Artist: Drake
Album: Scorpion
Song Title: In My Feelings
概要
2018年の2枚組メガアルバム『Scorpion』のB面(R&B・サイド)に収録された「In My Feelings」は、コメディアンのShiggyによるダンスチャレンジ(#InMyFeelingsChallenge)をきっかけに世界的社会現象を巻き起こし、ビルボードHot 100で10週連続1位を記録したモンスターヒット曲だ。TrapMoneyBennyとBlaqNmilDが手掛けたニューオーリンズ・バウンス特有の跳ねるビートに乗せ、Drakeは過去の恋人たち(KikiやKBなど)に対して「俺を愛してるか?」と執拗に問いかける「Sad Boy」のペルソナを全開にしている。その一方で、密かに彼を狙うヘイターたちへの牽制(Mob Boss的要素)や、フロリダのラップデュオCity Girls、Lil Wayne、そしてニューオーリンズの伝説的女性ラッパーMagnolia Shortyの音源をシームレスに織り交ぜる高度な楽曲構成が光る。現代のネットミーム文化とヒップホップの伝統を見事に融合させた、Drakeのキャリアを代表するマスターピースである。
和訳
[Intro: Drake]
Trap, TrapMoneyBenny
トラップ、トラップマネーベニー
※プロデューサーであるTrapMoneyBennyのシグネチャータグ。
This shit got me in my feelings
このクソみたいな状況のせいで、俺は感傷的(イン・マイ・フィーリングス)になっちまってる
Gotta be real with it, yeah
自分の感情に正直にならなきゃな
[Chorus: Drake]
Kiki, do you love me? Are you riding?
キキ、俺を愛してるか? 俺の隣に乗ってくれるか?
※ファンの間では、Drakeの初恋の相手でありトロントの歌手/TVホストのKeshia Chanté、あるいはオークランド出身のモデルK'yanna Barberのことだと深く考察されている。
Say you'll never ever leave from beside me
俺のそばから絶対に離れないって言ってくれ
'Cause I want ya, and I need ya
だって君が欲しいし、君が必要なんだ
And I'm down for you always
俺はいつだって君のためなら何でもするぜ
KB, do you love me? Are you riding?
KB、俺を愛してるか? 俺の隣に乗ってくれるか?
※前述のK'yanna Barberのイニシャル。
Say you'll never ever leave from beside me
俺のそばから絶対に離れないって言ってくれ
'Cause I want ya, and I need ya
だって君が欲しいし、君が必要なんだ
And I'm down for you always
俺はいつだって君のためなら何でもするぜ
[Verse: Drake]
Look, the new me is really still the real me
なあ、新しくなった俺も、本当の俺のままなんだ
I swear you gotta feel me before they try and kill me
奴らが俺を殺そうとする前に、君には俺の気持ちを分かってもらわなきゃならない
※トップに君臨するが故に常に命を狙われる(暗殺の危機がある)という、Mob Boss特有のパラノイアとSad Boyの切実さが混ざり合ったライン。
They gotta make some choices, they runnin' out of options
奴らも決断を迫られてる、もう選択肢が尽きかけてるからな
'Cause I've been goin' off and they don't know when it's stoppin'
俺がブチかまし続けてて、いつ止まるか奴らには分からないからさ
And when you get to toppin', I see that you've been learnin'
君が上に乗って奉仕してくれる時、君が学んできたのが分かるぜ
※「Toppin'」はオーラルセックス、または騎乗位を意味するスラング。
And when you get to shoppin', you spend it like you earned it
買い物に行く時は、まるで自分で稼いだ金みたいに気前よく使うよな
And when you popped off on your ex, he deserved it
君が元カレにブチ切れた時、あいつは自業自得だったさ
I thought you were the one from the jump, that confirmed it
最初から君が運命の女だと思ってたが、あれで確信したんだ
TrapMoneyBenny, ayy
I buy you Champagne but you love some Henny
俺はシャンパンを買ってやるのに、君はヘネシーが好きなんだよな
From the block like you Jenny
まるでジェニーみたいに、フッドの出身だからさ
※Jennifer Lopezの大ヒット曲「Jenny from the Block」の引用。DrakeとJ.Loは2016年末から2017年にかけて短期間交際していた時期がある。
I know you special, girl, 'cause I know too many
君が特別だって分かるよ、だって俺はあまりにも多くの女を知りすぎてるから
[Chorus: Drake]
'Resha, do you love me? Are you riding?
リーシャ、俺を愛してるか? 俺の隣に乗ってくれるか?
※フロリダの女性ラップデュオ、City GirlsのYung Miamiの本名(Caresha)。
Say you'll never ever leave from beside me
俺のそばから絶対に離れないって言ってくれ
'Cause I want ya, and I need ya
だって君が欲しいし、君が必要なんだ
And I'm down for you always
俺はいつだって君のためなら何でもするぜ
JT, do you love me? Are you riding?
JT、俺を愛してるか? 俺の隣に乗ってくれるか?
※City Girlsのもう一人のメンバー、JTへのシャウトアウト。
Say you'll never ever leave from beside me
俺のそばから絶対に離れないって言ってくれ
'Cause I want ya, and I need ya
だって君が欲しいし、君が必要なんだ
And I'm down for you always
俺はいつだって君のためなら何でもするぜ
[Interlude: JT, Yung Miami, Drake & Magnolia Shorty]
Two bad bitches and we kissin' in the Wraith
イケてるビッチ2人が、レイスの中でキスしてる
※City Girlsの未発表曲からのサンプリング。ロールス・ロイス・レイスのこと。
Kissin'-kissin' in the Wraith, kiss-kissin' in the Wraith
レイスの中でキスしてる、レイスの中でキスしてる
I need that black card and the code to the safe
ブラックカードと金庫の暗証番号が必要よ
Code to the safe, code-code to the safe-safe
金庫の暗証番号が、金庫の暗証番号が
I show him how that neck work
彼に私の首(フェラ)の腕前を見せてあげるわ
Fuck that Netflix and chill, what's your net-net-net worth?
ネットフリックス・アンド・チル(家でのセックス)なんてクソ食らえ、あなたの純資産はいくらなの?
'Cause I want ya, and I need ya
だって君が欲しいし、君が必要なんだ
And I'm down for you always
俺はいつだって君のためなら何でもするぜ
Yeah, yeah, yeah, yeah, he bad
イェー、イェー、イェー、イェー、彼はヤバい男よ
※ニューオーリンズ・バウンスの伝説的アーティスト、Magnolia Shorty(2010年に銃撃され他界)の「Smoking Gun」のサンプリング。
And I'm down for you always
俺はいつだって君のためなら何でもするぜ
Yeah, yeah, yeah, guess who's back
イェー、イェー、イェー、誰が戻ってきたと思う?
And I'm down for you always
俺はいつだって君のためなら何でもするぜ
D-down for you al–
君のためなら何でも–
Black biggy biggy black biggy black blake
ブラック、ビギー、ビギー、ブラック、ビギー、ブラック、ブレイク
D-d-down for you always
いつだって君のためなら何でもするぜ
I got a new boy, and that nigga trade
私には新しい男がいるの、あいつはトレード(ギャングスタ)なのよ
※「Trade」はニューオーリンズなどで使われるスラングで、ストリートのタフな男、ギャングスタを意味する。
[Chorus: Drake]
Kiki, do you love me? Are you riding?
キキ、俺を愛してるか? 俺の隣に乗ってくれるか?
Say you'll never ever leave from beside me
俺のそばから絶対に離れないって言ってくれ
'Cause I want you, and I need you
だって君が欲しいし、君が必要なんだ
And I'm down for you always
俺はいつだって君のためなら何でもするぜ
KB, do you love me? Are you riding?
KB、俺を愛してるか? 俺の隣に乗ってくれるか?
Say you'll never ever leave from beside me
俺のそばから絶対に離れないって言ってくれ
'Cause I want ya, and I–
だって君が欲しいし、俺は–
[Breakdown: Lil Wayne & Magnolia Shorty]
Skate and Smoke and Rap
スケートして、吸って、ラップする
Now let me see you
さあ、俺に見せてくれ
※Drakeを見出した恩師であり、長年の盟友Lil Wayneの2008年の大ヒット曲「Lollipop」からのボーカルサンプリング。
Bring that ass, bring that ass, bring that ass back
そのケツをこっちに持ってこい、そのケツをこっちに持ってこい
※ここから再びMagnolia Shortyのバウンス・サンプリングが展開され、ニューオーリンズのクラブカルチャーへの深いリスペクトが表現される。
B-bring that ass, bring that ass, bring that ass back
そのケツをこっちに持ってこい、そのケツをこっちに持ってこい
Shawty say the nigga that she with can't hit
あの子は、今付き合ってる男が満足させてくれないって言ってる
But shawty, I'ma hit it, hit it like I can't miss
でも俺なら、絶対に外さないように完璧にヤッてやるぜ
Now let me see you
さあ、俺に見せてくれ
Clap that ass, you're the only one I love
そのケツを揺らせ、俺が愛してるのは君だけだ
Clap that ass, clap-clap that ass
そのケツを揺らせ、ケツを揺らせ
Bring that ass back
そのケツをこっちに持ってこい
Clap-clap-clap that ass, you're the only one I love
そのケツを激しく揺らせ、俺が愛してるのは君だけだ
Let's go, let's go, let's go
さあ行くぞ、さあ行くぞ、さあ行くぞ
Bring that ass back
そのケツをこっちに持ってこい
[Outro: Drake]
Trap, TrapMoneyBenny
トラップ、トラップマネーベニー
This shit got me in my feelings
このクソみたいな状況のせいで、俺は感傷的になっちまってる
Gotta be real with it, ayy, yup
自分の感情に正直にならなきゃな、エイ、そうさ
(BlaqNmilD, you a genius, you diggin' me?)
(ブラックンマイルド、お前は天才だ、俺の言ってること分かるか?)
※共同プロデューサーであり、ニューオーリンズ・バウンスのサウンドを支えたBlaqNmilDへのシャウトアウト。
[Skit: Zazie Beetz]
You know what, I don't even care, I need a photo with Drake
あのね、もうどうでもいいの、ドレイクと一緒に写真を撮らなきゃ
Because my Instagram is weak as fuck
だって私のインスタグラム、超ダサいんだもん
I'm just being real, my shit, look—
正直に言ってるだけよ、私のアカウント、見てよ—
※Donald Glover(Childish Gambino)が手掛ける人気ドラマ『Atlanta』の1エピソードで、女優Zazie Beetz演じるヴァンがDrakeのパーティーに潜入した際の台詞をサンプリング。Drakeが自身のステータスやポップカルチャーでの影響力を皮肉交じりに提示する完璧なアウトロ。
