている。

Step in the light 'cause in the night, it gets dark as the ocean
光の中へ歩み出せ、だって夜になれば、海のように真っ暗になるからな

Beau in LeBlanc, hit the blunt as we parked in the cul-de'
ルブランを着たボー、クルドサック(行き止まり)に車を停めてブラントを吹かす

Sack in his pockets, said that one day, "We takin' this over"
ポケットにハッパの袋(サック)を突っ込んで、あいつはある日言ったんだ「いつか俺たちがこの街を乗っ取るぞ」ってな

Nodded my head, spinned the block and looked over my shoulder
俺は頷き、ブロックを車で一周して、肩越しに振り返った

And you was there for me, but carefully placed, truth was darin' me, starin' death in the face
そしてお前は俺のためにそこにいた、だが慎重に配置されていた。真実が俺に挑みかかり、死を真っ向から見つめていたんだ

Look in the way when I was stuck in the space, stumblin', bend, but nothin' would break
俺が狭い空間(窮地)に閉じ込められてた時、道を見つめてた。よろめき、曲がったが、何も壊れやしなかった

Titanium, tough as they make (Talk shit)
チタンみたいにな、誰よりもタフに作られてるんだ(文句あるか)

In the lion's den, I resembled David, I repent the sin
ライオンの穴(死地)の中で、俺はダビデみたいだった。俺は罪を悔い改める
※旧約聖書の「ダニエル(ライオンの穴に投げ込まれたが神の加護で無傷だった)」と「ダビデ王(ゴリアテを倒したが、後に罪を犯し悔い改めた)」の逸話を統合させたメタファー。

I return to sender every shot, nigga, 'cause many men
俺は撃たれたすべての銃弾を「差出人(センダー)」に送り返してやるよ、だって多くの人間が—
※50 Centのクラシック曲「Many Men (Wish Death)」の有名なフレーズへのブリッジ。

Wish death 'pon Black breath
黒人が息絶える(死ぬ)ことを望んでるからな
※50 Centの「Many men, wish death upon me」を引用しつつ、個人的な抗争だけでなく「アメリカ社会全体が黒人の死(Black breath)を望んでいる」という構造的差別の文脈へと昇華させている。

Dell Curry, I can raise a 30, but it's not Steph
デル・カリーみたいにな、俺も「30」を育てることができるが、ステフ(ステフィン)のことじゃねぇよ
※NBAのレジェンド、デル・カリーは、背番号「30」をつけるスーパースターのステフィン・カリー(Steph)を育てた。しかしJ.I.Dの言う「30」は、ステフィン・カリーのことではなく、「30発装填の拡張マガジン(銃)」を育てる(手に入れて構える)ことを意味する天才的なバスケットボール・ワードプレイ。

You ain't really got the chops, crank it up a notch, cookin' with the top chef
お前らには本物のスキル(チョップス)がねぇよ、一段階レベルを上げろ、トップシェフと一緒に料理(クッキング)してるんだからな
※「chops(音楽的スキル / 肉の切り身)」「cookin'(音楽を作る / 料理する)」を掛けたワードプレイ。J.I.Dが現在のラップシーンで最高峰の存在(トップシェフ)であることを示している。

I gotta watch myself, a beautiful life, a ugly cycle, I gotta stop myself
俺は自分自身に気をつけなきゃならない。美しい人生だが、醜い(Ugly)サイクルだ、自分を止めなきゃな

I'm bleedin', takin' a beatin', we come from the Bible Belt
血を流し、打ちのめされてる。俺たちはバイブル・ベルト(聖書地帯)の出身だ
※アメリカ南部(アトランタ等)の保守的でキリスト教信仰が極めて篤い地域「バイブル・ベルト」の出身でありながら、血みどろの犯罪が絶えない矛盾。

Indeed, I never could leave it, I'm seein' nobody to help
本当に、俺は決してそこから離れられなかった、誰も助けてくれる奴なんていないと分かってる

Strategic that you the reasonin', achieved, they didn't believe in him
お前がその理由だっていうのは戦略的だな。成し遂げたんだ、奴らはアイツを信じてなかったのに

Succeed, I swim in the deep again, I'm sinkin', when can I breathe again?
成功した途端、俺はまた深みにハマって泳いでる、沈みかけてるんだ、いつになったらまた息ができる?

The fatigue is settin' in, I can speak in telekinesis
疲労が蓄積していく、俺はテレキネシス(超能力)で語りかけることができる

Tellin' God what I need, I fall on my knees, then stand on my feet
俺に必要なものを神に伝え、両膝をついて祈り、そして再び両足で立ち上がる

I'm back on the road, the sinner repent and repeat, the sinner repent and repeat
俺は再びストリート(道)に戻る、罪人は悔い改め、そして繰り返す。罪人は悔い改め、そして繰り返す

The sinner repent
罪人は悔い改める
※アルバムのテーマである「罪と悔い改めのループ」への帰結。

I gotta see it through until it's finished, we all got a sentence we up against
終わるまで見届けなきゃならない。俺たちは皆、立ち向かうべき判決(センテンス)を背負ってんだ

Blank period, where the promethazine? I been searchin' for somethin' with substance
空白の期間だ、プロメタジン(リーン)はどこだ? 俺はずっと、もっと実体(サブスタンス)のある何かを探し求めてきた

I'm clearly comin' up with nothing
結局、何も見つからなかったのは明らかだが

But fuck it, I'll go where the love is, I think that's the place
だがクソ食らえだ、俺は愛のある場所へ行くよ、たぶんそこが「その場所」なんだろうな
※Chorusで探し求めていた「Where we can feel safe(安全だと感じられる場所)」の答え。物質的な成功やドラッグの中ではなく、最終的には「愛のある場所」こそが救済であるという気付き。

I might've found it, yeah
もしかしたら、見つけたかもしれないぜ、イェー

[Outro: JID]

This guy came, thinks he a prophet
この男がやって来てな、自分を預言者だと思い込んでるんだ

And he says, picked us out of the whole church
そしてアイツは、教会全体の中から俺たちを選び出して言ったんだ

"That couple right there"
「そこのカップル、お前たちだ」ってな

Called us up to the front of the church
俺たちを教会の前に呼び出した

I was, I was still high, bein' out all night (Yeah)
俺は、一晩中出歩いてて、まだハイな状態だった(イェー)

And he says, "God say you all ain't gon' have to worry 'bout nothin'
そしたらアイツは言ったんだ「神が言っておられる、お前たちはもう何も心配することはない」

What you need to remember is not you that got us this good
「忘れてはならないのは、今こんなに恵まれているのは、決してお前たち自身の力ではないということだ」

It was the Lord, God Almighty"
「それはすべて、全能なる主、神の御加護なのだ」ってな

I'll never forget that
あの言葉は、一生忘れねぇよ
※アウトロは、若き日のJ.I.Dがハイになったまま教会に行った際、預言者(牧師)から受けた強烈な個人的体験の語り。どんなに自分がストリートで汚れ、ハイになって(Uglyな状態)いたとしても、神は決して見捨てず、彼を選び出して愛を与えてくれた。これこそが『God Does Like Ugly(神は醜いものをも愛してくださる)』というアルバムタイトルの究極の答えであり、本作の完璧なエンディングとなっている。