UGMKM

Unraveling Genius: Music, Knowledge, Madness

HYFR (Hell Ya Fucking Right) - Drake (feat. Lil Wayne) 【和訳・解説】

Artist: Drake (feat. Lil Wayne)

Album: Take Care

Song Title: HYFR (Hell Ya Fucking Right)

概要

「HYFR (Hell Ya Fucking Right)」は、2011年にリリースされたDrakeの2ndアルバム『Take Care』に収録された、恩師Lil Wayneとのバンガー・トラックである。プロデューサーのT-Minusが手がけたバウンシーなビートの上で、Drakeは元恋人への未練や成功後の人間関係の変化といった自身の「Sad Boy」的側面を、息継ぎすら感じさせない猛烈な早口フロウでスピットしている。タイトルにもなっているフックは、メディアやインタビューアーから投げかけられる陳腐で執拗な質問に対する、投げやりで皮肉交じりの「あぁ、その通りだよ(Hell Ya Fucking Right)」という回答である。名声の裏側にあるパラノイア(人間不信)や虚無感を漂わせつつも、師匠であるWayneと共にヒップホップゲームの頂点を謳歌する「Mob Boss」としての傲慢さも見事に同居している。また、ユダヤ教の成人式(バル・ミツワー)をモチーフにしたアイコニックなミュージックビデオも、彼のパーソナリティを深く象徴する作品としてファンの間で語り継がれている。

和訳

[Intro: Drake]

Gotta do what I gotta do
やるべきことをやるだけだ

Yeah
あぁ

Uh
あぁ

[Verse 1: Drake]

All my exes live in Texas like I'm George Strait
俺の元カノたちはみんなテキサスに住んでる、まるでジョージ・ストレイトみたいにな
※カントリー歌手George Straitの1987年の大ヒット曲「All My Ex's Live in Texas」のサンプリング・リファレンス。

Or they go to Georgia State where
それか、ジョージア州立大学に通ってる

Tuition is handled by some random nigga that live in Atlanta
その学費は、アトランタに住んでるどこの馬の骨とも知れない男に払ってもらってるんだ

That she only see when she feels obligated
彼女がその男に会うのは、ただ義務感を感じた時だけさ
※学費援助と引き換えに関係を持つ、いわゆる「パパ活」的な関係を持つ元カノのリアルな描写。彼女が真実の愛ではなく打算で動いていることへの皮肉。

Admitted it to me the first time we dated
初めてデートした時、彼女は俺にそれを認めたんだ

But she was no angel and we never waited
だが彼女は天使なんかじゃなかったし、俺たちは(関係を持つのを)待つこともしなかった

I took her for sushi, she wanted to fuck
寿司屋に連れて行ったんだが、彼女はヤリたがってた

So we took it to go, told 'em don't even plate it
だから持ち帰りにしたんだ、「皿に盛らなくていい」って店に伝えてな

And we never talked too much after I blew up
そして、俺がブレイク(大成功)した後は、あまり話さなくなった

Just only "hello" or a "happy belated"
ただ「ハロー」とか「遅れたけど誕生日おめでとう」くらいのものさ

And I think I text her and told her I made it
俺から彼女にメールして、「成功したよ」って伝えた気がする

And that's when she text me and told me she prayed it
そしたら彼女から「そうなるように祈ってたわ」って返ってきた

And that's when I text her and told her I love her
その時、俺は彼女に「愛してる」ってメールしたんだ

Then right after, texted and told her I'm faded
その直後に「酔っ払ってるんだ」って言い訳のメールを入れたけどな
※未練がましく元カノに「愛してる」と送り、すぐに「酔ってただけ」と誤魔化す。Drakeの「Sad Boy」的で女々しい人間性が最もよく表れた名ラインとして、ファンの間で愛されている。

She asked what have I learned since getting richer?
「金持ちになってから、何を学んだの?」って彼女は聞いてきた

I learned workin' with the negatives could make for better pictures
俺は学んだよ。「ネガティブ(否定的な経験)」と向き合うことが、「より良いピクチャー(写真/作品)」を作り出すってことをな
※写真の「ネガフィルム」から「現像(ピクチャー)」するプロセスと、人生の「ネガティブな経験」が「素晴らしい楽曲」を生み出すという秀逸なダブルミーニング。

I learned Hennessy and enemies is one hell of a mixture
「ヘネシー(酒)」と「エネミーズ(敵)」の組み合わせは、とんでもなく厄介な混合物だってことも学んだ
※「Hennessy」と「Enemies」の踏韻。酒に酔うと敵への怒りやパラノイアが増幅するという成功者の苦悩。

Even though it's fucked up, girl, I'm still fuckin' with ya, damn
めちゃくちゃな状況だけど、ガール、俺はまだ君に惹かれてるんだ、クソ

Is it the fall? Time for me to revisit the past
今は秋か?過去を振り返るにはちょうどいい時期だな

There's women to call, there's albums to drop, there's liquor involved
電話すべき女たちがいて、リリースすべきアルバムがあって、そこには酒が絡んでる

There's stories to tell, we been through it all, damn
語るべき物語がある。俺たちはそのすべてを経験してきたんだ、クソ

Interviews are like confessions
インタビューなんて、まるで懺悔室みたいだ

Get the fuck up out my dressing room, confusing me with questions like
俺の楽屋からさっさと出ていけよ、こんな質問ばかりして俺を困惑させやがって

[Pre-Chorus: Lil Wayne]

Do you love this shit?
「この仕事(ラップゲーム)を愛してますか?」

Are you high right now?
「今、ハイ(ドラッグでキマって)になってますか?」

Do you ever get nervous?
「緊張することはありますか?」

Are you single?
「現在フリー(独身)ですか?」

I heard you fuck your girl, is it true?
「あなたの彼女と寝たって噂は本当ですか?」

You gettin' money?
「儲かっていますか?」

You think them niggas you with is with you?
「一緒にいる仲間たちは、本当にあなたの味方だと思いますか?」
※インタビューアーやメディアから浴びせられる、表面的なゴシップやプライバシーに踏み込む陳腐な質問の数々。

[Chorus: Lil Wayne]

And I say hell yeah, hell yeah, hell yeah
だから俺はこう答える。「あぁ、その通りだ、その通りだ、その通りだ」

Fuckin' right, fuckin' right, alright
「マジでその通りだ、その通りだ、分かったか」

And we say hell yeah, hell yeah, hell yeah
そして俺たちはこう答える。「あぁ、その通りだ、その通りだ、その通りだ」

Fuckin' right, fuckin' right, alright
「マジでその通りだ、その通りだ、分かったか」

[Verse 2: Lil Wayne]

Uh, so much for being optimistic
あぁ、楽観的でいるのはもうたくさんだ

They say love is in the air, so I
「愛は空気中にある(恋の予感がする)」なんて言うから、俺は

Hold my breath 'til my face turn purple
顔が紫色になるまで息を止めてやるよ
※「愛」という空気を吸い込まないように息を止めるというシニカルな表現。また「紫色(purple)」はWayneが愛飲するドラッグ「リーン(パープル・ドランク)」の暗示でもある。

Keep a few bad bitches in my circle
俺の身内(サークル)には、数人の極上のビッチ(バッド・ビッチ)を置いておく

My nuts hang like ain't no curfew
俺の金玉は垂れ下がってるぜ、まるで門限なんてないみたいにな

Bitch, if you wave, then I will surf you
ビッチ、もしお前が波(ウェーブ)を起こすなら、俺がお前をサーフィンしてやるよ

I flew jet, she flew commercial
俺はプライベートジェットで飛び、彼女は民間機(エコノミー)で飛んだ

But we still met later that night
でも、その夜遅くに俺たちは落ち合ったんだ

After my session, she came over
俺のレコーディング・セッションが終わった後、彼女がやってきた

I was aggressive and she was sober
俺はアグレッシブ(ガツガツしていた)で、彼女はシラフだった

I gave her a pill, she started confessin'
俺が彼女にピル(薬)を与えると、彼女は本音を語り始めた

And started undressin' and asked me to hold her
そして服を脱ぎ始め、「抱きしめて」って頼んできたんだ

And so I did, but that was last month
だからそうしてやった。でも、あれは先月のことだ

And now she's texting me asking for closure, damn
今じゃ彼女は、「関係にケリをつけたい(クロージャー)」ってメールを送ってくる、クソ

She say this shit gon' catch up to me, I keep tissue paper
彼女は「この浮気はいずれバレる(キャッチ・アップ)」って言うから、俺はティッシュペーパーを用意しておくんだ
※「catch up(追いつく/バレる)」と「ketchup(ケチャップ)」を掛けたワードプレイ。ケチャップが付くからティッシュを用意するという洒落。

We eat each other whenever we at the dinner table
俺たちがディナーテーブルにいる時は、いつもお互いを「食べ合って」るのさ

She say she hate that she love me and she wish I was average
彼女は「あなたを愛してしまう自分が憎い。あなたが普通の男(アベレージ)だったらよかったのに」って言うんだ

Shit, sometimes I wish the same and I wish she wasn't married
クソ、俺だって時々そう思うよ。それに、彼女が「結婚してなければ」ってな
※相手が人妻であったことが最後に明かされる、Wayne特有のドラマチックなストーリーテリング。

Promises, I hope I never break 'em
約束なんて、絶対に破らないでいられたらいいんだがな

Met a female dragon, had a fire conversation
メスのドラゴンと出会って、炎(ファイヤー)のような会話(最高に盛り上がる会話)をしたぜ
※女性をドラゴンに見立て、その会話が「fire(素晴らしい/火)」だったという言葉遊び。

But interviews are like confessions
でもインタビューなんて、まるで懺悔室みたいだ

Get the fuck up out my bedroom, confusing me with questions like
俺のベッドルームからさっさと出ていけよ、こんな質問ばかりして俺を困惑させやがって

[Pre-Chorus: Lil Wayne]

Do you love this shit?
「この仕事を愛してますか?」

Are you high right now?
「今、ハイになってますか?」

Do you ever get nervous?
「緊張することはありますか?」

Are you single?
「現在フリーですか?」

I heard you fuck your girl, is it true?
「あなたの彼女と寝たって噂は本当ですか?」

You gettin' money?
「儲かっていますか?」

You think them niggas you with is with you?
「一緒にいる仲間たちは、本当にあなたの味方だと思いますか?」

[Chorus: Lil Wayne & Drake]

And I say hell yeah, hell yeah, hell yeah
だから俺はこう答える。「あぁ、その通りだ、その通りだ、その通りだ」

Fuckin' right, fuckin' right, alright
「マジでその通りだ、その通りだ、分かったか」

And we say hell yeah, hell yeah, hell yeah
そして俺たちはこう答える。「あぁ、その通りだ、その通りだ、その通りだ」

Fuckin' right, damn right, alright
「マジでその通りだ、当然だ、分かったか」

And we say hell yeah, hell yeah, hell yeah
そして俺たちはこう答える。「あぁ、その通りだ、その通りだ、その通りだ」

Fuckin' right, fuckin' right, alright
「マジでその通りだ、その通りだ、分かったか」

And we say hell yeah, yeah, yeah, hell yeah
そして俺たちはこう答える。「あぁ、その通りだ、あぁ、あぁ、その通りだ」

Fuckin' right, damn right, alright, aw, yeah
「マジでその通りだ、当然だ、分かったか、あぁ」

[Outro: Drake]

Yeah
あぁ

Yeah
あぁ

Aw, yeah, aw, yeah
オー、イェー、オー、イェー

Aw, yeah, aw, yeah
オー、イェー、オー、イェー