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Unraveling Genius: Music, Knowledge, Madness

XXX. - Kendrick Lamar 【和訳・解説】

Artist: Kendrick Lamar (feat. U2)

Album: DAMN.

Song Title: XXX.

概要

本作『DAMN.』の11曲目に位置する「XXX.(FEAT. U2)」は、アメリカという国家が抱える根源的な暴力性と偽善、そしてケンドリック自身の内面でせめぎ合う「Wickedness(邪悪)」と「Weakness(弱さ)」の究極の衝突を描いた、アルバム中最も過激で思想的なトラックである。正規順(BLOOD.から始まる運命と悲劇の物語)のストーリーラインにおいて、前曲「LOVE.」で彼は無条件の愛という「Weakness(弱さ=他者への寛容と精神的な安らぎ)」に救いを求めた。しかし、この「XXX.」でその安らぎは無惨に打ち砕かれる。親友の息子が理不尽に殺されたという電話を受けた彼は、神への祈り(宗教的救済)や平和主義を完全に放棄し、「俺の息子が殺されたなら、誰かが殺されるということだ」と、血みどろの復讐(Wickedness)を親友にそそのかすのである。そして驚くべきことに、その血生臭い電話を切った直後、彼は壇上に上がり、子供たちに向けて「銃規制」についての道徳的なスピーチを始める。この鳥肌が立つほどの自己矛盾と偽善こそが、世界中で戦争と搾取を繰り返しながら「自由と平和の国」を標榜する「アメリカ合衆国」の姿そのものであり、ケンドリック自身がアメリカの鏡面反射(Mirror)となっていることを示している。タイトルの「XXX.」は、X指定(過激な暴力やポルノ)、未知の変数、そして非暴力を説いたキング牧師(前作のテーマ)とは対照的に「必要なあらゆる手段を用いて」戦うことを主張したマルコムXを暗示している。U2のボノによる客演と、マイク・ウィル・メイド・イットらによるサイレン音を伴う凶暴なビートチェンジが、この血塗られた国家の狂気を完璧に音像化している。

和訳

[Part I]

[Intro: Bēkon & Kid Capri]

America
アメリカ
※楽曲の巨大なテーマである国家の名が、不穏なコーラスによって呼び降ろされる。

God bless you if it's good to you
もしお前が良い人間なら、神がお前を祝福してくださるだろう
※「God bless America」という愛国的な祈りの変形。だが、アメリカという国は決して「良い(Good)」存在ではないため、この祝福は呪いと同義である。

America, please take my hand
アメリカよ、どうか俺の手を引いてくれ
※国家のイデオロギーやシステムにすがりつこうとする弱き大衆の願い。

Can you help me underst—
俺が理解できるように助けてくれな—
※レコードの針が乱暴にこすられ、祈りの声は暴力的に遮断される。アメリカは誰も助けなどしない。

New Kung Fu Kenny
新たなるカンフー・ケニーのお出ましだ
※Kid Capriのシャウトアウト。祈りを切り裂いて現れるのは、冷酷なストリートの戦士(カンフー・ケニー)である。

[Verse 1: Kendrick Lamar]

Throw a steak off the ark to a pool full of sharks, he'll take it
ノアの方舟からサメだらけのプールにステーキを投げ落としてみろ、そいつは(食われずに)肉を奪い取るぜ
※黒人が直面する極限の生存競争。神に選ばれた方舟(安全圏)から、白人社会というサメの海へ放り出されても、彼ら(またはケンドリック自身)は生き抜いてみせるという過酷な証明。

Leave him in the wilderness with a sworn nemesis, he'll make it (He'll make it)
不倶戴天の敵と一緒に荒野に置き去りにしてみろ、そいつは生き延びるさ(生き延びるぜ)
※抑圧された環境下で研ぎ澄まされたストリートの生存本能。

Take the gratitude from him, I bet he'll show you somethin', woah (Woah)
そいつから感謝の心を奪い取ってみろ、きっと見せもん(暴力)を見せてくれるぜ、ウォー(ウォー)
※人間から道徳や恩義(Weakness)を奪い、システムによって極限まで追い詰めれば、残るのは純粋な暴力(Wickedness)だけである。

I chip a nigga lil' bit of nothin'
俺は何の躊躇もなく、野郎をハジく(殺す)
※「Chip」は撃つ、削り取るのスラング。サイレンのような耳障りなビートに乗せ、暴力の日常性が反復される。

I chip a nigga lil' bit of nothin'
俺は何の躊躇もなく、野郎をハジく

I chip a nigga lil' bit of nothin'
俺は何の躊躇もなく、野郎をハジく

I chip a nigga, then throw the blower in his lap
俺は野郎をハジき、そいつの膝の上に銃(ブロワー)を投げ落とす
※撃ち殺した相手の膝に凶器を置き、相手が先に撃とうとした(正当防衛やギャング同士の相撃ち)ように偽装するストリートの冷酷な手口。

Walk myself to the court like, "Bitch, I did that" X-rated
そのまま堂々と法廷に歩いて行って、「ビッチ、俺がやったんだよ」って顔をしてやるさ、X指定だぜ
※司法システム(The court)すらも恐れない無法者。この極端な暴力性・非道徳性が、曲のタイトルである「X指定(X-rated)」の所以である。

Johnny don't wanna go to school no more, no more
ジョニーはもう学校に行きたがらない、もう二度とな
※「ジョニー」は典型的なアメリカの少年の名前。教育システムに見切りをつけた若者のメタファー。

Johnny said books ain't cool no more (No more)
ジョニーは「本なんてクールじゃねぇ」って言ったんだ(もう二度とな)
※ストリートで生きる黒人の若者にとって、公教育は貧困から抜け出すための有効な手段(クールなもの)として機能していない。

Johnny wanna be a rapper like his big cousin
ジョニーは年の離れた従兄弟みたいに、ラッパーになりたいんだ
※「年の離れた従兄弟」とはケンドリック自身のこと。若者たちは教育よりも、手っ取り早く富と名声を得るラップゲーム(あるいはギャングライフ)に憧れる。

Johnny caught a body yesterday out hustlin'
ジョニーは昨日、ハッスル(違法なシノギ)の最中に人殺し(Caught a body)をやっちまった
※しかし、その末路は栄光ではなく殺人犯への転落である。貧困と暴力の再生産。

God bless America, you know we all love him
アメリカに神の祝福を、お前らも知っての通り、俺たちは皆ジョニー(アメリカ)を愛してるのさ
※殺人者となったジョニーを「彼(Him)」と呼びつつ、それが暴力的なアメリカという国家そのものと同義であることを示唆する恐るべきアイロニー。ここでビートが唐突にメランコリックで静かなものへと切り替わる。

[Verse 2: Kendrick Lamar]

Yesterday, I got a call, like, from my dog, like 101
昨日、ダチから電話があったんだ、101からの電話みたいにな
※「101」はカリフォルニアのハイウェイ(Route 101)、あるいは「100%(真実)」を超える親密な関係を示すスラング。

Said they killed his only son because of insufficient funds
そいつのたった一人の息子が、「残高不足」のせいで殺されたって言ってた
※ストリートの抗争、あるいは些細な借金やドラッグの金銭トラブルで命が奪われる貧困層の残酷な現実。

He was sobbin', he was mobbin', way belligerent and drunk
そいつは泣き叫び、暴れ回り、とてつもなく好戦的になって酔い潰れてた
※子供を失った父親の悲痛と狂乱。

Talkin' out his head, philosophin' on what the Lord had done
狂ったように話し続け、主(神)がなぜこんなことをしたのかと哲学的に問いかけてたんだ
※善人がなぜ苦しむのかという、信仰者にとっての最大の試練。神の沈黙に対する絶望。

He said, "K-Dot, can you pray for me? It been a fucked up day for me
そいつは言った。「K-Dot、俺のために祈ってくれないか? 今日は本当に最悪な一日だったんだ
※「FEEL.」で「誰も俺のために祈ってくれない」と嘆いていたケンドリックに対し、絶望した友人が「祈り」を求めてくるという重い構図。

I know that you anointed, show me how to overcome"
お前が神に油を注がれた者(選ばれし者)だってことは分かってる、どうやってこの悲しみを乗り越えればいいか教えてくれよ」
※前作『TPAB』で黒人コミュニティの精神的指導者(救世主)として振る舞っていたケンドリックに対し、友人は宗教的な救済(Weakness)を期待している。

He was lookin' for some closure, hopin' I could bring him closer
そいつは心の整理(区切り)を求めてた、俺が彼を導いてくれると願ってな
※神の御心として息子の死を受け入れるための、慰めの言葉を待っていた。

To the spiritual, my spirit do know better, but I told him
霊的な場所へと。俺の魂は(どう答えるべきか)よく分かってたさ、だが、俺はそいつにこう言ったんだ
※本来であれば「神の許し」を説くべきだと頭では分かっている。しかし、コンプトンの現実を前に、彼は指導者としての仮面を投げ捨てる。

"I can't sugarcoat the answer for you, this is how I feel
「お前のために綺麗事でコーティングすることなんてできねぇ、これが俺の偽らざる本心だ
※「BLOOD.」での死を経て、彼は無条件の愛や宗教的道徳(Weakness)の無力さを悟っている。

If somebody kill my son, that mean somebody gettin' killed"
もし誰かが俺の息子を殺したなら、それは『誰か(犯人)が殺される』ってことだ」
※「目には目を」の旧約聖書的な掟。祈りではなく、復讐(Wickedness)の肯定。救世主であることを明確に放棄した瞬間である。

Tell me what you do for love, loyalty, and passion of
教えてくれよ、「愛」や「忠誠心」、そして「情熱」のためにお前ならどうする?
※アルバムのテーマである「LOVE.」や「LOYALTY.」が、ここでは復讐と殺人を正当化するための大義名分として反転している。

All the memories collected, moments you could never touch
集められたすべての記憶、二度と触れることのできない(息子との)瞬間のためにな
※失われた愛する者のためなら、人間はどこまでも残酷になれる。

I wait in front a nigga's spot and watch him hit his block
俺なら、そのクソ野郎の溜まり場の前で待ち伏せして、そいつがシマに現れるのを監視する
※ここから、ケンドリック自身が「もし自分ならどう殺すか」という具体的な殺害計画を狂気的に語り始める。

I catch a nigga leavin' service if that's all I got
もしチャンスがそこしかないなら、そいつが(教会の)礼拝から出てくるところを狙って仕留めてやる
※復讐のためなら、神聖な場所(教会)すらも冒涜するという極限のWickedness。

I chip a nigga, then throw the blower in his lap
俺は野郎をハジき、そいつの膝の上に銃を投げ落とす

Walk myself to the court like, "Bitch, I did that"
そのまま堂々と法廷に歩いて行って、「ビッチ、俺がやったんだよ」って顔をしてやるさ
※第1ヴァースのフレーズが、今度は具体的な復讐のメソッドとして反復される。

Ain't no Black Power when your baby killed by a coward
自分の赤ん坊が卑怯者に殺された時に、「ブラック・パワー(黒人の団結)」なんて綺麗事は通用しねぇんだよ
※どれほど黒人の連帯や社会運動を掲げても、個人の血肉を分けた家族が奪われた怒りの前では、あらゆる政治的スローガンは無力である。

I can't even keep the peace, don't you fuck with one of ours
俺は平和を保つことすらできねぇ、俺たちの身内に手を出してただで済むと思うなよ
※キング牧師的な非暴力主義の完全な敗北宣言。

It be murder in the street, it be bodies in the hour
ストリートじゃ殺人が起き、1時間のうちに死体が転がる
※日常と化したコンプトンの悲劇。

Ghetto bird be on the street, paramedics on the dial
ゲトバード(警察のヘリ)がストリートの上空を飛び、救急隊員がダイヤル(出動)される
※暴力のあとにやってくる無力な警察と救急車。

Let somebody touch my mama, touch my sister, touch my woman
誰か俺の母親に、俺の妹に、俺の女に触れてみろ

Touch my daddy, touch my niece, touch my nephew, touch my brother
俺の父親に、姪っ子に、甥っ子に、俺の兄弟に指一本でも触れてみやがれ
※家族を守るためなら、彼は迷わず引き金を引くという恐ろしいほどの血の結束。

You should chip a nigga, then throw the blower in his lap
お前も野郎をハジいて、そいつの膝に銃を投げ落とすべきだ
※悲しむ父親に対し、明確に殺人を教唆する。

Matter fact, I'm 'bout to speak at this convention, call you back
実は今から、集会でスピーチしなきゃならないんだ。あとで掛け直すわ
※殺人を勧める冷酷な言葉から一転、突如としてビジネスライクな口調に戻る。

[Segue: Kendrick Lamar]

Alright, kids, we're gon' talk about gun control (Pray for me)
「さあ子供たち、今日は『銃規制』について話そうか」(俺のために祈ってくれ)
※本作の中で最も恐ろしく、最も背筋が凍るようなパンチライン。復讐のための殺人を熱弁し、教会の前で待ち伏せしてでも殺せと親友を煽ったその数秒後に、彼は公の場で子供たちに向け、非暴力と銃規制の重要性を説く「立派な文化人」の仮面を被るのだ。この絶望的なまでの偽善。これこそが、他国に爆弾を落としながら平和と民主主義を語るアメリカという国家の構造そのものである。「Pray for me(俺のために祈ってくれ)」というバックボーカルは、こんな狂った二面性(呪い)を抱えて生きねばならない自分自身への哀れみである。

Damn
クソ(呪われてる)
※偽善と暴力の矛盾の果てに放たれる、アルバムタイトル。

[Part II]

[Chorus: Bono]

It's not a place
そこはただの「場所」ではない
※U2のボノによる神聖なコーラス。アイルランド出身であるボノがアメリカを客観的に歌うことで、批評性が増している。

This country is, to me, a sound
私にとって、この国(アメリカ)は「音」なのだ
※物質的な土地ではなく、概念や文化、暴力のノイズとしての国家。

Of drum and bass
ドラムとベースの音
※ヒップホップのビート、あるいは爆撃や銃声のメタファー。

You close your eyes to look around
辺りを見回すために、あなたは目を閉じる
※現実が残酷すぎるため、あるいは目を閉じて音(銃声や人々の叫び)を聞くことでしか、この国の真実は見えないという皮肉。

[Verse: Kendrick Lamar]

Hail Mary, Jesus, and Joseph
アヴェ・マリア(聖母)、イエス、そしてヨセフよ
※カトリックの祈り。聖家族への呼びかけから始まるが、この後に続くのはアメリカの惨状である。

The great American flag is wrapped and dragged with explosives
偉大なるアメリカの国旗は、爆発物で包まれ、引きずり回されている
※愛国心の象徴である星条旗が、世界中で戦争と破壊の道具(帝国主義)として使われている現実。

Compulsive disorder, sons and daughters
強迫性障害に陥った、息子や娘たち
※恒常的なテロの恐怖や銃乱射事件によって、精神を病んでいくアメリカの次世代。

Barricaded blocks and borders, look what you taught us
バリケードで封鎖された街区と国境、あんたらが俺たちに何を教え込んだか見てみろよ
※分断を煽るトランプ政権の国境の壁(Borders)や、コンプトン等のゲットーの分断(Blocks)。

It's murder on my street, your street, back streets, Wall Street
俺のストリートでも、お前のストリートでも、裏通りでも、そしてウォール街でも殺人が起きている
※暴力はスラム街だけの問題ではない。ウォール街(金融界)の搾取もまた、貧困層を合法的に「殺して」いるシステム的暴力である。

Corporate offices, banks, employees, and bosses with
企業のオフィス、銀行、従業員、そしてボスたちも
※資本主義の歯車に組み込まれたすべての者が加害者であり被害者である。

Homicidal thoughts, Donald Trump's in office
誰もが殺意を抱いている、ドナルド・トランプが大統領の執務室にいるんだ
※トランプ政権の誕生(2017年当時)が、アメリカ社会に隠されていた憎悪や白人至上主義(Homicidal thoughts)を公然のものとして解き放った。

We lost Barack and promised to never doubt him again
俺たちはバラク(・オバマ)を失い、もう二度と彼を疑わないと誓ったのに
※初の黒人大統領として期待されたオバマへの郷愁と、彼が去った後の反動(Wickednessの時代の到来)への絶望。

But is America honest or do we bask in sin?
だが、アメリカは正直な国なのか?それとも俺たちは罪の中に浸っているだけなのか?
※建国理念(自由と平等)は嘘であり、奴隷制と先住民虐殺の上に成り立った罪(Sin)の国であるというブラック・ヘブライ的な視点。

Pass the gin, I mix it with American blood
ジンを回せ、俺はそれにアメリカの血を混ぜて飲む
※アルコールに流された流血の歴史を混ぜ合わせて飲み干す、狂気的な聖餐式。

Then bash him in, you Crippin' or you married to Blood?
そして野郎を叩きのめす、お前はクリップスか?それともブラッズと結婚したのか?
※アメリカの二大政党(青の民主党と赤の共和党)の対立を、コンプトンの二大ギャング(青のCripsと赤のBloods)の無益な抗争に重ね合わせている天才的な比喩。

I'll ask again, oops, accident
もう一度聞くぜ、おっと、事故(アクシデント)だったな
※警察が丸腰の黒人を射殺した際に使う言い訳(Accident)の冷酷なパロディ。

It's nasty when you set us up then roll the dice, then bet us up
あんたらが俺たちをハメて、サイコロを振り、俺たちの命を賭けの対象にするのは胸糞が悪いぜ
※CIAが黒人コミュニティにクラックコカインを流入させた歴史(Set up)や、刑務所ビジネスによる搾取。

You overnight the big rifles, then tell Fox to be scared of us
あんたらは一晩でデカいライフル(銃器)をゲットーに送り込み、それからFox Newsに「黒人を恐れろ」と報道させるんだ
※アメリカの支配層(白人権力)が、意図的に黒人街に銃を蔓延させて自滅を促し、同時に右派メディア(Fox News)を使って白人の恐怖を煽るというマッチポンプの構造。

Gang members or terrorists, et cetera, et cetera
ギャングのメンバーだの、テロリストだの、エトセトラ、エトセトラとな
※マイノリティにレッテルを貼り、敵対視させることでシステムを維持する権力の常套手段。

America's reflections of me, that's what a mirror does
アメリカは俺自身の反射(映し鏡)だ、鏡ってのはそういうもんだろ
※楽曲の最大の結論。前半で「暴力を説きながら平和を語る」という偽善を演じたケンドリックは、自分自身のその矛盾した姿(WickednessとWeaknessの混在)こそが、残虐な戦争を行いながら自由と平和を語るアメリカという国家の縮図であることを突きつける。彼は社会を批判しているだけでなく、その社会の病理を内包した怪物(X)として鏡に映る自分自身を告発しているのである。

[Chorus: Bono]

It's not a place
そこはただの「場所」ではない

This country is to me a sound
私にとって、この国は「音」なのだ

Of drum and bass
ドラムとベースの音

You close your eyes to look aro—
辺りを見回すために、あなたは目を閉—
※音が唐突に途切れ、暗闇(あるいは死の現実)の中へと聴衆は突き落とされる。国家と個人の罪悪感を背負った彼は、次曲「FEAR.」において、神から与えられた「呪い」の正体と、自らの奥底にある最大の恐怖に直面することになる。