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Under Ground Kings - Drake 【和訳・解説】

Artist: Drake

Album: Take Care

Song Title: Under Ground Kings

概要

「Under Ground Kings」は、2011年の歴史的アルバム『Take Care』に収録された、南部ヒップホップへの強烈なオマージュが込められた楽曲である。タイトルの「Under Ground Kings」とは、テキサス州ヒューストンの伝説的ラップデュオ「UGK(Pimp C & Bun B)」のことである。T-Minusと40(Noah "40" Shebib)がプロデュースした、南部特有の重低音とスクリューされた(スローダウンした)サンプリングボーカルを特徴とするトラック上で、Drakeは無名時代(Acuraに乗っていた頃)から、ミックステープ『So Far Gone』で大成功を収めるまでの自身の成り上がりを語る。かつてLil Wayne(ニューオーリンズ出身)に憧れていた若者が、彼と同じレーベルのトップスターとして君臨するまでの道のり。そしてテネシー州メンフィスにルーツを持つ彼が、南部のカルチャーにどれほど影響を受けてきたかを示す、トロント発のMob Boss(若きドン)としての誇りに満ちた一曲である。

和訳

[Intro]

Yeah
あぁ

[Verse 1]

Bridge over troubled water, ice in my muddy water
「明日に架ける橋」、濁った水(マディ・ウォーター)に氷を入れる
※Simon & Garfunkelの名曲「Bridge Over Troubled Water」と、咳止めシロップ(コデイン)をスプライト等で割ったドラッグ「マディ・ウォーター/リーン」を掛けたライン。困難を乗り越えてきたことと、南部特有のドラッグカルチャーへの言及。

Rich off a mixtape, got rich off a mixtape
ミックステープで金持ちになった、ミックステープだけで大金持ちになったんだ
※2009年の歴史的ミックステープ『So Far Gone』の大ヒットにより、正規のアルバムデビュー前にすでに莫大な富と名声を得ていたという規格外のキャリアをフレックスしている。

Probably shouldn't be driving, it just got so much harder
たぶん運転しない方がいいな、急にキツくなってきた

Can't even see it straight, I can't even see it straight, ah
前が真っ直ぐ見えない、視界が歪んでるよ、あぁ
※「リーン(コデイン)」による泥酔と幻覚状態の描写。

Fuck with me, I buy the shots
俺と遊ぼうぜ、酒(ショット)は俺が奢ってやる

Live a little, 'cause niggas die a lot
少しは人生を楽しめよ、だって人はあっけなく死ぬんだからな

And lie a lot, but I'm the truth, that's right, I fuckin' said it
それに嘘ばかりつく。でも俺は真実(本物)だ。その通り、俺がマジで言ってやったんだ
※ストリートには嘘と死が蔓延しているが、自分だけは「リアル」であるというMob Boss的な自信。

The living proof that you ain't gotta die to get to heaven
「天国に行くために死ぬ必要はない」ってことの、生きた証拠さ
※すでに現世で天国のような生活(富と名声)を手に入れているという究極のフレックス。

You, girl, you right there, you look like you like this shit
そこの君、ガール、君はこの曲(俺のノリ)が好きそうだね

How'd I know? How'd I know? That's me on some psychic shit
なんで分かるかって?なんでだろうな?俺はちょっとした超能力者だからさ

I could tell a lie if you askin' me my whereabouts
「今どこにいるの?」って聞かれたら、嘘をつくかもしれない

But I might talk that real if you ask me what I care about
でも「何に気にかけてるの?」って聞かれたら、本当のことを話すかもしれないな

Rap and bitches, rap and bitches, bitches and rappin'
ラップとビッチ、ラップとビッチ、ビッチとラップ

Rappin' and bitches until all of it switches, I swear
ラップとビッチ、俺の興味が他に移るまではな、誓って言うよ

It's been two years since somebody asked me who I was
誰かに「お前は誰だ?」って聞かれてから、もう2年が経つな
※『So Far Gone』でブレイクし、誰もが顔を知るスターになってからの年月。

I'm the greatest, man, I said that before I knew I was
俺は「史上最高」だ。自分がそうだと気づく前からそう言ってたよ
※モハメド・アリの有名な言葉「I am the greatest, I said that even before I knew I was.」の引用。

That's what's important, what really happened before this
それが大事なんだ。ブレイクする前に何が起きていたかがな

When me and my crew was all about this rapper from New Orleans
俺と俺のクルーが、ニューオーリンズ出身のこのラッパーに夢中だった頃のことだ
※Drakeの恩師でありレーベルのボス、Lil Wayneへのシャウトアウト。

Singing, "Walking like a man, finger on the trigger
彼と一緒に歌ってた、「男らしく歩く、指は引き金にかけて

I got money in my pocket, I'm a uptown nigga," ah
ポケットには金が詰まってる、俺はアップタウンのニガだ」ってな、あぁ
※Lil Wayneの元所属グループ、Hot Boysの曲「We On Fire」のWayneのバースの引用。Drakeがいかに南部のヒップホップに影響を受けてきたかを示している。

With fame on my mind, my girl on my nerves
頭の中には名声への野心、そして彼女の存在は俺の神経を逆撫でしてた
※成功への渇望と、恋愛のトラブル(Sad Boy的要素)が混在していた無名時代。

I was pushing myself to get something that I deserve
俺は、自分が手にするべきもの(成功)を手に入れるために、自分を限界まで追い込んでたんだ

[Pre-Chorus]

That was back in the days, Acura days
あれは昔のこと、アキュラ(Acura)に乗ってた頃さ
※Acura(ホンダの高級車ブランド)は、Drakeが無名時代に乗っていた車。彼の成り上がりを象徴する重要なアイコン。

I was a cold dude, I'm gettin' back to my ways
俺は冷酷な男だった、またあの頃のやり方に戻るぜ

[Chorus]

People always ask how I got my nice things
みんなよく聞いてくる、「どうやってそんなイイものを手に入れたんだ?」って

Take my crown to the grave, I'm an underground king
俺の王冠を墓場まで持っていくぜ、俺はアンダーグラウンドの王だからな
※UGK(Under Ground Kingz)へのシャウトアウトと、自身のストリートの頂点としての自負。

I bet we can make tonight the greatest story ever told
今夜を「今まで語られた中で最高の物語」にできると賭けるよ

'Cause I'm down to spend whatever, lately, I've been on a roll
だっていくらでも金を使う気があるからな。最近の俺は絶好調(on a roll)なんだ

And I do it for the city 'cause you know the city love a nigga
俺は街(トロント)のためにやってる、だってこの街が俺を愛してるって知ってるだろ

Do it for the city 'cause you know the city love a nigga
街のためにやってる、だってこの街が俺を愛してるって知ってるだろ

Do it for the city 'cause you know the city love a nigga
街のためにやってる、だってこの街が俺を愛してるって知ってるだろ

Do it for the city (UGK, fuck these other niggas)
街のためにやってる(UGK、他の野郎どもなんてクソ食らえだ)

[Verse 2]

Sometimes I need that romance, sometimes I need that pole dance
ロマンスが必要な時もあるし、ポールダンス(ストリッパー)が必要な時もある

Sometimes I need that stripper that's gon' tell me that she don't dance
「私、普段は踊らないの」なんて嘘をつくストリッパーが必要な時もあるのさ

Tell me lies, make it sound good, make it sound good
嘘をついてくれ、都合よく聞こえるように、気持ちよく聞こえるように

Do me like the women from my town would
俺の地元の女たちがするように、俺を扱ってくれよ

Leather with that woodgrain, Persian rugs on wood floors
ウッドグレイン(木目調)にレザーシート、フローリングにペルシャ絨毯
※ヒューストンのカーカルチャー(ウッドステアリングとレザーシート)と、高級住宅のインテリアを並べたフレックス。

Talking all them good things, that's all I'm really good for
そんな「イイもの」の話ばかりしてる、俺の取り柄なんてそんなもんさ

Memphis, Tennessee know, see, I start to go deep back
テネシー州メンフィスは知ってるぜ、ほら、俺は深く昔を思い出し始めてる

In Ridge Crest with my seat back with Yo Gotti and E-Mack
リッジクレスト(メンフィスの地域)で、シートを倒して、Yo GottiとE-Mackと一緒にいた頃をな
※Drakeの父親(Dennis Graham)はメンフィス出身であり、Drakeも幼少期にメンフィスで夏を過ごしていた。メンフィスのラッパーYo Gottiとの交流など、自身の南部のルーツをレペゼンしている。

And these niggas got them diamonds glowin' in they mouth
そしてこいつら(南部のラッパーたち)は、口の中でダイヤモンド(グリルズ)を光らせてた

And they rockin' furs like it's snowin' in the South
南部に雪が降ってるみたいに、ファーのコートを着こなしてたんだ

And every pretty girl tell me that's the shit that she like
そして、かわいい女の子たちはみんな「そういうのが好きなの」って言うんだ

So why am I in class if this is who I'm tryna be like?
じゃあ、俺がそういう男になりたいのに、なんで学校の授業なんかに出てるんだ?

So I drop out, lessons I was taught are quick to fade
だから俺はドロップアウト(退学)した。教えられた教訓なんてすぐに色褪せていったよ

Soon as I realize that turnin' papers in won't get me paid
「レポート(paper)を提出したところで、金(paper)にはならない」って気づいた瞬間にね
※"paper" が「学校のレポート/論文」と「紙幣(金)」のダブルミーニングになっている。

And if I don't do nothing, I'ma ball
何もしなくても、俺は贅沢に遊んで(ball)暮らすさ

I'm countin' all day like the clock on the wall, yeah, I need that
壁の時計みたいに、一日中(札束を)数え続けるんだ。あぁ、それが必要だ

Making major changes to the life I'm livin'
俺が生きているこの人生に、大きな変化をもたらす

I had no choice, I had to prove I made the right decision
選択肢なんてなかった。「自分の決断(学校を辞めて音楽の道に進んだこと)が正しかった」と証明するしかなかったんだ

[Pre-Chorus]

That was back in the days, Acura days
あれは昔のこと、アキュラ(Acura)に乗ってた頃さ

I was a cold dude, I'm gettin' back to my ways
俺は冷酷な男だった、またあの頃のやり方に戻るぜ

[Chorus]

People always ask how I got my nice things
みんなよく聞いてくる、「どうやってそんなイイものを手に入れたんだ?」って

Take my crown to the grave, I'm an underground king
俺の王冠を墓場まで持っていくぜ、俺はアンダーグラウンドの王だからな

I bet we can make tonight the greatest story ever told
今夜を「今まで語られた中で最高の物語」にできると賭けるよ

'Cause I'm down to spend whatever, lately, I've been on a roll
だっていくらでも金を使う気があるからな。最近の俺は絶好調なんだ

And I do it for the city 'cause you know the city love a nigga
俺は街(トロント)のためにやってる、だってこの街が俺を愛してるって知ってるだろ

Do it for the city 'cause you know the city love a nigga
街のためにやってる、だってこの街が俺を愛してるって知ってるだろ

Do it for the city 'cause you know the city love a nigga
街のためにやってる、だってこの街が俺を愛してるって知ってるだろ

Do it for the city (UGK, fuck these other niggas)
街のためにやってる(UGK、他の野郎どもなんてクソ食らえだ)