Artist: Young Thug & Travis Scott (feat. Quavo)
Album: Birds in the Trap Sing McKnight
Song Title: pick up the phone
概要
トラヴィス・スコットとヤング・サグのダブルネームでリリースされ(後に両者のアルバム『Birds in the Trap Sing McKnight』および『JEFFERY』に収録)、ミーゴスのクエイヴォを客演に迎えた2016年のメガヒット・アンセム。フランク・デュークスとヴィニルズらが手掛けた、カリブ海を思わせる軽快なマリンバ風のシンセサイザーが特徴的だが、その陽気なサウンドとは裏腹に、歌詞は不誠実な恋愛、富の誇示、そして重度のドラッグ依存(リーン)というダークなストリートの日常を描いている。元々は気鋭のシンガー・ソングライターStarrah(スタラー)がフックの原型を作った楽曲であり、リリース前にはトラヴィスとサグの間で「誰の曲として出すか」という権利問題が勃発し、トラヴィスがサウンドクラウドに強行リークしたという曰く付きの背景も持つ。なお、クエイヴォのヴァースに登場する「Birds in the trap sing Brian McKnight」というパンチラインが、トラヴィスのアルバムタイトルの直接的な由来となっている。
和訳
[Intro: Young Thug & Starrah]
Yeah
イェー
※イントロから薄く聴こえる女性の声は、この楽曲のコーラスの原型を作ったソングライターStarrahのもの。
Oh, yeah, uh
オー、イェー、アー
Ooh, Thugger, yeah
ウー、サガーだぜ、イェー
Yeah
イェー
Travis Scott
トラヴィス・スコット
Thugger, Thugger, bitch
サガー・サガーだぜ、ビッチ
Yeah
イェー
[Verse 1: Travis Scott]
I pour a four up (Ooh, ooh)
4オンス(のリーン)を注ぐ(ウー、ウー)
※「four」は4オンスのコデイン・シロップ(パープル・ドランク)。通常よりも濃い致死量レベルのドラッグを作っている。
I call your ho up (Yeah)
お前の女(ビッチ)に電話をかける(イェー)
Just to fuck her and show her (Just to fuck)
ヤって、俺の実力を見せつけるためにな(ヤるためだけさ)
I just went got my dough up (I just went got my dough up)
ちょうど金を(ドウ)を稼いできたところさ(金を稼いできたのさ)
Pullin' off and I'm gone (Skrrt-skrrt)
車を発進させて、俺は消える(スキール音)
Then I go and pour four up (Then I go and pour four)
それからまた4オンスを注ぐんだ(それから4オンス注ぐのさ)
Then I roll up that roll-up (Roll up, roll up)
それからハッパを巻き上げる(ロールアップ、ロールアップ)
Then I'm callin' your ho up (Callin' your ho up)
そしてまたお前の女に電話をかけるんだ(お前の女に電話をかける)
[Chorus: Travis Scott]
(Like, "Brrt")
(ブルルルッ)
Pick up the phone, baby (Yeah, ooh, like, "Brrt")
電話に出てくれよ、ベイビー(イェー、ウー、ブルルルッ)
I know you're home, baby (Ooh, it's lit)
家にいるのは分かってるんだぜ、ベイビー(ウー、最高だぜ)
※相手が家にいる(または自分に気がある)と分かっているのに電話に出ない焦燥感。
I'm in the zone, baby (Zoned out, straight up)
俺は完全にゾーンに入ってる(キマってる)んだ、ベイビー(ゾーンに入ってる、間違いないぜ)
I just poured up a four, baby (Pour it up, yeah, yeah)
ちょうど4オンスを注いだところさ、ベイビー(注ぎ込め、イェー、イェー)
[Post-Chorus: Travis Scott & Young Thug, Travis Scott]
Never will I cheat on you (Yah)
絶対に浮気なんてしない(イェー)
Never will I commit treason
絶対に裏切り(反逆罪)は犯さない
※国に対する「treason(反逆罪)」という大袈裟な言葉を使い、自分がいかに一途で忠実であるかをアピールしている。
Blowin' a bag on you (Yah)
君に大金(バッグ)を散財する(イェー)
Do all of that for no reason
理由なんてなくても、その全てをやるのさ
I'ma pull up MR2 (Ooh, yah)
MR2に乗って迎えに行くぜ(ウー、イェー)
※「MR2」はトヨタのミッドシップ・スポーツカー。2人乗りの車で愛人との密会に向かう描写、あるいは「you / reason」などで「U」の音で韻を踏むためのチョイス。
Hittin' the block and I'm bleedin'
ブロック(街角)を流す、俺は血を流してる(ブリーディン)
※「bleeding」は「血のように真っ赤な(内装の)車に乗っている」こと、あるいはブラッズ(Bloods)ギャングを象徴する赤い色を見せつけること。
Throwing that Rollie on you (Yah)
君にロレックス(ロリー)を買い与える(イェー)
I like the way it be freezin', yeah
それが凍りつく(ダイヤで輝く)様子が好きなんだ、イェー
[Chorus: Travis Scott]
(Like, "Brrt")
(ブルルルッ)
Pick up the phone, baby (Ooh, like, "Brrt")
電話に出てくれよ、ベイビー(ウー、ブルルルッ)
I know you're home, baby (Ooh, it's lit)
家にいるのは分かってるんだぜ、ベイビー(ウー、最高だぜ)
I'm in the zone, baby (Zoned out, straight up)
俺は完全にゾーンに入ってるんだ、ベイビー(ゾーンに入ってる、間違いないぜ)
I just poured up a four, baby (Pour it up, yeah, yeah)
ちょうど4オンスを注いだところさ、ベイビー(注ぎ込め、イェー、イェー)
[Verse 2: Young Thug]
Pour up a four of that Actavis (Act')
アクタヴィスの4オンスを注ぐ(アクタ)
※ここからYoung Thugのバース。「Actavis」はかつて製造されていた最高級の医療用コデイン・プロメタジンシロップのブランド名(乱用が社会問題化し製造中止となった)。
Lean like my motherfuckin' granny did (Woo)
俺のばあちゃんみたいに傾く(リーンする)ぜ(ウー)
※杖をついて歩き体が傾いていた祖母の姿勢と、コデインシロップ(Lean)を飲んで体が傾く状態を掛けたブラックジョーク。
Super Bowl ring with big-body Benz (Hey)
スーパーボウルのリングに、デカいボディのベンツだ(ヘイ)
I stacked it up, now I'm just better-livin' (Cash)
金を積み上げて、今じゃ最高の暮らしさ(現金だ)
Got screws in my mouth, I'm just preppin' it (Ha)
口の中にネジが入ってる、準備万端さ(ハッ)
※歯に装着したダイヤモンドのグリルズ、あるいはテキサス特有の「チョップド&スクリュード(Chopped & Screwed)」サウンドを体現していることのメタファー。
I'm fucking this cash, I'm not celibate (Ha)
俺はこの金とヤりまくってる、禁欲主義者(セレベイト)じゃねえよ(ハッ)
I'm packin' it out like a reverend (Woah)
牧師(レヴァレンド)みたいに(教会を)満員にするぜ(ウォウ)
I need all this cash, I got hella kids (Woo)
この金が全部必要なんだ、俺には死ぬほど子供がいるからな(ウー)
※Young Thugには当時、複数の女性との間に6人(現在はより多い)の子供がおり、彼らを養うためのリアルなハッスルの動機を語っている。
I'ma play dumb and get left in the middle (Yeah, yeah)
バカなフリをして、真ん中に置き去りにされるのさ(イェー、イェー)
Back the fuck up, you too little (Woah, woah)
クソ下がってろ、お前は小さすぎる(小物だ)(ウォウ、ウォウ)
Hit 'em with three like I'm Miller (Yeah, yeah)
ミラーみたいにスリー(3ポイント)をぶち込むぜ(イェー、イェー)
※NBAの伝説的クラッチシューター、レジー・ミラー(Reggie Miller)。正確な長距離シュート(または敵への銃撃)のメタファー。
I don't talk to no man in the middle (Uh-uh)
俺は仲介人(マン・イン・ザ・ミドル)とは話さない(アー・アー)
I don't talk to no man, I'm just kiddin' (I swear)
俺は男とは口を利かない、いや冗談さ(誓って)
※男を相手にしない(女好きである)と強がった直後に「いや、ビジネスで男とも話すよ」と前言撤回するサグらしいユーモア。
But I did pay my sister's tuition (Woo)
でも妹の学費はちゃんと払ってやったぜ(ウー)
I feel lucky, I should play the lottery (Yeah)
運がいい気分だ、宝くじでも買うべきだな(イェー)
Walkin' off with it like Sonny Liston (Woah)
ソニー・リストンみたいに(賞金を)持ち去ってやるよ(ウォウ)
※モハメド・アリの宿敵としても知られるヘビー級ボクシングの元世界王者ソニー・リストン。圧倒的な力で勝利と金をかっさらう姿。
Mama told me I'm her brightest star (Yeah)
ママは俺が彼女の一番輝く星だって言ってた(イェー)
Mama told me don't hate on the law (Ow)
ママは警察(法律)を憎むなって言ってた(アゥ)
Because everybody got a job (What?)
だって、誰にでも仕事(役割)があるんだからって(ワット?)
Because everybody wan' be a star (Real shit, real shit)
だって、誰もがスターになりたがってるんだからって(マジな話だ)
Please believe every motherfucker around here wan' be a part (Swear, swear, swear)
信じてくれよ、この辺りのクソ野郎共は全員、一枚噛みたがってるんだ(誓うぜ)
She gon' do anything in her power to be with ya boy
彼女は俺(お前のボーイ)と一緒にいるためなら、どんなことだってするぜ
[Chorus: Travis Scott]
(Like, "Brrt")
(ブルルルッ)
Pick up the phone, baby (Ooh, like, "Brrt")
電話に出てくれよ、ベイビー(ウー、ブルルルッ)
I know you're home, baby (Ooh, it's lit)
家にいるのは分かってるんだぜ、ベイビー(ウー、最高だぜ)
I'm in the zone, baby (Zoned out, straight up)
俺は完全にゾーンに入ってるんだ、ベイビー(ゾーンに入ってる、間違いないぜ)
I just poured up a four, baby (Pour it up, yeah, yeah)
ちょうど4オンスを注いだところさ、ベイビー(注ぎ込め、イェー、イェー)
[Post-Chorus: Young Thug & Quavo]
Never will l cheat on you
絶対に浮気なんてしない
Never will I commit treason
絶対に裏切りは犯さない
Blowin' a bag on you
君に大金を散財する
Do all of that for no reason
理由なんてなくても、その全てをやるのさ
I'ma pull up MR2
MR2に乗って迎えに行くぜ
Hittin' the block and I'm bleedin'
ブロックを流す、俺は血を流してる
Throwin' that Rollie on you (Ayy, ayy)
君にロレックスを買い与える(エイ、エイ)
I like the way you be freezin', yeah (Quavo)
君が凍りつく(ダイヤで輝く)様子が好きなんだ、イェー(クエイヴォ!)
[Verse 3: Quavo]
Pick up the phone
電話に出てくれ
※ここからMigosのQuavoのバース。
Macaulay Culkin, baby, Home Alone (Home Alone)
マコーレー・カルキンさ、ベイビー、ホーム・アローンだ
※名作映画『ホーム・アローン』の主演俳優。家に相手が一人でいる(home alone)状態を映画のタイトルと掛けている。
I thought I was right
俺は自分が正しいと思ってた
Then I had to man up, I was wrong (I was wrong)
でも男らしく(マン・アップ)認めなきゃならなかった、俺が間違ってたって
I hate when we fight (Hey)
ケンカするのは嫌いなんだ(ヘイ)
She in love with the pipe (Pipe)
彼女はパイプ(俺のイチモツ)に恋してる
I draped her up in ice, I pour my four on ice (Hey, ice, woo)
彼女にアイス(ダイヤ)をまとわせ、俺の4オンスを氷(アイス)の上に注ぐ(ヘイ、氷だ、ウー)
Birds in the trap sing Brian McKnight
トラップにいる鳥たちは、ブライアン・マックナイトを歌うのさ
※トラヴィスのアルバムタイトルの元ネタとなった超重要ライン。「Birds」はコカインの塊(キロ)やストリートの女性を指し、トラップハウス(密売所)でブライアン・マックナイト(R&Bシンガー)の甘いメロディのように美しく歌う(=上質なコカインが飛ぶように売れる、あるいは女が悦んで声を上げる)という多重ミーニング。
Percocet and codeine, please don't take my life (My life)
パーコセットとコデイン、お願いだ、俺の命を奪わないでくれ
※強力なオピオイド系鎮痛剤(パーコセット)と咳止めシロップ(コデイン)の同時摂取という致死的なドラッグの組み合わせ。快楽に溺れながらも死への恐怖を抱いているストリートのリアル。
She had a dream with Céline so I bought it twice (Céline)
彼女がセリーヌの夢を見たって言うから、2つ買ってやったぜ(セリーヌ)
Young nigga make it right back tonight
若い黒人は、今夜すぐにその金を取り戻すのさ
Girl, you're so cute and your ass is nice
なぁ、君はすごくキュートで、ケツも最高だ
Drinkin' on four and I'm shootin' dice
4オンスを飲みながら、ダイス(サイコロ賭博)を転がしてる
Wrist polar bear, Klondike (Brr)
手首にはホッキョクグマ、クロンダイクみたいにな(ブルルッ)
※ダイヤモンドで白く輝く時計を、ホッキョクグマやクロンダイク(人気のアイスクリーム・ブランド)の冷たさ(ice)に例えている。
And I'm loving all races (All races)
俺はあらゆる人種を愛してるぜ(全ての人種だ)
Hell nah, I don't discriminize (No)
あぁ、俺は差別(ディスクリミネイズ)なんてしない(ノー)
※Quavoの造語「discriminize」(正しくはdiscriminate)。どんな人種の女性でも抱くという、ラッパー特有のユーモアを交えた"平等主義"の宣言。
Drinkin' on clean, sanitize (Drank)
クリーン(上質なシロップ)を飲んで、除菌(サニタイズ)するんだ(ドランク)
Ostrich seats with the frog eyes (Skrrt)
オーストリッチ(ダチョウ)革のシートに、カエルの目だ(スキール音)
※「カエルの目(frog eyes)」はポルシェなどの丸みを帯びたヘッドライトの比喩。高級なカスタマイズカーのフレックス。
If I ever call your phone, baby (Brrt)
もし俺が君の電話を鳴らすことがあったら、ベイビー(ブルルルッ)
Best believe it's only one time (Brrt)
それは一度きり(のチャンス)だって信じた方がいいぜ(ブルルルッ)
[Chorus: Travis Scott]
(Like, "Brrt")
(ブルルルッ)
Pick up the phone, baby (Ooh, like, "Brrt")
電話に出てくれよ、ベイビー(ウー、ブルルルッ)
I know you're home, baby (Ooh, it's lit)
家にいるのは分かってるんだぜ、ベイビー(ウー、最高だぜ)
I'm in the zone, baby (Zoned out, straight up)
俺は完全にゾーンに入ってるんだ、ベイビー(ゾーンに入ってる、間違いないぜ)
I just poured up a four, baby (Pour it up, yeah, yeah)
ちょうど4オンスを注いだところさ、ベイビー(注ぎ込め、イェー、イェー)
[Post-Chorus: Young Thug]
Never will l cheat on you
絶対に浮気なんてしない
Never will I commit treason
絶対に裏切りは犯さない
Blowin' a bag on you
君に大金を散財する
Do all of that for no reason
理由なんてなくても、その全てをやるのさ
I'ma pull up MR2
MR2に乗って迎えに行くぜ
Hittin' the block and I'm bleedin'
ブロックを流す、俺は血を流してる
Throwin' that Rollie on you
君にロレックスを買い与える
I like the way you be freezin', yeah
君が凍りつく様子が好きなんだ、イェー
[Outro: Travis Scott]
(Like, "Brrt")
(ブルルルッ)
Pick up the phone, baby (Like, "Brrt")
電話に出てくれよ、ベイビー(ブルルルッ)
(Like, "Brrt")
(ブルルルッ)
I'm in the zone, baby
俺はゾーンに入ってるんだ、ベイビー
Pick up the phone, baby (Like, "Brrt")
電話に出てくれよ、ベイビー(ブルルルッ)
(Like, "Brrt")
(ブルルルッ)
I'm in the zone, baby
俺はゾーンに入ってるんだ、ベイビー
