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Talkin’ About It - Lil Wayne 【和訳・解説】

Artist: Lil Wayne

Album: Tha Carter III (Deluxe Revised)

Song Title: Talkin’ About It

概要

本作は、幾多のリーク音源を経て『Tha Carter III』(2008年)のデラックス版やセッション・ミックステープに収録された、ストリートの掟を冷徹に叩きつけるバウンシーなバンガーである。タイトルの「Talkin' About It」は、口先だけで強がるフェイクなラッパーやヘイターたちを指している。少年時代からCash Money Recordsと契約し、文字通りストリートの最前線で「行動(Be about it)」によって己を証明してきたWayneは、彼らの軽薄な態度を鼻で笑う。ディズニーの「スクルージ・マクダック」や「ニンテンドー(光線銃)」といったポップカルチャーのアイコンと、マフィア映画さながらの残酷な処刑描写を平然と交差させる彼特有のリリカルな狂気は、ミックステープ全盛期に研ぎ澄まされたフリースタイル的直感の賜物である。言葉の端々にトップに君臨する者の絶対的な余裕と冷酷さが滲み出る、隠れた名曲だ。

和訳

[Intro]

Yeah, OK
イェー、オーケイ

[Chorus]

Came in the game as a young'n
若造としてこのゲームに入ってきた

Signed with Cash Money
キャッシュ・マネーと契約してな

Pocket full of money
ポケットは金でパンパンだ

Niggas popping shit
野郎どもはクソみたいな戯言をほざく

Always talking 'bout something
いつも何かしら口出ししやがるんだ

See ya ass in public
だが公衆の面前でお前らを見かけると

It's a whole 'nother subject
全く別の話(態度)になりやがる

Man, they just talking 'bout it
なあ、あいつらはただ口先だけで語ってるだけさ

They just talking 'bout it
ただ口先で語ってるだけだ

And I'm on the streets with it
そして俺はストリートでそいつを実践してる

I'm on the streets with it
ストリートで行動で示してるんだ

See, where I come from
いいか、俺の出身地じゃ

You gotta be about it
「有言実行(Be about it)」じゃなきゃならねぇ
※「Talk about it(口先だけ)」と「Be about it(行動で示す)」というストリートの基本原則の対比。ネットや安全な場所で強がるだけのヘイターと、実際にフッドでシノギを削ってきた自身の生き様を比較している。

And if you want it-want it
もしお前らが本気で(ビーフを)望むなら

We come and see about it
俺たちが直接会いに行って(ケリをつけて)やるよ

[Verse 1]

OK, uh
オーケイ、アー

It's Weezy baby, like the last shit
ウィージー・ベイビーだ、前の曲(アルバム)みたいにな

A big car and a bad bitch, uhh
デカい車と、極上のビッチだ

I'm so fly I need my ass kicked
俺はあまりにフライ(最高/調子に乗ってる)すぎて、ケツを蹴られる(痛い目を見る)必要があるくらいだぜ

These niggas balling by accident, uhh
こいつらは偶然(アクシデント)でボーリン(成功)してるだけさ

Keep talking, nigga fuck up your body
喋り続けてみろよ野郎、お前の体をメチャクチャにしてやる

Send ya home
お前を家(天国)に送り返してやるよ

And tell ya mom it was an accident, uhh
そしてお前のママには「事故(アクシデント)だった」って伝えてやる
※前行の「偶然の成功(Accident)」と、殺害を「不慮の事故(Accident)」に見せかけることを掛けた冷酷なワードプレイ。

I'm a G 'til the casket
棺桶(カスケット)に入るまで、俺はG(ギャングスタ)だ

Drop on my glasses, uhh
俺のサングラスの上に土が落とされる(埋葬される)までな

Fast money, I'm the fastest
手っ取り早い金(ファスト・マネー)、俺が一番最速だ

I got that hustler's passion
俺にはハスラーの情熱がある

Ya know?
分かるだろ?

Them boys back at the ass-end
あいつらは一番後ろ(ドンケツ)にいるが

I'm at the bank tryna cash in
俺は銀行で現金(キャッシュ)に換えてるところさ

OK
オーケイ

[Chorus]

Came in the game as a young'n
若造としてこのゲームに入ってきた

Signed with Cash Money
キャッシュ・マネーと契約してな

Pocket full of money
ポケットは金でパンパンだ

Niggas popping shit
野郎どもはクソみたいな戯言をほざく

Always talking 'bout something
いつも何かしら口出ししやがるんだ

See ya ass in public
だが公衆の面前でお前らを見かけると

It's a whole 'nother subject
全く別の話(態度)になりやがる

Man, they just talking 'bout it
なあ、あいつらはただ口先だけで語ってるだけさ

They just talking' bout it
ただ口先で語ってるだけだ

And I'm on the streets with it
そして俺はストリートでそいつを実践してる

I'm on the streets with it
ストリートで行動で示してるんだ

See, where I come from
いいか、俺の出身地じゃ

You gotta be about it
「有言実行(Be about it)」じゃなきゃならねぇ

And if you want it-want it
もしお前らが本気で(ビーフを)望むなら

We come and see about it
俺たちが直接会いに行って(ケリをつけて)やるよ

OK
オーケイ

[Verse 2]

Yeah
イェー

There's been a murder
殺人事件(マーダー)の発生だ

Bitch, I make a killing
ビッチ、俺は荒稼ぎ(メイク・ア・キリング)するぜ
※「Make a killing」は「大儲けする」というイディオムだが、前行の「Murder(殺人)」と掛けて文字通りの「殺しをやる」という意味を含ませている。

Insurance papers in the safe
保険の書類は金庫の中

Money in the ceiling
金は天井裏に隠してある

I got a pillowcase full of pistols
枕カバーにはピストルがパンパンに詰まってるぜ

Come through a nigga house
野郎の家に押し入って

And aim at the pillows
枕(寝ている頭)に向かって狙いを定めるのさ

Yeah, wake up, wake up
ああ、起きろ、起きろ

Fuckin with them boys
俺たちに手を出したからには

You could wake up taped up
目を覚ましたらガムテープで縛り上げられてるかもな

Ya dig?
分かるか?

Now go on, drink that lake up
さあ行け、あの湖の水を全部飲み干しな

Stick him in the trunk
奴を車のトランクにブチ込んで

And let him feel that bass pump
重低音のベースの振動を感じさせてやるよ
※トランクに縛り上げた敵を閉じ込め、そのまま湖に沈めるというマフィア映画のような処刑の描写。水の中で溺れる(Drink that lake up)ことと、トランク内のウーファーの振動(Bass pump)を掛けている。

Ahah, these niggas is nuts
アハ、こいつらはイカれてる(ナッツ)ぜ

Man, that M-14 leave you physically fucked
なあ、あのM-14(ライフル)を食らえば、肉体的にメチャクチャになるからな

Hah, these niggas is ducks
ハッ、こいつらはカモ(ダックス=標的)だ

Well you could call me Scrooge
なら俺のことは「スクルージ」って呼んでくれ

Cause I'm swimming in bucks
だって俺は大量のドル札(バックス)の中で泳いでるからな
※「Ducks(カモ)」からディズニーキャラクターのドナルドダックを連想し、その伯父であり金貨のプールで泳ぐ大富豪「スクルージ・マクダック(Scrooge McDuck)」へと繋ぐ秀逸なパンチライン。「Bucks」はドル札のこと。

Bitch
ビッチ

[Chorus]

Came in the game as a young'n
若造としてこのゲームに入ってきた

Signed with Cash Money
キャッシュ・マネーと契約してな

Pocket full of money
ポケットは金でパンパンだ

Niggas poppin shit
野郎どもはクソみたいな戯言をほざく

Always talking 'bout somethin'
いつも何かしら口出ししやがるんだ

See ya ass in public
だが公衆の面前でお前らを見かけると

It's a whole 'nother subject
全く別の話(態度)になりやがる

Man, they just talking 'bout it
なあ、あいつらはただ口先だけで語ってるだけさ

They just talkin bout it
ただ口先で語ってるだけだ

And I'm on the streets with it
そして俺はストリートでそいつを実践してる

I'm on the streets with it
ストリートで行動で示してるんだ

See, where I come from
いいか、俺の出身地じゃ

You gotta be about it
「有言実行(Be about it)」じゃなきゃならねぇ

And if you want it-want it
もしお前らが本気で(ビーフを)望むなら

We come and see about it
俺たちが直接会いに行って(ケリをつけて)やるよ

OK
オーケイ

[Verse 3]

Yeah, yeah
イェー、イェー

Too hot, too cold
熱すぎる、冷たすぎる

I'm, I'm red hot, blue cold
俺は赤く燃えるように熱く、青く凍えるほど冷徹だ
※ストリートギャングの二大巨頭である「ブラッズ(赤)」と「クリップス(青)」を連想させるカラーの対比。

Yeah, I knock ya melon out ya fruit bowl
ああ、お前のフルーツボウルから、そのメロン(頭)を叩き落としてやるよ
※「Melon」は頭(脳みそ)を指すスラング。「Fruit bowl」は首から上の比喩。頭部を撃ち抜くという残酷な表現をコミカルに言い換えている。

All my guns black, I got true soul
俺の銃は全部ブラックだ、俺には真のソウル(黒人の魂)があるからな

Yeah, and I call my coupe a Black Panther
ああ、俺は自分のクーペを「ブラックパンサー」って呼んでるぜ
※黒塗りの高級車と、黒人解放のための急進的な政治組織「ブラックパンサー党」を掛けている。

Blatt-llatt-llatt
ブララララッ
※銃声のオノマトペ。

That's the gat anthem
それが銃(ガット)のアンセム(賛歌)さ

And if a nigga play with family, for that matter
もし野郎が俺のファミリーに手を出したなら、その問題に関しては

I'mma smoke so many niggas, I'mma catch cancer
野郎どもをあまりにも多く「スモーク(撃ち殺す)」しすぎて、俺がガンになっちまうくらいだぜ
※「Smoke」は「銃で撃ち殺す」と「タバコ(またはマリファナ)を吸う」のダブルミーニング。敵を殺し(吸い)すぎて肺ガンになってしまうという、恐ろしくもユーモラスなストリート・ジョーク。

Yeah, and if I step up out this Benzo
ああ、もし俺がこのベンツ(Benzo)から降りてきたら

You know I'm coming with a gun, like a Nintendo
分かってるだろ、俺は銃(ガン)を持って現れる、ニンテンドーみたいにな
※任天堂のゲーム機「ファミリーコンピュータ(NES)」の周辺機器である光線銃「NES Zapper(ニンテンドー・ザッパー)」、または名作ゲーム『ダックハント』などから連想したワードプレイ。2バース目の「Ducks」とも密かに呼応している。

They soft, them niggas falling when the wind blow
奴らはソフト(軟弱)だ、風が吹いただけで倒れちまう

And I'm rolling up my window
だから俺は(ベンツの)窓を閉めるのさ
※軟弱な連中が風で倒れるのを見ないように(あるいは自分には全く影響がないように)防弾ガラスの窓を閉めて隔離するという、王者の余裕と冷酷さの表現。

Fuck 'em!
奴らなんてクソ食らえだ!

[Chorus]

Came in the game as a young'n
若造としてこのゲームに入ってきた

Signed with Cash Money
キャッシュ・マネーと契約してな

Pocket full of money
ポケットは金でパンパンだ

Niggas poppin' shit
野郎どもはクソみたいな戯言をほざく

Always talking bout somethin
いつも何かしら口出ししやがるんだ

See ya ass in public
だが公衆の面前でお前らを見かけると

It's a whole 'nother subject
全く別の話(態度)になりやがる

Man, they just talking 'bout it
なあ、あいつらはただ口先だけで語ってるだけさ

They just talking 'bout it
ただ口先で語ってるだけだ

And I'm on the streets with it
そして俺はストリートでそいつを実践してる

I'm on the streets with it
ストリートで行動で示してるんだ

See, where I come from
いいか、俺の出身地じゃ

You gotta be about it
「有言実行(Be about it)」じゃなきゃならねぇ

And if you want it-want it
もしお前らが本気で(ビーフを)望むなら

We come and see about it
俺たちが直接会いに行って(ケリをつけて)やるよ

OK
オーケイ