Artist: Travis Scott (feat. Gunna & NAV)
Album: ASTROWORLD
Song Title: YOSEMITE
概要
トラヴィス・スコットの3rdアルバム『ASTROWORLD』(2018年)に収録された、アコースティックギターのループが心地よいメロウなトラップ・チューン。アトランタのYSL RecordsからGunnaを迎え、彼特有の滑らかなフロウをトラヴィス自身も踏襲している。広大な「ヨセミテ国立公園」をタイトルに冠し、プライベートジェットで飛び回る規格外の成功と、ハイエンドなオートクチュールに身を包むラグジュアリーな日常を描く。なお、客演のNAVのボーカル音量がリリース当初あまりにも小さく、「スタジオの外から歌っている」とネット上でミーム化し、後にミックスが修正されたという逸話も持つ、本作における屈指の人気曲である。
和訳
[Chorus: Gunna & Travis Scott]
Ice on my neck, flawless baguettes
首元にはアイス、傷一つないバゲットカットのダイヤだ
※「baguettes」は長方形にカットされたバゲットカット・ダイヤモンドのこと。「flawless」はクラリティ(透明度)の最高評価。極限のラグジュアリーを体現している。
Hop off a jet, barely get rest
プライベートジェットを降りる、休む暇もほとんどねえ
Cash through the month, I get a check (Check)
1ヶ月中キャッシュが流れ込み、小切手(チェック)を受け取る(小切手だ)
Yves Saint Laurent on my pants and my chest (Drip)
イヴ・サンローランをパンツと胸に纏う(ドリップ)
※客演のGunnaが所属するレーベル「YSL Records(Young Stoner Life)」と、フランスの高級メゾン「Yves Saint Laurent」を掛けた、彼を象徴するダブルミーニング。ストリートの文脈にアヴァンギャルドな品格を持ち込んでいる。
Chanel, her dress, clean up her mess
彼女のドレスはシャネル、彼女の散らかしたものを片付ける
I eat her flesh, you know the rest
彼女の肉を喰らう、あとは分かるだろ
※性行為(オーラルセックス)のメタファー。「flesh(肉体)」という生々しいワードチョイスが、退廃的なムードを強調している。
Count up a hun', cop a Rolex (Checks)
100(万ドル)を数え上げ、ロレックスを買う(小切手だ)
※「a hun'」は通常100ドルを指すが、彼らのスケールでは100万ドル(a hundred bands/million)クラスの現金を動かしていることを意味する。
Shine like the sun, you truly blessed (Shine)
太陽のように輝く、お前は本当に恵まれてるな(輝きだ)
Two-tone Patek (Mmm-mmm-mmm)
ツートンのパテック(ンー・ンー・ンー)
※世界三大高級時計メーカーの一つ、パテック・フィリップ(Patek Philippe)。ツートンカラーの希少モデルを誇示している。
In The Clearport like I Uber these jets (Jets)
クリアポートの中さ、まるでこのジェット機をUberみたいに使いこなしてる(ジェット機だ)
※「The Clearport」は富裕層向けのプライベートジェット専用ターミナル。一般人が配車アプリのUberを呼ぶような手軽さで、数千万単位のフライトを利用している圧倒的なステータス。
VVSs on me, got my Gucci shirt wet
VVSのダイヤを身に着け、グッチのシャツを濡らす
※「VVS」はダイヤモンドの透明度を示す高ランク。水のように澄み切った(濡れたように輝く)ダイヤが、文字通り服を濡らすという定番の表現。
Put an M in my bag (Mmm), gon' get used to these racks (Used)
バッグにM(100万ドル)を詰め込む(ンー)、この大金(ラックス)にもそのうち慣れるだろうな(慣れるぜ)
※「M」はMillion(100万)。「racks」は札束(1ラック=1000ドル)。
I went to school where they teach you finesse (Mmm)
俺は「フィネス」のやり方を教える学校に通ってたのさ(ンー)
※「finesse」は巧みに立ち回る、または相手を出し抜いて金や目的を達成するストリートの技術。学校の勉強ではなく、ストリートのサバイバル術で成功を勝ち取ったという自負。
Five hundred shoes for the drip, I invest ('Vest, mmm)
ドリップ(服装)のために500足の靴に投資する(投資だ、ンー)
I'm the bossman, I keep cash in the desk (Mmm-mmm-mmm)
俺がボスだ、デスクの中にキャッシュを保管してる(ンー・ンー・ンー)
Know the coupe fast (Yeah), when it end with an "S"
クーペが速いのは分かってるだろ(イェー)、名前に「S」がつく時はな
※Porsche 911 Carrera SやMercedes-Benz S-Classなど、高級スポーツカーのハイパフォーマンス・モデルの末尾に「S(Sport)」が付く法則を指している。
[Verse: Travis Scott]
Now that I'm home, back off the road
今、家に戻った、ロード(ツアー)から帰ってきたんだ
We shut it down where it ain't so
俺たちは、そうじゃなかった場所でも完全にシャットダウン(ロック)してやる
With checks in the streets, Jay number 4s
ストリートにはチェック(スウッシュ)、ジョーダン4を履いてな
※「checks」はNikeのスウッシュマーク。「Jay number 4s」はAir Jordan 4。トラヴィス自身がコラボモデル(Cactus Jack Jordan 4)をリリースしたことへの言及。
Saint Laurent feet, put it on toes
足元にはサンローラン、つま先に纏うのさ
※GunnaのYSLアピールに呼応するように、トラヴィスもSaint Laurentのブーツやスニーカーを愛用していることをアピールしている。
Take it with me, double your dose
俺と一緒に来な、服用量(ドーズ)を倍にしてやるよ
Covered with angels that's watchin' my soul
天使たちに守られてる、俺の魂を見守ってくれてるんだ
Jet got a bed, it's bigger windows
ジェット機にはベッドがある、窓もよりデカいんだ
※標準的なプライベートジェットではなく、ベッドルーム完備の超大型機(ボーイングクラス)をチャーターできるほどの成功。
Said, "I'll be there in ten," but I got there in four
「10分で着く」と言ったが、4分で到着したぜ
[Bridge: Travis Scott]
I feel like I'm chosen, I'm covered in gold (Gold, gold, gold)
俺は選ばれし者(チョーズン)だと感じる、全身がゴールドで覆われてるんだ(ゴールド…)
Mmm-hmm-mmm-hmm-mmm-hmm-mmm
ンー・フーム・ンー・フーム…
Mmm-hmm-mmm-hmm-mmm-hmm-mmm
ンー・フーム・ンー・フーム…
I left her wide open, no self control ('Trol, 'trol, 'trol)
彼女を大きく開かせたままにした、自制心なんてない(自制心…)
Mmm-hmm-mmm-hmm-mmm-hmm-mmm
ンー・フーム・ンー・フーム…
Mmm-hmm-mmm-hmm-mmm-hmm-mmm
ンー・フーム・ンー・フーム…
Took nothin' but five minutes, she hopped in and drove (Drove, drove, drove)
たった5分しかかからなかった、彼女は飛び乗って運転(ドライブ)したんだ(ドライブ…)
※彼女が彼の上に乗って性行為(騎乗位)をする様子を、車の運転に例えたダブルミーニング。
Mmm-hmm-mmm-hmm-mmm-hmm-mmm
ンー・フーム・ンー・フーム…
[Chorus: Gunna & Travis Scott]
Ice on my neck, flawless baguettes (Flawless baguettes)
首元にはアイス、傷一つないバゲットカットのダイヤだ(完璧なバゲットだ)
Hop off a jet, barely get rest
プライベートジェットを降りる、休む暇もほとんどねえ
Cash through the month, I get a check (Check)
1ヶ月中キャッシュが流れ込み、小切手を受け取る(小切手だ)
Yves Saint Laurent on my pants and my chest (Drip)
イヴ・サンローランをパンツと胸に纏う(ドリップ)
Chanel, her dress, clean up her mess
彼女のドレスはシャネル、彼女の散らかしたものを片付ける
I eat her flesh, you know the rest
彼女の肉を喰らう、あとは分かるだろ
Count up a hun', cop a Rolex (Checks)
100(万ドル)を数え上げ、ロレックスを買う(小切手だ)
Shine like the sun, you truly blessed (Shine, yeah)
太陽のように輝く、お前は本当に恵まれてるな(輝きだ、イェー)
Two-tone Pateks (Mmm-mmm-mmm)
ツートンのパテック(ンー・ンー・ンー)
In The Clearport like I Uber the jets (Jets)
クリアポートの中さ、まるでこのジェット機をUberみたいに使いこなしてる(ジェット機だ)
VVSs on me, got my Louis shirt wet
VVSのダイヤを身に着け、ルイ・ヴィトンのシャツを濡らす
※前半のコーラスの「Gucci」から「Louis Vuitton」へハイブランドが変化している。
It's an M in my bag (Mmm), gon' get used to these racks (Used)
バッグにはM(100万ドル)が入ってる(ンー)、この大金にもそのうち慣れるだろうな(慣れるぜ)
I went to school where they teach you finesse (Mmm)
俺は「フィネス」のやり方を教える学校に通ってたのさ(ンー)
Five hundred shoes for the drip, I invest ('Vest, mmm)
ドリップ(服装)のために500足の靴に投資する(投資だ、ンー)
I'm the bossman, I keep cash in the desk (Mmm-mmm-mmm)
俺がボスだ、デスクの中にキャッシュを保管してる(ンー・ンー・ンー)
Know the coupe fast (Yeah), when it end with an "S"
クーペが速いのは分かってるだろ(イェー)、名前に「S」がつく時はな
[Outro: NAV]
La Flame on an island, me and Cash, Gunna hopped on a Learjet
ラ・フレイムは島にいる、俺とキャッシュ、ガンナはリアジェットに飛び乗った
※ここからNAVのアウトロ。「La Flame」はトラヴィスの異名。「Cash」はNAVと同じレーベルXOのマネージャーであり盟友のCash(Amir "Cash" Esmailian)。「Learjet」はプライベートジェットの代名詞。
Got Pradas every color and I got CCs you ain't seen yet
あらゆる色のプラダを持ってるし、お前らがまだ見たこともないCC(シャネル)も持ってるぜ
※「CCs」はシャネル(Coco Chanel)のロゴ。ハイエンド・メゾンの未発売・限定アイテムを所有するステータス。
Said I'd kick the cup and now I'm askin', "Where the codeine at?"
カップを蹴る(薬をやめる)と言ったのに、今じゃ「コデインはどこだ?」って聞いてる始末さ
※リーン(コデインシロップ)への重度の中毒。一度は依存から抜け出そうとしたものの、結局は手放せないというヒップホップ・シーンの暗部。
Thirty pointers and up, Eliantte, drippin', my whole team wet
30ポイント(0.3カラット)以上のダイヤさ、エリアンテ、ドリップしてる、俺のチーム全員が濡れてるぜ
※「Thirty pointers」は1つの石が0.3カラット以上の大粒ダイヤモンドで作られたチェーン。「Eliantte」はヒップホップ界で最も有名なセレブリティ・ジュエラー、エリオット・エリアンテ(Elliot Eliantte)。自分だけでなくチーム全員に極上のジュエリーを提供しているというフレックス。
