Artist: Ella Langley
Album: Dandelion
Song Title: You & Me Time
概要
本楽曲は、Ella Langleyのアルバム『Dandelion』に収録された、多忙な日常から抜け出し、恋人との親密な時間を再構築しようとするミディアム・テンポのラブソングである。アルバム内の他の楽曲に見られる「破滅的な恋愛」や「南部女性のタフネス」といったヒリヒリとしたテーマから一転し、ここでは雨の休日に部屋で過ごす気取らないロマンスが描かれる。「コーヒーカップで飲む赤ワイン」や「レコードをかける」といった描写には、高級なディナーや旅行ではなく、ありふれた日常の中にある泥臭くも温かいアメリカーナの美学が詰まっている。現代のハッスル・カルチャー(過剰労働)に対するささやかな抵抗であり、パートナーとの純粋な肉体的・精神的繋がりに回帰しようとする、南部特有の「スロー・リビング」を体現した一曲だ。
和訳
[Verse 1]
I've been real busy, boy, you've been real busy too
最近あたしもすげえ忙しかったし、あんたもずっと忙しくしてたじゃない
Lettin' that calendar slip, that ain't no good excuse
カレンダーの日付があっという間に過ぎてくなんて、そんなの言い訳にならないよ
※「Lettin' that calendar slip(カレンダーを滑り落ちさせる)」は、日々の労働や雑事に追われ、二人の関係をメンテナンスする時間を怠っていたことへの自省。労働者階級特有の終わらない日常に対するリアルな描写である。
So what you say we make a little getaway
だからさ、ちょっとした逃避行に出るってのはどう?
Take us a few days off, 'cause I really wanna hold you
数日休みをとってさ、だってもう、あんたを抱きしめたくてたまらないんだ
[Pre-Chorus]
Really get to know you
あんたの奥のほうまで、ちゃんと知りたいのさ
God, I got a couple things I really wanna show you
あぁ、あんたにどうしても見せたいものがいくつかあるんだ
※「wanna show you(見せたいものがある)」は、物理的な肌の触れ合い(セクシュアリティ)の暗示であると同時に、忙殺されて見せられなかった自身の新たな一面や愛情の深さを指すダブルミーニング。ストレートな性愛表現をカントリー特有のユーモアで包み込んでいる。
Don't it sound amazin', both of us just layin'
最高だと思わない? うちら二人でただ寝転がって
'Round all day, I guess all that I'm really tryna say is
一日中ダラダラするなんて。結局、あたしが本当に言いたいのはさ
[Chorus]
You and me could use just a little bit of me and you time, yeah
うちらには、「あたしとあんただけの時間」がもうちょっと必要だってこと
※「You and me(あなたと私)」を主語にしつつ、目的語として「me and you time(私とあなたの時間)」を配置する言葉遊び。単なる「our time(私たちの時間)」ではなく、個と個が正面から向き合う濃密な時間を要求する、自立した女性からの率直な提案である。
You and me could use just a little bit of me and you time
うちらには、「あたしとあんただけの時間」がもうちょっと必要だってこと
[Verse 2]
Let's turn all lights down, light some candles up
電気は全部消して、キャンドルにいくつか火を灯そう
Put a little bit of red wine in a coffee cup
コーヒーカップに赤ワインを少し注いでさ
※「red wine in a coffee cup(コーヒーカップの赤ワイン)」は本楽曲で最も重要なパンチライン。ワイングラスのような洗練された道具を必要としない、南部特有の気取らない(Unpretentious)ライフスタイルの象徴である。同アルバムのタイトル曲『Dandelion』で歌われた「クリスタルの花瓶には似合わない」という彼女のスタンスが、ここでも一貫して表現されている。
Put a record on, take a layer off
レコードに針を落として、服を一枚脱ぐのさ
※「take a layer off(一枚脱ぐ)」は、物理的に服を脱ぐ行為と、社会生活で着込んでいた「心の鎧(layer)」を外すことの掛詞。レコード特有のアナログなノイズと温かみが、二人の親密な空間をさらに外部から隔離していく。
Let the love in, let us get lost
愛を迎え入れて、二人で迷子になっちゃおう
[Pre-Chorus]
Really get to know you
あんたの奥のほうまで、ちゃんと知りたいのさ
God, I got a couple things I really wanna show you
あぁ、あんたにどうしても見せたいものがいくつかあるんだ
Don't it sound amazin', both of us just layin'
最高だと思わない? うちら二人でただ寝転がって
'Round all day, I guess all that I'm really tryna say is
一日中ダラダラするなんて。結局、あたしが本当に言いたいのはさ
[Chorus]
You and me could use just a little bit of me and you time (Just a little bit of me and you time)
うちらには、「あたしとあんただけの時間」がもうちょっと必要だってこと(ほんの少しだけの、二人の時間がね)
You and me could use just a little bit of me and you time
うちらには、「あたしとあんただけの時間」がもうちょっと必要だってこと
[Interlude]
You know it? Come on
分かってるでしょ? こっちにおいで
Ooh, it's raining outside
あぁ、外は雨が降ってるね
※「外の雨(raining outside)」は、二人が家の中に引きこもるための完璧な大義名分(Pathetic fallacy)。カントリー音楽における雨は「悲しみ」のメタファーとして使われることが多いが(例:Ronnie Milsap『Smoky Mountain Rain』)、ここでは外部の世界からの「遮断」と「安息」をもたらすポジティブな要素として機能している。
[Chorus]
You and me could use just a little bit of me and you time (Just a little me and you time)
うちらには、「あたしとあんただけの時間」がもうちょっと必要だってこと(ほんの少しだけの、二人の時間がね)
You and me could use just a little bit of me and you time (Just little me and you time)
うちらには、「あたしとあんただけの時間」がもうちょっと必要だってこと(ほんの少しだけの、二人の時間がね)
You and me could use just a little bit of me and you time (Just little me and you time)
うちらには、「あたしとあんただけの時間」がもうちょっと必要だってこと(ほんの少しだけの、二人の時間がね)
You and me could use just a little bit of me and you time (Just a little bit of us time)
うちらには、「あたしとあんただけの時間」がもうちょっと必要だってこと(ほんの少しだけの、うちらだけの時間がね)
[Pre-Chorus]
Really get to know you
あんたの奥のほうまで、ちゃんと知りたいのさ
God, I got a couple things I really wanna show you
あぁ、あんたにどうしても見せたいものがいくつかあるんだ
Don't it sound amazin', both of us just layin'
最高だと思わない? うちら二人でただ寝転がって
'Round all day, I guess all that I'm really tryna say is
一日中ダラダラするなんて。結局、あたしが本当に言いたいのはさ
[Chorus]
You and me could use just a little bit of me and you time
うちらには、「あたしとあんただけの時間」がもうちょっと必要だってこと
You and me could, me and you, just a little bit of us time
うちらには、そう、あたしとあんたには、ほんの少しの二人の時間が必要なのさ
You and me could use just a little bit of me and you time
うちらには、「あたしとあんただけの時間」がもうちょっと必要だってこと
[Outro]
You and me could use just a little bit of me and you time (You me)
うちらには、「あたしとあんただけの時間」がもうちょっと必要だってこと(あんたとあたし)
You and me could use just a little bit of me and you time (You me)
うちらには、「あたしとあんただけの時間」がもうちょっと必要だってこと(あんたとあたし)
You and me could use just a little bit of me and you time
うちらには、「あたしとあんただけの時間」がもうちょっと必要だってこと
You and me could use just a little bit of me and you time
うちらには、「あたしとあんただけの時間」がもうちょっと必要だってこと
