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TIL FURTHER NOTICE - Travis Scott (feat. James Blake & 21 Savage) 【和訳・解説】

Artist: Travis Scott (feat. James Blake & 21 Savage)

Album: UTOPIA

Song Title: TIL FURTHER NOTICE

概要

トラヴィス・スコットの4thアルバム『UTOPIA』(2023年)のフィナーレを飾る、極めてメランコリックで内省的なクローシング・トラック。プロデューサーであるMetro Boominのアルバム『Heroes & Villains』に収録される予定だったデモ音源がベースとなっており、曲中に彼のシグネチャータグが残されている。James Blake(ジェイムス・ブレイク)の幽玄で悲哀に満ちたボーカルが別離の痛みを歌い上げ、21 Savage(21サヴェージ)がストリートの冷徹な恋愛観を対比させる。そしてトラヴィスは、アストロワールドの悲劇による長期の活動休止(ハイエイタス)で味わった世界の冷酷さや、自身の有害(X指定)なライフスタイルへの葛藤を独白する。「追って通知があるまで(Til further notice)」というタイトルは、本作をもって一つの巨大な音楽的探求を終え、次なるビジョンが示されるまで沈黙するという帝王の美しくも孤独な幕引きである。

和訳

[Intro: James Blake]

Where will you go now
今、君はどこへ行くんだ?

Now that you're done with me?
私とはもう終わってしまった今

Where will you go now
今、君はどこへ行くんだ?

Now that you're done with me?
私とはもう終わってしまった今

I don't blame you
君を責めるつもりはない

You should be done with me
私とは終わらせるべきなんだ

I don't blame you
君を責めるつもりはないよ

You should be done
もう終わりにすべきなんだ

[Verse 1: James Blake]

Why won't you even talk about it?
なぜそのことについて話そうともしないんだ?

Or even hear about it?
あるいは、聞こうともしないのか?

Or even feel about it? (Metro)
何も感じてすらいないのか?(メトロ)
※ヒップホップ界最高峰のプロデューサー、Metro Boomin(メトロ・ブーミン)のプロデューサータグ。本楽曲が元々彼のプロジェクトのために制作されていた歴史的な名残。

Like the covers come off in the heat
暑さでベッドの毛布が剥がれ落ちるように

We don't have to lie
私たちは嘘をつく必要なんてない

We don't have to lie right here
ここで偽る必要なんてないんだ

And it's alright
それでいいのさ

I should've waited somehow
どうにかして待つべきだった

I shouldn't have pushed so hard
あんなに強く押し進めるべきじゃなかったんだ

I always push too hard
私はいつも、無理に押し進めすぎてしまう

And now it's just a blackout
そして今はただ、真っ暗闇(ブラックアウト)だ

And now it's just a blackout
今はただ、真っ暗闇だ

(Somehow)
(どうにかして)

[Verse 2: 21 Savage]

My mama always told me, "Put yourself first"
ママはいつも俺に言ってた、「自分自身を一番(ファースト)に考えなさい」ってな
※ここから21 Savageのヴァース。James Blakeの感傷的な別れに対し、冷徹で現実的なストリートの恋愛観を展開する。

I don't really fall in love with women, man, 'cause love hurt
俺は女と本気で恋に落ちることはない、なぁ、愛ってやつは傷つくからな

I hit a couple broads, I can't lie, I put my dick first
何人かの女とヤッた、嘘はつけねえ、俺は自分のイチモツ(性欲)を一番に優先したのさ

Now you runnin' 'round playin' payback and that shit hurt
今じゃお前は俺への復讐(ペイバック)をして回ってる、そのシットは確かに痛むぜ

I should've treated you better (21)
お前のことをもっと大事に扱うべきだったな(21)

Used to deal with lames 'til she ran into a stepper (On God)
ステッパー(本物のギャング)に出会うまで、彼女はダサい野郎共(レイムズ)とばかり付き合ってたのさ(神に誓って)

Big dawg Savage, I'm a Zone 6 repper (21)
ビッグ・ドッグ・サヴェージ、俺はゾーン6(アトランタ東部)の代表だ(21)

Niggas throwin' salt, but the Draco came with pepper (Straight up)
野郎共は塩(ソルト)を撒き散らすが、ドレイコには胡椒(ペッパー)が詰まってるぜ(間違いないぜ)
※「Throwing salt(塩を撒く=嫉妬する/陰口を叩く)」に対し、東欧製AKピストルのDraco(ドレイコ)から「Pepper(胡椒=銃弾)」を浴びせるという、調味料の対比を用いた21 Savage特有の秀逸なワードプレイ。

She say we ain't goin' nowhere 'cause all I do is sext her (On God)
彼女は「私たちはどこにも進展しないわ、あなたはエロいメッセージ(セクスト)を送ってくるだけだから」って言いやがる(神に誓って)

Woah, never knew that I had to propose, no (21)
ウォウ、プロポーズしなきゃならないなんて知らなかったぜ、ノー(21)

I was fine with you bein' one of my hoes, for sure (On God)
お前が俺の何人かいる女(ホーズ)の一人でいる分には、全く問題なかったんだがな、マジで(神に誓って)

She said she seen us bein' somebody goals, what are those? (21)
彼女は「私たちが誰かの憧れの的(ゴール)になれる未来が見えた」って言ったが、何言ってんだ?(21)
※SNSで頻繁に使われる「Relationship goals(理想のカップル像)」というトレンドに対する、ストリート育ちの冷笑。

I thought about givin' you the key to my heart, but it's froze
お前に俺の心の鍵を渡そうかとも思ったが、それは凍りついて(フローズ)るんだ
※冷酷な生き方によって感情が麻痺していることと、首元のIce(ダイヤモンド)が凍りついていることのダブルミーニング。

[Chorus: Travis Scott & James Blake, James Blake, Travis Scott]

Where would you go now
今、君はどこへ行くんだ?

Now that you're done with me?
私とはもう終わってしまった今

Where would you go now
今、君はどこへ行くんだ?

Now that you're done with me?
私とはもう終わってしまった今

Where would you go now
今、君はどこへ行くんだ?

Now that you're done with me?
私とはもう終わってしまった今

Where would you go now
今、君はどこへ行くんだ?

Now that you're done with me?
私とはもう終わってしまった今

'Til further notice (Ah-ah)
追って通知があるまで(当分の間は)(アァ)

'Til further notice (Ah-ah)
追って通知があるまで(アァ)

'Til further notice (We'll keep you posted, ah-ah)
追って通知があるまで(また連絡するよ、アァ)

'Til further notice (We'll keep you posted)
追って通知があるまで(また連絡するよ)

[Bridge: Travis Scott]

(Ooh) If energy makes energy
(ウー)もしエネルギーが新たなエネルギーを生み出すなら

X-rated love, X-rated love
X指定(過激)な愛、X指定の愛

If energy makes energy, makes energy
もしエネルギーが新たなエネルギーを生み出すなら

X-rated love, X-rated love (Mm, ha, ha)
X指定な愛、X指定の愛(ンー、ハッ、ハッ)

[Verse 3: Travis Scott]

You know the love was X-rated, it's how we made it
俺たちの愛がX指定(R18)だったって分かってるだろ、そうやって俺たちはやってきた

Drinkin' help balance the patience, watch how you take it
酒が忍耐のバランスをとってくれる、飲み方には気をつけな

Can't keep no bitches, it's too dangerous, I been X-rated
ビッチ共をキープしておくなんて無理だ、危険すぎる、俺はずっとX指定(過激な生き方)だからな

Took everything up for the takin', I couldn't save it
手に入るものは全て奪い取ったが、それを守り抜くことはできなかった
※富や名声の全てを手にしたが、愛する者(元パートナーであるカイリー・ジェンナー等)との関係を維持できなかったという後悔。

See red and blues, I hit the pavement
赤と青(パトカーのランプ)を見て、俺は舗装路(ストリート)を駆け抜ける

Got low, got vacant
身を潜め(ゲット・ロウ)、空っぽ(ヴェイカント)になる

She needed angles, I need angels
彼女は(SNS用の)アングルを求め、俺は天使(エンジェル)を求めてる

I'm fightin' Satan
俺はサタン(悪魔)と戦ってるんだ
※Instagram等で自分が映える角度(Angles)ばかり気にするインフルエンサー的な女性と、深い精神的苦痛やバッシング(悪魔)の中で救い(Angels)を求める自身の対比。トラヴィス特有のアナグラム的なワードプレイ。

Leave me faded, I feel painless
俺を酔ったまま(フェイデッド)にしておいてくれ、痛みが消えるんだ

I go out gracious
俺は優雅(グレイシャス)に去るぜ

I'm tryna feel the shade of greatness by celebratin'
祝福することで、偉大さの面影を感じようとしてる

Bring entertainment, goin' brainless, like goin' dumb on my hiatus
エンターテインメントをもたらし、思考停止(ブレインレス)する、俺の活動休止期間(ハイエイタス)中にバカになったみたいにな
※2021年のアストロワールドの悲劇によって活動を自粛していた期間(hiatus)のトラウマと、エンターテインメント業界の狂騒への冷徹な視点。

She fall more in love every time that I tip
俺がチップを弾むたびに、彼女はさらに恋に落ちる

I fade away every time that I
俺は一口すするたびに

Take a sip, I been goin' off the rip
フェードアウトしていく(意識が飛ぶ)、俺はずっと最初から(オフ・ザ・リップ)全開だった

I been bumpin' more Coldplay, the world cold as shit
コールドプレイをよく聴く(バンピン)ようになった、この世界はクソみたいに冷たい(コールド)からな
※イギリスのロックバンド「Coldplay」と、世界の「冷たさ(Cold)」を掛けたメランコリックなパンチライン。彼自身、Coldplayの大ファンであることを公言している。

I know one thing 'bout the old one, can have more fun with it
昔の女(オールド・ワン)について一つだけ言えるのは、もっと一緒に楽しめたってことさ

Knew exactly how to roll one and how to tote a stick
彼女はハッパの巻き方も、銃(スティック)の持ち歩き方も完璧に分かってた

Even if she at the shows, so she never let 'em hit
彼女がショーの現場にいても、絶対に奴らには手出しさせなかった

Always knew she always on one and I can bare with it
彼女が常にキマッてる(オン・ワン)って分かってたし、俺はそれに耐えられるぜ

Yeah, I can bare with it
あぁ、俺は耐えられるさ

[Chorus: James Blake]

Where will you go now
今、君はどこへ行くんだ?

Now that you're done with me?
私とはもう終わってしまった今

Where will you go now
今、君はどこへ行くんだ?

Now that you're done with me?
私とはもう終わってしまった今

Where will you go now
今、君はどこへ行くんだ?

Now that you're done with me?
私とはもう終わってしまった今

Where will you go now
今、君はどこへ行くんだ?

Now that you're done with me?
私とはもう終わってしまった今

'Til further notice
追って通知があるまで

'Til further notice
追って通知があるまで

'Til further notice (We'll keep you posted)
追って通知があるまで(また連絡するよ)

'Til further notice (We'll keep you posted)
追って通知があるまで(また連絡するよ)