Artist: Swae Lee
Album: SAME DIFFERENCE
Song Title: SNEAKIER
概要
Swae Leeのプロジェクト『SAME DIFFERENCE』に収録された「SNEAKIER」は、名だたるヒットメーカーであるDJ ChoseとChaseTheMoneyの強力なタッグによるプロデュース作である。タイトルが示す通り「誰よりも狡猾で抜け目ない(Sneakier)」魅惑的な女性との危険なロマンスを軸に、超高級車(ベントレーGT)や乱痴気騒ぎといったトップスターの退廃的な日常が描かれる。1999年にすべての不安を置き去りにしてきたと語る彼のラインからは、極貧の幼少期を抜け出し、一般人とは全く異なる視点(セレブリティ特有の達観と虚無感)で世界を見つめるSwae Leeの内面が浮き彫りになっている。バウンシーなトラップビートと彼のメランコリックな歌声が絶妙なコントラストを描く必聴のバンガーだ。
和訳
[Intro]
She sneakier and sneakier than most
あの子は他の誰よりも狡猾で抜け目ない
DJ on the beat, so it's a banger
DJがビートに乗ってるぜ、だからこいつはバンガー(名曲)さ
※テキサス出身のプロデューサー、DJ Choseのシグネチャー・タグ。彼が手掛けた曲が確実にフロアを沸かせる(Banger)であることを宣言している。
ChaseTheMoney, ChaseTheMoney
チェイス・ザ・マネー、チェイス・ザ・マネー
※セントルイス出身の気鋭プロデューサー、ChaseTheMoneyのプロデューサー・タグ。重低音が効いたダークなトラップサウンドの代名詞的存在。
[Chorus: Swae Lee]
She sneakier and sneakier than most (Yeah)
あの子は他の誰よりも狡猾で抜け目ないんだ
I parked my Bentley GT by the tour bus
ツアーバスの横に俺のベントレーGTを停めたぜ
※ツアーで全国を回る際にも、数千万クラスの超高級スポーツカー(Bentley Continental GT)をわざわざ持ち込んでいるという、トップアーティストならではの規格外のフレックス。
And when we come around, there's plenty love for all of us (All of us)
俺たちが街に繰り出せば、全員にたっぷりの愛(女たち)が降り注ぐのさ
I think I treat 'em better when they're gorgeous
最高にゴージャスな女には、もっと優しくしちまうんだよな
We see the world differently than normal
俺たちは普通とは違う視点で世界を見てるんだ
※一般常識(Normal)から完全に逸脱した大金持ちの視点(アルバムタイトルの「Same Difference」にも通じる)であり、同時にドラッグで知覚が変容している状態も暗示している。
I left my worries back in '99
俺の悩みは1999年に全部置いてきた
I left them in the dust (In the dust)
砂埃の中に置き去りにしてやったのさ
※Swae Leeは1993年生まれ。1999年(当時6歳)という幼少期に、貧困やストリートの不安(Worries)を過去のものとして切り捨て、今では誰も追いつけないスピード(砂埃を上げるほどの勢い)で成功を駆け抜けているというメタファー。
[Verse 1: Swae Lee]
I cheat, but never cheated her
俺は誤魔化す(ズルをする)が、彼女を裏切ったことはねえ
※「Cheat」には「浮気する」と「ズルをする/出し抜く」の二つの意味がある。過酷なストリートや人生のゲームにおいてはズル(Cheat)をして勝ってきたが、彼女に対してだけは誠実であるというプレイヤーなりの愛情表現。
We live with no fucking cares
俺たちは何一つ気に留めずに生きてる
Drinking by the liter (Liter, liter)
リットル単位で酒(シロップ)を飲み干すぜ
※通常のグラス単位ではなく、ボトルごと(Liter)アルコールやプロメタジン・コデインシロップ(リーン)を大量消費する退廃的なライフスタイル。
I loved her when I seen her (When I seen her)
一目見た時から彼女を愛してた
Stay so high, I'm soaring
ずっとハイなままで、空高く舞い上がってる
I flew her in this morning
今朝、彼女を飛行機で呼び寄せたんだ
She wanted at foursome at four
彼女は4時にフォーサム(4人でのプレイ)をしたがった
Something, I fell in a orgy
気づいたら、乱交パーティー(オージー)に落ちてたぜ
Who do you put before me, no one, she swore to me
俺より優先するヤツなんているか?「誰もいない」って彼女は誓ったんだ
She's calming me
彼女が俺を落ち着かせてくれる
[Chorus: Swae Lee]
She sneakier and sneakier than most (Yeah)
あの子は他の誰よりも狡猾で抜け目ないんだ
I parked my Bentley GT by the tour bus
ツアーバスの横に俺のベントレーGTを停めたぜ
And when we come around, there's plenty love for all of us
俺たちが街に繰り出せば、全員にたっぷりの愛(女たち)が降り注ぐのさ
I think I treat 'em better when they're gorgeous
最高にゴージャスな女には、もっと優しくしちまうんだよな
We see the world differently than normal
俺たちは普通とは違う視点で世界を見てるんだ
I left my worries back in '99
俺の悩みは1999年に全部置いてきた
I left them in the dust (In the dust)
砂埃の中に置き去りにしてやったのさ
[Verse 2: Swae Lee]
It gets sleepier and sleepier
どんどん眠気が増してくる
※大量のリーン(咳止めシロップ)やマリファナによる強烈なダウナー効果(Sleepy)の描写。
Screaming, don't leave me here
「ここに私を置いてかないで」って叫びながらな
You offer me some substance,I don't do, Girl drugs
クスリを勧めてくるけど、俺は「女のドラッグ」はやらないぜ
※「Substance」は薬物のこと。「Girl drugs」は、主にパーティーガールが好んで使用するコカイン(色が白いためストリートでは"White girl"と呼ばれる)やMDMAなどを指す。自分はウィードやリーン(ヒップホップ的なダウナー系)しかやらないという、彼なりのドラッグに対する線引き。
You dreaming [...]
君は夢を見てるのさ
You spot a car whippin' (Whippin)
かっ飛ばしてる(ウィップする)車を見つける
※「Whip」は高級車のこと、または車を荒々しく運転すること。
Your necklaces hittin' (Hittin')
君のネックレスがギラギラと光を反射してる(ヒットしてる)ぜ
Forget a small pendent (Pendent)
ちっぽけなペンダントなんて忘れちまえ
※安物や小さいジュエリー(Small pendent)ではなく、自分の周りにいれば巨大で高価なダイヤモンド(Hittin'なネックレス)を与えられるというフレックス。
My bitch a Salvadoran, she foreign
俺のビッチはエルサルバドル人、エキゾチックな外国の女(フォーリン)さ
※ヒップホップにおいて「Foreign」は高級外車を指すことが多いが、ここでは文字通り外国籍である中南米系(ラティーナ)の女性の魅力を誇示している。
And if I said I'm sure then I'm sure then (Sure then)
俺が「確かだ」って言ったら、それは絶対に間違いないんだ
Remember I had my back to the wall (Wall)
壁を背にして追い詰められてた頃を思い出すぜ
※「Have one's back to the wall」は窮地に立たされること。成功する前、ストリートで選択肢がなく追い詰められていた過去の苦労を回顧している。
I threw my shirt on the disco ball
ミラーボール(ディスコボール)に俺のシャツを投げ被せてやったのさ
※過去の暗闇(壁を背にした状況)から一転、今はミラーボールが回るような華やかな世界にいるが、狂ったようなパーティーの最中にミラーボールをシャツで覆い隠す(あえて光を遮ってよりダーティな雰囲気を作る)という、ワイルドで常軌を逸した行動を描写している。
[Chorus: Swae Lee]
She sneakier and sneakier than most (Yeah)
あの子は他の誰よりも狡猾で抜け目ないんだ
I parked my Bentley GT by the tour bus
ツアーバスの横に俺のベントレーGTを停めたぜ
And when we come around, there's plenty love for all of us (All of us)
俺たちが街に繰り出せば、全員にたっぷりの愛(女たち)が降り注ぐのさ
I think I treat 'em better when they're gorgeous
最高にゴージャスな女には、もっと優しくしちまうんだよな
We see the world differently than normal
俺たちは普通とは違う視点で世界を見てるんだ
I left my worries back in '99
俺の悩みは1999年に全部置いてきた
I left them in the dust (In the dust)
砂埃の中に置き去りにしてやったのさ
[Outro]
Yeah
Yeah
Same difference
どっちみち同じことさ
※アルバムタイトル『SAME DIFFERENCE』のネームドロップ。
DJ on the beat, so it's a banger
DJがビートに乗ってるぜ、だからこいつはバンガー(名曲)さ
ChaseTheMoney, ChaseTheMoney
チェイス・ザ・マネー、チェイス・ザ・マネー
