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Unraveling Genius: Music, Knowledge, Madness

Go DJ - Lil Wayne (feat. Mannie Fresh) 【和訳・解説】

Artist: Lil Wayne (feat. Mannie Fresh)

Album: Tha Carter

Song Title: Go DJ

概要

2004年にリリースされた本作は、リル・ウェインが「生きる伝説」へと登り詰める決定打となった歴史的一曲である。プロデューサーのMannie Freshが手掛けた中毒性の高いミニマルなビートは、地元ニューオーリンズの音楽グループ、U.N.L.V.の同名曲からフックをサンプリングしており、地域への敬意と継承を象徴している。当時、グループ「Hot Boys」の解散を経てソロとしての真価を問われていたウェインは、本作で見事全米チャートを席巻。従来のキャッチーなスタイルに、後に彼の代名詞となる「言葉遊び(ワードプレイ)」の片鱗を融合させ、キャッシュ・マネー・レコーズの新たな時代の幕開けを告げた。この曲の成功がなければ、現在のヒップホップにおけるウェインの絶対的地位は存在しなかったと言っても過言ではない。

和訳

[Intro: Mannie Fresh]

Yeah, yeah, yeah, yeah, yeah
イェア、イェア、イェア、イェア、イェア

Grown-ups, in between, children and babies
大人たち、その中間の奴ら、ガキに赤ん坊まで

Right about now is your boy, ya heard?
今この瞬間を支配するのは俺たちの番だ、分かったか?

Back again, DJ Mannie Fresh, Fre-re-re-re-Fresh
戻ってきたぜ、DJマニー・フレッシュだ、フ、フ、フ、フレッシュ

Yeah, Fre-re-re-re-Fresh
イェア、フ、フ、フ、フレッシュ

Fre-re-re-re-Fresh, Fre-re-re-re-Fresh
フレッシュ、フレッシュ

[Chorus: Mannie Fresh]

Go DJ, that's my DJ
行け、DJ、そいつが俺のDJだ
※このフックは、ニューオーリンズのレジェンド、U.N.L.V.が1993年に発表した「Go DJ」のフレーズをそのまま引用している。キャッシュ・マネー・レコーズの初期のアンセムを現代的にリメイクすることで、ニューオーリンズのストリートからの支持を強固なものにした。

Go DJ, that's my DJ
行け、DJ、そいつが俺のDJだ

Go DJ, that's my DJ
行け、DJ、そいつが俺のDJだ

Go DJ, yeah, well Weezy Wee
行け、DJ、イェア、さあウィージー・ウィーの出番だ

[Interlude: Mannie Fresh & Lil Wayne]

Step up to the mic, dude, do what you do, ya heard?
マイクの前に立て、お前の仕事をこなして見せろ、聞いてるか?

Yeah, yeah, yeah, yeah, yeah
イェア、イェア、イェア、イェア、イェア

Ladies and gentlemen
紳士淑女の皆さん

What you have here is brought to you courtesy of the young man Young Carter and the great man Mannie Fresh
これからお送りするのは、若きヤング・カーター(ウェイン)と偉大なるマニー・フレッシュによる提供だ

So what I want y'all out there to do for me is
だから、そこにいるお前ら全員にやってほしいことがある

Say this
こう言うんだ

[Chorus: Lil Wayne]

Say "Go DJ," 'cause that's my DJ
「行けDJ」って言え、そいつが俺のDJだからな

Say "Go DJ," 'cause that's my DJ
「行けDJ」って言え、そいつが俺のDJだからな

Say "Go DJ," 'cause that my DJ
「行けDJ」って言え、そいつが俺のDJだからな

So "Go DJ," 'cause that my, 'cause that my
だから「行けDJ」、そいつは俺の、俺の……

[Verse 1: Lil Wayne]

Murder 101, the hottest nigga under the sun
殺人学101、俺は太陽の下で最もホットな男だ
※「101」は大学の入門講座を意味する番号。つまり「殺しの基礎」を教えてやるという威圧的なメタファーであり、同時に自らのラップのスキルが他を圧倒していることを示している。

I come from under the tummy busting a Tommy
腹の下(ベルトの陰)からトンプソン短機関銃(トミー)をぶちまけてやるぜ
※「Tummy」と「Tommy」の韻を踏んでいる。隠し持っていた銃を抜くという攻撃的な描写。

You come from under ya garments, ya chest and ya arm hit
お前の服の下、胸と腕に弾丸をブチ込んでやる

Pow, one to the head, now you know he dead
パウ、一発頭に。これでヤツが死んだって分かるだろ

Now, you know I play it like a pro in the game
これで分かったろ、俺はこのゲーム(ラップ/ストリート)をプロとしてこなしてるんだ

Naw, better yet, a veteran, a hall of fame
いや、それ以上だ、ベテランであり、殿堂入りレベルさ

I got that medicine, I'm better than all the names
俺は「薬(ドラッグ/特効薬)」を持ってる、名のある奴ら全員より俺の方が上だ
※「Medicine」はストリートで売るドラッグのメタファーでもあり、またシーンの閉塞感を打ち破る癒やし(音楽)としての意味も内包されている。

Ayy, it's Cash Money Records, man, a lawless gang
エイ、これがキャッシュ・マネー・レコーズだ。無法者のギャングさ

Put some water on the track, Fresh, for all this flame
マニー、トラックに水をかけてくれ。俺のラップが燃えすぎて火事になりそうだからな

Wear a helmet when you bang it, man, and guard your brain
この曲を爆音で聴く時はヘルメットを被って脳みそを守れよ

'Cause the flow is spazmatic, what they call insane
俺のフローは痙攣(スパズ)してやがる、奴らが狂気と呼ぶレベルだ
※「Spazmatic」はSpastic(痙攣)の造語。制御不能なほど激しいフローを表現している。

That ain't even my motherfuckin' aim, I gets dough, boy
だがそんなのは俺の最終目的じゃねえ、俺は金(ドウ)を稼いでるんだ、ボーイ

And you already know that pimpin'
俺がピンポ(女を転がして)るのも分かってんだろ

Eighteen, how I'm living? Youngin, show that Bentley
18歳でどう生きてるかって?若造、ベントレーを見せてやれ
※10代で既にベントレーを所有するほどの富を得ていたことを誇示。ウェインの早熟な成功を象徴するライン。

Stunna my Pa, so you know that's in me
スタンナ(バードマン)は俺の親父だ。その血が俺にも流れてる
※ウェインを11歳で見出した恩人であり育ての親、Birdman(別名Stunna)との擬似的な父子関係に言及している。

Gotti my mentor, so don't go there with me, oh
ジョン・ゴッティが俺のメンターだ、だから俺に刃向かおうなんて思うなよ
※伝説的なマフィアのボス、ジョン・ゴッティの名前を挙げ、自らの背後に潜む「掟」やストリートの知恵を強調している。

(Let me hit the blunt first)
(その前にまず、このブラントを吸わせろ)

[Chorus]

Go DJ, 'cause that's my DJ
行け、DJ、そいつが俺のDJだ

Say "Go DJ," 'cause that my DJ
「行けDJ」って言え、そいつが俺のDJだからな

(This is Tha Carter, oh)
(これが『ザ・カーター』だ)

Say "Go DJ," 'cause that my DJ
「行けDJ」って言え、そいつが俺のDJだからな

So "Go DJ," 'cause that my, 'cause that my
だから「行けDJ」、そいつは俺の、俺の……

(These niggas is hilarious)
(こいつら、マジで笑わせてくれるぜ)

Go DJ, 'cause that my DJ
行けDJ、そいつは俺のDJだ

Say "Go DJ," 'cause that my DJ
「行けDJ」って言え、そいつが俺のDJだ

(This is Tha Carter, blap)
(これが『ザ・カーター』だ、ブラップ)

Go DJ, 'cause that my DJ
行けDJ、そいつが俺のDJだ

Say "Go DJ," 'cause that my DJ
「行けDJ」って言え、そいつが俺のDJだ

(Put your binoculars on, try to see me)
(双眼鏡でも持ってこいよ、俺の姿が見えるようにな)
※あまりに高いレベルにいるため、普通には見えないという傲慢なまでの自信の表れ。

'Cause that my, uh, that my
だって俺の、俺の……

Let's go
行くぜ

[Verse 2]

And I move like the coupe through traffic
俺は渋滞を抜けるクーペみたいにスマートに動くぜ

Rush hour, GT Bent', roof is absent
ラッシュアワーにベントレーのコンチネンタルGT、屋根は取っ払って(オープンカー)な

Your bitch present with the music blastin'
お前の女は俺の隣で音楽をガンガン鳴らして座ってるぜ

And she keep askin', "How it shoot if it's plastic?"
そんで女は聞き続けてる。「プラスチック製なのにどうやって弾が出るの?」ってな
※「プラスチック製の銃」は、空港の金属探知機を通り抜けることができるという都市伝説のあるグロックなどのポリマーフレーム拳銃を指している。女がウェインの持つ「本物の武器」に興味津々であるという描写。

I tell her, "You'll see if your boy run up"
俺は言ってやった。「お前の男が突っかかってきたら、その目で確かめられるぜ」

She sat back and cut Tha Carter back up, uh, fo' sho'
彼女はシートに深く座り直して、アルバム『ザ・カーター』をまた再生しやがった。当然だろ

Ayy, Big Mike, they better step they's authority up
エイ、ビッグ・マイク。あいつらもっと権威ってやつを磨いた方がいいぜ
※「Big Mike」は当時ウェインと親交の深かった有名なミックステープDJ。自分の立ち位置が他のラッパーとは比較にならないほど高いことを示唆している。

Before they step to a sergeant's son, I got army guns
軍曹(サージャント)の息子に挑む前に考えろ、俺は軍用銃を持ってるんだぜ
※ウェインの義父テリー・カーターが軍隊にいたという背景、あるいはストリートでのランクを軍隊の階級に例えている。

You niggas never harmin' Young
お前らじゃヤング(ウェイン)を傷つけることすらできねえ

Fly Wizzy, my opponent's done, I'm done talkin' (Shut up)
空飛ぶウィージーの登場だ、敵はもう終わり。無駄口は終わりだ(黙れ)

And I ain't just begun
俺は今始めたばかりじゃねえぞ

I been runnin' my city like Diddy, you chump
パフ・ダディ(ディディ)みたいに、この街をずっと牛耳ってきたんだ、このマヌケ
※NYを象徴するビジネスマン、Diddyのように地元のニューオーリンズを完全にコントロールしているという自負。

I fly by you in a foreign whip
外車(フォーリン・ウィップ)でお前の横をぶっ飛ばしてやる

On the throttle, with a model-bony bitch, pair of phony tits
スロットル全開、隣にはモデルみたいに細い女。偽物の乳(整形)をぶら下げたな

Her hair is long as shit, to her thong and shit
彼女の髪はめちゃくちゃ長くて、ソング(Tバック)まで届きそうだ

Well, here we go, so hold on to this
よし、行くぜ、これにしっかり掴まってな

[Interlude]

Now let's go
さあ行こうぜ

Hold on, let me hit the blunt again
ちょっと待て、もう一回ブラントを吸わせてくれ

So, go, so go
だから、行け、行け

Y'all say it with me this time
今度はみんな一緒に言ってくれ

This is the, this is the, this is the
これは、これは、これは……

This is the, this is the, this is the
これは、これは、これは……

This is Tha Carter, oh
これが『ザ・カーター』だ

[Chorus]

Say "Go DJ," 'cause that my DJ (That my DJ, Mannie Fresh)
「行けDJ」って言え、そいつが俺のDJだ(俺のDJ、マニー・フレッシュ)

Say "Go DJ," 'cause that my DJ (Uh, that my DJ)
「行けDJ」って言え、そいつが俺のDJだ

Say "Go DJ," 'cause that my DJ
「行けDJ」って言え、そいつが俺のDJだ

(These niggas so mad at me right now, Fresh)
(フレッシュ、あいつら今頃俺にめちゃくちゃ怒ってるぜ)

Say go DJ, 'cause that my, 'cause that my, 'cause that my
行けDJ、俺の、俺の、俺の……

(Guess what though, guess what?)
(けどな、何だと思う? 予想してみろよ)

[Verse 3]

Birdman, put them niggas in a trash can
バードマン、あいつらをゴミ箱にブチ込んでやれ

Leave 'em outside of your door, I'm your trashman
お前のドアの前に置いておけ、俺がお前らの「ゴミ収集員(掃除屋)」だ

I'm steady lighting up the hash, and, riding in my Jag
俺は着々とハッシュ(大麻)に火をつけて、ジャガーを転がしてる

You will need a gas mask, man
お前にはガスマスクが必要になるぜ
※車内に充満する煙、あるいは自分の放つ「毒気」を浴びないようにという警告。

You snakes, stop hiding in the grass
蛇(裏切り者)ども、草むらに隠れるのはやめろ

Sooner or later I'll cut it, now the blade's in your ass
遅かれ早かれ俺が草を刈る、その時には刃がお前のケツに突き刺さってるぜ
※「草を刈る(芝を刈る)」ことで隠れていた蛇(敵)をあぶり出すという定番のメタファー。「芝(草)」はストリートの隠語でもある。

You homo niggas getting AIDS in the ass
お前らみたいな奴らは悲惨な末路を辿るんだよ
※当時のストリートにおける過激なホモフォビック(同性愛嫌悪)的表現を用いたディス。敵を弱者や病人と見なす極めて攻撃的なフレーズ。

While the homie here tryna get paid in advance
俺はここで、ギャラを前借(アドバンス)しようとしてる間に、な

I'm staying on my grizzy, I'm a bona fide hustler
俺はずっと「グリジー(仕事モード)」だ、正真正銘のハスラーなんだよ
※「Grizzy」はGrind(一生懸命働く)のスラング変化形。常に金を稼ぐことに集中している状態を指す。

Play me or play with me, then I'm gonna find your mother
俺をハメたり、俺で遊ぼうとするなら、お前の母親を捜し出してやる

Niggas wanna eat, 'cause they ain't ate nothin'
奴らは食いたがってる、何も食べてない(稼いでない)からな

But niggas wanna leave when you say you out of mustard
だが「マスタード(金/力)が切れた」って言えば、奴らはすぐに去っていく
※「Mustard」は金やドラッグ、あるいは熱意のメタファー。調子がいい時だけ寄ってくる偽物の友人を批判している。

So I'm'a walk into the restaurant alone
だから俺は一人でレストラン(成功の場)へ歩いていく

Leaving out, leaving behind just residue and bones
店を出る時には、残りカスと骨(敵の残骸)だけを残してな

In your residence with Rugers to your dome
お前の家までルガー(銃)を持って乗り込んで、頭に突きつけてやる

Like, "Where the fuck you holding the coke?"
「コカインはどこに隠してやがる?」ってな

Holding your throat, choke
お前の喉を掴んで、窒息させてやるよ

[Interlude]

So, go
だから、行け

So, go
だから、行け

This, this, this, this, this, this, this, this, this, this, this
これ、これ、これ……

Y'all say it with me
みんな一緒に言ってくれ

This is Tha Carter, oh
これが『ザ・カーター』だ

[Chorus]

Say "Go DJ," 'cause that my DJ
「行けDJ」って言え、そいつが俺のDJだ

(And that my DJ)
(俺のDJだ)

Say "Go DJ," 'cause that my DJ
「行けDJ」って言え、そいつが俺のDJだ

(Mannie, Mannie Fresh, yes, that's my DJ)
(マニー、マニー・フレッシュ、そう、そいつが俺のDJだ)

Say "Go DJ," 'cause that my DJ
「行けDJ」って言え、そいつが俺のDJだ

(And this Tha Carter)
(そしてこれが『ザ・カーター』だ)

Say "Go DJ," 'cause that my DJ
「行けDJ」って言え、そいつが俺のDJだ

(Call me if you're fuckin' with me)
(俺を支持するなら連絡してくれ)

Go DJ
行け、DJ